たんぽぽ舎です。【TMM:No4503】地震と原発事故情報−3つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4503】

2022年6月10日(金)地震原発事故情報−

             3つの情報をお知らせします

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 メールマガジンは、通常アドレス <nonukes@tanpoposya.net>から

のみの発信とさせていただきます。

 メールマガジン読者の皆様には大変申し訳ありませんが、

ご理解のほどお願いいたします。

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★1.「平和のうちに生存する権利」について

  放射線被ばくから免れ、命を守る行為が原則であり、

  それを社会の共通認識にすべき

  5月26日原発賠償関西訴訟で原告意見陳述 (その5) (了)

      森松明希子(福島→大阪・2児を連れて母子避難中)

★2.フランス電力(EDF)−原発での誤作動を隠蔽、

  技師告発 仏当局が捜査 仏南東部トリカスタン(Tricastin)原発

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★3.新聞・配信より3つ

  ◆原発避難者の勝訴願う     鳥居睦美(群馬県桐生市

           (6月8日東京新聞朝刊5面「発言」より)

  ◆「原発・石炭火力ゼロは非現実的」という指摘にどう反論する?

   志位和夫日本共産党委員長インタビュー

      (6月10日15:13updated ザ・ハフィントン・ポスト・

                     ジャパンより抜粋)

  ◆沈思実行(102)

   裏切られた少女のねがい

   日本復帰で沖縄は本当に救われるだろうか?  鎌田 慧

             (6月1日週刊「新社会」8面より)

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※明日です! ご参加ください!

 6/11(土)東海第二原発をとめよう!第4波一斉行動

 呼びかけ:「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」)

 たんぽぽ舎の行動は以下の通りです。

 日 時:6月11日(土)14時より15時15分

 場 所:JR御茶ノ水駅の3ヵ所の出入り口

       (お茶の水橋口、聖橋口、地下鉄千代田線連絡口)

 当日の行動:マイクでアピール、横断幕やのぼり旗、

       ビラ配布、署名、ハガキなど

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※6/13(月)天野惠一さん10回連続講座  …毎月第2月曜です…

 「原発と原爆の戦後社会史−【運動/思想】史から振り返る」

 第4回1945年<8・15/8・6/8・9>

    核肯定のスタートの時代〜敗戦・占領期

 お 話:天野惠一さん(再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

日 時:6月13日(月)14時より16時30分

会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円 予約必要です。定員25名。

     たんぽぽ舎あて電話 03-3238-9035か

   メール tanpopo3238@gmail.com で、ご氏名と電話番号を

   お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

 第5回は7月11日(月)14時より 第6回は8月8日(月)

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※6/16(木)内田雅敏弁護士の学習会にご参加を!

     「新大統領・尹錫悦政治の韓国」

 お 話:内田雅敏弁護士

 日 時:6月16日(木)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」 講師のお話は、19時より

 参加費:800円 予約必要です。定員25名。6/13と同じ予約方法です

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※6/17(金)第13回原発いらない金曜行動(首相官邸前)

 福島第一原発の汚染水を海へ流すな!老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな!   ☆毎月第3金曜日☆

 日 時:6月17日(金)18時30分より19時45分

場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

   第14回は7月15日(金)。第15回は8月19日(金)。

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┗■1.「平和のうちに生存する権利」について

 | 放射線被ばくから免れ、命を守る行為が原則であり、

 | それを社会の共通認識にすべき

 | 5月26日原発賠償関西訴訟で原告意見陳述 (その5) (了)

 └──── 森松明希子(福島→大阪・2児を連れて母子避難中)

5.「平和のうちに生存する権利」について

 裁判官のみなさんは、「平和」とは何かと子どもにたずねられたら、

何と答えますか?

 私は、平和とは、平穏な日常の暮らしそのものがあることだと

思います。

 住み慣れた家や町で、家族で毎日の食卓を囲み、「行ってきます」

「行ってらっしゃい」「ただいま」「おかえりなさい」「おはよう」

「おやすみ」と顔を見て挨拶や言葉を交わし、子どもの健やかな成長を

ともに見守り育てるというあたりまえの日々の暮らしそのものであると

思います。

 その平和な暮らしが3・11以降、原発事故により一変し、奪われ

ました。

 空気・水・土壌が汚染される中、私は、幼い子どもたちに汚染された

水を飲ませてしまいました。

 また、自らも汚染された水を飲み、0歳の娘に母乳を与えてしまい

ました。葉物野菜や乳牛の出荷停止が続く中、人間にだけ放射性物質

降り注がないわけはないのです。

 知って被ばくすることと、何も知らされずに被ばくさせられること

は、まったく意味が異なるのです。

 一体どれほどの初期被ばくを重ねたのかも定かではなく、避難して

いても、とどまる人と同じように、将来いつ自分や被ばくに脆弱な

子どもたちに影響がでないだろうかと「核の脅威」にさらされ続けて

いるのです。

 だからこそ、避難元の客観的な汚染の事実を知った今、私は、これ

以上、1マイクロシーベルトたりとも無用な被ばくを重ねることはした

くないですし、被ばくの生涯積算量を無駄に増やしたくはないのです。

 被ばくを拒否することも、それを拒否して自身の被ばく量をコント

ロールする権利も私たちの側にあり、国がその圧倒的な権力で基本的

人権を蹂躙し続けている現状を一刻も早く改めてほしいと

願っています。

 戦争でなくても「逃げることは許さない」という雰囲気は容易に作り

上げることができることを証明し続けているような11年間でした。

 避難し(続け)たくても出来なかった人の声は一切表には出てき

ません。かろうじて避難できた私たちも「非国民」とか「歩く風評被害」、

「風評加害者」などと揶揄され続けています。

 さらに、東京高裁の法廷では、あろうことか、区域外避難者の損害

賠償を認めると、「自主的避難等対象区域に居住する住民の心情を

害し、ひいては我か国の国土に対する不当な評価となる」(令和元年

9月11日付け国側第8準備書面27頁) と国は主張しました。

 国土を放射能で汚染したのは、私たちではありません。

 原子力発電所を動かしていた東京電力と、唯一の規制権限を持つ国が

事故を防止する義務を怠ったからです。

 責任転嫁も甚だしい厚顔無恥な主張を繰り返す国と東京電力

よって、私たち被害者はさらなる苦痛を与えられ続けています。

 有事のときこそ、国策による人権侵害が横行するのです。

 来月2022年6月17日には、最高裁判所が国の責任を認めるかどうかの

判断を下します。絶対に忘れてはならないことは、裁判所がどのような

判断を下したとしても、客観的な汚染の事実が消えてなくなるわけでは

ないということです。

 科学的には、半減期をすぎれば低減していくというだけで、客観的な

放射能汚染の事実が今なお厳然と存在し、同時に、私たち原発事故に

よる被害者は、国策によって稼働していた原発の事故によって苦痛を

受け続けながら存在しているのです。

 目には見えないのを良いことに、放射線被ばくの問題から目を

そらし、なかったことにする、もしくは、終わったことにすること

は、不誠実かつ欺瞞に満ちています。

 「被ばくしたくない」、「健やかに平穏に暮らしたい」、という、

人としてあたりまえの暮らしそのものが奪われ続けているという被害

事実は今もあるのです。

 なぜ、被ばくから身を護るための保護も救済もないまま11年間、

私たちは放置されなければならないのでしょうか。

 なぜ、被ばく情報を直後も知らせてもらえず、今なお、私たち周辺に

暮らしていた人々は、一体どれくらい被ばくしたかも知らされず、

被害もなかったことにされなければならないのでしょうか。

 なぜ、将来にわたり、生涯積算被ばく量を自分でコントロールでき

ないのでしょうか。

 放射能をばらまいておいて、無主物だとか、原状回復できないだと

か、多くの人が我慢してそこに住んでいるからだとかは全く理由に

なりません。

 誰しも、無用な被ばくを本人の意思に反して強いられる根拠は

ありません。

 この問題は、人の生命・健康にかかわる基本的人権の問題なのです。

 そして、人間の尊厳に関わる問題であると私は思っています。

 この裁判を通して、核被害の脅威にさらされた時、被ばくを強いる側

に立つのか、それとも被ばくから人々の命と健康を守る側に立つのか、

司法がどちら側に立つのかが、明らかになります。

 被ばくするかしないかは「私が決める」、無用な被ばくを強いられる

ことに対しては一歩も引かない、というのが私の今の思いです。

 被ばくにもっとも脆弱な子どもたちが守られる社会を実現するため、

今こそ裁判所の役割を果たしてほしいと思います。

 そして、司法のあるべき姿を次世代に見せてほしいと私は願って

います。

 この裁判で、国の責任がみとめられ、その上で、被害実態に見合った

損害が認定され、人としての尊厳が、これ以上踏みにじられることの

ない公正な判断がなされることを、心から期待しています。

 私は、放射線被ばくから免れ、命を守る行為が原則であり、それを

社会の共通認識にすべきと考えます。

 裁判長、人の命や健康よりも大切にされなければならないものは

あるのでしょうか。以上(意見陳述を終わります)

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┗■2.フランス電力(EDF)−原発での誤作動を隠蔽、

 | 技師告発 仏当局が捜査 仏南東部トリカスタン(Tricastin)原発

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.フランス電力(EDF)−原発での誤作動を隠蔽、

  技師告発 仏当局が捜査 仏南東部トリカスタン(Tricastin)原発

  6/9(木)21:40配信「AFP=時事」

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a31404c76bb6a16f34402ddea07ba59d1429b35

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┗■3.新聞・配信より3つ

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 ◆原発避難者の勝訴願う     鳥居睦美(群馬県桐生市

 原発事故の国の責任を間う裁判を、先頭に立って闘う自主避難

丹治杉江さんの講演を聞いた。

 誤った情報で逃げ場を求めさまよった事故直後の実情、原発からの

距離のたった数mの違いで線引きされる補償金とそれにより生じる

住民の分断、死を選んだ高齢者や主婦、餓死した家畜−。

 生々しい実態に涙があふれた。

 放射性廃棄物の山とそれを覆い隠し見える所をきれいに取り繕った

東京五輪直前の風景を見て、この国は誰のためにあるのかと怒りを

覚えた。

 原発の危険性は予測できたはずだ。数々のデータや提言があったにも

かかわらず見て見ぬふりを通し事故を招いた国の責任は重い。

 原発は子孫へ大きなつけを残す。

 原発はつくってはいけないとの思いを改めて強くした。17日には原告

勝訴の最高裁判決を望む。

         (6月8日東京新聞朝刊5面「発言」より)

 ◆「原発・石炭火力ゼロは非現実的」という指摘にどう反論する?

  志位和夫日本共産党委員長インタビュー

福島第一原発の事故はまだ終わっていない。汚染水の問題も解決

していない。福島から避難を余儀なくされている方もたくさんいる。

原発というエネルギーに頼ったらどういう危険があるのか、

私たちはあれだけ体験した…

    (6月10日15:13updated ザ・ハフィントン・ポスト・

                    ジャパンより抜粋)

https://nordot.app/907739725571702784?c=110564226228225532

 ◆沈思実行(102)

  裏切られた少女のねがい

  日本復帰で沖縄は本当に救われるだろうか?

                       鎌田 慧

 テレビ朝日の名物番組「朝まで生テレビ」は、今年35周年を迎えた

そうだ。

 これまで420回放送されたが、沖縄をテーマにしたのは5回だけ、

という。

 この事実を掘り起こした朝日新聞の記者の問題意識は貴重だ(同紙

5月18日)

 この番組の名物司会者・田原総一朗さんは、その理由を「残念ながら

沖縄の基地問題は視聴率がこないから」と言って退けている。

 それでも、朝日の沖縄支局に駐在していたTBSのニュース

キャスター・筑紫哲也や、その後継者・金平茂紀は、もっと頻繁に

沖縄の番組をつくってきたであろう。

 「視聴率がこない」。つまり「視聴者の食いつきが悪い」ということ

だが、それがマスコミと沖縄との関係をよく示している。

 沖縄はニュース・バリューと視聴率の間の暗闇に落されてきた。

 5月15日、沖縄復帰50年。この50年に一回の大イベント。それなりに

報道された。が、本号がでるころはどうなっているのだろうか。

 沖縄のひとたちにとって、本土復帰は、「憲法9条への復帰」と

期待されていた。「核抜き、本土並み」。それが平和な生活への悲願

だった。

 が、実際は復帰から50年経って、全国の米軍専用施設面積に占める

沖縄の割合は、現在70%復帰時は59%だった。だから11%も

ふえたのだ。

 まして、いまや問答無用とばかり、県知事が率先反対し、県民の70%

が反対している、辺野古米軍新基地建設のために、「マヨネーズ状」と

いわれる90メートルの海底にむけて、政府は膨大な岩石を、あたかも

賽の河原に石を積むように、毎日、ムダに投入し続けている。

 しかし、その過酷な現実は、復帰50年の「記念日」にむけた報道の

一例として、辛うじて報道されただけなのだ。

 「復帰で 沖縄はほんとうに すくわれるのだろうか 沖縄には 

日本復帰で 平和になりたいという 強い強いねがいがある」

 1972年5月15日、朝日新聞に掲載された、小学校5年の少女の詩

「私のねがい」の一部である。

 そのねがいは、みごとなまでに裏切られた。

            (6月1日週刊「新社会」8面より)

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※動画アップの紹介 三輪祐児さんのユープランより

・20220523 UPLAN 安田節子「子どもの健康と農薬汚染・その2」

 https://www.youtube.com/watch?v=wEYfpFojx6k

・20220521 UPLAN 渋谷徹「化学物質とエピジェネティクス

 https://www.youtube.com/watch?v=eOcR_8VRIAE

・20220520 UPLAN 第12回原発いらない金曜行動 

 https://www.youtube.com/watch?v=T04eteLmV5Q

・20220511 UPLAN 第104回東電本店合同抗議 

 https://www.youtube.com/watch?v=iuwtYhEJNB0

・20220510 UPLAN 清水ただし日本維新の会」って、どんな政党?

 https://www.youtube.com/watch?v=mYDp5alRvh8

広瀬隆二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は科学的

 にまったく根拠がないデマである」

 20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】

 https://www.youtube.com/watch?v=K14tki8e2Ck

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