たんぽぽ舎です。【TMM:No4145】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4145】

2021年3月8日(月)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.3・11集会へ好反応−参加しますの声・声

  東電福島第一原発事故10年−忘れない.くり返さないの気持ち

  日本列島大地震迫る−原発はとくに危険

   柳田 真(たんぽぽ舎、

             とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

★2.国・行政の政策の誤りを無理やりに認めるような

  屁理屈・忖度判決をやめろ!

  3/1子ども脱被ばく裁判不当判決に思う

  冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.東京電力の身勝手  浜島高治(神奈川県在住)

★4.コロナ渦と女性の苦しみ  山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆コロナ禍の差別・分断・ヘイトを打ち破ろう!

   差別・排外主義を許さない3.14アクション

   会場:新宿駅東口アルタ前広場

  ◆3/21(日)出版記念「救援川柳句集を語る集い」

   ゲスト:高鶴礼子、楜沢 健、大山千恵子、白 眞弓

  進 行:乱 鬼龍

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※3/11(木)2つの抗議行動にご参加を!

1.日本原電本店への抗議行動「とめよう!東海第二原発

  日本原電本店抗議」

2.東京電力本店への抗議行動 事故から10年

  東京電力福島第一原発事故の責任をとれ!

  第90回東京電力本店合同抗議

★くわしい内容は「■1.」の記事をごらんください。

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※3/18(木)『ありえない!今日このごろ』

     アーサー・ビナードさん講演会

 定員になりましたので予約の申し込みを締め切ります。

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┗■1.3・11集会へ好反応−参加しますの声・声

 | 東電福島第一原発事故10年−忘れない.くり返さないの気持ち

 | 日本列島大地震迫る−原発はとくに危険

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、

            とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

◎3月11日(木)夕方からの2つの集会(日本原電本店抗議と東電本店合同

抗議行動)の成功をめざして、東電本店合同抗議のメンバーで最終

打ち合わせと諸作業をおこないました。

 3・11行動を呼びかける電話入れは5人で、計200本余入れてかなり

の反応がありました。

 また、郵便書簡(ミニレター)も250通出して好反応がありました。

 郵便書簡は、1通63円ですが、3・11お誘いチラシ1枚が同封

できてかつ封書みたいなのでなかなかすぐれものです。(東電本店合同

抗議行動の139賛同団体へは普通の封筒でチラシ10枚を送りました)

◎埼玉のK市からは複数で参加するとの返事、千葉県からは毎月1回の

東電千葉支店抗議行動をやったあと参加しますの声、新型コロナなので

ふだんは外出をひかえているのが3月11日は重要と思うのでがんばって

参加するという女性−うれしい返事。

 それやこれやで3ケタをこす人々が、“必要で大事だ”として

3月11日行動に参加してくれる見通しです。

 主催者は、新型コロナ対策用品とレジメ類、横断幕等を用意します。

 宣伝カーも用意できました。

◎3/11(木)2つの抗議行動にご参加を!

1.日本原電本店への抗議行動「とめよう!東海第二原発

  日本原電本店抗議」

 発 言:大石光伸さん(常総生協)、

     中井はるみさん(忘れまい3・11反戦・反原発の会/千葉)、

     柳田 真さん(たんぽぽ舎共同代表)、ほか

 日 時:3月11日(木)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(東京都台東区上野5-2-1)

            (JR秋葉原駅昭和通り口より7分)

 主 催:「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

2.東京電力本店への抗議行動 事故から10年

  東京電力福島第一原発事故の責任をとれ!

  第90回東京電力本店合同抗議

 発 言:落合恵子さん(作家、クレヨンハウス主宰)、

     大石光伸さん(常総生協)、鎌田 慧さん(ルポライター)、

     菅井益郎さん(柏崎・巻原発に反対する在京者の会)、

     鴨下祐也さん(福島原発被害東京訴訟)、

     山崎久隆さん(たんぽぽ舎共同代表)、ほか

 日 時:3月11日(木)18:45から20:00

 場 所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町1-1-3)

             JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、

             地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分

 ※東京電力への「申し入れ」を提出する方は事前に

  「東電本店合同抗議行動実行委」あてにご連絡をお願い致します。

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」(070-6473-1947) 、

      たんぽぽ舎(03-3238-9035)

 賛 同:東電株主代表訴訟ピースボートなど139団体

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┗■2.国・行政の政策の誤りを無理やりに認めるような

 | 屁理屈・忖度判決をやめろ!

 | 3/1子ども脱被ばく裁判不当判決に思う

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

1.公判が始まってから数分で出てきた原告二人が「不当判決

「子どもの未来を閉ざす」という旗を掲げました。

 「福島の裁判所が福島の子どもの命を守らなくてどうするんの!」

という叫びがすぐ上がりました。

 原告(福島県内の子どもと保護者)が、事故後に適切な情報の提供が

おこなわれず、無用の被曝を受けたなどとして、国と福島県を訴えて

いた裁判は、6年半の内容豊かな審議のあとに内容のない判決で幕を

閉じました。

2.民間人の被ばく限度年1ミリシーベルト以下の教育環境で子供を

教育してほしいという原告の要求は、2011年4月に文科省を訪れて

抗議した多くの福島県の父兄の要求と同じものです。

 当時毎時10-20マイクロシーベルトもあるような、郡山市福島市

で、授業再開のため国は基準をいきなり20倍の年20ミリシーベルト

引き上げました。

 それに対し、当時内閣官房参与であった小佐古敏荘さんは「年20ミリ

シーベルト放射能業務従事者でも極めてまれにしか浴びないレベル

で、子どもに浴びさせるのは親としての良心が許さない」という発言

とともに内閣官房参与を辞任しました。

3.国・行政が事故前に決めていた法律と法律に基づく政策を、事故後

には反故にして住民に無用な被ばくを強要したという主張は、元双葉町

町長井戸川克隆さんが起こした井戸川裁判(福島被ばく訴訟)とも

共通しています。

 井戸川さんが指摘していますが、国は原子力緊急事態宣言を行った

後、速やかに政府原子力災害対策本部を設置するとともに、現地原子力

災害合同対策協議会を設置しなければならなかったのですが、設置され

ませんでした。

 来るはずの原子力防災専門官は来ませんでした。これは原子力災害

対策特別措置法に定められています。

 JCO事故を教訓としてできた制度です。

 平成20年(2008年)10月に行われた原子力総合防災訓練の時には、福島

第一原発3号機に放射性物質放出事故発生という想定の元、原子力緊急

事態宣言、政府原子力災害対策本部、政府原子力災害現地対策本部が

設置されました。

 現地対策本部では、国、県、現地自治体(双葉町大熊町他)が参加

して、防災訓練を行いました。

 訓練には、東京、県庁、現地を結ぶTV会議、緊急時環境放射モニタ

リング訓練、緊急時放射線環境影響予測システム(SPEEDI)に

よる訓練、住民避難誘導訓練、緊急被ばく医療活動訓練などを

行いました。

 しかし、実際に事故が起こったとき現地対策本部は設置されず、

国は現地自治体をないがしろにして、密室で自分たちに都合のいい

ように勝手に決めたのです。

4.高裁では国の責任をみとめた千葉県原発訴訟ですが、一審の地裁は

国の責任を認めませんでした。刑事裁判では元東電幹部3人の責任を

認めず、無罪判決が言い渡されました。

 国や東電幹部に過失はなかった理由として挙げられたのは「メルト

ダウンを引き起こすような津波が来るとは想定できなかった。

国(文科省)の地震調査研究推進本部が発表した「長期評価」(東北

地方太平洋側でどこでも大津波の起こる可能性がある)は学会・専門家

に異論が多く信頼性が疑われていた。」というものです。

 公判でも多くの学者がそのように証言しました。恥知らずのニセ学者

といか言いようがない!

 当時推進本部の主要な学者のまとめた見解に反対だった自分の論理は

事実によって否定されたわけだから、なぜ間違ったのか再検討・反省

するのが真の学者でしょう!

 間違っていた御用学者の間違いを信じた国や経営者に責任がないなど

というのは、全く通用しません。

 そもそもいかなる工場も事故を起こさないように運営すべきで、事故

が起これば取り返しがつかないような原子力発電所は、事故が起こる

可能性のあるすべての原因を取り除くべく日々追及・検討すべき

ものです。

 これが、製造物責任法です。井戸川裁判では、古川元晴弁護士が

合理的危機説を主張されています。

5.この間こうした裁判において、裁判官はニセ学者の証言を根拠に

して国や元東電幹部の責任を免罪してきました。

 子ども脱被ばく裁判では、山下俊一氏が事故直後福島県各地で講演

した「被曝量1年間で100ミリシーベルト以下ならば、がんのリスクは

無い。(福島市郡山市などで、空間線量が毎時10-20マイクロ

シーベルトだった時に)毎時100マイクロシーベルト以下は心配あり

ません、マスクはいりません、子どもを外で遊ばせて問題ありません。

洗濯物も外に干して問題ありません。」などの発言を追及しました。

 安心したいと藁にもすがりたい気持ちの県民を説得するのに十分

でした。うそで安心させて、福島から避難する人を減らした功績が

あるのでしょう。

 こうした責任者(罪人)を「積極的に誤解を与えようとする意図まで

はうかがわれない。多くの住民が福島県外に避難することを回避する

意図があったと認めるに足る証拠はない」などと屁理屈で

免罪しています。

 「鼻血を出し、体調を崩した子供を避難させたかったが家族の理解が

得られず避難できなかった。」「避難したが、子どもはいじめにあい、

住宅支援を打ち切られて、帰還せざるを得なかった」という原告の訴え

は一切無視されました。

 セシウム含有不溶性放射性微粒子による内部被ばくの危険性など、

新たな研究による証言は、ICRPの古い理論を持ち出して否定され

ました。

 国民を守るための法律を守らず、国・行政の違法行為を屁理屈で

弁護する判事は法律家・学者とは呼べません。アイヒマンのように

ナチ政権に盲目的に従った官僚と同じです。

6.山下俊一氏は、重松逸造氏、長瀧重信氏と続く国際原子力村(

アメリ軍産複合体、ICRP、UNSCEAR、IAEA)の日本

出先機関の指導者です。

 長瀧重信氏は福島原発事故直後、首相官邸の要請を受けて「原子力

災害専門家グループ」(8人)に入り、ここで「座長のような役割」

福山哲郎官房副長官=当時)を果たして、民主党政府に20ミリ

シーベルト基準を認めさせた。

 また厚生労働省環境省とともに子ども被災者支援法の骨抜きに

貢献した人物です。この裁判は実は国際原子力マフィアとの闘い

だったのです。

7.「OurPlanetTV」の動画をご参照ください。

 原発事故後の被曝「国と県の過失を認めず」−福島地裁

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2549

2014年にこんなまとめをしていました。(学校20ミリシーベルト

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1740

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┗■3.東京電力の身勝手

 └──── 浜島高治(神奈川県在住)

 3月6日23時より放映されたNHK放映番組ETV特集原発事故

最悪のシナリオ》を視てわかった東京電力の身勝手は、

1.地震津波は予想されていて東電の内部で検討していたのに、

東電本店トップは堤防ケチッタ。

2.(福島第一原発事故が)手に負えなくなってきたので、第一原発から

撤退して、福島第二原発に逃げようとした。

3.動員された自衛隊に、全てを任せようとした。自衛隊の責任者が

東電に呆れていた。

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┗■4.コロナ渦と女性の苦しみ

 └──── 山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

 コロナウィルス感染拡大による女性たちの雇用や、生活が過酷に

追い込まれている状況を日本の男性たちはどこまで認識している

だろうか。

 女性蔑視の森喜朗発言は特別のことではなく、現実はもっと深刻だ。

1.失業、収入減、自殺者の数などの数字が男性以上に悪化している。

2.緊急事態宣言が出された直後、仕事を失った人男性32万人、

 女性74万人(内閣府調査)

3.コロナ渦は飲食、宿泊、サービス業など女性の働く場に影響を

 与えている。

4.安倍政権は国の成長戦略として「女性活躍推進」を掲げ、7年間で

 340万人増加したが、その7割は賃金の低い非正規雇用であり、そこを

 コロナ渦が直撃した。

5.衝撃的な10月の数字、去年の同じ月より女性自殺者が82.8%

 増えている。(男性21.7%)厚生労働省まとめ。

6.女性を使い捨て可能な労働力としか見なさず、この国の労働政策が

 女性たちを絶望の淵に突き落とし、生きていけない事態に追い込んだ。

7.昨年放送NHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」12月

 5日放送によれば、シングルマザーの30%が食費を切り詰め

 耐えている。

8.2020年ジェンダー格差(世界フォーラム調査)日本はG7

 最下位、世界153カ国中121位。

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆コロナ禍の差別・分断・ヘイトを打ち破ろう!

  差別・排外主義を許さない3.14アクション

 日時:3月14日(日)14時集会 15時デモ出発(約1時間)

 会場:新宿駅東口アルタ前広場

 主催:差別・排外主義に反対する連絡会

    riteihyo@gmail.com

・自助と自己責任を押し付ける菅政権は退陣しろ!

・コロナ特措法・感染症法改悪弾劾!

・森の差別発言糾弾! オリンピックは中止しろ!

・DHC吉田会長の差別言動を許さない!

 緊急事態延長の中ですが、差別も格差もエスカレートするばかり。

 新宿の街頭で、怒りの声を発しましょう!

 ◆3/21(日)出版記念「救援川柳句集を語る集い」

  句は人なり。選もまた人なり。

  イチオシ5句を選んで参加してください!

ゲスト:高鶴礼子(ノエマノエシス主宰)

     楜沢 健(文芸評論家)

     大山千恵子(ブログ「千恵子@詠む」)

     白 眞弓(レイバーネット川柳班)

 進 行:乱 鬼龍「救援川柳句集」編者

 日 時:3月21日(日)13時より16時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

  東京都千代田区神田三崎町3-1-1高橋セーフビル1F

 主 催:救援川柳句集編集委員会 TEL 03-3591-1301

 参加費:500円 コロナ対策及び中止の場合の連絡のため

         事前に連絡をお願い致します。

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

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なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合もあります。

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  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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