たんぽぽ舎です。【TMM:No3809】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.新刊紹介
原発という巨大な悪・利権集団にひるまずに立ち向かっていく
市民たちの姿がみえてくる
『たんぽぽ舎30年―反原発の歩みと展望―』
青山晴江(たんぽぽ舎会員・
再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.「僕たちの苦しみはとても伝えきれない。
だから残酷な現実でも目を背けない勇気が与えられるように
共に祈ってください」発言の全文
鴨下全生(まつき)(福島からの避難者)
★3.原子力規制委員会が大量の行政文書を紛失?
「桜を見る会」招待者名簿と同様に
事故原因重要資料をシュレッダー?
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★4.森山元助役に顧問料月50万円 敦賀市の建設会社「塩浜工業」、
原発マネー原資か…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.新聞より2つ
◆余剰太陽光 使えば事業者に利益 経産省
電力の出力制御防ぐ 余った電力を事業者が消費するよう促す
(12月5日、日本経済新聞朝刊より抜粋)
◆桜の新語・流行語 斎藤美奈子 (文芸評論家)
(12月4日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
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たんぽぽ舎のホームページもご覧いただけると幸いです。
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※12/9(月)学習会にご参加を!
「外環道訴訟と大深度地下開発問題」
新ちょぼゼミ39回 〔講師のお話は19時より〕
日 時:12月9日(月)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※12/10(火)学習会にご参加を!
−これは官製ヘイトだ!−前川喜平さんは断言する
高校、幼稚園「無償化制度」から朝鮮学校排除
お 話:前川喜平さん (現代教育行政研究会代表、
元文部科学事務次官)
日 時:12月10日(火)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
予約優先:ご氏名と電話番号・人数を電話かメールで
お知らせ願います。予約番号をお伝えします。
TEL 03-3238-9035 メール nonukes@tanpoposya.net
参加費:800円
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※12/13(金)関電東京支社抗議にご参加を!
日 時:12月13日(金)17時45分より18時30分
場 所:関電東京支社(千代田区内幸町2-1-6パークフロントビル)
共 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」/
「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
問い合わせ先:070-6650-5549
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※12/14(土)学習会にご参加を!
「アジア初の脱原発に向かっている台湾」
お 話:佐藤大介さん(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン)
日 時:12月14日(土)14時より16時30分
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.新刊紹介
| 原発という巨大な悪・利権集団にひるまずに立ち向かっていく
| 市民たちの姿がみえてくる
| 『たんぽぽ舎30年―反原発の歩みと展望―』
└──── 青山晴江(たんぽぽ舎会員・
再稼働阻止全国ネットワーク)
◎ 巻頭の文で、たんぽぽ舎共同代表の柳田真さんが「たんぽぽ舎が
長く持続しているのはなぜですか?」との質問に対して「自前の人材と
自分たちの頭で考えた方針−上から押し付けられた方針でなく−と自前
の財政でやってきた−ちょっと無理もした−点かな」と答えています、
と述べている。
その「30年の和と経験」について、関わった多くの人々の感慨と
年表・資料・写真などがびっしりと詰まっているのがこの小冊子
『たんぽぽ舎30年−反原発の歩みと展望−』である。
「たんぽぽ舎の不思議はボランティアが各地にいることである。(略)
60年代のベ平連伝説のように、たんぽぽも変幻自在、星雲状態で拡大
してきたようだ。」「たんぽぽ舎の不思議は、出入りするボランティア
の多いことだ。さまざまな人たちが集まってきて機関紙を発行し、
数多くの種類のチラシをつくり、日刊のメールマガジンを
発行している。柳田さんは、どこへいくときでも、そのチラシや
機関紙をセットにして、カバンにいれて配って歩く。おそらくわかい時
からの運動スタイルである。」
広瀬隆さんも「たんぽぽ舎の原発反対運動の柱になっている思想と
信念は、放射能測定が基礎になっているから信頼できる。」と指摘
されている。
◎ 内容が豊富である。前半の座談会では5名(天野恵一・菅井益郎・
柳田真・山崎久隆・鈴木千津子)の方が1989年の誕生以来のたんぽぽ舎
の活動を、集会・学習・ツアー・測定・情報発信など市民と共に歩んだ
道のりを様々な角度から話し合われていて、読んでいると日本の反原発
運動の前進にたゆまず努力してきた姿が浮かんでくる。
もう一つの座談会ではボランティアメンバー(内海洋子・冨塚元夫・
渡辺秀之・渡辺マリ・横田朔子)の自由討論で、「原発は自分の問題
だった」と熱く活動していく様子が語られている。
◎ 資料としても貴重なものがたくさん入っている。「写真で見る
たんぽぽ舎の30年」は現場での活動の様子が伝わってくる。
圧巻は「反原発の歩み」。1988年から2019年までの原発関連の
出来事が、1年ごとに見開きページにまとめられていて、下段表には
その年の日本と世界の反原発活動の動きが時系列にまとめられている。
原発について知りたいとき、必携の書である。たんぽぽニュース全号
内容もいままでの経過がわかるし、日刊メールマガジン・週間金曜ビラ
の紹介からも活動内容が具体的に見えてくる。
原発現地からの声も寄せられている。北海道の泊・青森の反核燃・
石川羽咋・静岡浜岡・四国伊方・九州など全国の反原発現地での闘いと
のつながりの様子がわかる。
◎ たんぽぽ舎パンフレット、DVDの全バックナンバー案内と、
「放射能関連 知っておきたい重要用語集」まで掲載されているから、
原発についてあらためて勉強したい人にはありがたい冊子である。
ずっと目を通してくると、原発という巨大な悪・利権集団に、
ひるまずに立ち向かっていく市民たちの姿がみえてくる。
回顧という過去の産物ではなく、今日も活動している今、そして未来
の姿として。
それぞれに生きてきた人たち、さまざまな人たちが反原発という場で
出会えたこと、それこそが希望なのだと思える、そういう本です。
どうぞ手にとってください。
発行:たんぽぽ舎 定価:1000円+税 2019年9月発刊
(「ピープルズ・プラン研究所」2019.11.28発行
ニュースレター67号より転載)
※12/16(月)読者会にご参加を!
冊子『たんぽぽ舎30年−反原発の歩みと展望−』
読んでみた感想を自由に話し合う集いです。
部分的にしか読んでいない方も歓迎です!
日 時:12月16日(月)18時30分より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:無料
お問い合わせ:たんぽぽ舎
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┗■2.「僕たちの苦しみはとても伝えきれない。
| だから残酷な現実でも目を背けない勇気が与えられるように
| 共に祈ってください」発言の全文
└──── 鴨下全生(まつき)(福島からの避難者)
ローマ教皇(法王)フランシスコは11月25日、東京都内で東日本大震災
被災者との集いを開き「多くの人々が被った悲しみと痛み」への祈りを
呼び掛けた。
原発事故で福島県いわき市から東京に自主避難した高校二年の鴨下
全生(まつき)さん(17)は教皇に先立ち自らの体験を語り「僕たちの
苦しみはとても伝えきれない。だから残酷な現実でも目を背けない勇気
が与えられるように共に祈ってください」と話した。
教皇は演壇で目をつむり、約20秒間の祈りをささげた。
会場には被災者や支援者ら計約300人が集まった。
(11/25発信【TMM:No3800】で一部紹介ずみ)
以下、全文
親愛なるパパ様
8歳のときに原発事故が起きて、被曝を逃れるために東京に避難しました。
でも父は、母に僕らを託して、福島へ戻りました。
父は教師で、僕らの他にも守るべき生徒たちがいたからです。
母は、僕と3歳の弟を連れて、慣れぬ地を転々としながら避難を続けました。
弟は布団にもぐって泣きました。
僕は避難先でいじめにも遭い、死にたいと思う程つらい日々が続きました。
やがて父も、心と体がボロボロになり、仕事をやめました。
それでも避難できた僕らは、まだ幸せなのだと思います。
国は、避難住宅の提供さえも打ち切りました。
僕は必死に残留しているけど、多くの人がやむなく汚染した土地に戻っていきま
した。
でも広く東日本に降り注いだ放射性物質は、8年経った今も放射線を放っていま
す。汚染された大地や森が元通りになるには、僕の寿命の何倍もの歳月が必要で
す。
だからそこで生きていく僕たちに、大人達は、汚染も被曝も、これから起きる可
能性のある被害も、隠さず伝える責任があると思います。
嘘をついたまま、認めないまま、先に死なないで欲しいのです。
原発は国策です。そのためそれを維持したい政府によって、賠償額や避難区域の
線引きが決められ、被害者の間に分断が生じました。
傷ついた人同士が、互いに隣人を憎み合うように仕向けられてしまいました。
僕たちの苦しみは、とても伝えきれません。
だから教皇様、どうか共に祈ってください。
僕たちが互いの痛みに気付き、再び隣人を愛せるように。
残酷な現実であっても、目を背けない勇気が与えられるように。
力を持つ人たちに、悔い改めの勇気が与えられる様に。
皆でこの被害を乗り越えていけるように。
そして、僕らの未来から被曝の脅威をなくすため、世界中の人が動き出せる様に、
どうか共に祈って下さい。
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┗■3.原子力規制委員会が大量の行政文書を紛失?
| 「桜を見る会」招待者名簿と同様に
| 事故原因重要資料をシュレッダー?
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
原子力規制委員会が11月27日の定例会議の議題5「行政文書の管理の
状況について」で驚くべき事実が報告された。例えば朝日新聞が
次のように報じている。
規制委、公文書9100件が不明 2019年11月28日05時00分
(朝日新聞デジタル)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14273969.html?_requesturl=articles%2FDA3S14273969.html
<原子力規制委員会は27日、旧原子力安全・保安院や文部科学省など
前身組織から引き継いだ公文書約10万1千件のうち、約9100件が行方
不明になっていると明らかにした。文書管理簿に記載はあるが現物が
確認できていないという。紛失や誤廃棄はないとしており、一つの文書
が管理簿に二重に登録されているものが多いとみて確認する。ほかに、
文書の現物を確認した後、どこに保管したかわからなくなったものも
約9300件あり、改めて所在を調べるという。>
定例会議では各原子力委員が文書確認の大変さを強調したが、その日
の記者会見でも(女川適合審査合格とともに)この文書紛失事件を多く
の記者が質問していた。
アワープラネットTVも厳しく追及している。
次をご覧いただきたい。
不明公文書1万8000件「仕方ない」〜原子力規制委員長(ourplanet-tv)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2452
2015年に文書の「行政文書ファイル管理簿を公表していなかった
ことが明らかになり、「文書管理適正化チーム」を設置したのに、
4年間報告が無かったそうだ。
要するに、規制行政が一本化され原子力安全・保安院や原子力安全
委員会や文科省ほかから引き継いだ原子力規制に関わる文書約10万件
のうち1万8千件近くが行方不明なのだ。
東電刑事裁判で東京地裁が無罪判決をだし高裁に控訴されている中、
多数の被災者裁判が行われている中、福島第一原発事故原因について
国会事故調や田中三彦さんや木村俊雄さん他多くの専門家が疑問を
呈し続けている中で、規制委発足前の重要資料を紛失?
「その208」で述べたように原子力規制委員会が「東京電力福島
第一原子力発電所における事故分析に係る検討会」を再開し「福島第一
原子力発電所の廃炉及び事故調査に係る連絡・調整会議」の立ち上げを
したばかり。
ここまでやってきた」と話している。
ように、原子力規制委員会も事故原因究明に重要な資料を切り刻んだり
捨てたり隠したりしたのではないか?
適合性審査において電力会社の補正書などの提出資料を「黒枠・
白抜き」だらけにして審査の妥当性を確認できないようにしている
ぐらいだから、資料紛失も当然か?
それゆえ、事故原因究明に消極的だった更田委員長が11月20日の
記者会見では「地震影響に関して…高い関心を払っていく」と答えた
のではないか?
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┗■4.森山元助役に顧問料月50万円 敦賀市の建設会社「塩浜工業」、
| 原発マネー原資か…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.森山元助役に顧問料月50万円 敦賀市の建設会社「塩浜工業」、
原発マネー原資か
12/4(水)6:00配信「共同通信」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-00000010-kyodonews-soci
12/4(水)16:40配信「紀伊民報」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-00001798-agara-l30
四電方針「安全性 影響なし」
12/4(水) 9:28配信愛媛新聞ONLINE
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-04002001-ehime-l38
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┗■5.新聞より2つ
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◆余剰太陽光 使えば事業者に利益 経産省
電力の出力制御防ぐ 余った電力を事業者が消費するよう促す
(12月5日、日本経済新聞朝刊より抜粋)
◆桜の新語・流行語 斎藤美奈子 (文芸評論家)
【前夜祭】公職選挙法または政治資金規正法のどちらかに抵触する
可能性のある危険な宴会。
【ニューオータニ】お一人様5000円の格安価格でパーティーを請け負う
こともできる都内の一流ホテル。主催者にかわって領収書を
出す等の特異なサービスも話題。
【首相枠】税金を用いた宴席などで首相(夫人を含む)が差配できる
招待客の数。伸縮性に優れ1,000のキャパシティーを3,000や
5,000に拡張することも可能。別名「60」。
【反社会的勢力のみな様】税金を用いた宴席などで「出席は把握して
いなかったが結果的には入った」人々を指す敬称。
【招待状】マルチ商法のツールとしても利用できる便利グッズ。
【招待者名簿】絶対に漏らしてはならない第一級の国家機密。
【シュレッダー】書類の廃棄処分または証拠隠滅の際に用いられる
細断機。内閣府では順番待ちの人気機種だが、野党からの資料
請求があった直後は優先的に使用可。
【復元不可能】「データの復元はできてもしない」「復元されたら
マジヤバイ」の婉曲表現。
【シンクライアント】データの復元は不可能と強弁しようとして、逆に
墓穴を掘った方式。
【丁寧な説明】同じ紙を何度も読むこと。
これで幕引きなんて冗談でしょう。世論が味方だ。
今はワンヂームで頑張れ野党、負けるなメディア。
(12月4日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
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☆《事故情報編集部》より
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