たんぽぽ舎です。【TMM:No4283】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4283】

2021年9月2日(木)地震原発事故情報−

             6つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.新型コロナウイルス感染増大下でも定例96回集会開く

  東京電力本店抗議・要望書を提出−62名の人々

  東電職員は出てきて要望書受け取る。日本原電は…?

    柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

★2.(汚染水)海洋放出は「人の復興」に逆行する

  「大型タンクによる長期保管」「モルタル固形化」など

  海洋放出を回避すべき

  脱原発首長会議が海洋放出で緊急声明

  福島第一原発を視察し、松川浦で話を聞く (下) (了)

   先崎(まっさき)千尋茨城県、元瓜連(うりづら)町長、

         瓜連町は合併により今は那珂市です〕

★3.「もんじゅの夢と罪」出版のお知らせ

   西村トシ子(もんじゅ西村裁判原告)

★4.閲覧権限ない職員に貸与 規制庁の機密文書紛失…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆「さよなら原発・ぎふ」の活動予定変更について

8/21小出裕章さん講演は12月頃開催予定

   9/11第40回さよなら原発パレード in ぎふ」は12/11開催予定

★6.新聞より2つ

  ◆規制委 柏崎刈羽原発を7日に調査核防護不備

   委員、初の立ち入り

          (9月1日「新潟日報MORE」より抜粋)

  ◆電気料金、5年で10%上昇 自由化の恩恵乏しく

   化石燃料への依存響く 競争環境の検証必要

              (8月30日、日本経済新聞より抜粋)

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※たんぽぽ舎に、自立スタンド型非接触体温測定器を設置しました。

 モニターの前に立つだけで測定できるタイプです。

 7/26より稼動しています。

 ほか、非接触体温計、手指消毒用のボトル数本、換気扇常時作動、

 適宜の窓開け換気等は、従来からおこなっています。

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※9/11(土)学習会にご参加を!

 「井戸川裁判(福島被ばく訴訟)は何を問うているのか」

 日 時:9月11日(土)13時30分より17時

 お 話:井戸川克隆さん(双葉町元町長)

 お 話:古川元晴さん(弁護士)

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円

 予約必要です。たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

 メール nonukes@tanpoposya.net で、ご氏名と電話番号を

 お知らせ下さい。受付番号をお知らせいたします。

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※9/11(土)一斉行動にご参加下さい…

 東海第二原発いらない!動かさないで!

 一斉行動日:2021年9月11日(土)

 行動場所:東海第二原発の周辺と都県各地

 呼びかけ:東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク

☆たんぽぽ舎は、9月11日(土)13時から14時

JR御茶ノ水駅「お茶ノ水橋口」でアピール・署名・ビラ配布などを

おこないます。ぜひご協力下さい。

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※9/1(水)2つの抗議行動「日本原電、東電本店」の動画を

 UPLAN三輪祐児さんがyoutubeにアップしてくれています。

 以下で視聴できます。

20210901 UPLAN 日本原電本店抗議行動・第96回東電本店合同抗議

https://www.youtube.com/watch?v=ol7e7khDgxg

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┗■1.新型コロナウイルス感染増大下でも定例96回集会開く

 | 東京電力本店抗議・要望書を提出−62名の人々

 | 東電職員は出てきて要望書受け取る。日本原電は…?

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

◎9月1日(水)夕方、東京電力本店前で毎月1回の東電本店合同抗議

行動(第96回)が開かれた。雨と新型コロナ感染拡大下での集会。

 主催は、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」。賛同139団体。

 冨塚元夫さん、武笠紀子さんの司会で開会。中村泰子さんが「東電は

原発やめよ!」などをコール。

 菅井益郎さんが、柏崎刈羽原発の現状・問題点を現地をよく知った

視点から鋭く述べました。「東電が日本原電(東海第二原発)へ2200億円

援助しているのはおかしい」と批判。…大きな拍手。

 音楽隊6人が登場、右田春夫さん、マアルハート・バンド(3人)、

生田まんじさん、ジョニーHさん。4曲の演奏でした。

 会計代理(柳田)から、カンパの訴え−東電本店合同抗議行動のノボリ

旗を作りたい(今、ないので)。又、音楽隊を年4回ほどお呼びしたい。

皆さんのカンパをよろしく。(カンパは17,116円でした。感謝いたします)

◎ 東京電力本店への申し入れは、2つ。

 ・「反原発自治体議員・市民連盟」(放射能汚染水は全て、タンク等で

  保管してください)、

 ・「原子力民間規制委員会・東京」(福島第一原発事故加害企業東京

  電力への質問書)。

 久保清隆さんが、9月11日(土)の「東海第二原発いらない!

うごかすな!一斉行動」が1都6県に広がっている。東京でも20カ所

くらい実施になりそう。ぜひ参加して、来年9月の東海第二原発再稼働

(試運転)を阻止しよう。と発言。

 茨城からみえた野口修さんが、3・18水戸地裁判決の勝利と東京

高裁での闘いの支援を訴えました。

 平田明良さんがコール(東電は責任をとれ!、被害者への賠償

いそげ!、汚染水を海へ流すな!)。

 菊地輝子さんが、首相官邸前で始まった「原発いらない!金曜行動」

が成功(1〜3回)、4回目は9月17日(金)18時30分より。ぜひ参加

しよう。ビラも配布中。

◎ なお、当日は、17時より18時まで、雨と新型コロナ下において、

日本原電本店前でも抗議行動が取り組まれました。

   (後日、報告される予定)

 次回の東電本店合同抗議行動(第97回)は、10月6日(水)18:30より

19:30です。

※UPLAN三輪祐児さんが9月1日の「原電・東電2つの抗議行動」を

youtubeにアップしてくれています。

https://www.youtube.com/watch?v=ol7e7khDgxg

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┗■2.(汚染水)海洋放出は「人の復興」に逆行する

 | 「大型タンクによる長期保管」「モルタル固形化」など

 | 海洋放出を回避すべき

 | 脱原発首長会議が海洋放出で緊急声明

 | 福島第一原発を視察し、松川浦で話を聞く (下) (了)

 └──── 先崎(まっさき)千尋茨城県、元瓜連(うりづら)町長、

          瓜連町は合併により今は那珂市です〕

3.ノリ養殖漁民の苦悩

  良質のノリを作っても福島産というレッテルで苦労

 私たちは翌日、福島第一原発の北にある相馬市松川浦を訪れた。

 松川浦は太平洋に面した潟湖。風光明媚で観光の名所。ノリの養殖が

盛んだった。

 ここでアオサノリの養殖漁師、遠藤友幸さん(60歳)から、原発事故後

の漁業の実態と汚染水の海洋放出について話を聞いた。

 遠藤さんは「原発事故後、汚染水が出るのはわかっていたことだ。

それなのに東電はこれまでしっかりした対応をしてこなかった。突然の

海洋放出発表は納得できず、反対するしかない。バリケードを作って

でも阻止したい。私たちはこれまで放射能の汚染を減らしながら収量を

回復する努力を重ねてきたが、良質のノリを作っても福島産という

レッテルで市場価格はなかなか回復せず、苦労してきた。最近は、

福島産ではなく常磐モノと言うようになった。そして今回の汚染水

放出の決定。残念だ」と怒りをぶちまけ、不安の表情を見せた。

 遠藤さんはさらに、担い手が高齢化しており、後継者がいない漁家の

中にはカネ(補償金・賠償金)をもらえば漁業を止めてもいいという人

が出てくるかもしれない、と苦しい胸の内を語ってくれた。

 前日の東電との質疑でも感じたが、反対の声があっても、最後はカネ

でなんとかなるという心づもりが東電や政府にあるのではないか。

私にはそう思えてならないのだ。

4.(汚染水)海洋放出は「人の復興」に逆行する

  「大型タンクによる長期保管」「モルタル固形化」など

  海洋放出を回避すべき

 脱原発をめざす首長会議は、遠藤さんから話を聞いたあと南相馬市

記者会見を開き、「政府は汚染水の海洋放出を断念せよ」という緊急

声明を発表した。

 会見では、同会議の佐藤和雄事務局長(元東京都小金井市長)が声明

文とその背景を説明したあと、参加者がそれぞれ視察の感想や汚染水へ

の考えを説明した。

 同会議では、2019年、2020年に「汚染水は長期保管を」、「地元関係

者が納得し、『人の復興』を最優先した案を透明性の高いプロセスに

より決定するよう求める」という声明を出している。

 それを受けて、今回は「大型タンクによる長期保管、アメリカで実例

があるモルタル固形化といった海洋放出を回避するための代替案につい

て検討が尽くされているとは思えない。政府は『人の復興』に逆行する

海洋放出を断念し、陸上での保管・処理へ舵を切るよう求める」という

声明を出した。

 記者会見で、同会議の世話人である桜井勝延南相馬市長は「汚染水

問題は自分に関係ないと思っている人には、安全だと言う国と東電の

説明をうのみにしてしまいがちだが、漁業者にとっては自分の人生を

ダメにしてしまうような大きな問題だ」と語っていた。

 また佐藤事務局長は「大量に放出されたカナダなどでは住民に被害が

出たとの報告もあり、漁業者の利害だけで反対しているわけではなく、

安全性についても疑念があるから陸上保管やモルタル固化などの代案を

出している。放射性物質を環境中に拡散することで影響やリスクは必ず

存在する。原発事故により現在の状況を生み出した責任は政府と東電に

ある。『風評被害』というのは、責任を他者に転嫁し、影響を懸念する

人の口をふさぎ、健全な議論を封じる言い方だ」と話した。

 私はこの席で、「賠償問題への東電の対応を見ていると、被害者の声

に耳を貸さず、実情をよく見ないで一方的に交渉を打ち切るケースが

多く見られ、訴訟に持ち込む人も多い。今回の海洋放出でも実際にそう

なれば同じことが起きるのではないか。カネでは被害者は救済され

ない」と訴えた。

【『スペースマガジン』2021年9月号「葦の髄から」第61回より転載】

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┗■3.「もんじゅの夢と罪」出版のお知らせ

 └──── 西村トシ子(もんじゅ西村裁判原告)

もんじゅの夢と罪」出版

 内容は原子力研究者の京都大学「熊取6人組」小林先生のもんじゅ

への技術的な考え、“もんじゅ”訴訟の証人として出られた先生です。

更に、もんじゅ西村裁判の経緯も書かれています。

 著者:細見 周(裁判を傍聴していたジャーナリストです)

    詳細は下記のHPをリンクして下さい。

 出版日 2021年8月30日

出版社:人文社

http://www.jimbunshoin.co.jp/smp/book/b587520.html

<参考資料>ブログ もんじゅ西村裁判−3

  https://95381767.at.webry.info/

  次回裁判日程 掲載

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┗■4.閲覧権限ない職員に貸与 規制庁の機密文書紛失…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.閲覧権限ない職員に貸与 規制庁の機密文書紛失

  9/1(水)20:37配信「共同通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1285332f813e4d18f3ed9d44f08c9ffc1de167e

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

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 ◆「さよなら原発・ぎふ」の活動予定変更について

 先日お伝えしました(たんぽぽ舎8/17メルマガ)、小出裕章さん講演会

「フクシマ原発事故は終わっていない」8月21日(土曜)開催予定は、

岐阜県の新型コロナウィルス感染拡大非常事態宣言により延期と

なりました。

 楽しみにされていた方には大変ご迷惑をおけいたしました。

 お詫び申し上げます。講演会は12月頃に開催予定です。

 また、同様に9月11日(土曜)に開催を予定していた「第40回

さよなら原発パレード in ぎふ」もあわせて延期となります。

 次回は、12月11日(土曜)の開催予定です。

10月初旬にご案内をさせていただき予定です。ぜひご参加ください。

 原発事故から10年近くが経ちました。私個人の周りでも原発事故で

大きな影響がありその大きさは計り知れません。

 「安全・安心のオリンピック」と言われてきましたが、ESG投資も

進む中、普段の生活にこそこの「安心・安全」は必要ではないかと

思います。

「さよなら原発・ぎふ」ブログ

https://ameblo.jp/611gifu?utm_source=gamp&utm_medium=ameba&utm_content=general__611gifu&utm_campaign=gamp_headerInfo

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┗■6.新聞より2つ

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 ◆規制委 柏崎刈羽原発を7日に調査核防護不備

  委員、初の立ち入り

 原子力規制委員会は31日、東京電力柏崎刈羽原発の核物質防護体制に

関する立ち入り調査を9月7日に行うと発表した。

 今年、同原発で相次いで発覚した核物質防護体制の不備に対する追加

検査の一環。規制委の伴信彦委員らが原発の設備を確認する。(後略)

      (9月1日「新潟日報MORE」より抜粋)

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20210901639189.html

 ◆電気料金、5年で10%上昇 自由化の恩恵乏しく

  化石燃料への依存響く 競争環境の検証必要

 2016年4月に電力小売り全面自由化が始まって5年半。700社超に

膨らんだ新電力は大手電力の寡占構造を崩したが、主要4電力の電気

料金は平均で10%超上がり、消費者に恩恵が及んでいない。

 化石燃料への依存が続き燃料高が影響している面があるものの、地域

独占を引きずる商習慣が健全な競争を妨げていないか検証する必要が

ありそうだ。 (後略)  (8月30日、日本経済新聞より抜粋)

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

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  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

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なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合もあります。

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