たんぽぽ舎です。【TMM:No4113】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4113】

2021年1月25日(月)地震原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.《書籍紹介》

   『世界滅亡マシン 核戦争計画者の告白』

   ダニエル・エルズバーグ著(書籍情報から)

               山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.再稼働の事前了解自治体を拡大の動き(東電柏崎刈羽原発

        上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

★3.「核のごみ」を考える北海道会議 設立準備会

   呼びかけ人代表は上田前札幌市長、

   泊原発の再稼働に反対する市民団体などが参加…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より1つ

  ◆菅内閣の支持率 33%、不支持 45%

 緊急事態宣言再発令遅すぎた 80%

 五輪、今夏開催する 11%

           (1月25日朝日新聞朝刊より見出し)

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脱原発狂歌

  【十年で段々強く福島の女たちと東電不信】

  【コール後もやるせなさあり十年目仲間の声が天国からも】

  【東電が十年間したことは被災者いじめと不都合隠し】

                    誰そ彼(たそがれ)

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※1/27(水)学習会にご参加を!

 新型コロナ・パンデミックの「真実」

 講 師:岡田幹治(おかだ もとはる)さん

 日 時:1月27日(水)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(高橋セーフビル1F)

 参加費:800円 (予約必要です) 新ちょぼゼミ

  予約方法:メールか電話で、ご氏名・電話番号

  (当日緊急に連絡できる番号)をお伝えください。

  予約受付番号をお知らせ致します。

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※1/28(木)講演と展示にご参加を!

 鎌田 慧氏講演会「永山則夫六ヶ所村」と展示会

 日 時:1月28日(木)

     第1会場と第2会場共に13時30分より16時です

 講演会の参加費:1000円 (予約必要です)

 鎌田 慧氏のリアル講演会は

 第1会場:東京学院ビル(貸教室・会議室内海)2階

      (千代田区神田三崎町3-6-15)

 鎌田 慧氏のWEB視聴は

 第2会場「スペースたんぽぽ」(たんぽぽ舎内)

      (千代田区神田三崎町3-1-1高橋セーフビル1F)

 《展示会の会場》(無料):たんぽぽ舎会議室

 主 催:いのちのギャラリー https://twitter.com/InochinoG

 参加方法:予約申込制

 《予約受付》いのちのギャラリー 090-9333-8807(市原)

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┗■1.《書籍紹介》

 |  『世界滅亡マシン 核戦争計画者の告白』

 |  ダニエル・エルズバーグ著(書籍情報から)

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 世界で最も有名な内部告発者(*1)として尊敬を集める

エルズバーグは、先制核攻撃を含む米国核戦争計画の重要な草案者の

一人でもあった。一触即発で第三次大戦になりかねなかった事件など

知られざる歴史的事実も含め、内に秘めてきた米国核政策の内実を

明らかにした渾身の書き下ろし。

 核の危機に対するリマインダーとして必読の書。

(紹介)

 1月22日に発効した核兵器禁止条約(TPNW)を記念して、それに

関係する書籍「世界滅亡マシン」(岩波書店)を紹介します。

 これはとても重要な書籍です。

 2017年に米国で刊行された際には、米軍岩国基地で1950年代末から

1960年代末まで戦術核兵器を常時配備していたことなどが具体的に

記述されていて話題になりました。

 本書の最も大きな主題は、核兵器が平和を作っているわけではない

こと、核抑止力は幻想にすぎないことなどです。

 それどころか、常に核戦争計画はブラッシュアップされながら

継続的に策定され、それは共和党民主党政権にかかわりなく

「切れ目なく」策定され、実行されてきた。ドナルド/トランプは

それをちょっと霍乱(かくらん)したに過ぎない。

 最近、さらに事態は深刻になりつつある。

 中距離核戦力の配備を制限してきた「INF・中距離核戦力全廃

条約」(*2)は2019年に破棄され、もう一つ条約の拘束を受けない

中国は中距離ミサイルの増強を続けている。

 核戦争の準備計画は常に用意され、命令が出ればほぼ自動的に

ターゲットとされた場所に向けて核兵器は発射される。

その命令は、必ず大統領から出されると信じられてきたが常にそうで

あるとは限らない。「下位権限委譲」が行われており、核攻撃が突如

起こり得ることも記述されている。

 本書原題のドゥームスディ・マシーン「Doomsday machine」は

ドゥームスディ・クロック「Doomsday Clock」(*3)を想起します。

後者は「世界終末時計」と訳すことが多いと思います。

 現在ではクロックの方は気象変動や環境破壊も含む「広義の」終末を

指すようになっているようです。

 一方、マシーンの方は明確に核戦争による人類滅亡を想起しています。

 そんな違いもあって、日本語表記は「終末」という多義的要素のある

ことばではなく「滅亡」という言葉にしています。

プロローグ  序 章

第1部 爆弾とわたし

第1章 どうしてこんなことを?−ある核戦争計画者の来歴

第2章 指揮統制−大惨事突発を防げるか

第3章 権限委譲−ボタンに伸びる指の数は?

第4章 岩国−記載のない核兵器

第5章 米国太平洋軍−中国を攻撃する

第6章 戦争計画−「統合戦略能力計画(JSCP)」を読む

第7章 バンディにブリ−フィングする

第8章 「わたし」の戦争計画

第9章 統合参謀本部への質問−死者は何人出るのか

第10章 ベルリンとミサイルギャップ

第11章 二つの演説の物語

第12章 わたしのキュ−バ・ミサイル危機

第13章 キュ−バ−その真相

第2部 世界滅亡への道

第14章 都市を爆撃する

第15章 都市を焼き払う

第16章 一国の国民を殺す

第17章 世界滅亡の危険を冒す1--大気の発火

第18章 世界滅亡の危険を冒す2--地獄の爆弾

第19章 ストレンジラヴ博士の不合理

第20章 先制使用の威嚇−米国の核兵器を使用する

第21章 世界滅亡装置を解体する

謝 辞

訳者あとがき  原 注  人名索引/略語一覧

【内容情報】(「BOOK」デ−タベ−スより)

 「ペンタゴン・ペ−パ−ズ」の公表で有名な内部告発者は、ケネディ

政権の核戦争計画策定にも重要な役割を果たしていた。

半世紀にわたってその重い秘密を抱えてきた筆者が渾身の思いで綴る

人間の狂気の年代記−それは、いまも続いている。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

 エルズバーグ,ダニエル(Ellsberg,Daniel)

 1931年シカゴ生まれ。戦略研究者、平和運動家。元米国防総省勤務。

ハーバード大学卒業後、ケンブリッジ大学に留学。その後1954年

海兵隊に志願、57年に中尉で退役してハーバード大学に戻り、ゲーム

理論の研究で博士号取得。

 ランド研究所入所、64年に国防総省に移って国防次官補特別補佐と

なり、65年ベトナム戦争にゲリラ対策顧問として参加する。

 67年ポーター次席大使の下でベトナム戦争の平定計画担当補佐官と

なったが、米国のベトナム政策に批判的になり、同年7月に帰国して

ランド研究所に復帰。71年に国防総省ベトナム戦争介入に関する

“機密”文書(ペンタゴン・ペーパーズ)を『ニューヨーク・

タイムズ』や『ワシントン・ポスト』などに内部告発して合衆国法典

793条e項(国防機密漏洩罪)違反に問われたが、ロサンゼルス連邦

地裁で公訴棄却の判決を受ける。のち軍縮の研究に従事しながら平和

運動、反核デモに参加、チェルシー・マニングやエドワード・

スノーデンへの援助活動も行っている。2016年、ドレスデン平和賞受賞

 宮前ゆかり

 コロラド州ボルダー在住。フリーランスのリサーチャー、翻訳家。

TUP(平和をめざす翻訳家たち)メンバー。ボルダーの独立系

ラジオ局KGNUでニュース番組や音楽番組を手がけるプロデューサー

でもある。元ナイトリッダー新聞社メディア研究員

 荒井雅子 翻訳者 TUPメンバー

 発売日:2020年06月27日

 出版社:岩波書店

 ページ数:476p

 ISBNコード:9784000614115

 翻訳を行った宮前ゆかりさんと荒井雅子さんは「TUP平和をめざす

翻訳者たち」(*4)で共に活動されています。私も、共に参加をして

いて、微力ながら本書の出版に当たり軍事用語の翻訳協力を行いました。

(注)

(*1)世界で最も有名な内部告発者ダニエル・エルズバーグは

国防総省ベトナム戦争介入意思決定過程の記録「ペンタゴン

ペーパーズ」を公開した内部告発者として知られる。

 本書の副題「核戦争計画者の告白」が示すように、米国核政策を政策

立案したときに知った秘密を、これまでも「ヒロシマの日、64年間、

居眠り運転をしてきた米国」「ホロコーストの100倍、政府中枢で見た

米国核政策の内実」(世界2010年1月号、2月号及びインターネット

では下記URLで読める)という二つの文書をを発表し、核超大国が何を

してきたか、その一端を明らかにしている。

速報838号 ダニエル・エルスバーグ『ヒロシマの日―64年間、居眠り

運転をしてきた米国』

https://www.tup-bulletin.org/?p=877

速報845号 ダニエル・エルスバーグ『ホロコーストの100倍―政権

中枢で見た米国核政策の内実』

https://www.tup-bulletin.org/?p=859

(*2)INF条約:1988年冷戦の時代に米ソ両国で調印し発効した

INF条約は、射程500kmから5500kmの地上配備型弾道ミサイル

ソ連のSS20などや米国・NATOのパーシング2、地上発射型

トマホークなど)を禁止した。

 これで米ソは全ての中距離核ミサイルを破棄し、当時懸念された

ヨーロッパでの核戦争の危機を大きく低減させた。

しかしトランプ政権下の2019年に、米国は中国の中距離核戦力が含まれ

ない条約は意味がないとし、さらに米ロ双方が条約の違反を繰り返して

いると相互非難を繰り返し、米国から条約の破棄が通告されて失効した。

(*3)終末時計(Doomsday Clock)はBulletin of the Atomic

Scientistsが毎年発表する「人類終末までの残り時間を示す時計」で、

2020版の現在はわずか100秒前で史上最短。

 2021年1月27日米国東部標準時午前10時(水)グリニッジ標準時で午後

3時にライブ国際記者会見を開催し、終末時計の2021版が発表される。

 終末時計は、人類自らが作った危険な技術で世界を破滅させることに

どれだけ近づいているかを、人々に警告するためのもの。

 これは一種の「比喩」であり、地球上で生き残るために私たちが

取り組まなければならない危機を思い起こさせるものである。

 1947年に「終末時計」が誕生したとき、人類にとって最大の脅威は

核兵器、特に米ソが核軍拡競争に向かっているという観点から

生まれた。同誌は、2007年に初めて、気候変動による壊滅的な被害の

可能性を考察した。

(Bulletin of the Atomic Scientistsホームページより。

 原文は英語。)

(*4)「TUP タップ―平和をめざす翻訳者たち」(TUP:

Translators United for Peace)は、米英らのイラク侵攻直後の2003年

3月に誕生した。タップでは、(外国語で書かれた)重要で多様な情報

を機動性をもって邦訳して広く提供することで、日本の市民から政治と

メディアにまでインパクトを与え、戦争のない平和な世界の実現に貢献

することを目的としている。(TUPホームページより)

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┗■2.再稼働の事前了解自治体を拡大の動き(東電柏崎刈羽原発

 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

 再稼働の事前了解は、多くの原発サイトでは県(道)と立地市町村に

限られているが、新潟県ではこれを30km圏内の自治体に拡大する協定

の締結をめざす動きが始まった。

 自治体議員による研究会が23日に見附市で開かれ、協定の素案が

示された。

 県知事と柏崎・刈羽の首長はこれに反対しているが、この協定が締結

されれば再稼働のハードルが高まることになる。

原発安全協定で研究会が初の素案」

          (1月24日「NHK新潟」より見出し)

 詳しくはこちらを

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210124/1030015488.html

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┗■3.「核のごみ」を考える北海道会議 設立準備会

 |  呼びかけ人代表は上田前札幌市長、

 |  泊原発の再稼働に反対する市民団体などが参加…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「核のごみ」を考える北海道会議 設立準備会

  呼びかけ人代表は上田前札幌市長、

  泊原発の再稼働に反対する市民団体などが参加

  1/24(日)9:54配信「HBCニュース」

https://news.yahoo.co.jp/articles/713ef2ec7c41491527e22ba887732951e3d99da6

2.コロナと連動する菅内閣支持率

  社会調査研究センターと毎日新聞が実施した

  全国世論調査(1/16)の内閣支持率は33%、不支持率は57%。

  1/24(日)15:25配信「毎日新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/33e29e242ec0d9d975f1aa969592283aae3571a2

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┗■4.新聞より1つ

 └──── 

 ◆菅内閣の支持率 33%、不支持 45%

緊急事態宣言再発令遅すぎた 80%

五輪、今夏開催する 11%

    (1月25日朝日新聞朝刊より見出し)

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