たんぽぽ舎です。【TMM:No3951】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3951】

2020年6月6日(土)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                         転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.日本原電資料改ざん問題

  規制委「一番重要な部分を隠しているようにしか見えない」

   今回の報告書であらためて「意図的」であることが明らかになった。

  日本原電という会社には倫理も社会常識もない

        大石光伸(東海第2原発運転差止訴訟原告団共同代表) 

★2.東海第二の1700名もの大規模工事を即時中止せよ!

   日本原電の構造的な問題点を追及

   原電社長への「申入書」「要請書」の提出−直接受取りを拒否

   6.3日本原電本店前抗議行動の報告

       横田朔子(首都圏連絡会世話人・たんぽぽ舎ボランティア) 

★3.パンデミックに対抗する民主主義の強さ

   新型コロナに「勝利宣言」したニュージーランド

              渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

★4.再エネ予算流用 またも卑怯な禁じ手だ…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)    

                黒木和也 (宮崎県在住)

★5.遠くの地震でも起きる「海底地滑り」

   メキシコ湾など原油流出事故につながる可能性も

  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その350

                島村英紀(地球物理学者)

━━━━━━━ 

※6/8(月)岩垂弘連続講座にご参加を!

 第3回「衝撃のビキニ被災事件」原水禁運動の誕生と発展

 「日本人は核にどう向き合ってきたか被爆75年、核廃絶運動を顧みる」

  (10回連続講座)

お 話:岩垂 弘さん (ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員)

 日 時:6月8日(月)14時より16時    

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(5回券(3000円)を発行しています。1回600円となります)

 ※会場では「新型コロナウイルス」対策を致します。

  ・会場入り口に手指消毒用ボトルを用意します。

  ・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。

  ・窓をこまめに開けて換気に配慮します。  

  ・「密集」しないように着席していただきます。

  ・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.日本原電資料改ざん問題

 | 規制委「一番重要な部分を隠しているようにしか見えない」

 |  今回の報告書であらためて「意図的」であることが明らかになった。

 | 日本原電という会社には倫理も社会常識もない

 └────大石光伸(東海第2原発運転差止訴訟原告団共同代表) 

 6月4日、日本原電が敦賀2号機の資料を80箇所にわたって書き換えた

問題で、規制委員会は原電の報告書に対しデータの一部が不開示で内容不

十分として再提出を要求した。

 報告書の内容もあまりに表面的で規制委が求めていることに答えていな

いとし、規制委の担当者は「一番重要な部分を隠しているようにしか見え

ない」と断じた。

 規制委が「原発直下に活断層」の可能性を指摘し再稼働が絶望的な敦賀

原発2号機。追い詰められた窮鼠は、昨年末、過去に規制委に出した地質

データをこっそり書き替えて審査資料として提出した。書き換えは、まさ

活断層の可能性が指摘されていた敷地内のK断層のボーリング調査結果。

しかし、日本原電は「こういうやり方もあるんだ」と居直った。

「生データを書き換えることは絶対にやってはいけない。倫理上の問題だ」

と指弾された。和智副社長は2月の会合で「悪意はなく意図的ではない」と

釈明したが、今回の報告書であらためて「意図的」であることが明らかに

なった。

 そう、日本原電という会社は倫理も社会常識もない会社であることがあ

らゆるところで露呈している。

 市民社会における常識においても同様である。首都圏の市民が集めた7

万超の署名を「社の方針と違う意見は受け取れない」と受け取りを拒否し

た。新型コロナ対策でも川内原発の工事現場でコロナ感染が発生したこと

を受けて、毎日狭い敷地と狭い原子炉内に1700名もの作業員が密集して作

業をする東海第二原発の工事は「不要不急」で中止すべきと多くの市民か

ら要請されたにもかかわらず、本社業務は業務縮小しておきながら最も密

集する現場工事は「事業継続計画に必要な業務」として強行した。

 周辺自治体に対しても、6市町村と新協定を結んでいながら「協定には

拒否権などという言葉はどこにも書いてない」公言して、周辺自治体は

「信頼関係はすでにない」とされた。住民が運転差止めを求めている水戸

地裁での裁判でも白塗りの資料ばかりを提出して根拠を説明せずに追及さ

れると「およそ考えられない」を連発するばかりである。

 市民や自治体や裁判ではこの非常識な傲慢さと騙しで居直っているが、

再稼働の前提条件である規制委の許可に対しては追い詰められてとうとう

データ改ざんに手を染めた。

 敦賀2号機敷地直下の活断層の可能性という専門家チームの報告書と規

制委判断をめぐっては、「規制委を訴える」と公然と脅し、「公開質問状」

を発し、規制庁職員に対しても個別に工作を仕掛けた。もう「ヤクザ」同

然である。過去にも敦賀1号機の冷却水漏れの事故隠し、子会社ぐるみで

使用済み燃料キャスクの試験データ改ざんや、敦賀2号格納容器の空気漏

れも不正を行って定期検査を通した。

 今回もこうした常習で瞞そうとしたのであろうが、この体質は会社に染

みついている。

 会社ぐるみでこういうことをやっている以上、東海第二原発でそのよう

なことをしていないとは誰も信じない。おそらく再稼働のためにはデータ

も書き替えて事実を隠して、規制委も、茨城県も、地元自治体も、住民も

ウソで瞞すことは平気で行われているであろう。敦賀2号の活断層をめぐ

るデータ改ざんは、追い詰められたネズミが犯した犯罪である。

 市民社会にこのような反社会的会社は存在を許されない。規制委はこの

ようなネズミを放置してはならない。なぜならウソを平気でつく会社が原

発という危険なものを動かしたら凶器となって住民の安全、くらしを破壊

するからである。

┏┓ 

┗■2.東海第二の1700名もの大規模工事を即時中止せよ!

 |  日本原電の構造的な問題点を追及

 |  原電社長への「申入書」「要請書」の提出−直接受取りを拒否

 |  6.3日本原電本店前抗議行動の報告

 └────横田朔子(首都圏連絡会世話人・たんぽぽ舎ボランティア) 

 とめよう!東海第二原発首都圏連絡会・

          6.3日本原電本店前抗議行動の報告

「緊急事態宣言」が全面解除されても、新型コロナの感染は終息の兆し

が見えないどころか第二波の懸念が広がりつつある中で、私たちは感染防

止対策を怠らず毎月第一水曜日に取り組んでいる日本原電本店前の抗議行

動を行った。先月と同様、体調のすぐれない人やハイリスク、家族の状況

を考慮して無理のない範囲での参加を呼びかけた。茨城・群馬をはじめ首

都圏の仲間たち50名が参加。脱原発音楽隊の仲間3人と共に心を一つにして、

司会の山田和明さんを先頭に50分間闘いぬいた。その後、皆で内幸町の東

京電力本社前抗議行動に参加。コロナ鬱になりそうな日々、理不尽にも再

稼働を突き進めようとする原電、東電への抗議活動は絶対にやめるわけに

はいかないという思いを新たにした。

★集会前、生田まんじさんの感動的な歌声が響く!

 生田さんは集会30分前に駆けつけ、お一人で弾き語りと共に原電への抗

議を続けた。歌は韓国の朴政権を追い詰めたと言われている「真実は沈ま

ない」、フクシマ子どもヒバク裁判のテーマ曲と言われる「雨に立つ人」、

静かな沖縄の歌「海よいちまりん」(いちまりんは、いつまでもの意)の

3曲。いずれも生田さんの生き方が彷彿され、哲学を感じさせるいい歌で、

参加者全員にぜひ聞いてほしかったと思う。

★原電は、要請書を直接受取りを拒否

 事前のアポをとる電話の経過を久保さん(当会の原電チームの責任者)

から報告された。「緊急事態宣言も解除された。これまでのように机の上

に置くのではなく、社員が下りてきて要請書等を直接手渡しで受け取って

ほしい」と強く要請した。しかし原電側の担当者の藤田さんは、「東京で

はそうでも茨城・福井等から引き続き自粛の協力要請がきており、それに

応えて当社内では自主規制している」と理由にもならない言い訳をしなが

ら直接の受取りを拒否。東電・原子力規制庁ですら職員が屋外に出てきて

受け取っているにもかかわらず、原電の本質は全く変わっていない。傲慢

で住民無視も甚だしい。こんないい加減な企業に再稼働を絶対に許しては

ならないと怒りの報告であった。

★スピーチその1:日本原電の構造的な問題点を追及

 最初のスピーチは柳田さん(たんぽぽ舎共同代表、首都圏連絡会の世話

人)で、日本中の原発で最も危険な東海第二の再稼働工事を現場労働者の

犠牲を顧みることなく、また地元住民の多数の再稼働反対の声を無視して

急ピッチで大規模工事を進める日本原電の構造的な問題点を明らかにし、

抗議行動の重要性を訴えた。

★スピーチその2:東海第二の再稼働を断念せよ

 次に、茨城で「東海第二原発運転差止訴訟原告団」共同代表の大石さん

から、東海第二の再稼働のための大規模工事の実態を踏まえて、コロナ禍

での工事が極めて危険であることから、「安全性対策工事」の中止を申と。

だが現実は軽視しているか、このことが地域の信頼を損ねる結果になった

と報告。実際に原電の発電所での対応について、「体調確認」「会議の原

則中止・やむを得ない場合は3密会費」「通勤車両での離隔・換気」「保安

要員確保の上交替勤務・交替者間の接触会費」「出勤制限」等々を挙げて、

それらを協力会社に要請するとし、「今後も感染予防・拡大防止に努める

とともに、地域の皆さまに安心し信頼して頂けるよう、積極的な情報公開

に努める」というが、これらの安全対策は「協力会社にも要請する」とい

う一言で、何も具体策を示していないと、 痛烈に批判した。口先だけの

情報公開では、周辺住民の安心・信頼を得られるはずもない事は明らかで

ある。

 更にコロナ禍後、経済回復が困難な中で新たな電力需要は求められず、

社会の声を真摯に聞き、社会状況を冷静に判断して、東海第二の再稼働は

断念すべきであると、説得力のあるスピーチであった。

★原電社長への「申入書」「要請書」の提出

「申入書」を、反原発自治体市民連盟共同代表の武笠さんが読み上げ、

首都圏連絡会の「要請書」とともに、原電が用意した机上に提出した。原

電の社員は5月と同様誰も立ち会うことはなかった。

★音楽で原電に抗議!

ジョニーHさんの作詞作曲の「かんしゃく玉」「ノーリスタートすれば」

を、坂本辰雄さんの伴奏で力強い音楽で抗議された。この2曲は、当日参

加者全員に配ったプログラム(原電行動だは初めて)に挿入されています。

コロナ禍で、文化・芸術がないがしろにされているが、私たちは文化・芸

術がいかに人間にとって、運動にとって大事かをかみしめながら今後も共

同の闘いを進めていきたいと思う。

 最後に集会参加者の米山さん(群馬)、古沢さん(前千代田区議)から

メッセージを頂き、中村さんの力強いシュプレヒコールで、全員原電への

怒りの声をあげて閉会した。

◎参加者は50人。100円カンパは6,316円でした。ご協力に心から感謝いた

します。

◎この抗議集会を準備された世話人の有志の皆さん、お疲れさまでした!

┏┓ 

┗■3.パンデミックに対抗する民主主義の強さ

 |  新型コロナに「勝利宣言」したニュージーランド

 └──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

 感染拡大に対し、世界各国さまざまな対応を見せているが、最も敏速な

動きをとったのは、人口500万を切る小さな島国のニュージーランドであ

った。

 2020年2月3日の段階で、外国人渡航者を対象に中国からフライトでの

入国を拒否。2月28日に国内で初の感染者が確認されるや入国禁止対象国

を大幅に拡大し、3月19日には自国民と永住権保有者以外、全世界のどの

地域からであろうとも、入国拒否という「鎖国」とも呼べる措置をとった

(後略)

〇「鎖国」と資金支援

 「鎖国」措置導入の2日前には、国家閉鎖による経済的打撃への対抗策

として同国の年間GDPの4パーセントに当たる121億NZドル(7744億円)

という巨額の経済対策を発表。この小国の対策費は、豪州や英国が同時期

に発表した対策費を超える額となっていた。

 感染者数が205人となった3月25日には(中略)完全な国家・都市封鎖

(ロックダウン)。

 同時にPCR検査も積極的に推進し、4月15日の段階での検査総数は6万

6500件に達した(人口1000人当たり約13.4件、当時の日本では約1.1件)。

 4月14日にはさらに経済対策費を約200億NZドル(1兆3000億円)を超え

る額まで増額させ、正規雇用者はもちろん非正規雇用者、大・中小企業、

社会的弱者、社会福祉事業団体、学生などを対象にした、非常にきめ細か

な資金支援計画を実施。(後略)

〇 政府への強固な信頼

 注目すべき点は、政府の厳しい国家・都市封鎖政策を国民の88%が支持

しているという事実である。

 すなわち、国民と政府の間に強い信頼関係があるということ。39歳とい

う若さのアーダーン首相(註:女性)の、誰にも分かりやすい簡明な政策の

説明とメッセージからは「民主主義を守るために、一時的に自分たちの

(自由)を自己規制し、個々人が経済的犠牲を受け入れながらも、感染と死

亡の増加を極力抑え、ロックダウンをできるだけ短期間で終わらせよう」

という強い思いが伝わってくる。

 それは、ドイツのメルケル首相の感染対策における一連の感動的なス

ピーチを連想させる内容となっていた(註)。

 ニュージーランドから教えられることは、一国の民主主義の度合いが強

ければ強いほど、政府と国民の信頼関係が強固で、国家全体を脅かすパン

デミックに対抗する力も強いと思われることである。(中略)

 事態が収束に向かいつつある韓国も同様だ。文在寅政権支持率71%が裏

付ける「政府と市民の信頼関係」の背後には、日本による植民地支配や戦

後の軍部独裁政権と長年にわたって闘ってきた民衆の、民主主義獲得運動

の積み重ねがあることは言うまでもない。

〇 「平和」と「人命」尊重

  (前略)

 ニュージーランドの疾病対策と比較するとき、日本や米英など、いわゆ

る「先進諸国」」の対応の拙劣さが浮き彫りになる。

 一言で称するなら、ニュージーランドが「人命」尊重の手段として「経

済」を考えているのに対し、日米英はあくまでも「経済」と政治家・保守

政党の「政権維持」に重点を置き、「人命」は二の次になっている。(後略)

註:独メルケル首相

 「(外出制限などは)移動の自由を苦労して勝ち取った私のようなものに

とって絶対に必要な場合にしか正当化されない。しかし今、命を救うため

に必要だ」「自由の制限は民主主義社会では決して軽々しく発動されては

ならない」と説明した上で強制力を行使した。

(「週刊金曜日」2020年5月22日1281号、田中利幸さん)から抜粋

┏┓ 

┗■4.再エネ予算流用 またも卑怯な禁じ手だ…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.再エネ予算流用 またも卑怯な禁じ手だ

 「東京新聞 社説」6月5日 09時00分

  https://www.tokyo-np.co.jp/article/33486?rct=editorial

2.東芝、米LNG事業売却費用膨らみ最終赤字1146億円 本業のIT関連は好調

  6/5(金) 20:39配信「毎日新聞

  https://news.yahoo.co.jp/articles/36e57e1f9e0414c021efae4f4d3c4dcf59b2fd68

┏┓ 

┗■5.遠くの地震でも起きる「海底地滑り」

 |  メキシコ湾など原油流出事故につながる可能性も

 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その350

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 1000キロも離れた小さな地震が、メキシコ湾での海底地滑りを起こして

いることが分かった。この5月のことだ。

 その地震の多くはせいぜいマグニチュード(M)5程度で、地震の地元、

米国カリフォルニア州ではニュースにもならない地震だった。メキシコ湾

では震度1にもならない。

 メキシコ湾は石油の大産地だ。石油掘削プラットフォームが湾内だけで

2000近くもあり、石油ガスパイプラインも7万キロが敷設されている。

 メキシコ湾そのものには地震がほとんどない。だが、遠くの地震で湾内

で海底地滑りが起きると、石油掘削プラットフォームや石油ガスパイプラ

インが破壊されて原油流出事故につながる可能性が高い。それゆえ関心が

高まっている。

 この研究によると2008〜2015年に、これまで知られていなかった海底地

滑りが85回起きていた。そのうち75回が遠方の地震がきっかけで起きていた。

 そのほとんどは、何百キロも離れたカリフォルニアなど北米の西海岸沿

いで発生したM5クラスの地震だった。つまり海底地滑りの90パーセント

近くが、1000キロ以上離れた場所で地震が起きて数分以内に発生していた

のである。

 いままでにメキシコ湾での最悪の原油流出事故は2004年、米国ルイジア

ナ州の海岸近くで発生した米国テイラー・エナジー社のものだ。1日1万

リットルを超えるペースでメキシコ湾に原油が流出し続けている。

 この事故ではプラットフォームが泥によって転覆し、複数の油田が破壊

された。残骸は分厚い堆積物の下に埋まっているので、原油の流出箇所を

ふさぐのが難しい。

 この原因は地震ではなくてハリケーンで生じた海底地滑りだった。だが

地震によって、今後、同じような原油流出事故が起きる可能性が大きい。

 原油流出事故だけではない。海底電線の切断やメタンハイドレートの大

規模な融解や、津波の発生といった事故を起こすかも知れない。

 メキシコ湾の海底が地滑りを起こしやすい理由がある。川からメキシコ

湾に大量に流れ込む堆積物によって、急勾配の不安定な地形が作られるか

らである。この研究では原因が特定できない海底地滑りも10回あった。メ

キシコ湾の海底はそもそも不安定なのであろう。

 この期間での研究ではさらに遠くで起きたもっと大きな地震が海底地滑

りを引き起こすことはなかった。

 もしかしたら、メキシコ湾の海底地滑りを引き起こす最大の要因は振動

の強さではないのかもしれない。遠く離れた地震がどのように地滑りを引

き起こすのかを解明するには、さらなる研究が必要なのだろう。

 日本でもひとごとではない。1771年の八重山地震では、推定される地震

の規模よりも津波が大きかった。黒島海丘で生まれた海底地滑りで大きな

津波を生んだのだ。「明和の大津波」である。

 また関東地震(1923年、M7.9)のときには相模湾東京湾口に多くの

海底地すべりが起きて海底電線を切断したことがある。

 地震のときの海底地滑りは、遠くまで影響する恐ろしいものなのだ。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より5月29日の記事)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページ

  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり

  ます。

────────── 

たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

        HP http://www.tanpoposya.com/

       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

   口座番号 00180-1-403856