たんぽぽ舎です。【TMM:No5043】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No5043】

2024年6月28日(金)地震原発事故情報−

              5つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

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★1.二度と福島原発事故を繰り返さないための司法判断が

  求められている

  安全神話からの決別、低確率や権威による思考停止からの決別

  「裁判長交代に伴う弁論更新」  (中)(3回の連載)

  6/21東海第二原発の運転差止訴訟控訴審

  第3回口頭弁論当日資料集より抜粋     青木秀樹弁護士

★2.<取材報告>都議会でのPFAS問題の質問に対し、

  小池都知事自らの答弁はゼロ!

  東京都のPFAS対策の不作為の原因が小池都知事の政治姿勢に

  あることが明らかに!

  都知事選への出馬を表明した蓮舫氏からは「PFAS対策を

  重視して取り組む構えだ」とのメッセージ!

        IWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)

★3.−金権、軍拡・憲法改悪、原発推進自公政権にNO!−

  東京都知事選の結果は自民・公明政権の政治にも影響

   清水 寛(脱原発市民グループ「なの花の会」世話人

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆6/30(日)福島の海から見えてきたもの

   「福島第一原発沖合の海洋調査と汚染水」

   講師:鈴木 譲さん(東京大学名誉教授・元附属水産実験所所長)

  ◆7/1(月)札幌「問われるメディアの監視機能−

   暴走する岸田政権の軍国化をめぐって」浅野健一講演会

   会場:愛生舘サロン

★5.新聞より4つ

  ◆柏崎刈羽原発の「緊急時対応」取りまとめは

   「屋内退避の運用見直しを待ってから」

   新潟県の花角英世知事、再稼働の“条件”巡り国に要望

        (6月28日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

  ◆60年超へ厳格審査見えず 大飯原発30年超運転認可

   3、4号機 規制委、新制度で初 使用済み核燃料保管先不足

        (6月27日「東京新聞」朝刊2面「核心」より抜粋)

  ◆永遠の未完成

   六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場

   事業費15兆1千億円は私たちが支払っている電気料金

   鎌田 慧(ルポライター

  (6月25日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」)

  ◆PFAS摂取許容量パブコメ反映せず

   欧州の60倍超、評価書決定 食品安全委員会

    (6月26日「東京新聞」朝刊1面「PFASを追う」より抜粋)

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※7/3(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

   2つの行動=定例は第1水曜です。

1.第72回日本原電本店抗議行動

  東海第二原発の防潮堤欠陥工事発覚! 

  日本原電の「欠陥工事隠蔽」をゆるさない!再稼働やめろ!

 日 時:7月3日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

      ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

    ☆第73回は、8月7日(水)17:00より18:00です。

2.「第130回東電本店合同抗議」

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:7月3日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

     「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

  ☆第131回は、8月7日(水)18:45より19:45です。

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※7/6(土)【教育は今!】民主教育は? 賃金は?

       −教育が今どういう状況か知っていますか?−

 お 話:菅原一茂さん(都教組北多摩西支部副委員長)

 日 時:7月6日(土)18時より20時 17時30分開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約の必要はありません。

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※7/13(土) 東海第二原発が危ない! 学習会PART2

 防潮堤欠陥工事、差止訴訟控訴審について知識を深めよう

 お 話:大石光伸さん(東海第二原発運転差止訴訟原告団共同代表)

     山崎久隆さん(たんぽぽ舎共同代表)

日 時:7月13日(土)14時より

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 主 催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

     090-9309-6722(世話人 志田)

     ◇予約してくれると助かります。

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※【読者からのつぶやき】(仮) 投稿歓迎!

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 ☆投稿は、別アドレス< tanpopo3238@yahoo.co.jp >へ。

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┗■1.二度と福島原発事故を繰り返さないための司法判断が

 | 求められている

 | 安全神話からの決別、低確率や権威による思考停止からの決別

 | 「裁判長交代に伴う弁論更新」  (中)(3回の連載)

 | 6/21東海第二原発の運転差止訴訟控訴審

 | 第3回口頭弁論当日資料集より抜粋

 └──── 青木秀樹弁護士

                   〔(上)は6/24に掲載〕

放射能による被害

・(セシウム137の放出量)

福島第一原発が1万5000テラベクレル、広島原爆は89テラベクレル。

・単純比較すると、福島第一原発は広島原爆の168.5個分

・(ストロンチウム90の放出量)

 福島第一原発が140テラベクレル、広島原爆が58テラベクレル。

・広島原爆の約2.4個分に相当する。

・(ヨウ素131の放出量)

福島第一原発が16万テラベクレル、広島原爆は6万3000テラベクレル。

広島原爆の約2.5個分

・(2011年8月26日、原子力安全・保安院

放射性物質の拡散と空間線量

平成23年10月10日、環境省第1回安全評価検討会で配布された資料(

安全評価検討会・環境回復検討会 合同検討会(第1回)政策資料・ガ

イドライン除染情報サイト:環境省(env.go.jp))

・0.23マイクロシーベルト/h=1ミリシーベルト/y(一般公衆の被爆

限度)以上の地域が福島県だけでなく、宮城県、栃木県、群馬県、茨城

県、千葉県、東京都、埼玉県にまで広がっている。

・1.0マイクロシーベルト/h≒5.2ミリシーベルト/y(放射線管理

区域の線量限度)、3.8マイクロシーベルト/h≒20ミリシーベルト/y

放射線業務従事者線量限度)も広範囲に広がっている。

福島第一原発事故は、INESのレベル7

福島第一原発の原子炉から大気中へ放出された放射性物質の総放出量

は、ヨウ素131と等価になるよう換算した値として数万テラベクレル(

1テラベクレル=1兆ベクレル=10の12乗なので、数万テラベクレルは

10の16乗)を超える値になるレベル7に相当する(2011年4月12日、原子

力安全・保安院

原発の安全規制に関するパラダイムシフト

福島第一原発事故を目の当たりにして、政府もそして裁判所も原発

安全神話からの脱却を図った筈である。

原発の安全についての考え方について、次々と、福島第―原発事故以

前の反省と、同事故の教訓が発表された。

安全神話からの決別

・今回の事故の発災により、「リスクが十分に低く抑えられている」と

いう認識や、原子炉設置者による自主的なリスク低減努力の有効性につ

いて、重大な問題があったことが明らかとなった。(発電用軽水型原子

炉施設におけるシビアアクシデント対策について 平成23年10月20日原子

力安全委員会決定 )

◎思考停止から深層防護の徹底

・予見した想定に過度に囚われたため、想定を超える事象には対応でき

ない場合があることも今回の事故で強く認識された。したがって、想定

を超えることは起こりえるとの前提に立ち、想定を超えたものは次の層

で事故進展等を防止できるような厳格な「前段否定」を適用することが

必要である。

・(東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故の技術的知見について

(中間とりまとめ)平成24年2月原子力安全・保安院

◎低確率による思考停止からの決別

・たとえどんなに発生の確率が低い事象であっても、「あり得ることは

起こる。」と考えるべきである。発生確率が低いからといって、無視し

ていいわけではない。

平成23年12月26日東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証

委員会中間報告書)

◎低確率や権威による思考停止からの決別

・発生確率が低いということは発生しないということではない。発生確

率の低いものや知見として確立していないものは考えなくてもよい、対

応しなくてもよいと考えることは誤りである。

・さらに、「あり得ないと思う」という認識にすら至らない現象もあり

得る、言い換えれば「思い付きもしない現象も起こり得る」ことも併せ

て認識しておく必要があろう。       (下)に続く

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┗■2.<取材報告>都議会でのPFAS問題の質問に対し、

 | 小池都知事自らの答弁はゼロ!

 | 東京都のPFAS対策の不作為の原因が小池都知事の政治姿勢に

 | あることが明らかに!

 | 都知事選への出馬を表明した蓮舫氏からは「PFAS対策を

 | 重視して取り組む構えだ」とのメッセージ!

 └──── IWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)

◎ 在日米軍横田基地周辺の井戸から、高濃度の有機フッ素化合物(PF

AS)が検出され、多摩地域全体の地下水汚染が明らかになった問題で、

2024年6月7日(金)、市民団体が立川市で「PFAS汚染と都政を考え

るつどい」を開催しました。

 主催の「多摩地域有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」は、20

22年以降、多摩地域の住民の血液検査や地下水調査を行ってきました。

   (中略)

 会場には、60名以上が集まりました。

◎ 主催団体の共同代表・根木山幸夫氏は、「都政が今後実行すべきP

FAS対策〜都民がつくるPFAS政策の提言」を作成し、小池百合子

都知事あてに要望書を提出したことを報告しました。

 しかし、それに対して、都からは実質のゼロ回答であったことや、小

都知事が都議会での質問に対し、自ら答弁をすることはなく、部課長

まかせで、実際に行っているのは地下水調査のみであることなどを指摘

しました。

◎ 根木山氏は、都が、住民が要望している血液検査や、浄水所におけ

る地下水の除染、汚染源の究明や、除染のための土壌調査、横田基地

の立ち入り調査を、一切行っていないことなど、PFAS対策への後ろ

向きな姿勢についても語りました。(中略)

◎ 都は、2021年度〜2023年度で、PFAS対策として都内260ヶ所の地

下水調査を行い、その結果、新たに23区と多摩地域で、暫定目標値を超

える複数の汚染源が明らかになりました。 (中略)

 さらに、東京都環境科学研究所では、2010年以降、PFASの知見と

科学技術があるにもかかわらず、その力が発揮されておらず、研究結果

を政治に生かさないなど、都の不作為があると批判しました。

 また、都には8兆円の一般会計があり、そのうちPFAS対策には

3000万円を取っているが、この予算を拡大し、検査項目を増やしたり、

血液検査を行うことも可能だ、と指摘しました。 (中略)

◎ 会場からの発言では、国立市の小さな子供を持つ母親から、

以下の発言。

 「私の子供が遊んでいる(井戸)水を調査してもらったら、すごい高

い(数値の)結果が出て、これを国立市長にお知らせしたのですけれど

も、『防災用で飲み水じゃないから』と言われました。(行政は)私た

ちが諦めるのを待っている。私たちの子供が安心して子供を産める世の

中にすることが、大人の私たちの義務だと思っている」。

 IWJの全国に渡るPFASについては、以下の記事を御覧ください。

※タグ:PFAS

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/pfas

  (6月13日発信「日刊IWJガイド」会員版より抜粋)

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┗■3.−金権、軍拡・憲法改悪、原発推進自公政権にNO!−

 | 東京都知事選の結果は自民・公明政権の政治にも影響

 └──── 清水 寛(脱原発市民グループ「なの花の会」世話人

東京都知事選は6月20日に告示され、7月7日に投票です。

立候補者が56人と今までにない数です。

〇この選挙は1,150万人の有権者からなる首都圏での選挙で、自民・公明

政権が推す現職候補者の小池百合子氏に対して、今の都政を改革しよう

とする複数からなる候補者との闘いと言えます。

〇選挙期間が短いことから現職が有利であり、そのような中で、群を抜

いて支持が得られる候補者が出るかどうかです。

〇今の自民・公明政権による政治は、「原発は推進」であり、「戦争で

きる国に憲法は改悪する」であり、「少子化問題」も今までの政治の結

果です。

〇この自民・公明政権が推す小池百合子氏に対決する候補者が当選でき

るかどうかは、都政だけでなく、自民・公明政権にも、国政選挙にも大

きく影響すると思います。

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆6/30(日)福島の海から見えてきたもの

  「福島第一原発沖合の海洋調査と汚染水」

講 師:鈴木 譲さん(東京大学名誉教授・元附属水産実験所所長)

日 時:6月30日(日)14時より16時30分

会 場:西東京市柳沢公民館視聴覚室

定 員:70人(申込不要)

共 催:原発はいらない西東京集会実行委員会・西東京市公民館

    西東京市公民館市民企画事業講演会

連絡先:柳田 y.yanagita@nifty.com

詳細はブログをご覧ください。

http://nonuke-ntyo.cocolog-nifty.com/

参加費:100円(広報資料代)

 放射能ALPS処理汚染水が昨年8月より海に棄てられ始めました

 海はどうなっている?

 福島原発沖合で採ったお魚の調査で分かったことは何でしょうか

 実態を学び、溜まり続ける放射能汚染水についてご一緒に考えましょう

 ◆7/1(月)札幌「問われるメディアの監視機能−

  暴走する岸田政権の軍国化をめぐって」浅野健一講演会

講 師:浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

日 時:7月1日(月) 18時30分より  ※ZOOMによるオンライン併用

会 場:愛生舘サロン=札幌市中央区南1西5愛生館ビル6階

主 催:さっぽろ自由学校「遊」、メディア・アンビシャス、

    JCJ北海道

問合せ:090-9755-6292(山本)

参加費:800円(学生・障がい者無料)

詳しくはこちらを

http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/36051969.html

※参加ご希望の方は、申込フォーム よりお申込ください。

https://business.form-mailer.jp/fms/f7c6fc45243531

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┗■5.新聞より4つ

 └──── 

 ◆柏崎刈羽原発の「緊急時対応」取りまとめは

  「屋内退避の運用見直しを待ってから」

  新潟県の花角英世知事、再稼働の“条件”巡り国に要望

 新潟県に立地する東京電力柏崎刈羽原発で事故が起きた際の組織間の

連携方針を定める国の「緊急時対応」について、花角英世知事は6月27

日、原子力規制委員会が行う屋内退避の運用見直しを待って取りまとめ

るよう求める考えを示した。

(後略) (6月28日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

https://www.47news.jp/11122044.html

 ◆60年超へ厳格審査見えず 大飯原発30年超運転認可

  3、4号機 規制委、新制度で初 使用済み核燃料保管先不足

 原子力規制委員会は26日、運転開始から30年を超えた関西電力大飯

(おおい)原発3、4号機(福井県)の開始40年までの運転を認めた。

 設備の劣化への対応方針などをまとめた長期施設管理計画を、この日

の会合で全委員5人が一致して認可した。

 原発の積極活用を掲げた岸田政権が60年超運転を可能にした新たな制

度では、初の認可となった。(中略)

 国内で稼働している原発で最も古いのは、今年11月に運転開始から50

年となる関電高浜原発1号機(福井県)。

 今後、関電が60年超運転を目指すのかが焦点となる。

 国内外で60年を超えて運転する原発はない。(渡辺聖子)(後略)

        (6月27日「東京新聞」朝刊2面「核心」より抜粋)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/336154

 ◆永遠の未完成

  六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場

  事業費15兆1千億円は私たちが支払っている電気料金

鎌田 慧(ルポライター

 青森・六ケ所村に建設中の原発の使用済み核燃料の再処理工場。核燃

料サイクルの事業費が、予定より増えて15兆1千億円になる、と「使用

済燃料再処理・廃炉推進機構」が発表した。

 今月末にはいつから稼働できるか発表する、と言っていたがそれは無

理で27回目の延期発表になりそうだ。

 15兆円といえば国家的大事業だが、着工は1993年(69年には建設計画

があった)。それから31年たったがいまだにいつ完成するのか、誰も語

ることができない。

 工期が長くて有名なスペインのサグラダ・ファミリアは、着実に建設

が進みガウディ没後100年の2026年にはメインタワーが完成する。

 一方、青森で未完の再処理工場は、建物だけはほぼ完成したが、高レ

ベル廃液をガラス固化体にする建屋が、2009年の廃液洩れ、事故で汚染

され停止したまま。

 試運転さえできていない。ウラン溶液とプルトニウム溶液とを分離、

精製する作業もある。

 が、事故続きだった高速増殖炉もんじゅ」が、ついに廃炉を決定し

たように、廃炉宣言は必定だ。

 使用済み核燃料を核燃料サイクルで全量再処理する、それが政府の絵

に描いた餅。

 破綻はすでに明らかだ。生産がなくとも倒産しないのは、私たちが支

払っている電気料金から費用が支払われているからだ。

 未来のエネルギー。その虚妄を私たちが身銭を切って支えている。

(6月25日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」)

 ◆PFAS摂取許容量パブコメ反映せず

  欧州の60倍超、評価書決定 食品安全委員会

 発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)の健康影響を評価

し、食品や飲料水の1日当たりの摂取許容量を議論してきた内閣府食品

安全委員会は25日、PFASの一種であるPFOSとPFOAの2物質

でそれぞれ、体重1キロ当たり20ナノグラムを指標とする「評価書」を

正式決定した。

 約4000件届いたパブリックコメント(意見公募)は「緩すぎる」などの

批判がほとんどだったが、食安委は反映しなかった。(松島京太)

 欧州食品安全機関(EFSA)は2物質の合計で体重1キロ当たり

0.63ナノグラムと設定。これと比べると、今回の評価書で採用された2

物質の合計値の40ナノグラムは、60倍以上の緩さになる。(中略)

 世界保健機関(WHO)の専門組織は昨年、PFOAを「発がん性があ

る」と結論づけている。

 評価書の案は今年1月、食安委の専門家会議で了承。2月7日から1

カ月間、実施されたパブリックコメントでは「基準が緩すぎる」「『予

防原則』に立った判断をしてほしい」など主に批判的な意見3952件が寄

せられた。

 食安委は「知見を整理し重要な文献を用い、科学的根拠に基づく評価

をした」と退け、原案通り評価書を決定した。

 PFASに詳しい京都大の小泉昭夫名誉教授(環境衛生学)は「最新

の科学的知見を不採用として、国際的にも非常に緩い指標となった。多

数のパブリックコメントを一切反映しなかったのも既に議論の方向性が

決まっていたのではないかと感じる」と批判した。

  (6月26日「東京新聞」朝刊1面「PFASを追う」より抜粋)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/335934

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※【動画アップの紹介】

☆maruo yukifumiさんのツイキャス

・20240605 第71回日本原電前抗議の1

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/795071713

・20240605 第71回日本原電前抗議の2

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/795074061

☆「BOTTOM UP! CHANNEL」遠藤大輔さんより

・20240311 3・11を忘れない/東電本店前抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=iN-mr60juTA

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

  東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8

・20240605 UPLAN 第129回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=8OET820f7Dk

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0 (約2時間)

・20240427 UPLAN 川口正昭「群馬県追悼碑撤去問題を考える」

 https://www.youtube.com/watch?v=-hRld857H5o&t=6s

・20240406 UPLAN 山崎久隆「柏崎刈羽原発の再稼働を許さない 新規制

 基準は地震津波を過小評価 どこでも起こり得る津波災害と巨大地震

 https://www.youtube.com/watch?v=Zknd66R3uKg

・20240326 UPLAN 田中一郎「現代日本の政治改革」

 https://www.youtube.com/watch?v=XespCsWUgV4

・20240311 UPLAN 3.11日本原電本店前行動・追悼と東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=0TjT1biIvgM

・20240229 UPLAN 佐藤大介「台湾の脱原発と韓国の原発暴走〜

          ノーニュークス・アジアフォーラムの30年

 https://www.youtube.com/watch?v=vQjKpumWZTE

・20240227 UPLAN 中野宏典弁護士「原発と火山リスク」

 https://www.youtube.com/watch?v=MSJ61R-AgJU

・20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発

 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU

・20240210 UPLAN 山崎久隆ゼミ「大地動乱の時代」の原発廃炉に〜

 地震津波は止められないが原発は止められる〜今すぐ「止める、

 冷やす、閉じ込める」対策を

 https://www.youtube.com/watch?v=UIMWV9KC4nw

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk

ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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