たんぽぽ舎です。【TMM:No4247】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4247】

2021年7月14日(水)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.「(原発)再稼働の黙認が究極の悲劇生む」

  樋口英明『私が原発を止めた理由』を出版した元裁判長

  インタビュー記事の紹介     小山芳樹(たんぽぽ舎)

★2.STOPトリチウム(放射能汚染水)海洋放出!

  西尾正道先生勉強会YouTube

  放射線問題全般の学びを通して

              内藤新吾(松戸のルーテル教会

★3.私たちは『NONUKES voice』を応援しています!!

中村敦夫さん(俳優、作家)

         『NONUKES voice』vol.28案内チラシより抜粋

★4.ワクチン接種の遅れとは政治の見識とリーダーシップの

 欠如による“人災”だったことが分かる

 遅れを回避、挽回するチャンスは少なくとも4回あった

 2020年〜新型コロナとの闘いの記録

 読み切り連載(23)<7>(了)

           岩井 哲(かごしま反原発連合 共同代表)

★5.新聞より1つ

  ◆規制委、東電本社立ち入り 柏崎刈羽原発テロ対策不備

   社長異例の聴取   (7月14日東京新聞朝刊23面より抜粋)

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※学習会・抗議行動の映像をUPLAN三輪さんがアップしてくれています。

・7/7日本原電・東電本店抗議行動

  20210707 UPLAN とめよう!東海第二原発 20年運転延長・

  再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動&

  「第94回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

https://www.youtube.com/watch?v=2Y7UFD-BZ2U

・6/29永田文夫さんの講座

  「青森県六ケ所村再処理工場の実態とその危険性」

  20210628 UPLAN

https://www.youtube.com/watch?v=-7_75Asx-dw

・6/26山崎ゼミ「東電柏崎刈羽原発運転禁止と福島第一原発の現状」

  20210626 UPLAN

https://www.youtube.com/watch?v=cCG7BjsDfJA

・6/18第1回「原発いらない金曜行動」

  20210618 UPLAN

https://www.youtube.com/watch?v=4RQBgQkXIqY

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※7/16(金)第2回「原発いらない金曜行動」にご参加を!

 フクシマは終わっていない  放射能汚染水を海へ流すな!

 東海第二原発の再稼働反対!

 日 時:7月16日(金)18時30分より19時45分

 場 所:「首相官邸」前

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

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※7/24(土)学習会にご参加を!

 「3/18東海第二原発運転差し止め水戸判決」

  今後の原発裁判へ向けて

 お 話:後藤政志さん〔元東芝、原子炉格納容器設計者、

  博士(工学)〕

 お 話:上岡直見さん〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

 日 時:7月24日(土)13:30〜17:00 新ちょぼゼミ

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 資料代:800円

 予約必要です

たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

メール nonukes@tanpoposya.net で、ご氏名と電話番号を

お知らせ下さい。受付番号をお知らせいたします。

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┗■1.「(原発)再稼働の黙認が究極の悲劇生む」

 | 樋口英明『私が原発を止めた理由』を出版した元裁判長

 | インタビュー記事の紹介

 └──── 小山芳樹(たんぽぽ舎)

 7月13日(火)東京新聞朝刊21面「あの人に迫る」において、元福井

地裁裁判長の樋口英明さんのインタビュー記事が掲載されていました。

全体で、2600文字以上あります。

少しだけ、記事から引用して紹介いたします。

引用開始

 2014年、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の運転差し止め判決を

出した元福井地裁裁判長の樋口英明さん。東京電力福島第一原発事故

から10年のこの春、「私が原発を止めた理由」を初出版した。

 退官後、自分が関わった事件については論評しないという「裁判官は

弁明せず」の伝統を破り、日本から原発をなくすために「残りの人生を

懸ける」という思いを聞いた。(野呂法夫) (中略)

住宅に求められる耐震性は建物が地震で倒壊せずに人の命を守ること

です。改正後の建築基準法が適用された建物なら震度6強〜震度7

地震(1500ガル程度に相当)でも大丈夫ですし、耐震性の高さを売りに

している住宅はもっと高いのです。電力会社は「原発と住宅は単純に

比較できない」と主張します。(中略)

原発では配管、配電関係まで全て厳しい耐震性が求められるはずです

が、多くの原発ではそれが700ガルから1000ガル程度しかないのです。

  (中略)

原発の耐震性が普通の建物より低いということを聞いて驚くと思い

ますが、本当のことなのです。(中略)

 キング牧師は「究極の悲劇は善人の沈黙である」と述べています。

 国民世論は脱原発ですが、全原発即時停止の人は少数です。

 あの未曾有の原発事故を経験し、今も原子力緊急事態宣言が続いて

いる中で、原発の再稼働を黙認することが究極の悲劇につながります。

 原発の本当の危険性を知ってください。 引用終了

(7月13日東京新聞朝刊21面「あの人に迫る」から抜粋)

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┗■2.STOPトリチウム(放射能汚染水)海洋放出!

 | 西尾正道先生勉強会YouTube

 | 放射線問題全般の学びを通して

 └──── 内藤新吾(松戸のルーテル教会

 北海道がんセンター名誉院長の西尾正道先生を招き、勉強会を開き

ました。

 放射線の人体影響、特にも内部被曝の危険、それを認めぬICRP

成り立ちとエセ科学トリチウムの危険、多核種を含む処理水の危険、

甲状腺がんの話などを縦横無尽にしていただきました。

 会場と主催は、松戸のルーテル教会、私はその牧師で、共催は原発

体制を問うキリスト者ネットワークでした。YouTubeでご覧ください。

 午前の部<https://youtu.be/YQTVLjCUu60>

 午後の部<https://youtu.be/d2geXQMlU4Y>

 西尾先生については、反原発の人たちで強く批判する方もあります。

 先生は福島県を中心とする子どもの甲状腺がんについて、スクリー

ニング効果が大と言われます。

 機械の精度は断然上がっており、甲状腺がんというのは最も進行の

遅いがんです。

 しかし私は、子どもの甲状腺がん多発について非常に心配です。

 また、この人数はただ事ではないと事故の影響も疑っています。

 それでも、誰より多く放射線治療をされてこられ内部被曝

恐ろしさを知っている先生が、ご自分の知識と経験から言われること

を、まず聞きたいと思いました。

 私の関係する二組織もそう考えこの会を開きました。そして開いて、

本当によかったと思います。

 先生は子どもの甲状腺がんは事故前から結構いると言われます。

 また、事故の影響は時間をかけて来ると言われ、だからこそこれから

も検査は重要と言われます。

 私は、先生の見解は専門家として正しいと思います。

 それでも私は、福島県を中心とする子どもの甲状腺がん多発は事故の

影響もあるのではと心配です。

 それは電磁波問題に関わった経験からです。かつて電磁波の人体影響

は医学的に否定されていました。

 しかし、電離作用もない電磁波の長期被曝が影響を与えることが、

疫学調査だけでなく、がん細胞に照射した実験で増殖スピードが格段に

上がることもわかったように(1995年放送「ザ・スクープ」)、低線量

放射線下では従来の医学知識を超える何かが起きていてもおかしくない

と思うのです。

 また、事故前から子どもの甲状腺がんが結構あるとしても、それは

日本中の原発運転の結果ではとも思うからです。

 しかし、先生のお話は圧巻でした。

 まずは皆の力で処理水放出阻止です。

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┗■3.私たちは『NONUKES voice』を応援しています!!

中村敦夫さん(俳優、作家)

 └──── 『NONUKES voice』vol.28案内チラシより抜粋

 ・中村敦夫さん(俳優、作家)

 原爆と原発は、悪意に充ちた死神兄弟のようなもの。

 世界の安全を喰い散らし、出張った腹をさらに突き出す。

 『NO NUKES voice』よ。死神たちを放置してはならない。

 平和を愛する人々の先頭に立ち、言論による反撃の矢を容赦なく

 浴びせ続けよ。

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┗■4.ワクチン接種の遅れとは政治の見識とリーダーシップの

| 欠如による“人災”だったことが分かる

| 遅れを回避、挽回するチャンスは少なくとも4回あった

| 2020年〜新型コロナとの闘いの記録

| 読み切り連載(23) <7>(了)

 └──── 岩井 哲(かごしま反原発連合 共同代表)

          (『週刊文春』2021年6月10日号より)

・官邸中枢が最も問題視する承認の遅れ。前記・詳述のように、日本で

は承認審査に国内治験のデータの提出が求められ、そのデータ収集に

時間を要した。

 結果、ファイザーのワクチンは、申請から承認決定までにかかった

期間は約2カ月。モデルナは約2カ月半、ごくまれに血栓の症状が

見られたアストラゼネカは約3カ月半かかっている。

・その点、米国では治験データが揃っていなくても緊急的に使用を許可

する『EUA』という制度がある。11月9日にファイザーの国際共同

治験のデータがまとまると、12月11日には同許可が下りた。

わずか1カ月だ。

菅首相は、承認審査について「3カ月もかかるんだから、仕方ねえ

だろ」と苛立ちを見せつつ、今になって、海外のような緊急使用許可の

必要性を痛感しているようだ。4月23日の会見でもこう述べた。「海外

は国内治験を必要としない国が殆どだが、日本は国内治験を必要とする

仕組みになっている。緊急事態の法律を変えないといけない。」

・だが、千載一遇のチャンスが昨年10月にあったことには決して触れ

ない。それは「審査について定めた薬機法の改正だ。」

(前出・デスク)という。

 「昨年10月に召集された臨時国会で、薬機法の改正をおこなっておく

べきでした。菅首相は今になって、来年の通常国会で、薬機法改正法案

を提出を目指すと宣言しています。来夏には参院選もあるため、菅首相

には選挙対策の意味合いもあるんでしょうね。」(同前)

・実際、昨秋の臨時国会では、コロナワクチンで健康被害が起こった

ときに、企業の損害賠償を国が補填するため、予防接種法の改正が

行われている。これは、ファイザーを始めとした製薬会社との契約を

見据えたものだった。この時点で承認審査の問題点にも気付いていれ

ば、薬機法改正法を推進することは可能だった。…

・こうして検証してみると、ワクチン接種の遅れとは、政治の見識と

リーダーシップの欠如による“人災”だったことが分かる。

 遅れを回避、挽回するチャンスは少なくとも4回あった。うち3回に

首相として携わっていた安倍氏は特に、ワクチン遅れの“元凶”として

の謗りは免れまい。

 …先進国最下位という“ワクチン敗戦”は、日本に深刻な問いかけを

突き付けている。

 真摯な検証なしでは、再び敗戦が繰り返されることになる。

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┗■5.新聞より1つ

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 ◆規制委、東電本社立ち入り 柏崎刈羽原発テロ対策不備

  社長異例の聴取

 東京電力柏崎刈羽原発新潟県)でテロ対策の不備が相次いだ問題

で、原子力規制委員会は13日、東電本社(東京都千代田区)を立ち入り

検査し、小早川智明社長から当時の認識や関与の実態などを聴いた。

 規制当局が検査で電力会社トップを聴取するのは異例で、今回の問題

での東電本社への立ち入りは初。(中略)

 東電は第三者委員会の意見を反映させながら、9月23日までに根本的

な原因分析や改善計画を規制委に報告する。

 規制委はその後、本格的な検査に入る。(後略)

        (7月14日東京新聞朝刊23面より抜粋)

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