たんぽぽ舎です。【TMM:No4406】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4406】

2022年2月14日(月)地震原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                   転送歓迎

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★1.フランスが原発の増設計画を発表 その背景には何があるのか

  原子力産業の衰退が進むフランスの状況

              山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.むつ市が事業者に独自に課す「核燃新税」

  市長が「大幅譲歩案」を市議会に説…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)  

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 ◆ 朝鮮学校差別反対!これまでとこれから

  朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会年次総会(2月20日

★4.新聞より1つ

  ◆核開発中心地で「廃絶」訴え  米の大司教 大統領らに手紙

(2月14日東京新聞夕刊3面より抜粋)

全文は https://www.tokyo-np.co.jp/article/160122

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1.東海第二原発いらない!第3波一斉行動

2022年3月5日(土)〜12日(土) 

集中日:3月5日(土)14時〜15時(目安)

呼びかけ:東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク

2. 3・11 2つの抗議行動にご参加を

3月11日(金)日本原電本店前と東電本店前で集会

○日本原電本店:17:00〜18:00  

  主催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

  協力:再稼働阻止全国ネットワーク

○東電本店:18:45〜20:00

   呼びかけ:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎

※2つの案内ビラがたんぽぽ舎にあります。取りに来ていただいて、

 配布のご協力をお願いします。

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※2/19(土)『ペテン学 基礎講座!2022』

 これは「報道」か「プロパガンダ」か?はたまた「ウソ八百」か?!

 −戦時下の新聞と今のぼくら−アーサー・ビナード浅野健一による

 「ペテン学」レッスン!

 日 時:2月19日(土)13時30分より16時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

     予約必要です。定員40名。たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

 メール tanpopo3238@gmail.com 、 nonukes@tanpoposya.net で

 ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお知らせ致します。

 参加費:800円

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※2/22(火)学習会にご参加を!「いま日本大学で何が起きているのか」−

    日本の私立大学が抱える諸問題

 お 話:長沼宗昭さん(日本大学大学院非常勤講師)

 日 時:2月22日(火)18時より21時 開場 17時30分 

 会 場:「スペースたんぽぽ」 講師のお話は19時より

 参加費:800円 予約必要です。 2/19と同じ予約方法です。

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※動画アップの紹介 三輪祐児さんのユープランより

・20220208 UPLAN 安田節子「子どもの健康と食品添加物

https://www.youtube.com/watch?v=JgGYH_76Oh0

・2/2実施「2つの抗議行動」

20220202 UPLAN 第43回とめよう!東海第二原発原電本店抗議、「第101回東電本

店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!  https://www.youtube.com/watch?v=1KXFSksDBhQ

広瀬隆二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は科学的にまった

く根拠がないデマである」

20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】

https://www.youtube.com/watch?v=K14tki8e2Ck

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┗■1.フランスが原発の増設計画を発表

 | その背景には何があるのか

 | 原子力産業の衰退が進むフランスの状況

 | 最大14基新設は「原子力産業のルネサンス」か

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

■AFP通信は2月11日に『仏、原子炉最大14基新設へ「原子力産業のル

ネサンス」』と題する記事を配信するなど、世界で大きなニュースになっ

ているが、その背景は何か。

◎フランスのエマニュエル・マクロン大統領は2月10日、フランス東部の

ルフォールにある原子力発電用タービン工場で演説し、「6基の原子力

発電所を建設し、さらに8基を建設するために準備を進めるつもりだ」と、

原発増設に踏み切る計画出あることを明らかにした。2050年ごろまでを

めどに、最大14基の原発を建設する。

福島第一原発事故以前は75%だった原発依存率を、事故後のエネルギー

政策の見直しで依存度を50%に引き下げるとしてきたオランド政権の政策

を引き継いできたが、これを転換するとの姿勢を示したことで注目されて

いる。

◎しかし、その背景にはフランス原子力産業の急速な衰退と世界シェアを

失いつつある現実に加え、EU全体のエネルギー政策とフランスの燃料税

増税や気候変動対策の動向が大きく関係している。背景にはマクロン政権

の支持率低迷と迫る大統領選挙がある。

◎折しも「ウクライナ危機」の勃発で、ロシアから輸入している天然ガス

を止める、止め内の議論が巻き起こり、状況次第では真冬にロシアからの

天然ガスが停止される恐れも出てきたことで、原発の優位性をアピールす

る好機になっていること、加えてフランス大統領選挙が4月10日に始まる

こともあり、原子力の拡大をエネルギー政策の一つの柱としてマクロン

権が打ち出した。

 尤も、ウクライナ危機に原発増設が間に合うわけでもないし、再生可能

エネルギーへの投資を進める方針にも変わりはない。

 

EUの方針に影響力を行使する

◎EUの欧州委員会原子力発電を二酸化炭素を排出しない「グリーンエ

ネルギー」と認める方針を2月2日に明らかにしたことで、EU内の議論

が二分される事態になった。

 特に脱原発政策を積極的に進めるドイツと、既に原発を禁止している

オーストリアなど5カ国が反対し、論争になっている。

◎EUの方針は昨年来議論が続くが、積極的に進めているのはフランス。

 フランスの原子力産業が直面している深刻な危機を打開するためには、

原子力への巨額投資が必須だが、現在原発の増設計画を打ち出しているの

は、中国、ロシア、インドぐらい。その他にも新規立地を目指す国はある

が、具体性が低かったり、建設してもせいぜい2・3基止まりと、あまり

商売にならない。

 さらに米国がSMRに積極投資するなど、従来型の大型発電所の計画は

世界中から聞こえてこない。

 その際大の原因は価格の高騰だ。

◎フランスが開発し、国際輸出を目指しているEPR及びEPR2は、

一基あたり1兆円もかかる。160万キロワット級と、規模が大きいことも

コストが有利になることより小回りがきかない欠点となる。

 現在まで、フランスに1機、フィンランドに1機、中国に2機が運転中

又は建設中。イギリスには3基が計画中。しかし中国の2機以外はいずれ

も工期の大幅な遅れと価格の高騰に見舞われ、悪しき前例として導入を目

指す国は、ほとんど無いのが現状だ。

◎このままではフランスの原子力産業は破綻する。

 再処理工場が今やフランスの使用済燃料の再処理しか行わず、最大顧客

だったドイツが原発からの撤退、日本が六ヶ所再処理工場の建設に伴う委

託終了で、海外顧客がなくなっている。MOX燃料を製造する工場も稼働

率が大きく落ち、日本向けMOX燃料の生産も予定を大きく下回り、採算

性はほとんど見込めないと思われる。

◎これを打開するには、原発の増設を推進する必要があるが、現状は運転

年数が経過した原発のリプレースが最も有望である。

 フランスの原発も経年化が進み、原発が運転年数40年を超え始めた。

◎これに対して、フランス原子力安全局は21年2月25日に耐用年数の規定

を、従来の40年から50年に延長することを認めた。国内に計56基ある原発

のうち、主に1980年代に建設された32基について、耐用年数を当初の40年

から50年に延長し、10年長く稼働させることを認めるという。

◎しかし今後を考えると、原発の依存度を下げるか、新規建設を認めるか

の二択になる。これまえでは新規建設を止め、依存度を低下させる政策を

採っていたが、ここに来てリプレースを方針とすると明らかにした。

マクロン政権の「2050年までに14基建設」の方針も、よく見ると「まず

6基」としている。これは一基あたり160万キロワットとしたら、960万kW

になる。つまり、50年延長運転を認めた34基の出力合計約900万kWと同

じ値だ。増設ではなく現状維持をする計画だと分かる。2030年代にもう

一度10年延長を認める動きが出るだろう。そうでないと計算が合わない。

 そのうえで、60年運転後に廃炉になる原発に変わり、EPR型を6基

建設するという計画と読み取れる。これを「ルネッサンス」というのだろ

うか。

■結局はフランスも依存度が低減する計画だ

◎現在フランスの原子力発電シェアは約4000万kWで全体の70%。2050年

代には全部が60年を超える。つまり今の原発はなくなる。

 その置き換えで14基のEPRが建設されたとしても、合計出力は2560万

kWに過ぎない。これで現在のフランスの全発電電力5710万kW(2019年)

の45%相当。つまり現状の「50%までに引き下げ」の方針に変わりがない

ことが分かる。

◎そのことを冷静に見極め、この計画がEUや日本の状況を大きく変える

ものではないし、これをもって「原子力復権した」(ルネッサンス)な

どとする主張に対して、そうではないことを明確に訴える必要があるだろ

う。

 特に原発推進マスコミは、これを元にキャンペーンを始める。

 要警戒である。

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┗■2.むつ市が事業者に独自に課す「核燃新税」

 | 市長が「大幅譲歩案」を市議会に説明 …ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.むつ市が事業者に独自に課す「核燃新税」

 市長が「大幅譲歩案」を市議会に説明

 2/11(金) 20:01配信 ABA青森朝日放送

 https://news.yahoo.co.jp/articles/33141b6a0fdff1f775428f6777e24b316a51451d

2.女川原発総合防災訓練 離島からの住民避難 船→バス

  60キロ離れた内陸部へ

 2/11(金) 19:39配信 khb東日本放送

 https://news.yahoo.co.jp/articles/c343b04c6cd87b1b7b489b6f428a55f96652f1e8

3.社説:復興庁発足10年 教訓生かし組織替えも

 2/11(金) 16:01配信 京都新聞

 https://news.yahoo.co.jp/articles/302af653c77a6088816412b0bec644803b30e77d

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┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

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朝鮮学校差別反対!これまでとこれから

 朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会年次総会

 2月20日(日)文京区民センターへ

日 時:2月20日(日)午後2時〜午後4時(開場・午後1時30分)

会 場:文京区民センター2―A会議室

主 催:朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会

連絡先:080−3930−4971

参加費:無料

 全国5か所で闘われた朝鮮高校生「無償化」裁判は2021年7月27日、

広島裁判の敗訴により終結しました。

 司法が人権保障の役割を果たさなかったため、高校生たちの権利は侵害

されたままです。

 さらに、「幼保無償化」からの排除や、自治体の補助金が不当に停止さ

れている問題、新型コロナに関する支援からの排除など、未解決の問題が

多くあります。

 私たちは年次総会として、集会「朝鮮学校差別反対!これまでとこれか

ら」を開催します。

 朝鮮学校差別の問題と私たちの運動を振り返り、朝鮮学校の子どもたち

の学ぶ権利を保障するために、これから何をすべきか、考える集会にした

いと思っています。

 また、地域での取り組みの事例もご報告いただきます。

 現在は会員でない方も、ぜひご参加ください。

☆注意事項:会場定員は最大350人ですが、新型コロナの流行状況によっ

ては定員が100人程度に制限されるかもしれません。その場合は先着順と

なり、満員となった場合は入場できませんので、ご注意ください。

会場参加者は、マスクの着用、手洗い、消毒などの感染対策を行ってくだ

さい。

☆オンライン配信

 ライブ配信か録画配信を予定しています。

 アクセスの方法は、下記をご覧ください

 https://mushoka2020.blogspot.com/

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┗■4.新聞より1つ

 └──── 

 ◆核開発中心地で「廃絶」訴え  米の大司教 大統領らに手紙

 人類史上初の核実験が行われた米西部ニューメキシコ州カトリック

教会の最高位を務めるジョン・ウェスタ大司教(71)が先月、核軍縮

訴える約50ページの手紙を米政府などに送った。ウェスター氏は取材に、

広島と長崎訪問が一つのきっかけになったと語り、「核関連施設が集中す

るこの地から声を上げる意味は大きい。沈黙は破滅につながる」と強調し

た。

 大司教カトリック教会でローマ教皇(法王)と枢機卿に次ぐ地位。

カトリック核廃絶を訴えているが、米国の核開発の中心で原爆を開発し

ロスアラモス国立研究所などがあり、多くの信者も働くニューメキシコ

州から高位聖職者が核軍縮を求めるのは珍しい。(後略)

(2月14日東京新聞夕刊3面より抜粋)

詳細は Webで ”人類初の核実験”米西部の大司教が核軍縮を叫ぶ 

ウクライナでの核兵器選択「ノーと言うため」政府に手紙

        2022年2月14日 17時00分 配信

https://www.tokyo-np.co.jp/article/160122

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

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