たんぽぽ舎です。【TMM:No3992】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.中国でも大規模な水害が発生
河川が増水、大規模水害が発生すれば原発にも影響
気候変動は大規模水害と原子力災害を引き起こす
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
「ALPS処理水は海洋放出しない」の約束を守ってください
「薄めれば安全」キャンペーンをやめ、
陸上保管の検討を行ってください
「再稼働阻止全国ネットワーク」
★3.海洋放出、13市町村議会「反対」 、
慎重に検討するよう求める8市町村議会
福島第一原発・処理水意見書…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.新聞より1つ
◆ついに出た「安倍辞めろ」45% 世論調査の重み
何せ、今やコロナ無政府状態
様々な世論調査で明確になっている国民の
コロナ無為無策政権への怒りと失望
国会も開かず、会見からは逃げ回り、場当たり対応が破綻し、
嘘八百の安倍首相に対しあちこちから上がる「退陣勧告」の行方
(7月27日発行「日刊ゲンダイ」1面より抜粋)
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※お知らせ
☆7月28日(火)新ちょぼゼミ「前川喜平氏講演会」は定員に
達しましたので予約受付を締め切りました。
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※8/1(土)学習会にご参加を!
公園使用が「不許可」の場合は「異存ありません」との誓約書を
「小池知事宛に提出せよ」と求めてきた
公園使用「不許可もあり得る」!?
実行委員会委員長)
日 時:8月1日(土)19時より21時(開場18時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
・学習会では「新型コロナウイルス」対策を致します。
・会場に手指消毒用ボトルを用意します。
・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。
・講師の前に透明「間仕切り」を置いて飛沫対策をします。
・窓をこまめに開けて換気に配慮します。
・「密集」しないように着席していただきます。
・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。
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※「メールマガジン4000号」は8月5日の予定です。
皆様からの「メールマガジン4000号に思う」という
感想文をお寄せ下さい。(200字から500字程度)
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┗■1.中国でも大規模な水害が発生
| 河川が増水、大規模水害が発生すれば原発にも影響
| 気候変動は大規模水害と原子力災害を引き起こす
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
支流を含めて長江流域では大規模な洪水が続いている。
武漢などの大都市でも浸水被害が発生し、死者行方不明142名、
4552万人が被災したと「人民網」日本語版が伝えている。
(2020年07月23日)
可能性…放射能流出の時は韓国にも被害」との見出しで記事を
出している。
『韓国原子力関連団体のイ・ジョンユン代表は韓国通信社
「ニュース1」とのインタビューで「揚子江下流に位置した秦山、
方家山地域(上海付近)に原発がそれぞれ7基、2基あるが、三峡ダム
が氾濫してこの地域が浸水すれば大型原発事故が懸念される」として
「日本の福島原発が浸水して原子炉の冷却機能を失ったが、同じ事態が
再現される可能性がある」と懸念を示した。』
(中央日報日本語版2020年7月24日)
*秦山(Qinshan/チンシャン)原発7基〔PWR(CP-300)31万キロワット
1基、PWR(CP-600)65万キロワット2基、66万キロワット2基、
PHWR(CANDU-6)72.8万キロワット2基〕
*方家山(Fangjiashan/ファンジアシャン)原発2基〔PWR(CPR-1000)
108万キロワット〕CPRとは中国型加圧水型炉の略でフランスの90万
キロワット級の第2世代3ループ原発をベースに開発された改良型で、
出力を108万キロワットに拡張している。
◎ 水害と原発
三峡ダムが決壊する恐れがあるのかないのか正確なことは分からない
が、記録的な大雨で長江流域に大水害が生じていることは間違いない。
『長江中流にある三峡ダムは下流域での河川氾濫のリスクを抑える
ために貯水量を増やしたため、警戒水位を16メートル上回っており、
同省の当局者らはダムの水位を注意深く見守る必要があると述べた。』
(ニューズウィーク22日)
大規模な水害が起きた理由の一つは気象変動。「ダイポールモード
現象」(*)がインド洋で発生したと見られ、大量の湿った空気が
中国に流れ込んだと考えられる。
加えて東シナ海の海水温も上昇、発生した水蒸気も加わり、これらが
日本、韓国にも大雨を降らせ水害を発生させている。
「50年に一度」という表現はもはや意味を成さない。毎年のように
記録を塗り替える降雨が各地で起きているのだから。
これらの影響で原発が水没する危険性も増している。
過去に米国でもフランスでも原発が洪水に見舞われた。原発が水没
することも「想定外」などではない。
中国で原発が福島第一原発事故のような災害を引き起こせば海流と
風に乗って日本および沿岸にも放射性物質は来る。福島第一原発事故を
思い出して恐ろしくなる。
もちろん水没しても対策が取られていればメルトダウンを引き起こす
ことはない。
しかし洪水規模が大きくなり、外部電源も失われた場合、標準的には
7日以上孤立したらディーゼル発電機などのバックアップも燃料枯渇で
止まる恐れがある。
日本でも津波だけでなく、高潮や大規模水害の危険性については
あまり議論されていない。
しかし気象変動が過去の災害予想を上回る時代になっているいま、
「溢水」という災害でも原子力施設には危機が迫っている。
*ダイポールモード現象:インド洋の西側が基準値より0.4度以上高温に
なる現象を「正のダイポールモード現象」、東側が高温になる現象を
「負のダイポールモード現象」という。
6月から7月にかけて負のダイポールモード現象が起きたと見られ、
チベット高気圧と太平洋高気圧に熱を送り、梅雨前線を停滞させ、
合わせて湿った空気を送り込んだたため大雨になったと思われる。
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| 「ALPS処理水は海洋放出しない」の約束を守ってください
| 「薄めれば安全」キャンペーンをやめ、
| 陸上保管の検討を行ってください
└──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」
東京電力ホールディングス株式会社 代表執行役社長 小早川智明 様
東京電力福島第一原発事故から10年目となっても、いまだ事故収束の
見通しはたたず、原子力緊急事態宣言は解除されないままです。
事故は、国際原子力事象評価尺度「レベル7」、そのうえ、2013年8月
には、タンクから大量の汚染水を流出させ、「レベル3」の事故と
されました。
その後も汚染水対策は、遮水壁も凍土壁も中途半端なものでしか
なく、東電には放射性物質の漏洩をなんとしても食い止めるという姿勢
は見られません。場当たり的対処に終始し、抜本的な対策を怠ってきた
結果が、現在のありさまです。
失策を認めて謝罪し、放射性物質の環境放出案は撤回すべきです。
被災前の線量まで戻すのが東電の責務であるのに、逆に、被ばくの
上乗せを被害者に強要することは許されません。
国・東電は、当初から希釈だけで済む一番安易で安価な方法をとる
つもりだったとみられます。すなわち、汚染水をタンクに仮置きし、
タンクの敷地がなくなる頃合いに、海洋放出はやむなしと世論誘導
して、海に捨てる目論見だったのでしょう。福島の被害者や地球環境を
犠牲にするような事故処理能力しかないなら、原子力事業者の資格は
ありません。
1.「ALPS処理水は海洋放出しない」の約束を守ってください
東電は、何より被害者の声を真摯に受け止めるべきです。福島県内
農林水産団体、県内関係自治体や20市町村議会が海洋放出に反対し、
陸上保管の継続などを求めています。漁業関係では、全漁連も近隣県の
漁協等も反対を表明しています。福島県漁連会長の野崎哲さんは、
「ALPSを通した水は海洋投棄しないという東電回答(2015年8月
25日付け)をもらったので、サブドレン、地下水ドレンの放出には協力
してきた」と述べています。約束は守ってください。
ここへ来て東電は、ALPSが取り除けないのはトリチウムだけでは
ないことを明らかにしました。ALPS処理水の72%にはトリチウム
以外の放射性物質が残存しており、二次処理が必要としています。
それはALPSの性能に問題があるということではないですか。その
原因究明、問題解決をせずに、もう一度ALPSを通しても
取り切れず、挙げ句の果てには、希釈しただけで海に流してしまう、
というごまかしも考えられるので、海洋放出には断固反対です。
また、現在のタンク貯留水中に含まれる放射性核種の総量など肝心な
基本的データを公表すべきです。
2.「薄めれば安全」キャンペーンをやめ、陸上保管の検討を行って
ください
東電は汚染水の拡散シミュレーションを示しています。それによると、
汚染水放出の影響は、福島県沖に限られるようになっています。
これでは、福島の県民や漁業者・観光業者等が集中的に実害と
「風評被害」を受けることになりませんか。風評対策と矛盾しています。
福島県民をさらに苦しめる環境放出案は撤回し、陸上保管を多方面
からまじめに検討してください。
東電は、汚染水を増やさない、漏らさないための努力は放棄し、専ら
風評被害対策と称して、「放射能汚染水は薄めれば安全です」という
安全神話を浸透させることに熱心です。
しかし、公害原因物質である放射性物質は、濃度ではなく「量」で
規制するのが当たり前です。いくら薄めても、多核種残存トリチウム水
を環境に出し続ければ、生物濃縮や健康影響が懸念されます。
過酷事故を起こしてもなお原発を推進しようという国・原子力産業に
とっては、放射性廃棄物の不法投棄を容認する社会をつくる必要が
あるのでしょう。
世界で初めての事故炉からの放射能汚染水の海洋放出を既成事実化
し、常態化させようとすることは、断じて許されません。
以上の1,2について、貴社の回答を8月5日(水)までにEメール
で送ってください。
※7/22「放射能汚染水を海に流すな」7.22緊急行動にて
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┗■3.海洋放出、13市町村議会「反対」 、
| 慎重に検討するよう求める8市町村議会
| 福島第一原発・処理水意見書…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.海洋放出、13市町村議会「反対」 、
慎重に検討するよう求める8市町村議会
福島第一原発・処理水意見書
7/25(土)10:41配信「福島民友新聞」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7d0cfc3aca1b3be593969b4657c47e755e08be1
2.島根県の事例(総検査数は734名、陽性1名、733名が陰性)からも
明らかになる「PCR検査をすると患者が増える」説のデタラメさ
7/25(土)8:34配信「HARBOR BUSINESS Online」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c969feaed44a4cfd6c998ab8da387498aac27cbc
3.五輪がなくなれば求心力を失う安倍と小池がコロナ対策の障害
田中良紹(ジャーナリスト)7/25(土)14:15(有料記事)
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200725-00189830/
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┗■4.新聞より1つ
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◆ついに出た「安倍辞めろ」45% 世論調査の重み
何せ、今やコロナ無政府状態
様々な世論調査で明確になっている国民の
コロナ無為無策政権への怒りと失望
国会も開かず、会見からは逃げ回り、場当たり対応が破綻し、
嘘八百の安倍首相に対しあちこちから上がる「退陣勧告」の行方
「安倍晋三首相にいつまで首相を続けてもらいたいですか」という
質問に、回答者の45%が明確な辞任を求めた−。
連休中の先週24日に毎日新聞(デジタル版)が報じた世論調査の結果は
衝撃的だ。 (中略)
書き込まれた自由意見の内容も興味深い。
《対応力がない。綺麗な言葉ばかりでごまかしていることが多いの
で、早く引退した方がいいと思います》(40代男性)、《続けてもらい
たくない。公私混同が多く、又そのために周囲の過剰な忖度を生んで
いる。批判に真摯に向き合わず独善的》(40代男性)、
《私は看護師ですが経済を回すことだけ考えて現在の医療従事者に対し
ての配慮が全くないと感じている。賃金も少なく、コロナに怯え、差別
され看護師に死ねとこの国は言っているも同じ》(30代女性)、
「安倍首相に代わる人がいない」として辞任は求めていない人の中
にも、こんな意見が合った。《安倍さんを支持していたがコロナや続く
災害。優先順位や未来が全く見えない。何がしたいのか、何処を目指し
ているのか国民に全く伝わらない》(40代女性) …(後略)
(7月27日発行「日刊ゲンダイ」1面より抜粋)
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