たんぽぽ舎です。【TMM:No4154】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4154】

2021年3月19日(金)地震原発事故情報−

             6つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.水戸地裁 老朽東海原発運転差し止めを命じた判決

  「老朽原発うごかすな!」の圧倒的な民意に支えられた判決

         木原壯林(若狭の原発を考える会)

   (老朽原発うごかすな!実行委員会)

★2.この10年で原発なしでも日本の社会や

  生活はやっていけるとわかり

  原発ゼロの実現を目指す季刊誌=ボイス27号発行…よみごたえ

  3.11から10年、コロナ下で大衆運動はどう立ち上がるか、その他

  「NONUKES voice」27号(春号)の紹介

       柳田 真(たんぽぽ舎共同代表、

       再稼働阻止全国ネットワーク、

       とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

★3.病院の統廃合とネットワークの形成による「機動性」の確保

  ライバル病院同士が協力関係を構築し合うことに同意

  2020年〜新型コロナとの闘いの記録

  読み切り連載(15)<中>

          岩井 哲(かごしま反原発連合 共同代表)

★4.東海第二原発訴訟 避難計画、実効性に課題多く

  策定、茨城5市町にとどまる…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆4/18(日)小出裕章さん講演会

   「原発の終わらせ方〜東電福島原発事故から10年のいま〜」

   会場:明治学院大学白金校舎

★6.新聞より1つ

  ◆「再稼働ストップできる」 東海第二原発運転認めず

   住民側歓喜「福島の皆さんに報いる形に」

   「遺憾」原電側控訴へ/立地首長は静観

            (3月19日東京新聞朝刊25面より抜粋)

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※3/24(水)学習会にご参加を!

 菅政権グリーン成長戦略は「グリーン」か

   (あやしいカーボンニュートラル

 講 師:上岡直見さん(環境経済研究所代表)

 日 時:3月24日(水)18時より21時 講師のお話は19時より

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円     新ちょぼゼミ

  (予約必要です)

 予約方法:メールか電話で、ご氏名・電話番号

      (当日緊急に連絡できる番号)をお伝えください。

      予約受付番号をお知らせ致します。

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※3/30(水)学習会にご参加を!

 文在寅政権VS検察−韓国で今、何が起きているか?

 お 話:北川広和さん(「日韓分析」編集人)

 日 時:3月30日(水)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  予約の必要はありません。

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┗■1.水戸地裁 老朽東海原発運転差し止めを命じた判決

 | 「老朽原発うごかすな!」の圧倒的な民意に支えられた判決

 └──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)

(老朽原発うごかすな!実行委員会)

原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様

またまた朗報です!

 水戸地裁は、3月18日の判決で、老朽原発・東海第2原発の運転

差し止めを命じました。「原発が重大事故を起こしたら避難は

不可能」および「老朽原発うごかすな!」の圧倒的な民意に

支えられた判決です。

 昨年12月4日、原子力規制委員会が推定した原発敷地で発生する

地震の大きさが過小であることを指摘した大阪地裁判決、本年2月19日

の避難者への東電と国の責任を認めた東京高裁判決に続く快挙です。

 一方、3月17日は、大阪地裁で「コロナ禍の中で原発うごかすな」を

求めた仮処分裁判について不当決定が出され、18日は、広島高裁で

伊方原発3号機運転差し止め」仮処分に対する異議審で不当決定が

出されていますが、最近の裁判では勝利判決の割合が増えています。

 さらに、最近の世論調査では、脱原発を望む声が82%にも達し、

ますます大きくなっていると報道されています。

 これらを考え合わせれば、私たちが、創意と工夫を凝らした行動を

さらに拡大すれば、老朽原発再稼働を阻止し、原発のない、人の命と

尊厳が大切にされる社会を実現できる日も近いと考えられます。

 まず、断固とした「老朽原発うごかすな!」行動に起ちましょう!

 3.20「関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」に総結集を

お願いします。

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┗■2.この10年で原発なしでも日本の社会や

 | 生活はやっていけるとわかり

 | 原発ゼロの実現を目指す季刊誌=ボイス27号発行…よみごたえ

 | 3.11から10年、コロナ下で大衆運動はどう立ち上がるか、その他

 | 「NONUKES voice」27号(春号)の紹介

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表、

       再稼働阻止全国ネットワーク、

       とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

原発ゼロの社会を目指す唯一の季刊誌「NONUKES voice」27号(春号)が

発行された。

 特集は『3・11から10年=震災列島から原発をなくす道』である。

 中味は19の小文章から成り立っている。

 その主な目次を紹介します

 ・小出裕章さん…六ヶ所村再処理工場の大事故は防げるのか

 ・おしどりマコさん…柏崎刈羽原発IDカード不正使用の実態

 ・菅直人さん…日本の原発は全廃炉しかない

 ・鎌田慧さんと柳田真「対談」…コロナ下で大衆運動は

                どう立ち上がるか

〇19本の小論文の最後に「再稼働阻止全国ネットワーク」の11人の

論文が12頁にわたって載っている。

 その一部分を紹介します (敬称略)

 コロナ下でも工夫して会議開催…大衆集会めざす

 全国…柳田 真、女川原発…舘脇章宏、福島原発…橋本あき、

 東海第二原発…阿部功志、東京電力…渡辺秀之、

 規制委・経産省…木村雅英、 高浜原発…木原荘林、

 老朽原発…けしば誠一、核兵器禁止条約…渡辺寿子、

 読書案内…天野恵一、提案…乱鬼龍

〇発行は鹿砦社(ろくさいしゃ)

 132頁、680円、年4回発行(3.6.9.12月)

 たんぽぽ舎でもとり扱い、1年間予約歓迎(年4回分2700円送料含む)

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┗■3.病院の統廃合とネットワークの形成による「機動性」の確保

 | ライバル病院同士が協力関係を構築し合うことに同意

 | 2020年〜新型コロナとの闘いの記録

 | 読み切り連載(15)<中>

 └──── 岩井 哲(かごしま反原発連合 共同代表)

※「医療崩壊」をめぐって、米国からの報告:

 毎日新聞「医療プレミア」掲載(2021.2.18)

 内科医・大西睦子氏(ボストン在住、医学博士)の

 レポートより抜粋(その2)

 ・州の最初の臨時病院は、「ボストンホープ医療センター」です。

 昨年4月初旬、MGBという病院組織が中心になり、州やボストン市

などの支援の下、コンベンションセンターの一部を改装して、1週間で

1000床の病院を開設しました。

 新型コロナに感染したが急性の症状は収まった患者と、ホームレスで

本格的な入院治療までは必要ない病状の患者を受け入れるための

施設でした。

 MGBは、ボストンを拠点とする16の医療機関の非営利のネット

ワークです。

 いずれも、ハーバード大医学部の教育病院であるBWHやMGH

など、有名病院が名を連ねる州最大の病院協力組織です。…ボストン

ホープ医療センターには、90人近くの医師、309人の看護師などの医療

スタッフが、地域の病院などから集まりました。…

 その後、このセンターは700人以上の患者の治療に成功しました。

 多くの患者はホームレスでした。2020年6月2日、センターの最後の

数人の患者が退院しました。患者たちは、拍手と歓声を上げる医療

従事者たちに送り出され、そしてセンターは閉鎖されました。

他の四つの臨時病院も閉鎖となりました。

ハ.軽度または中等度の症状の患者のための療養所(ホテル)も設定:

さらに、やはり昨春、州は州内の多くのホテルに、感染者の隔離のため

や回復期の人のための療養所を設けると発表しました。療養所は、

軽度または中等度の症状があり、病院や看護施設のケアを必要としない

人向けの施設です。

…さらに、次の3条件の内一つを満たす必要があります。

(1)ホームレスである。

(2)住環境が不安定である(日頃困窮者の保護施設で寝ている、

   家庭内暴力のために家にいられないなど)。

(3)収入が一定以下で、自宅が過密だったり、高齢者や免疫不全の人

   と一緒に暮らしたりしている。

ニ.病院の統廃合とネットワークの形成による「機動性」の確保:

マサチューセッツ州にある病院は97(東京都は647)ですが、全米の

他の州と同じように、合併や買収などが繰り返されて病院数は

減ってきました。

 合併や買収の利点は、◎病院コストの削減、◎重複する医療

サービスの排除、◎管理上の負担の軽減、◎臨床プロトコル(治療

計画)の標準化、◎複雑な医療サービスの提供を集中させることなどが

挙げられています。

 さらに、米国の多くの病院は、MGMのように、ネットワークを

作っています。ネットワーク内では、患者の移送が容易にできます。

ホ.ライバル病院同士が協力関係を構築し合うことに同意:「ベス・

イスラエル・ラヘイ・ヘルス」は、ハーバード大学医学部の教育病院

である「ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター」などを含む、

州で2番目に大きい病院協力組織です。先ほど説明したMGBとは、

長年のライバル関係にありました。

 しかし、去年4月初めに、両組織は協力し、患者の収容先を調整する

ためのグループを立ち上げました。

 さらにボストン大学医学部の教育病院の「ボストン医療センター」、

タフツ大学医学部の教育病院「タフツ医療センター」も互いに協力し

合うことに同意しました。

 そのためボストンでは、新型コロナの患者が一つの病院に集中しまう

ことはありません。…これらの病院の関係者は、「現時点では、私たち

全員が一つの大きな病院システムだと思っています」と語り、各病院の

リーダーは週に数回の会合を開いており、新型コロナウィルスによる

危機の間、協力して取り組むことを約束しあっています。

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┗■4.東海第二原発訴訟 避難計画、実効性に課題多く

 | 策定、茨城5市町にとどまる…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.東海第二原発訴訟 避難計画、実効性に課題多く

  策定、茨城5市町にとどまる

  3/19(金)4:00配信「茨城新聞クロスアイ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8ca45ab1c8c85ef394c5d9cca1e2d442876abee

2.柏崎刈羽原発の核物質防護策不備、東電が異議申し立てず

  規制委による「最悪のレベル」評価を受け入れ

  3/18(木)13:53配信「毎日新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/34689508cb7881d977f7216fe94ae0a5269e4eba

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

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 ◆4/18(日)小出裕章さん講演会

  「原発の終わらせ方〜東電福島原発事故から

   10年のいま〜」のお知らせ

日 時:4月18日(日)13:30より16:30(開場13:00)

会 場:明治学院大学白金校舎

     (東京メトロ南北線都営三田線白金高輪駅/白金台駅

      都営浅草線高輪台駅より徒歩7分

共 催:ヒロシマ連続講座(竹内良男)+明治学院大学国際平和研究所

人 数:75名まで。

申込・問い合わせ:メールで「名前と電話番号」を

      <qq2g2vdd@vanilla.ocn.ne.jp> へお知らせください。

参加費:800円(大学生と明治学院大学関係者は無料)

内 容:日本で初の原子力発電の開始は1963年10月、私たちはもう50年

以上も前から危険な原発と隣り合わせに生きてきています。

 「原子力緊急事態宣言」が解除されないまま東電福島原発の事故以来

10年のいま、事故から学びとるべきことは何か?

 原発の歴史を振り返りつつ、私たちがこれから原発とどう向き合って

いくべきか?

 小出裕章さんのお話を通して一緒に考えていきたいと思います。

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┗■6.新聞より1つ

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 ◆「再稼働ストップできる」 東海第二原発運転認めず

  住民側歓喜「福島の皆さんに報いる形に」

  「遺憾」原電側控訴へ/立地首長は静観

 「再稼働にストップがかけられる」。茨城県東海村日本原子力発電

(原電)東海第二原発の運転差し止めを認めた18日の水戸地裁判決を

受け、原告の住民らは、こう強調した。東京電力福島第一原発事故から

10年。今回の判決が避難計画の問題点を指摘する画期的なものだった

からだ。一方、避難計画作りを求められる首長は静観の

姿勢だった。(中略)

水戸地裁に近い水戸市内のホールで原告団が記者会見し、原告団

代表が「気概のある裁判官によって福島第一原発事故の教訓が

生かされた」との声明を読み上げた。

 大石光伸・原告団共同代表は「福島の事故で苦しんだ皆さんに報いる

形になった。原発はもうやめろ、二度と同じ思いをさせたくないという

考えが込められている」と述べた。(後略)

            (3月19日東京新聞朝刊25面より抜粋)

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 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

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