たんぽぽ舎です。【TMM:No4664】地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4664】

2022年12月27日(火)地震原発事故情報-

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.マイナカードとSuica等の交通系ICカードの連携を推進する

  政府方針を批判

  JR東日本が監視カメラの画像をAIで解析して全乗客の顔を

  判別する顔認識システムを(利用者には周知せずに)稼働

  マイナカードと軍事

  マイナカードは「電子の兵事係(召集令状担当)」だ

        上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

★2.岸田自公政権の軍事3文書決定はクーデター

  日本を「戦争国家」にした12・16軍事「3文書」

  安倍第二次政権から10年で壊憲・民主制破壊

  統一協会信者党の自民党に国民の命は守れない

  「メディア改革」連載第115回

         浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★3.電気は、もう十分に足りており、原発は、ずーと全く必要ない

  政府と大手電力会社が石油火力発電を排すのは、原発推進のために、

  太陽光・風力発電にストップをかけること

  今、原発をやめて太陽光と風力発電の本気の普及に舵を切る時(上)

               荒木福則(神奈川県横浜市在住)

★4.「気候変動の宇宙物理学」講演会の意味をお伝えします (下)

  「広瀬隆の地球千一夜物語」を見て下さい…第4話から第7話

                      広瀬 隆(作家)

★5.新聞より1つ

  ◆国葬検証の欺瞞

   ただ人々が忘れてくれるのを待っている

前川喜平(現代教育行政研究会代表)

(12月25日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)

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◇本日で、2022年のメールマガジン発信を終了いたします。

 2023年は、岸田政権の原発政策大転換と、大軍拡=「戦争できる国」を

 許さない活動をさらに継続したいと思います。

 皆様のご協力をお願い致します。

 よいお年をお迎えください。

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※2023年1/11(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

  2つの行動=定例は第1水曜です。

  1月は正月休みのため第2週に変更

1.第54回とめよう!東海第二原発

  20年運転延長反対 2024年9月の再稼働はゆるさない!

  日本原電本店抗議行動 茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:1月11日(水)17:00より17:45 (冬時間です)

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

      JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

        ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

  ☆第55回は、2月1日(水)17:00より17:45 (冬時間)です。

                 (定例は毎月第1水曜)

  ●第56回は、3月11日(土)16:00より17:30です。

2.「第112回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:1月11日(水)18:30より19:30 (冬時間です) 

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

  ☆2月は、1日(水)第113回です。18:30より19:30(冬時間)

                 (定例は毎月第1水曜)

  ●第114回は、3月11日(土)13:30より15:00です。

   ※3月11日は東電福島第一原発事故の発生の日です。(12年目)

    ぜひ皆さんのご参加を。(2022年3/11の参加者は650名でした)

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※1/20(金)第20回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の汚染水を海へ流すな! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな!    定例:毎月第3金曜日

 日 時:1月20日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

     次回は、第21回2023年2月17日(金)です。

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※1/21(土)山崎ゼミ「40年超えの老朽原発の危険-どこが?なんで?」

 お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:1月21日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」 予約の必要はありません。

参加費:800円 資料を用意

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※1/30(月)学習会にご参加を!

 『リニア新幹線は実現可能か?』

 お 話:樫田秀樹さん(フリージャーナリスト)

 日 時:1月30日(土)18時より21時 講師のお話は19時より

 会 場:「スペースたんぽぽ」

参加費:800円  ◇予約受付中 たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

ヤフーメール」<tanpopo3238@yahoo.co.jp> で、氏名と電話番号を

お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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広瀬隆連続講演1/24(火)、2/24(金) 2日間(2回)の実施です。

 第1回『気候変動の宇宙物理学』前編

      日 時:2023年1月24日(火)18:15より20:30

 第2回『気候変動の宇宙物理学』後編

      日 時:2023年2月24日(金)18:15より20:30

 会 場:全水道会館4F大会議室 定員160名

 お 話:広瀬 隆さん(作家)

 主 催:たんぽぽ舎

 資料代:1回参加 1000円 2回通し参加 1600円

 ◇予約受付中 1/30と同じ方法です。

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※たんぽぽ舎の年末年始の予定

 12月28日(水)まで通常業務、12月29日(木)から2023年1月7日(土)まで

 冬休みです。1月8日(日)、1月9日(月)は休日のため、

 1月10日(火)より通常業務となります。

メールマガジンは2023年1月10日(火)より発信致します。

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┗■1.マイナカードとSuica等の交通系ICカードの連携を推進する

 | 政府方針を批判

 | JR東日本が監視カメラの画像をAIで解析して全乗客の顔を

 | 判別する顔認識システムを(利用者には周知せずに)稼働

 | マイナカードと軍事

 | マイナカードは「電子の兵事係(召集令状担当)」だ

 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

◎ 政府はマイナカードとSuica等の交通系ICカードの連携を推

進する方針を発表した。(※1)

 高齢者の運賃割引などに活用するなどとしているが、そのためには

当然個人情報と結びつけられる。

 現在も交通系ICカードでオートチャージ機能を利用すれば銀行口座

と結びつけられているが、さらにそれが拡大される。

◎ なぜそのように躍起になってマイナカードを推進するのか。

 IT業者の利権などが指摘されているが、理由の一つとして軍事との

結びつきが推定される。軍事と関連の深い学者は、国防に必要なインフ

ラとして「デジタルインフラ」を上げ、有事の際にマイナンバーを使っ

自衛隊に情報提供することを提案している。(※2)

 現在は高齢者を口実にしているが、有事には民間資源の動員が必要と

なるからである。

◎ 戦前・戦中の召集令状(いわゆる「赤紙」)は軍から送られるので

はなく、本籍地の市町村の「兵事係」の業務であった。役場には軍と

警察との密接な連携のもとに「兵籍簿」という個人情報の書類が備えら

れていた。

 これには家族構成・職歴のほか当時は特殊技能だった運転免許など

動員に必要な情報が記載されていた。兵事係は軍からの要請に従って

召集者を選定して令状を送達していた。このため情実による兵役逃れが

発生する余地もあり、兵事係が恨まれたこともあったという。

◎ 現在はIT技術を利用というか悪用すれば、人間を介さずに大量の

個人情報を自動的に結びつけられる。

 交通の面に限ってもJR東日本が問題を起こしている。同社は不審者

の検出などを口実として、監視カメラの画像をAIで解析して全乗客の

顔を判別する顔認識システムを利用者には周知せずに稼働していたが、

服役終了後の出所者の顔情報も保有していることが問題視されて稼働を

中止した。(※3)

 出所者のデータが一般に公開されているはずがないから、裏で警察と

の密接な連携がすでに行われていたことになる。

◎ 現在はこうしたシステムの稼働やデータの利用に法的な規制が

ない。すでにJR東日本交通系ICカード情報の目的外使用でも以前

に問題を起こしているが、IT技術の進展に伴ってマイナカード・交通

系ICカード・顔認識システムなどが結びつけば、誰がどこで何をして

いるか政府に筒抜けになる。

 現に中国などではこのような監視社会が構築されていると言われている。

 マイナカードは「電子の兵事係」であることにも注目する必要がある。

(※1)2022年12月23日『読売新聞』ほか各社報道

(※2)古谷知之「インフラ整備に必要な国防の視点 タブー視せず

    着手せよ」『Wedge』2022年12月

(※3)指宿信「監視カメラで全乗客の顔を判別」JR東日本の出所者

    検知システムはどこに問題があったのか」

プレジデントオンライン2021年10月19日

 https://president.jp/articles/-/51210

※関係報道紹介

 「何でもかんでもマイナカード」の高リスク

 保険証、運転免許証、交通系ICカード、学生証…河野デジタル担当相

 1枚のカードに個人情報を集約した場合、懸念されるのは紛失・盗難

時の情報漏洩リスク。(中略)

 企業や行政機関からマイナンバー情報が紛失・漏洩したとの報告は、

2021年度までの5年間で少なくとも約3万5千人分に上る。(後略)

         (12月27日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

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┗■2.岸田自公政権の軍事3文書決定はクーデター

 | 日本を「戦争国家」にした12・16軍事「3文書」

 | 安倍第二次政権から10年で壊憲・民主制破壊

 | 統一協会信者党の自民党に国民の命は守れない

 | 「メディア改革」連載第115回

└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ 12月26日は安倍晋三氏が2012年に二度目の政権を掌握してから10年

の日だった。安倍氏は、元A級戦犯統一協会勝共連合岸信介の娘の

信子氏が育てた“マザコン”宰相だ。安倍氏は「ママ、ポンポンが痛い」

(潰瘍性大腸炎)と言って、第一次政権を投げ出して5年後の12年12月に

再登場した。

 安倍氏は7年8カ月首相を務め、14年7月、集団的自衛権を認める閣

議決定を行い、15年9月には戦争法を成立させた。20年8月、再び「お

腹が痛い」と辞意を表明し、菅義偉岸田文雄両政権が続いた。統一協

会を選挙と壊憲の運動の実働部隊に使っての戦争国家への10年だった。

 安倍氏は20年9月、退任に当たり発表した談話で「敵基地攻撃能力の

保有」など軍拡を後継内閣に求めた。安倍氏は退陣後も、最大派閥の

清和研究会の領袖として、軍国主義化を煽った。特に、ウクライナ戦争

に乗じて、「核共有」を提唱し、軍事費を国民総生産(GDP)の2%

に倍増するよう煽った。

 安倍氏は7月8日、統一協会信者2世の山上徹也氏に銃撃され死亡し

たが、安倍氏の再登場から10年で、安倍氏が進めてきた、日本を米国と

共にいつでもどこでも戦争ができる国になった。

◎ 安倍氏の野望を実現させたのは、「ハト派宏池会の会長である

岸田首相だ。

 自公政権臨時国会が閉会した6日後の12月16日、軍事(政府は「

安全保障」と呼ぶ)関連「3文書」を閣議決定した。

 23年度から5年間の防衛費を43兆円程度とし、軍需産業の国内生産体

制の拡充も決めた。軍事「3文書」は、戦争を起こす権利を放棄し、陸

海空三軍を持たないと定めた日本国憲法に完全に違反している。

 国会審議なしに閣僚だけで意見の軍事政策の変更を強行したのは一種

のクーデターではないか。

 東京・六本木にある米軍基地などで隔週に開かれている日米合同委員

会で、米側が日本政府にこの大転換を命じたのだろう。

 23日には、一般会計の歳出総額が114兆余円となる23年度当初予算案を

閣議決定した。防衛費の歴史的増額(26.3%増)の財源の一部は建設

国債(借金)を充てる。“禁じ手”の建設国債は、生前の安倍晋三

元首相が昨年4月に提唱していた。

◎ 岸田政権は22日には、原発再稼働の加速、老朽原発の運転延長、次

世代革新炉への建て替えを柱とする新たな原発推進政策も決めた。東京

電力福島第一原発事故後に掲げられてきた「可能な限り原発依存度を低

減」という政府方針の空文化だ。

 また、全世代型社会保障構築本部も高齢者の医療費負担増などを盛り

込んだ報告書を決定した。

◎ 「3文書」は周辺諸国の情勢で、ロシアについて「安全保障上の

強い懸念」、中国は「最大の戦略的挑戦」、朝鮮民主主義人民共和国

朝鮮)に対しては「一層重大かつ差し迫った脅威」と表現し、この三カ

国を事実上の「敵国」とした。

 今年は日中国交正常化50年で、日朝平壌宣言から20年の記念の年だっ

た。それぞれ、15年、41年間、侵略・強制占領した被害国の中国・朝鮮

を敵視して、軍国主義化の道を暴走する事態だ。

 「防衛力強化は必要だが増税は反対」という世論ができ上ったのは、

メディアが中国・朝鮮・ロシアの脅威を煽ってきたからだ。元共同通信

記者の岡田充氏は朝鮮新報のインタビュー(11月28日と12月2日)で、

反中世論が生まれた経緯を語っている。

◎ 「台湾有事を念頭に、対中包囲強化のための日米戦争体制への整備

が、わずか2年足らずで完成しつつあるのは驚きだ」「台湾有事でも

米軍を戦場に送らず、台湾に軍事支援することで、中国と台湾、そして

自衛隊のアジア人同士を戦わせて、米国は自分の手を汚さずに済ませる

ことを狙っている」

◎ 日本では、ロシア・中国・朝鮮が日本に攻めてくるという報道で、

民衆がマインドコントロールされている。

 私が尊敬する水島朝穂早稲田大学教授もブログで、<中国やロシア、

北朝鮮がとんでもないことをやっていることは認めよう。だが、それ

に対して、日本が「敵基地攻撃能力」として先に「たたく」国になって

いいのか>と書いている。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2022/1219.html

 とんでもないことをやっているのは、米国と日本の政府ではないか。

◎ 岸田氏は自身を「有事」の時代の首相と言っているが、保守が嫌

う「反日歴史観を持つ統一協会と半世紀も一体だった自民党が、創価

学会信者が作った公明党と共に憲法を無視して暴走していることこそ

が「有事」である。“統一自民党”が人民の命と生活を守るはずがない。

 来年は、自民党公明党を解党・解散に追い込もう。

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┗■3.電気は、もう十分に足りており、原発は、ずーと全く必要ない

 | 政府と大手電力会社が石油火力発電を排すのは、原発推進のために、

 | 太陽光・風力発電にストップをかけること

 | 今、原発をやめて太陽光と風力発電の本気の普及に舵を切る時(上)

 └──── 荒木福則(神奈川県横浜市在住)

◎ 5月頃から、夏よりも冬の方が需給逼迫が厳しく大変だと騒ぐ根拠

になっていた、東電管内の来年1月(来月)のマイナス0.6%の予備率

は、今は、安全予備率の3%を超えて4.1%に上がっています。

 要因は、福島県地震で止まっていた新地火力1、2号機の復帰や、

姉崎火力5号機を夏に続いて冬も再稼働すること等です。

 来年前半に新設される姉崎1,2号機、横須賀火力の試運転の電気(

kwh)の利用を折り込めば、6%にも上がります。

 政府は何故か、まだ心配と言っており節電要請を出しました。この逼

迫対応で再稼働されるものも、稼働しているものも、LNG火力か石炭

火力だけです。

 これらより他にJERAの石油火力の全て、900万kwが在ります。

広野火力1~4号機、鹿島火力1~6号機など12機で、原発9基分で

予備率にして15%です。これを、政府は隠しています。

◎ 2020年4月までに約5年かけて計画停止したJERAの全ての石油

火力15機1,000万kw(大井火力の3機計100万kwは本年3月に廃止)

を、動くのに、政府は1機たりとも使わないと決めて隠し、需給逼迫を

演出し、BWR原発を再稼働しようと、ここ数年、画策して来ました。

 東電管内のピーク需要約6,000万kwの中で1,000万kwです。続けて

今、運転期間の延長とリプレースを決めてしまおうとしています。

 因みに、同じことを今、九州電力が、川内原発1,2号機の40年運転

期間の延長のために、豊前石油火力他を動かさないで、やっています。

◎ 火力、中でも一番切りやすい、石油火力を排すのは全くもって、

間違いです。

 極めて短い時間の需要ピーク時や需給接近時の供給力調整は、出力を

柔軟に上げ下げ出来る火力、特に石油火力が行います。

 また、太陽光や風力発電の変動を吸収調整するのは、火力です。

 二つの意味の調整の、特に後者のために、石油火力のkw(設備能

力)を確保しておき、太陽光や風力発電を存分に普及させなければなり

ません。

 石油火力のkwh(発電量)は、後述しますが、自ずと少ないんで

す。一定発電の原発には、前者の調整は出来ないし、後者の調整幅を

狭め火力発電を押し退けてしまいます。

 従って、政府と電力会社のやっている石油火力の排除は、太陽光や

風力発電の普及にストップをかけます。

◎ ところで、6%まで上がった東電管内の1月の予備率には、太陽光

発電は供給力として殆ど含まれていません。全国の電力需給の調整と

予備率の管理を担当する「電力広域的運営推進機関」によると、「安定

的に見込める供給力」を評価して、設備容量に1月は4%の調整係数を

乗算したものを予備率に織り込んでいるということです。

 「太陽光発電を導入することにより安定電源を代替できる量」という

ことですが、太陽光発電稼働率であれば1月は9%(年間は12%)だ

から、4%という調整係数もよく分かりません。

 管内の太陽光発電の最大発電実績は1,400万kwですから設備容量

1,500万kwだとしても、その4%、僅かに60万kwhしか見込んでいな

いわけです。

 しかし、とにかく、晴天であれば、冬のピーク時は設備容量の6、

7割、900万~1,000万kwh は発電します。

 雨天の時のことを考えて予備率には見込めないと言うなら、JERA

の石油火力900万kwで「後者の調整」を、短期に備えておけば良いです。

 ましてや、JERAの石油火力は、設備の償却を既に終え稼働率低下

に伴う損失は殆ど有りません。「電力広域的運営推進機関」は、「JE

RAの石油火力は、東電パワーグリッドが申告する供給力の中身の問題

なので関知しない」と言います。

 福島第一原発事故後、原発代替エネルギーにしようと、国民が賦課

金を負担して普及してきた太陽光発電を、政府は端から予備率に生か

そうとしないで、その予備率が低いから原発が必要と言っているわけ

です。(下)につづく

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┗■4.「気候変動の宇宙物理学」講演会の意味をお伝えします (下)

 | 「広瀬隆の地球千一夜物語」を見て下さい…第4話から第7話

 └──── 広瀬 隆(作家)

◎ 宇宙物理学というのは、私のような人間にとって、別世界の学問

でした。

 なぜなら、私たち高齢の人間にとって、1960~70年代に全世界でくり

広げられてきたロケット開発競争が、アメリカとソ連の狂気の原水爆

核兵器)開発競争の産物であったからです。

 したがって、宇宙をめざして人工衛星で地球を飛び出す宇宙飛行士

も、軍拡競争の片棒をかつぐ人間に見えたわけです。実際、宇宙飛行士

毛利衛(まもる)は、原発推進の広告塔をつとめてきましたからね。

 しかし20数年前から、全員が核兵器開発に熱中する悪人ではない、

サイエンスそのものは別のものである、と気づきました。

 そして、全世界の最高水準をゆく宇宙物理学者の書物を、大量に読み

始めて、私自身も、ようやく今回の講演会で、みなさまにも正しい科学

を誰にも分るように説明できるまでになったのです。

 宇宙の物理学の全貌を知ってみれば、「なあんだ」ということでした。

 私が放射能の危険性を医学的に知って、最初に原発反対運動をスター

トした時と同じです。

 ですから、誰でも、すべての人が理解できる、この科学的な真理を

共有すべきです。

◎ 宇宙の広大さは、気が遠くなるほどですが、太陽を研究してきた

近年の物理学者たちが解き明かしてきたこの科学は、「えっ」、と驚く

ことばかりです。

 たとえば、太陽の内部に大量のガンマ線があることを教えてくれます。

 福島原発事故で放出された放射性セシウムの危険性は、そのガンマ線

にあるのですから、原発反対運動をするのに、必須の太陽に関する

知識です。

 地球上では、北極圏や南極で、七色の虹のように美しいオーロラが

見られますね。あの美しい現象を起こしているのが、宇宙線です。

それが、気候を変動させているのです。

◎ この宇宙線は、時折、強い磁気嵐というおそろしい現象を起こし

て、飛行場の管制塔から送られる航空機のコントロール電波を遮断して

しまい、ジャンボ機を操縦するパイロットを恐怖におとしいれること

が、しばしばあります。

 GPSに頼る最近の自動車のナビ信号を大混乱させるのも、宇宙線

磁気嵐です。磁気嵐によって、たびたび人工衛星が消滅したり、鉄道の

大事故が起こっています。それが、同じようにして、気候を変えている

のです。

 今後は、そのような強力な宇宙線のイタズラが、発電所の変圧器を

不能にして、大停電を起こす危険性が高まっているのも事実です。

そうなると、原発の大事故の危険性は、一層高まります。

◎ 「気候変動の宇宙物理学」とは、確かに一つの学問です。

 学問とは、読んで字の如し、学んで…問いかけることです。つまり

何事にも疑問を持って、他人の言うことを妄信せずに、そこから自分

独自の思考法で考えることを「学問」というのです。

 言い換えれば、独力で道を切り拓くこと、すなわち学問なのです。

 「CO2が地球を温暖化させる」と信じてきた人は、必ず講演会で

私の話を聞いてから、勿論、私の話も疑いながら、そこに提示される

証拠資料を自分の目でご覧になって下さい。

 そのあと、今度は、ご自分の考えが正しいかどうかを、確かめて下さい。

 私の講演内容は、すべて出典を明示してお話し致しますからね。

 聞こうとしない人は、見ざる言わざる聞かざる、の猿になるでしょ

う。すべての国会議員のような、時代後れにならないよう・・・

 あなたも試しに、下記のインターネット「広瀬隆の地球千一夜物語

を見て下さい。

◆第4話:太陽の黒点が消えてテームズ川が凍りついた

https://youtu.be/c5g1cly26jg

◆第5話:解き明かされた宇宙線と地球気温の関係

https://youtu.be/c9WmXa0pLgc

◆第6話:酸素同位体から地球寒冷化の大周期を発見した

 大特集~同位元素を使った過去の気温の科学的推定法~

https://youtu.be/g1PGlKZ3lpU

◆第7話:超新星爆発宇宙線を放出して地球を襲う恐怖

 ~この宇宙物理学のクライマックスです~

https://youtu.be/On7yzykRI9o

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┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆国葬検証の欺瞞

  ただ人々が忘れてくれるのを待っている

前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 安倍元首相の国葬を検証するため、有識者から意見を聴いて論点

整理を行い、国民の幅広い理解が得られる国葬の在り方を検討する-。

岸田首相がそう表明したのは臨時国会開会前沿った。その論点整理が

22日に示された。意見を求めた約50人の有識者のうち応じたのは21人

にとどまった。

 論点整理と言っても有識者の意見を並べただけのもの。大半は安倍氏

国葬に批判的な意見だが、中にはこの国葬の意義について「暴力によ

る言論封殺を絶対に許さないと内外に示した」 などと首をかしげたくな

る意見を述べた人もいる。そういう意見を言ってくれる人を内閣府

一生懸命探したのだろう。

 僕は安倍氏国葬には大反対だったし、対象者が誰であれ国葬自体に

反対だから、国葬の在り方を検討する必要は全く感じないし、この論点

整理にも何の意味も見いださない。

 それにしてもどうしてこんなスカスカな文書の作成に3カ月もかかっ

たのだろう。いやわざわざ3カ月かけたのだろう。

 臨時国会の閉会を待っていたのだ。有識者の意見聴取などもともと

必要なかった。臨時国会での追及をかわす言い訳を作るためにやった

だけだ。

 岸田氏は本気で検証する気などないし、次があるかどうかもわから

ない国葬の在り方を真面目に検討する気もない。

 ただ人々が忘れてくれるのを待っているのだ。

(12月25日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)

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※動画アップの紹介

YOUTUBEチャンネル「こばと通信」の野田裕彦さん

・11/02放射能汚染水を海へ捨てるな!東電は2200億円の原電支援するな!

 東電は福島第一原発事故の責任をとれ!第110回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=01myMx10PRw

☆三輪祐児さんのユープランより

・20221215 UPLAN 田中一郎「日本における電力自由化

 電力システム改革」未来へ向けたあるべき改革の具体像

 https://www.youtube.com/watch?v=NZhEf0W410Y

・20221130 UPLAN 安田節子最終回「有機農業が拓く世界」

 https://www.youtube.com/watch?v=3MjZZhSy0Qk

・20221127 UPLAN「11.27廃炉デー集会」

 絶対に再稼働させない東海第二原発

 https://www.youtube.com/watch?v=7csuDOzVn98

・20221118 UPLAN 第18回原発いらない金曜行動

 https://www.youtube.com/watch?v=hxD-v1pE-nY

・20221025 UPLAN 渡辺周『「虚構の地方創世」に見る

 自民党政治の末路 (Tansa新ジャーナリズム報道)』

 https://www.youtube.com/watch?v=obo-JFOPVs0

・20221024 UPLAN 山崎久隆『暴走する政府の原子力行政を検証』

 岸田政権と経産省の意図は?

 https://www.youtube.com/watch?v=4Mtt7wrENDg

・20221012 UPLAN 馬奈木厳太郎福島原発訴訟と6.17

 最高裁判決~ 生業訴訟最高裁判決を受けて」

 https://www.youtube.com/watch?v=d5ZhVWUThAY

・20220927 UPLAN 安倍「国葬」やめろ! 

 第六弾 銀座(日比谷公園・中幸門)~武道館デモ

 https://www.youtube.com/watch?v=KfLwk-TX4sI

・20220925 UPLAN 浅野健一が選ぶ講師・鈴木エイトさんによる

「人権とメディア」連続講座再開第3回~緊急講座

 『なぜメディアは統一協会自民党の癒着を報じてこなかったのか』

 https://www.youtube.com/watch?v=LYuKWuOsLm8

・20220913 UPLAN 山田朗「戦後改革の歴史的位相:

 帝国の解体と象徴天皇制

 https://www.youtube.com/watch?v=hl6qod7MhRI

・20220827 UPLAN STOP!!東海第二原発の再稼働いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=V3D6jgpfZDc

・20220825 UPLAN 第8回【ハロー原電】東海第二原発とめよう!

 日本原電本店前アピール行動

 https://www.youtube.com/watch?v=T_aI4VpvNUM

広瀬隆二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は

 科学的にまったく根拠がないデマである」

 20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】

 https://www.youtube.com/watch?v=K14tki8e2Ck

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

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☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

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4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

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