たんぽぽ舎です。【TMM:No4142】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4142】

2021年3月4日(木)地震原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.老朽原発・高浜1、2号機,美浜3号機の再稼働許さない

  3/20「関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」「町内デモ」

  木原壯林(若狭の原発を考える会)

★2.2月13日夜中の地震にはたまげた。飛び起きてテレビをつけた

  ずさんな東海第二原発の避難計画

  いいかげんな避難計画で犠牲者が出たら誰が責任を取るのか

   先粼(まっさき)千尋茨城県、元瓜連(うりづら)町長、

          瓜連町は合併により今は那珂市です〕

★3.東電柏崎刈羽原発 4例目の工事未完了発覚

  6・7号機の廃棄物処理建屋の配管が壁を

  貫通する部分の火災防護工事…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より2つ

  ◆「原発は安い」揺らぐ「発電単価 政府試算より高い」

   龍谷大の大島堅一教授指摘

             (3月4日東京新聞朝刊7面より抜粋)

  ◆東海村研究炉(「JRR−3」)を再稼働

   原子力機構10年ぶり はやぶさ2試料分析

             (2月27日東京新聞朝刊2面より抜粋)

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※3/11(木)2つの抗議行動にご参加を!

1.日本原電本店への抗議行動「とめよう!東海第二原発

  日本原電本店抗議」

 発 言:大石 光伸さん(常総生協)、

     中井はるみさん(忘れまい3・11反戦・反原発の会/千葉)、

     柳田 真さん(たんぽぽ舎共同代表)、ほか

 日 時:3月11日(木)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(東京都台東区上野5-2-1)

            (JR秋葉原駅より7分)

 主 催:「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

2.東京電力本店への抗議行動 事故から10年

  東京電力福島第一原発事故の責任をとれ!

  第90回東京電力本店合同抗議

 発 言:落合 恵子さん(作家、クレヨンハウス主宰)予定

     大石 光伸さん(常総生協)、鎌田 慧さん(ルポライター)、

     菅井 益郎さん(柏崎・巻原発に反対する在京者の会)、

     鴨下 祐也さん(福島原発被害東京訴訟)、

     山崎 久隆(たんぽぽ舎共同代表)、ほか

 日 時:3月11日(木)18:45から20:00

 場 所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町1-1-3)

             JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、

             地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分

 ※東京電力への「申し入れ」を提出する方は事前に

  「東電本店合同抗議行動実行委」あてにご連絡をお願い致します。

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」(070-6473-1947) 、

      たんぽぽ舎(03-3238-9035)

 賛 同:東電株主代表訴訟ピースボートなど139団体

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┗■1.老朽原発・高浜1、2号機,美浜3号機の再稼働許さない

 | 3/20「関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」「町内デモ」

 └──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)

原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様

「3.20関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」を開催します

皆様のご参集をお願いいたします。

名 称:「関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」

主 催:老朽原発うごかすな!実行委員会

日 時:3月20日(土、休)14時

場 所:高浜町文化会館(各地から、バス等を配車する予定です。)

行 動:1時間強の集会後、高浜町内デモ(16時30分解散)

 集会の前段行動として、高浜原発への抗議、申入れ行動を行います。

原発北門から300m先の「音海展望台」から北門にデモで向かい、

 北門前で抗議行動)

 なお、コロナの中でも、集会、デモは元気よく行いたいと考えます。

 鳴り物、旗指物、ポスターなどをお持ちの方はご持参下さい。

 関電と政府は、運転開始後40年をはるかに超えた老朽原発・高浜1、

2号機,美浜3号機の再稼働を画策し、全国の原発の60年運転を先導

しようとしています。

 また、高浜町議会、美浜町議会は、去る11月、12月に、高浜原発

1号機、美浜3号機の再稼働に同意しています。

 また、先月、高浜町長、美浜町長も同意を表明しました。

 もう一つの原発立地自治体である福井県の杉本知事は、「運転に

同意するには、関電が使用済み核燃料の中間貯蔵施設の県外候補地を

示すことが前提」としていましたが、2月12日、経産大臣、資源

エネルギー庁長官、関電社長との4者会談の後、それまでの発言を

一転させ、16日の県議会初日で、「再稼働に向けた議論」の開始を

要請しています。県民の命と安全を軽視する裏切り行為です。

 さらに、関電(原子力事業本部長)は、2月10日、戸嶋美浜町長に

対して「競争入札を経ない発注(特命受注)などにより、地元企業の

活用に努める」として、町長の美浜3号機再稼働への同意を取り付け

ました。

 関電の経営体質は、原発マネー不祥事後に行った「人事刷新」に

よっても全く変わっていないことを証明しています。

 関電幹部には、企業倫理や法令を遵守する姿勢がないことは明らか

です。約束を平気で蹂躙し、金品まみれでなければ推進できない原発

運転を許してはなりません。

 一方、このような関電、政府、立地自治体の悪あがきにもかかわら

ず、関電が1月、3月に再稼働としていた美浜3号機、高浜1号機は、

未だに燃料装荷すらされていません。

 通常、原発起動は、燃料装荷の1ヵ月後ですから、再稼働は少なく

とも3ヶ月遅れています。

 私たちの「老朽原発うごかすな!」運動の成果ともいえます。

 3.20「関電よ老朽原発うごかすな!高浜全国集会」「町内デモ」の

大成功を勝ち取り、関電、政府、立地自治体の野望を粉砕しましょう!

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┗■2.2月13日夜中の地震にはたまげた。飛び起きてテレビをつけた

 | ずさんな東海第二原発の避難計画

 | いいかげんな避難計画で犠牲者が出たら誰が責任を取るのか

 └──── 先粼(まっさき)千尋茨城県、元瓜連(うりづら)町長、

          瓜連町は合併により今は那珂市です〕

◎ 2月13日夜中の地震にはたまげた。飛び起きてテレビをつけた。

 東海村は我が家から至近距離。

 そこにある日本原電東海第二発電所がどうなのかが心配だったから。

 何事もないことを確認し、また寝た。

 翌朝のテレビはもっぱらこの地震の模様を伝えていた。

 福島にある2か所の原発には異常がなかったようだが、高速道路で

土砂が崩れたり、東北新幹線が不通になったりし、けが人もかなり出た。

 大学受験にも影響が出ているようだ。

 報道では、今回の地震は10年前の東日本大震災の余震だとか。

 今回は津波が起きなかったので一安心だったが、福島の人たちは

さぞ肝を冷やしたのではないかと思っている。10年も経っているのに、

余震だとは驚きだ。

◎ その東海村

 「毎日新聞」は全国版の1月31日と2月1日付で「東海第二避難所

1.8万人不足」「責任曖昧 ずさん算定」という記事を載せている。

 それによると、同発電所をめぐる広域避難計画で、県内の避難所が

2018年時点で約18,000人分不足していた。

 施設のトイレや倉庫、ステージ、玄関ロビーまで避難者の居住

スペースとして計算していたからだという。

 茨城県の基準は「避難者1人当たり2平方メートル」だそうだ。

トイレや倉庫まで含めて算出しているので、実際にはもっと少なく

なる。

 あまりにもひどすぎる計画だ。畳1枚よりほんの少し広いくらいの

スペースに、台風などの水害とは違い、いつまで続くかわからない

長期間の避難生活ができるのか。

 計画を立てた人や首長、議員の皆さんに実験してもらいたいものだ。

◎ 原発事故に備えた広域避難計画は原発から30キロ圏内の自治体が

策定することになっている。

 茨城県では東海村など14の市町村が該当し、これまでに5市町が

策定済みだそうだ。その計画の中身を承知していないが、コロナ騒ぎ

の前のものなので、現時点では役に立たないだろうと考えている。

 茨城県が昨年5月に示した自然災害の際の避難所レイアウトでは、

1人5平方メートルを想定している。原発災害にこの基準を当て

はめると、広域避難計画そのものが成り立たなくなる。

◎ 4年前の茨城県知事選のとき、現職の橋本昌氏が「避難計画など

できはしない」と言っていたことを思い出す。

 県のトップがそう発言しているのだから、私も計画は作れないと

思っている。

 策定済みのところも作り直さなければならないのではないか。

 計画策定は原発再稼働の前提となっているので、東海第二原発

再稼働はできないことになる。

◎ 「毎日」の記事には、災害リスク学が専門の広瀬弘忠さんの

「あまりにもずさん。本気度が感じられない。『事故は起きない』

という楽観が暗黙の前提になっているのではないか」というコメント

が載っている。

◎ 今度のような最大震度6強の地震がまた発生し、津波も押し寄せ

たら、10年前と同じような惨事になる。

 いいかげんな避難計画を策定し犠牲者が出たら誰が責任を取るの

だろうか。

 「東日本大震災、今も影響。余震警戒さらに10年」と専門家は呼び

掛けている。

 今度の地震はいろいろなことを考えるきっかけを作ってくれた。

  (『NEWSつくば』2021年2月22日

   「邑から日本を見る」第82回より了承を得て転載)

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┗■3.東電柏崎刈羽原発 4例目の工事未完了発覚

 | 6・7号機の廃棄物処理建屋の配管が壁を

 | 貫通する部分の火災防護工事…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.東電柏崎刈羽原発 4例目の工事未完了発覚

  6・7号機の廃棄物処理建屋の配管が壁を

  貫通する部分の火災防護工事

  3/3(水)18:03配信「BSN新潟放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/200972bdf0dd74ff68beea29905bdd021852e43e

2.小出裕章原発事故は終わっていない』出版

  原子力緊急事態宣言が解除されていないことが示す通り、

  東電福島第一原発事故はまだ継続中で、

  これからも長期間にわたって続く

  反原発を貫いて50年、信念の科学者が渾身の訴え

  3/3(水)6:00配信「ALL REVIEWS」

https://news.yahoo.co.jp/articles/c303d68a4186fd5be8baa1c1a73603cc52f2a793

3.津波想定の見直し、渋る東京電力に及び腰の国

  「砂上の楼閣−原発地震−」第2回

  3/3(水)15:02配信「47NEWS」

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd8c22a161a087ade423fe0a66b74fd0ce3bc615

・「砂上の楼閣」第1回はこちら

 『無視された大津波の警告、福島第一原発事故

 事故前に大津波を警告する声はあった…

 だが東電や監督する国が迅速に動くことはなかった』

https://this.kiji.is/737625079007952896?c=39546741839462401

・「砂上の楼閣」第3回はこちら

 「津波対策が取られないまま起きた大惨事、『源流』にあの訴訟

 伊方原発の地元住民らが政府を訴えた『伊方原発訴訟』」

https://this.kiji.is/739467290948894720?c=39546741839462401

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┗■4.新聞より2つ

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 ◆「原発は安い」揺らぐ「発電単価 政府試算より高い」

  龍谷大の大島堅一教授指摘

 原発再稼働のために必要な安全対策の費用は、電力11社の合計で

5.5兆円を上回る見通しとなった。東京電力福島第一原発の事故後も、

政府は原発が経済性に優れているとの立場を崩さないが、費用が激増

した前提での発電コストの検証は行っていない。識者は「放っておけば

国民にツケが回る」と警告する。

 原発の経済性に詳しい龍谷大の大島堅一教授は昨年、電力各社の安全

対策費などを調べ、既存の原発の発電単価を独自に試算した。(中略)

 仮に全ての原発が運転延長の認可を受け、60年間動かせたとしても、

平均で「16.3円」と政府試算(10.3円)より6円高くなった。(中略)

 大島堅一教授は「…原発は安いという前提でエネルギー政策を決める

のは間違い」と指摘する。(3月4日東京新聞朝刊7面より抜粋)

 ◆東海村研究炉(「JRR−3」)を再稼働

  原子力機構10年ぶり はやぶさ2試料分析

 日本原子力研究開発機構は26日、原子力科学研究所(茨城県東海村)の

試験研究炉「JRR−3」(熱出力2万キロワット)を約10年3カ月ぶり

に再稼働した。 (中略)

 事故に備えて屋内退避や退避の計画策定が義務づけられる半径5キロ

圏内には7万7千人あまりが暮らすが、10年以上停止していた原子炉の

トラブルを懸念する声も根強い。(後略)

             (2月27日東京新聞朝刊2面より抜粋)

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