たんぽぽ舎です。【TMM:No4360】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「新規制基準への適合は安全を意味しない」、
「どれだけ対策を尽くしたとしても事故は起きるものとして
考えるというのが、防災に対する備えとしての基本」など
最近の更田規制委員長の発言から
上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
★2.米軍三沢基地F16戦闘機が燃料タンク2個を地上投棄
「居住地を避け投下」はウソ、住宅地から20mで傍に役場
地元へ連絡は事件3時間後、国・県と協議なしに飛行再開
メディアは日本を植民地と見て空を占有する米軍の監視を
「メディア改革」連載第84回
浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
「電力供給は再生可能エネルギーで100%可能」…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆12/11(土)「大石光伸さんを迎えて 東海第二原発 学習会」
会場:わくわくプラザ町田
★5.新聞より1つ
ワイシャツ仕立券2万円相当 磯崎官房副長官
(12月5日「しんぶん赤旗」より抜粋)
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※12/11(土)JR御茶ノ水駅前でアピールします。
東海第二原発いらない !…12/11(土)第2波一斉行動に
ご参加下さい!
第2波一斉行動日 2021年12月11日(土)
行動場所:東海第二原発の周辺(茨城)と各地(千葉、埼玉、神奈川、
栃木、青森、東京等)
◎たんぽぽ舎の取り組みは、12月11日(土)14時から15時15分
JR御茶の水駅「お茶の水橋口」と「聖橋口」にて、
アピール・ビラ配布などを行います。
◎12月11日(土)15時30分から16時30分
水道橋駅東口でアピールを行います。
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※12/13(月)学習会にご参加を!
岩垂弘さん「8回連続講座」
第8回「総括」日本の社会運動の特徴、成果と問題
なぜ衰退?・・・展望
お 話:岩垂 弘さん(ジャーナリスト)
日 時:12月13日(月)14時より16時30分
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約の必要はありません
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※12/14(火)学習会にご参加を!
「国家と企業から個人情報を守るために」
お 話:小倉利丸さん(JCA-NET理事)
日 時:12月14日(火)18時30分より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円(学生400円)
予約必要です。たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か
メール nonukes@tanpoposya.net で、ご氏名と電話番号を
お知らせ下さい。受付番号をお知らせいたします
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※12/1第99回東電本店合同抗議の動画を立花健夫さんが
アップしてくれています。
第99回東電本店合同抗議
https://www.youtube.com/watch?v=BtTtUo6Pt_c
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※11/26(金)第6回「首相官邸」前「原発いらない金曜行動」を
三輪祐児さんがアップしてくれました。
20211126 UPLAN 第6回「首相官邸」前「原発いらない金曜行動」
https://www.youtube.com/watch?v=WytZJLu_6rs
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┗■1.「新規制基準への適合は安全を意味しない」、
| 「どれだけ対策を尽くしたとしても事故は起きるものとして
| 考えるというのが、防災に対する備えとしての基本」など
| 最近の更田規制委員長の発言から
└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
◎ 現時点では全国で8基の原発が稼働している。
脱原発の立場からみると規制委員会は何だかんだと審査したあげく
結局は「合格」を出してしまうので「規制委員会は再稼働推進
委員会だ」という批判もある。
しかし福島第一原発事故のその年の夏には「ストレステスト」だけで
再稼働していたことと比べれば、規制委員会が一定の歯止めになって
いることは確かだろう。
むしろ推進側から「規制委員会が審査を引き伸ばして再稼働の妨げに
なっている」という批判が出ているほどだ。(※1)
◎ 最近、規制委員会の更田委員長がいくつか注目すべき発言を
している。
一つは新規制基準への適合は安全を意味しないという見解である。
国会の原子炉安全専門審査会・核燃料安全専門審査会で民主党の
逢坂議員の質問に対して「たとえ新規制基準に適合している炉であっ
ても、百テラベクレルを上回るような放射性物質の放出を起こす事故の
可能性というのを否定すべきではありません」と答えている。(※2)
◎ また原子炉規制と避難計画の関連については、同じく逢坂議員の
質問に対して、「しかしながら、どれだけ対策を尽くしたとしても事故
は起きるものとして考えるというのが、防災に対する備えとしての基本
であります。[中略]
これが一緒くたになってしまうと、プラントに安全対策を十分に
尽くしたので、防災計画はこのぐらいでいいだろうという考えに陥って
しまう危険もあります」として、原子炉規制と原子力防災は分離すべき
であるという、東海第二原発差止めの水戸判決を支持するような見解を
示している。(同じく※2)
◎ さらに緊急事態に際して、現在は原子力災害対策指針で「30kmは
原則として屋内退避」が推奨されているものの、更田委員長は「私自身
もJCOのときに、家に居てくださいというのを経験しましたので、
そのときの経験に照らしても、まあ数日、3〜4日とかがなかなか
一般には限界ではなかろうか。[中略]
それでも1週間屋内退避というのは現実に難しいだろうと思います
し」として、いわば指針の屋内退避方針に疑問を呈するような発言も
みられる。(※3)
◎ そもそも規制委員会の設置は民主党政権でなければ実現しなかった
だろうし、少なくとも規制と推進が一体という福島第一原発事故以前
よりはあるていど改善した。
これも大惨事の中での一つの幸運といえる。
また更田委員長の発言は、それ自体で再稼働を止める効力にはなら
ないものの各地の原発差止め裁判では役に立つ情報となっている。
(※1)石川和男「世界水準から大幅乖離、過酷さ増す日本の
(※2)第204回国会原子力問題調査特別委員会第3号
(2021年4月8日)
(※3)原子力規制委員会記者会見録(2021年10月6日)
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┗■2.米軍三沢基地F16戦闘機が燃料タンク2個を地上投棄
| 「居住地を避け投下」はウソ、住宅地から20mで傍に役場
| 地元へ連絡は事件3時間後、国・県と協議なしに飛行再開
| メディアは日本を植民地と見て空を占有する米軍の監視を
| 「メディア改革」連載第84回
└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
◎ 米軍三沢基地に所属するF16戦闘機が11月30日午後6時10分
ごろ、飛行中に燃料タンク2個を投棄し、そのうち1個が青森県深浦町
の住宅地から約20メートルの道路上に落下した。
近くに町役場、中学校、寺などがある。もう1個は2日、日本海
沿岸部にある深浦町で見つかった。
発見場所は山中で、町立中学校から南に約800メートルだった。
県知事らが抗議した。
◎ この事件で、青森空港は閉鎖され、滑走路閉鎖の影響で、民間
航空機1機が名古屋へ引き返し、青森発大阪行きなど計6便が運航を
見送った。
死傷者が出なかったが、大惨事になるところだったが、この事件の
報道があまりに少ない。テレビが現場から中継で使えることもあまり
なく、情報番組は取り上げない。2個目のタンクは防衛省提供の
ぼやけた写真しかなかった。
「野党合同ヒアリングはやらない」と表明した泉健太氏が立憲民主党
の新代表に就任したためか、政権反対党の追及もない。異常だ。
今日から始まる臨時国会で事件の徹底調査と再発防止策を
議論してほしい。
◎ F16機はエンジンの油圧が下がりパイロットが飛行不可能と
判断し、青森空港に緊急着陸した。NHKはこの事件を「トラブル」と
表現している。米軍は青森県に「戦闘機には近づかないように」と
連絡したという。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211202/k10013371211000.html
米軍は11月30日午後9時半近くに「緊急着陸に備えてタンク2個を
投棄した」などと防衛省、青森県に連絡した。事件から約3時間半後
だった。日米間では、米軍機の事故が発生した場合は「できる限り
速やかに通報する」と取り決めている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/146184
◎ 米軍三沢基地第35戦闘航空団副司令官のティモシー・マーフィー
大佐は午後11時ごろ、「F16戦闘機が飛行中に緊急事態に陥り、岩木
山近くの人が住んでいない地域に燃料タンク2個を投棄した」「原因
究明に向け綿密な調査を実施する」と発表した。「非居住地域に投棄
した」というのは大ウソだった。
◎ 三沢市によると、米軍のマニュアルでは、飛行中にエンジン
トラブルなどが起きた場合は機体を軽くするために、水面や、家などが
ない地上に燃料タンクを投棄すると定めていることについて説明が
あったという。
◎ 防衛省は1日、在日米軍に対し安全が確認されるまで国内での飛行
を見合わせるよう要請していたが、三沢基地所属の複数のF16機が
2日午後、基地周辺で飛行訓練を再開した。 東奥日報のWeb東奥に
よると、F16機は事故で落下したものと類似した燃料タンクを搭載
して飛行を再開。滑走路上を低高度で飛ぶ「ローアプローチ」を行う
機体もあり、周辺にはごう音が響いた。
防衛省も事実を認識した上で、「事故原因や安全確保について米側に
確認する」とした。
防衛省担当者や三村申吾知事は飛行再開について、「安全対策の説明
がないまま飛行を再開したことは極めて遺憾」とし、米軍に説明を求め
ていく姿勢を示した。
社民県連の今村修代表は2日の県への要請後、記者団に「過去の事件
で根本的な原因を究明できていないから事故が繰り返されるのではない
か。いっそう厳しい対応が必要だ」と強調した。県の担当者は「一歩
間違えれば大惨事につながり得る。県としても厳しく受け止めている」
と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/18840b7c20c6d34bbb32a1fbf02fd4eca5af195f
◎ F16機は青森空港に駐機したままとなっていたが5日午後、
機体の整備・点検が終了したとして空港を離陸。東北防衛局によると、
約15分で三沢基地に帰還したという。
https://www.youtube.com/watch?v=Encp2zgvSuE
◎ 共同通信がこの事件を最初に報じたのは11月30日午後8時2分の
「番外」だった。
同8時28分に、<午後6時10分ごろ、米軍の航空機が青森空港に緊急
着陸し、滑走路が閉鎖された。県などによると、けが人の情報は
入っていない。原因は不明>と報じた。
燃料タンク投棄を伝えたのは同10時21分の「番外」で、<米軍機、
燃料タンク2個投棄か>と題し、<県によると、青森空港に緊急着陸
した米軍機が着陸前、燃料タンク2個を県内に投棄したとの情報が
あり、場所を確認している>と報じた。報道は事件から約4時間半
経っていた。
同日午後11時23分、<燃料タンク投棄箇所は青森県深浦町と岩木山>
と題した番外で、<防衛省によると、緊急着陸した米軍機が燃料タンク
2個を投棄したのは、深浦町内と同県の岩木山付近>と報道した。
◎ 12月1日午前9時半、<タンク2個を同県深浦町の道路付近と
岩木山(弘前市など)周辺に投棄。深浦町役場の近くでは、金属製
物体と燃料とみられる液体が見つかり、県警が調べている>
<県内では2015年にF16戦闘機が燃料タンクを日本海に、2018年には
湖に投棄。今回は1個が市街地に落ちており、住民の反発が高まるのは
必至だ>と報道した。
◎ 県などによると、町役場周辺の現場では規制線が張られ、油臭が
漂う中、警察官が車を誘導。県防災危機管理課の担当者は「あっては
ならない。引き続き情報収集に努める」と話した。
共同通信によると、2015年以降の米軍機による「落下」事件は8件も
起きている。三沢基地関係が5件。沖縄県の米軍基地関係が4件。
戦闘機、大型輸送ヘリコプター、オスプレイなどが、窓、操縦席の
カバーの一部、模擬弾、コンテナ、重さ約1.8キロのパネル、水筒
などを学校や住宅地に落下している。
◎ F16機は何を目的に飛行していたのか。何のための訓練なのか。
マサチューセッツ工科大学のノーム・チョムスキー教授は2002年
11月、私のインタビューに「戦時中、日本人はvermin(害虫)だと
教えられた。そういう意識で、原爆を広島と長崎に落としたのだろう」
と述べた。
現在の米軍パイロットも、住宅地に巨大なタンクを落とすことを
何とも思っていないのではないか。
◎ 日本が外交・防衛に関しては事実上の植民地で、日米地位協定に
よって、米軍の事件事故に関する捜査権が厳しく制限されている。
米軍基地は欧州にもあるが、ドイツやイタリアでこんな危険な投棄を
するだろうか。戦勝国の軍隊の兵士は日本人を今も見下していると思う。
私はフェイスブックにこの事件について2回(1、3日)投稿した
ので、ぜひ覗いてほしい。
私は投稿で、日本列島では米軍の占領が76年4カ月も続いていること
を思い知らされたと書いた。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100022241222173
◎ 米軍は自国内では住宅地の上空での訓練ができない。日本の空を
事実上管理し、勝手気ままに使っている米軍。
日本の民間機は非常に狭い空域を飛ばざるを得ない。こんな独立国は
朝鮮戦争が続く韓国以外にない。
◎ 日本が普通の国になるには、米軍の撤退を社会全体で議題にする
べきではないか。
外国軍の基地が沖縄など各地に存在し、数万の兵士が駐留する
独立国は、アジアでは日韓両国だけだ。
「美しい国」を希求する保守・中道の政治家・報道人に真剣に
考えてもらいたい。
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| 「電力供給は再生可能エネルギーで100%可能」…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
「電力供給は再生可能エネルギーで100%可能」
12/5(日)15:56配信「東スポWeb」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dde5d17700e0c22a273f93dd655692acd27ad722
2.玄海原発トラブル頻発で
町長、九電に苦言「住民の安心につながらない」
12/4(土)15:12配信「佐賀新聞」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dd1f20224a630e263d63307d8264bb0bc2c7c4d
3.辺野古巡る対立 「移設ありき」のままでは
沖縄の負担をどう軽減させてくのか、
岸田政権は県民と向き合うべき
12/5(日)16:01配信「京都新聞社説」
https://news.yahoo.co.jp/articles/71b86cb7ce550dde9985d1916633310bfc69140e
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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
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◆12/11(土)「大石光伸さんを迎えて 東海第二原発 学習会」
常総生協元副理事長)
日 時:12月11日(土)14時〜16時30分 定員有
会 場:わくわくプラザ町田(会場・Zoom併用)
会場は参加費500円
詳細・申込はこちらを
http://sustran-japan.eco.coocan.jp/datafile/20211211_machida.pdf
主 催:原発事故を考える町田市民の会
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┗■5.新聞より1つ
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ワイシャツ仕立券2万円相当 磯崎官房副長官に
大手電力会社の業界団体である電気事業連合会(会長、池辺和弘九州
電力社長)が、11月に発足した第2次岸田内閣で再任された国会議員に
ワイシャツ仕立券を「お祝い」として送っていたことが4日、本紙の
調べで分かりました。(「政治とカネ」取材班) (後略)
(12月5日「しんぶん赤旗」より抜粋)
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
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