たんぽぽ舎です。【TMM:No3848】
3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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重大なミスや事故直前の事態を何回も起こしながら
「たった3日間の謹慎」ふざけるな!
秦 左子(伊方から原発をなくす会 1/30記)
それらを軽視する擁護論者の完全なる誤り…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★3.話題の映画「リチャード・ジュエル」でメディアを考える
報道記者の捜査官への性的誘い場面の真偽
取材対象者との距離を保つことで権力監視を
映画「リチャード・ジュエル」で論議
「メディア改革」連載第24回
アカデミックジャーナリスト)
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※明日です! 2/1(土)学習会にご参加を!
平宮講師より17頁分の資料レジメが届きました。
とても参考になる資料です。参加者へ配布します。
講 師:平宮康広さん(信州大学工学部元講師 元技術者)
日 時:2月1日(土)13時より15時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※2/5(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日 時:2月5日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前
銀座線末広町駅4番出口より4分
共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
2.「第77回東電本店合同抗議」
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:2月5日(水)18:30より19:30
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか135団体
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※たんぽぽ舎31周年「名刺意見広告」にご協力をお願い致します。
1コマ名刺サイズ(85×50mm)縦型、横型どちらでも可
募集しめ切り:2月8日(土)
掲載料金:1コマ・団体 4000円 個人 2000円
お申し込み・問い合わせは「たんぽぽ舎」です
TEL 03-3238-9035 メール nonukes@tanpoposya.net
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※たんぽぽ舎の「第32回総会」は、2020年2月23日(日)12時30分から
予定しております。 会場:「スペースたんぽぽ」
総会・お二人の記念講演・こんしん会の3部構成です。
記念講演
『もはや正気の沙汰でなし…東海第二原発再稼働の策動』
村上達也氏 (前東海村長)
『組合活動の教訓から−市民運動のいくつかのルールへ』
吉野信次氏 (市民自治をめざす1000人の会・
ピースサイクル全国ネット共同代表)
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・脱原発川柳【フクシマが世界に放つ声を聞け】 乱 鬼龍(転載歓迎)
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| 重大なミスや事故直前の事態を何回も起こしながら
| 「たった3日間の謹慎」ふざけるな!
└──── 秦 左子(伊方から原発をなくす会 1/30記)
◎ ことの起こりは、1月7日。2017年10月に行った定期検査で燃料の
取り出し後にする放射能性物質の流出を防ぐための空調装置の
点検作業を、燃料を取り出す前にする『ミス』をしたと発表。
続く12日、燃料集合体取り出しに向けて上部の構造物を吊り上げる
際に制御棒1本を引き上げる『異常』が起きたと発表。
まだまだ続く20日、燃料集合体を点検装置に移動させた際に、
燃料集合体が点検装置のラックに乗り上げたことを、荷重が急減した
ので燃料集合体落下信号が発信されたと発表。
あの規制委員会のあの更田豊志委員長が「私の知る限り前例はない」
と苦言を発したのは制御棒引上事故のとき。
その後は、日本初のMOX燃料の取り出し作業での失態続きで言葉を
失ったのか何も聞こえてはこない。
◎ 四国電力は『ミス』だの『異常』だの『誤作動』だの『事故』を
軽微に感じさせる言葉を駆使し、「環境への放射能の影響はなかった」
と繰り返す。
現時点において、これらは『人的事故』であって、環境への影響が
ないのは当たり前のこと。
問題は環境に影響どころか、環境を放射能汚染し、地域住民を被曝
させる可能性が高い事故を起こしたこと。
このいかにも「環境に影響はなかったのだから問題ない」という驕り
たかぶった体質に、激しい怒りを禁じえない。
◎ まだまだまだ続く1月25日、1号機から3号機の設備に外部から
電源を供給する送電関連設備の交換をしていた際に、遮断機が作動して
外部交流電源喪失。
1、2号機は別の外部電力からの受電に切り替わったが、3号機は
約10秒後に非常用ディーゼル発電機が自動起動し、約30分間、電力を
供給したと発表。
この重大事故に対して、「10秒で非常用ディーゼル発電機が自動
起動した」と四電社長。さらに使用済MOX燃料16体を含む使用済
燃料プールの温度が1.1度上昇したにも係わらず「一瞬とはいえ…」と
謝罪した。
ふざけるな!その傲慢な態度、その危機感のなさが、
私たちを殺すのだ!
僅か8年で福島第一原発震災を忘れたのか!
甲状腺ガンに苦しむ子どもたちの声は聞こえないのか!
仮設住宅で暮す人たちの辛さを思わないのか!
どれだけの罵詈雑言を連ねても足りない発言だ。
◎ さすがに少しは恥じたのか1月27日、3号機運転差し止めを命じた
広島高裁の仮処分決定に異議を申し立てるのを見送る発言。
だがしかし、30日、四国電力社長長井啓介は定例記者会見で、
伊方原発3号機運転差し止めを命じた広島高裁の仮処分決定に異議を
申し立てると発表。
たった3日間の謹慎。「はぁ」と呆れ果てる私に友人から
「四電ぶっ潰す!」とメールが届く。
「定期検査」という安全を担保する目的の作業中に、この連続事故を
起こした四国電力の緊張感のなさも、重大事故を軽くいう欺瞞も、
さらにこの期に及んで3号機を再稼働させたいなどと平気で発言する
傲慢さも、全てが私たちの命に対する冒とく。
絶対に許せない。
私たちは訴えます。
荒ぶる心を制御できないままに書き、見苦しいところも多々あります
がこのまま投稿します。読んでいただいた方に感謝です。
四電!反原発をなめるなよ!です。
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| それらを軽視する擁護論者の完全なる誤り…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
それらを軽視する擁護論者の完全なる誤り
1/30(木)8:34配信「HARBOR BUSINESS Online」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200130-00211957-hbolz-soci
2.MOX燃料取り出し 核燃料サイクル政策行き詰まり認めよ
1/30(木)16:06配信「京都新聞」社説
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00248230-kyt-l26
3.<原発立地自治体・玄海脇山町長現金受領>進退は「保留」、
違法性有無が鍵 立証にハードル
1/30(木)12:36配信「佐賀新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-03482677-saga-l41
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┗■3.話題の映画「リチャード・ジュエル」でメディアを考える
| 報道記者の捜査官への性的誘い場面の真偽
| 取材対象者との距離を保つことで権力監視を
| 映画「リチャード・ジュエル」で論議
| 「メディア改革」連載第24回
アカデミックジャーナリスト)
◎ 権力犯罪である冤罪とマスメディア報道の責任を真正面から
取り上げた映画が1月17日から松竹系の映画館で上映されている。
1996年7月27日に起きたアトランタ五輪爆弾事件で英雄から爆弾犯に
された警備員の闘いを描いた名匠クリント・イーストウッド監督(89)の
「リチャード・ジュエル」だ。
米国では昨年12月13日に公開され高い評価を受けている。
http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/21469039.html
この映画を観れば、警察のリークで企業メディアが犯人のレッテルを
貼る怖い構造が今もあることがよくわかる。私は松竹の劇場用のパンフ
に2頁で映画評を書いた。
また、配給元ワーナー・ブラザースのHP、新聞広告(11日の朝日
新聞など)にコメント(映画評と「メディアリンチ」解説の2点)を
寄せている。
http://wwws.warnerbros.co.jp/richard-jewelljp/news.html?id=20191227001
1月15日(水)には、映画『リチャード・ジュエル』公開直前イベント
柳澤秀夫さん(元NHK解説委員)、小川泰平さん(元警察官)、
浜田敬子さん(元「AERA」編集長)と私が登壇した。
https://www.asahi.com/and_M/20200117/9002522/
◎ 小川氏は、神奈川県警警察官時代、記者クラブの記者たちと
仲良しで、「警察が捜査を直接やりにくい時、マスコミの記者を使って
情報を集めることもよくあった」と話した。
日本で、刑事事件で検挙(身柄拘束で逮捕ないし書類送検)される
被疑者は約100万人といわれる。そのうち手錠を掛けられる被疑者は
年間約9万人で、起訴されるのは約半分で、刑務所で服役するのは
1割ぐらいだろうと小川氏は指摘した。
また、「無罪判決は年間60件ぐらいある」とも話した。
逮捕されても不起訴になったり、有罪になったりしても執行猶予が
付く人が90%前後いるのだ。「警察が逮捕したと実名を記者クラブで
根本的に誤っていることが分かる。
逮捕時に実名、経歴を晒して社会的制裁を与える報道による
リンチ(私刑)は改善されなければならない。
◎ 私は1997年3月、同志社大学のゼミ学生2人と共にアトランタへ
飛び、ジュエル氏とワトソン・ブライアント弁護士にインタビュー
した。また、同年9月、松本サリン事件被害者の河野義行氏と一緒に、
両氏と私は、下村氏の企画で、TBS「ニュース23」「日米報道
被害者は訴える」に生出演。
翌年にはジュエル氏とブライアント弁護士に神戸、同大(京都)、
東京(人権と報道・連絡会)で講演をしてもらった。
ジュエル氏の取材に基づき、『英雄から爆弾犯にされて』
また、ジュエル、ブライアント両氏の講演の記録は同志社大学
浅野ゼミHPで今も読める。
http://kasano.support-asano.net/FEATURES/ATLANTA/atlanta-index2.html
http://kasano.support-asano.net/FEATURES/ATLANTA/KOUNO-JUEL/atlanta-news23.html
http://kasano.support-asano.net/FEATURES/ATLANTA/atlanta-interview.html
ジュエル氏は警察官になり、爆弾事件の真犯人が2003年に
見つかった。ジュエル氏は2007年に44歳で死去した。
ジュエル氏のことが巨匠イーストウッド監督によって映画になり、
日本で公開されるとは想像もしなかった。イーストウッド監督はこの
映画で、地元有力新聞の記者とFBI捜査官の癒着ぶりをリアルに
描いて、議論を巻き起こしている。
ジュエル氏が全世界から凶悪犯に疑われたのは地元有力紙
アトランタ・ジャーナル・コンスティチューション(AJC)が事件の
3日後に「FBI“英雄”警備員が爆弾を仕掛けたと疑う」と
報じたからだ。
CNNなどの大手メディアもAJC記事を追っかけ、FBIはこの
タイミングで、母バーバラ氏(劇中ではボビ)とジュエル氏が住む
自宅を捜索、台所のタッパーや掃除機まで押収。その後、捜査官は
任意の取り調べを始めた。
自宅のあるタウンハウスに報道関係者が押し掛け、ジュエル氏と
母親のバーバラ氏はメディアに24時間監視された。
◎ 1994年6月、松本サリン事件被害者で第一通報者だった会社員河野
義行氏がマスメディアと世間に約半年、犯人扱いされたケースと
そっくりだった。ジュエル氏も河野氏も逮捕されていないが、事件の
関連先として家宅捜索を受け、マスメディアで大きく報道された。
私は劇場パンフの原稿に次のように書いていた。
<AJCで“スクープ”記事を書いたのはキャッシー・スクラッグズ
記者。彼女は号外の出た前夜、情報源のFBI捜査官トム・ショーと
バーで会い、「部屋を取る、それとも私の車で」と性的誘いをしている
シーンがあった。米国の記者がそこまでやるかという疑問もあるよう
だが、捜査官から非公式情報を得ようとして手段を選ばないケースは
あるので、映画の脚色として許されると思う。
日本では、男女を問わず、性的な関係をもって当局から情報をとる
ケースは実際にある>
この記述について、松竹の担当者から<お送りいただきました原稿
女性記者の記事の入手方法ですが、現在、セックスを武器にして記事
を入手するという描写(脚色)が(米国で)問題となっており、
こちらの箇所外させていただければと存じます>という要請があり、
私の判断で<FBI捜査官から非公式情報を知って記事化した>と
書き直した。担当者はAFP=時事電のURLを付けていた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20191216039489a&g=afp
AFPは<米女優オリヴィア・ワイルド演じる女性記者が情報と
引き換えに「枕営業」をする描写があり、論争を招いている。
実在の記者が所属していた新聞社側は法的手段をとる姿勢も見せて
いる>と報じた。
◎ 12月12日の共同通信記事によると、最新作を巡り、AJCは
イーストウッド監督や配給大手ワーナーに対し「女性記者がFBI
捜査官から捜査情報を入手し報じた経緯は事実無根で名誉毀損に
当たる」と文書で抗議した。
一方、監督側は「多くの資料に当たった」と一蹴。ジュエル氏の
名誉回復を狙った作品であることも強調した。スクラッグズ記者は
2001年に亡くなっている。
女性記者が取材対象者の警察官、検察官らから性的暴力を受ける
事案は少なくない。情報を欲しがる記者が、単身赴任の捜査官の自宅へ
夜討ち朝駆け取材をすれば、被害に遭うのは避けられない。
同性を愛する捜査官もいるし、捜査官が女性の場合もあり、記者の
セクハラ被害は女性記者だけの問題ではない。
捜査情報に全面依存する実名報道主義を止めるのが記者のセクハラ
防止にもつながると私は思う。
◎ 私は現役記者だった1984年、『犯罪報道の犯罪』(学陽書房、
講談社文庫)を出版し、マスメディアの警察担当記者は「ペンを
持ったお巡りさん」ではないかと自問し、北欧で実践されている人権を
尊重したメディアに改革しようと提言した。
「Yahoo!ニュース」が私にインタビューした記事が1月28日午前10時
過ぎに配信された。
【実名報道】「人が壊れそうになる」報道は変われるか?
匿名報道の識者語る問題点
https://news.yahoo.co.jp/byline/dragoner/20200128-00160570/
この記事も参照してほしい。
事件事故を取材する記者は、当局に犯人と疑われた市民の無罪推定を
第一に考えて、真実は裁判で明らかにされるということを肝に銘じて
ほしい。
逮捕されたら実名という実名報道主義をいますぐ止めるべきだ。
この映画を観て、「人権と犯罪報道」を考えてほしい。
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