たんぽぽ舎です。【TMM:No3534】

たんぽぽ舎です。【TMM:No3534】

2018年12月14日(金)地震原発事故情報-

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.日本列島の最近の地震活動と噴火

   その1「北海道地震大阪北部地震ほか」

  ・日本に起きる地震には二種類

      島村英紀氏のたんぽぽ舎・講演レジュメより…「連載1」

★2.政府の放射線防護策了承 年内に避難解除要件示す 規制委…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★3.改憲を語る前に戦争反対を語りたい…

  そんな思いから2つの動画を送ります

               斎藤なぎさ (たんぽぽ舎ボランティア)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

         (お問い合わせは主催者へ)

  ◆1/12『いのちの岐路に立つ』~核を抱きしめた日本国~

   樋口健二出演ドキュメンタリー

   場所:武蔵野スイングホール

★5.新聞より4つ

  ◆「辺野古の海 壊すな」 基地前 故翁長氏の妻ら抗議

   官邸前「私たちの声を聞け」

              (12月14日東京新聞夕刊8面より抜粋)

  ◆「そもそも放射性物質が残っているのは土の上や中。

   悪さをする源がどんな状況なのかきちんと調べるべき」木幡ますみ

   福島の復興拠点 個人線量計でデータ集め 帰還者らに配布へ

   「格好の研究材料」住民より政府のため?

       (12月14日東京新聞朝刊28面「こちら特報部」より抜粋)

  ◆日立、送配電8000億円買収 スイスABBの部門 世界首位に浮上

              (12月13日.日経新聞朝刊1面より抜粋)

  ◆汚染ごみ焼却炉に「迷惑料」 延長70mの用水路 月489万円

   飯舘村 環境省が公費支出 (12月14日朝日新聞朝刊35面より見出し)

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※12/17(月)DVD上映会にご参加を!

 「最後の一滴まで:ヨーロッパの隠された水戦争」

 日本の水道が売り飛ばされる!?

 日 時:12月17日(月)18時30分より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円 (上映後、田中一郎氏のコメントがあります)

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┗■1.日本列島の最近の地震活動と噴火

 |  その1「北海道地震大阪北部地震ほか」

 | ・日本に起きる地震には二種類

 └──── 島村英紀氏のたんぽぽ舎・講演レジュメより…「連載1」

《事故情報編集部》より

 「スペースたんぽぽ」学習会で好評だった11月17日と24日の

2回開催された『日本列島の最近の地震活動と噴火』講師・島村英紀(地球

物理学者)氏の講演レジュメを連載致します。

 [その2「大噴火が少なすぎる近年の日本」]の連載が終了しましたので

 [その1「北海道地震大阪北部地震ほか」]を掲載致します。

●日本に起きる地震には二種類

 日本に起きる地震には二種類があり、ひとつは海溝型地震、もうひとつは

内陸直下型地震である。

 前者には東日本大震災(2011年)を起こしたマグニチュード(M)9.0 の東北

地方太平洋沖地震とか、恐れられている南海トラフ地震がある。後者には、

この9月6日に起きた北海道胆振(いぶり)東部地震(M6.7)や6月18日に起

きたM6.1の大阪北部地震がある。

 この二種類の地震は起きるメカニズムが違う。

 海溝型地震は、日本列島を載せているプレート(北米プレートやユーラシ

アプレート)に海洋プレート(太平洋プレートやフィリピン海プレート)が

衝突してくることで起きるので、プレートが毎年4~8センチという速さ

で動いてくる分だけ、しだいに地震を起こすエネルギーが溜まっていって

いる。

 そして岩が我慢できる限界を越えたら大地震が起きる。その意味では、

毎年地震に近づいていることは確かなことである。起きる場所は海溝の近く

に限定される。多くの場合、太平洋岸の沖である。

 ただし、政府が言う30年以内に80%とかいう数字そのものは、あてになら

ない。私もシミュレーションを何度もしたことがあるが、入力があいまいで

あてにならなければ、出力もあてにはならない。将来の地震予測は、入力そ

のものがあいまいなのだ。結果として出てくる数字はまったくあてにしない

方がいい。

 他方、内陸直下型地震は海溝型地震とは違う。これは日本列島を載せて

いるプレートがねじれたり、ゆがんだりして起きるもので、どこに起きる

のか、いつ起きるのかは、いまの学問では分からない。

 つまり、日本のどこにでも起きる可能性があるのが内陸直下型地震なので

ある。

 この内陸直下型地震は、地震の規模(マグニチュード)からいえば、海溝型

地震よりは小さく、M7クラスがせいぜいである。(Mが1違えば、地震

エネルギーは32倍、2違えば1000倍も違う)。

 しかし、人々が住む直下で起きるために、たとえ小さめのマグニチュード

でも、現地での震度は日本の震度階で最大の7になり、甚大な被害を生むこ

とがある。

 たとえば阪神淡路大震災(1995年。地震の名前としては兵庫県南部地震)は

震度7を記録して、6400人を超える犠牲者を生んでしまった。この地震

Mは7.3だった。

 間の悪いことに、内陸直下型地震は人間が住んでいるすぐ下で起きる。

このため、地震の規模のわりに被害が大きくなる。震度7になった2018年の

北海道胆振東部地震震度6弱だった大阪北部地震でも、内陸直下型地震

ゆえに、大きな被害を生んだ。(「連載2」に続く)

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┗■2.政府の放射線防護策了承 年内に避難解除要件示す 規制委…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.政府の放射線防護策了承 年内に避難解除要件示す 規制委

  12/13(木)12:18配信「福島民報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00001113-fminpo-l07

2.小泉元首相「安倍首相は判断力悪い」と批判

  「やれること(原発ゼロ)をやらないで、

   やれないこと(改憲)をやろうとしている」

  12/13(木)10:37配信「中央日報日本語版」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000020-cnippou-kr

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┗■3.改憲を語る前に戦争反対を語りたい…

 | そんな思いから2つの動画を送ります

 └──── 斎藤なぎさ (たんぽぽ舎ボランティア)

 1つは、すでに枯葉剤の影響で亡くなっていますが、元米兵ベトナム帰還

兵アレン・ネルソンさんの体験に基づいている、彼の動画『9条を抱きしめ

て』です。

https://www.dailymotion.com/video/x2p1r37

 2つ目は、一人芝居を国会正門前でやっている右田隆さんという方が

いらっしゃいます。彼は憲法九条を守るために、アレン・ネルソンさんの

体験を一人芝居で表現しています。

『九条への生還』 in NY(日本語版)-YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=yb1m3so9p14

☆ 知り合いの方が先日『11・26オール埼玉総行動集会』で右田隆さんに

 偶然会ったことから、上記2つの動画を送ってくれました。

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |        (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆1/12『いのちの岐路に立つ』~核を抱きしめた日本国~

  樋口健二出演ドキュメンタリー

  出演者:堀江壮、伊藤正雄、樋口健二

  プロデューサー:矢間秀次郎

日 時:2019年1月12日(土) 開場18:30 上映開始18:50

     上映後、報道写真家樋口健二さんのアフタートーク

場 所:武蔵野スイングホール(2F)(JR中央線武蔵境駅北口1分)

主 催:いのちの岐路に立つ武蔵野上映委員会

    (Mamademo&矢間秀次郎共同主催)

連絡先:Mamademo(ママデモ) 090-3592-6124

     E-mail happymamademo@gmail.com

入場料:当日1,500円 前売り1,000円

    (ご芳名、住所、電話番号、枚数を明記し、

          FAX:042-381-7770へ)

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┗■5.新聞より4つ

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 ◆「辺野古の海 壊すな」 基地前 故翁長氏の妻ら抗議

  官邸前「私たちの声を聞け」

 政府が14日午前、沖縄県名護市辺野古(へのこ)の新基地建設に向けた沿

岸部への土砂投入を開始した。同日朝から現地や東京都内で抗議集会を開い

ている人たちからは、強い憤りの声が上がった。(神谷円香、宮尾幹成、

山本哲正)

 名護市の米軍キャンプ・シュワブ演習場前では、早朝から集まった人たち

がゲート前に座り込み、辺野古への土砂投入反対を訴えた。沖縄平和運動

センターの山城博治議長(66)は「どのような局面が来ようとも揺るぎない

決意でいきましょう」と呼び掛けた。

 午前11時、土砂投入が始まった時間には演習場のほうを向き、警戒する

機動隊の前で「土砂を入れるな」「海を壊すな」と抗議。

 翁長雄志前知事の妻樹子(みきこ)さん(63)も駆け付け、声を張り上げた。

樹子さんは報道陣に「これだけ民意をないがしろにできる国って何でしょ

う。県民が黙っているわけがない」と語気を強めた。(後略)

           (12月14日東京新聞夕刊8面より抜粋)

 詳しくはこちらを

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018121402000264.html

 ◆「そもそも放射性物質が残っているのは土の上や中。

  悪さをする源がどんな状況なのかきちんと調べるべき」木幡ますみ

  福島の復興拠点 個人線量計でデータ集め 帰還者らに配布へ

  「格好の研究材料」住民より政府のため?

 東京電力福島第一原発事故に伴い、今も避難指示が出ている福島県の帰還

困難区域。地元の町村は先行的に避難指示解除を目指す「特定復興再生拠点

区域」(復興拠点)を設定しているが、政府は12日、そこへ帰還する住民たち

に個人線量計を配る方針を決めた。住民それぞれの被ばくの程度を把握する

狙いというが、ある懸念も付きまとう。(中略)

 大熊町の復興拠点のエリア内に農地を持つ木幡ますみ町議は「今でも、

自宅に戻る際に個人線量計を持っていく人がいる。心の半分では『もう大丈

夫かな』と思いつつ、残り半分では『まだ安心はできない』と考えているよ

う。目に見える形で積算線量が分かるようにしたいのでしょうか」とみる。

 一方で「私が重要だと思っているのは、個々人が浴びた放射線の量だけで

はない。そもそも放射性物質が残っているのは土の上や中。悪さをする源が

どんな状況なのかきちんと調べないといけない」と話す。(後略)

  (12月14日東京新聞朝刊28面「こちら特報部」より抜粋)

 ◆日立、送配電8000億円買収 スイスABBの部門 世界首位に浮上

 日立製作所は12日、発電所でつくった電気を企業や家庭に届ける送配電な

ど電力システム事業で、世界最大手のスイスABBから同部門を買収する

方向で最終調整に入った。

 買収総額は最大で8000億円になるとみられ、日立のM&A(合併・買収)と

して過去最大。

 送配電事業は再生エネルギーの普及や新興国の電力網整備で成長が見込ま

れる。実現すれば日立は送配電で世界首位となり、重電分野でも2位の独

シーメンスと肩を並べる。(後略)

           (12月13日.日経新聞朝刊1面より抜粋)

 ◆汚染ごみ焼却炉に「迷惑料」 延長70mの用水路 月489万円

  飯舘村 環境省が公費支出 (12月14日朝日新聞朝刊35面より見出し)

 こちらは「有料」サイトです

https://www.asahi.com/articles/DA3S13810960.html

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 グループも平等に掲載する基本方針です。

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