たんぽぽ舎です。【TMM:No3842】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3842】

2020年1月24日(金)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.東京電力による日本原電への2200億円援助は理不尽

   東京電力に原電支援をさせない方法

   地方自治体への働きかけを強めることから

   東海第二原発再稼働を認めない世論形成を続けていきたい

                山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

★2.「塩浜工業」、玄海町長選挙手伝う 便宜期待、

  早い時期から接触か…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★3.大浦湾で輸送船を1時間20分遅らせた

  1/20(月)辺野古/大浦湾

       千葉和夫(沖縄在住、たんぽぽ舎ボランティア)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆2/15(土)映画「いのちの岐路に立つ〜

   核を抱きしめたニッポン国」郡山試写会

   会場:郡山市「ミューカルがくと館2F」

★5.新聞より1つ

  ◆報道(高浜町元助役と塩浜工業の関わり)きっかけに返金

   玄海脇山町長「反省」と陳謝

   町民「襟を正せ」現金受領に相次ぐ憤り

           (1月24日「茨城新聞」朝刊24面より抜粋)

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※明日です! 1/25(土)ナディさん講演会にご参加を!

  浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア連続講座」

 『ふるさとって呼んでもいいですか』ナディさん講演

 6歳で「移民」になったイラン系日本人の私

 不法滞在という逆境の下、異文化の中で生きてきたナディさんが

 来日後の日々を語ります

お 話:ナディさん

司 会:浅野健一 (ジャーナリスト、元同志社大学大学院教授)

日 時:1月25日(土)13時30分より16時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

  参加費:800円

  ブログ「浅野健一のメディア批評」に

  案内文、チラシが載っています。

http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/21561590.html

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※1/27(月)学習会にご参加を!

 「オスプレイ暫定配備の危険性」

 木更津駐屯地オスプレイが「暫定配備」されれば首都圏、新潟、

 群馬、静岡等が訓練空域になる

 講 師:頼 和太郎さん(リムピース編集長)

 日 時:1月27日(月)19時より21時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

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※たんぽぽ舎31周年「名刺意見広告」にご協力をお願い致します。

 1コマ名刺サイズ(85×50mm)縦型、横型どちらでも可

募集しめ切り:2月8日(土)

 掲載料金:1コマ・団体 4000円 個人 2000円

 お申し込み・問い合わせは「たんぽぽ舎」です

      TEL 03-3238-9035 メール nonukes@tanpoposya.net

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※たんぽぽ舎の「第32回総会」は、2020年2月23日(日)12時30分から

 予定しております。 会場:「スペースたんぽぽ」

 総会・お二人の記念講演・こんしん会の3部構成です。

記念講演

 『もはや正気の沙汰でなし…東海第二原発再稼働の策動』

 村上達也氏 (前東海村長)

 『組合活動の教訓から−市民運動のいくつかのルールへ』

 「市民自治を柱に多様な市民運動に関わって今考えていること」

 吉野信次氏 (市民自治をめざす1000人の会・

       ピースサイクル全国ネット共同代表)

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┗■1.東京電力による日本原電への2200億円援助は理不尽

 |  東京電力に原電支援をさせない方法

 |  地方自治体への働きかけを強めることから

 |  東海第二原発再稼働を認めない世論形成を続けていきたい

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

◎ 日本原電への資金支援は、規制基準適合性審査において明文化

された1740億円ではなく、特定重大事故等対処施設610億円を含む

「安全対策費用を含め」3500億円に膨れ上がった。

 このうち約8割に相当する2900億円を東京電力東北電力

負担すると報じられた。東京電力は2200億円、東北電力は600億円

相当になるものと見られるが、具体的な数値は一切明示されていない。

 報道された数値についても東京電力は確認を拒否し続けている。

 なお、残った2割、約700億円は関電、中電、北陸電力が負担すると

考えられている。

◎ 東京電力以外は、債務保証になるものと見られるが、東電だけは

債務保証が何処の金融機関も受け入れないため、電気料金の前払いに

なる。

 これについては東京電力は認めているので、この先何年間か、

受電する見込みでキロワット単価を受電見込み電力に掛けて、

前払いをおこなうと考えられている。

東京電力はこれまでも2011年から2018年度まで1kWhも受電して

いない日本原電に3728億円もの巨額な資金提供をしてきた。

 これは「設備維持管理契約に基づく基本料金」(*)である。

なお、原電に支払う料金には「従量電力量料金」があるので、

これを加えて「卸売電力量料金」としている。

この料金の内、「従量電気料金」分について「前払い」することに

より「資金提供」を行うこととしたのである。

東京電力はこれを「プラントの安全維持ならびに再稼働および

廃止措置、いずれにも必要な最小限の費用に限定した金額を、安全の

確保を最優先に、その妥当性を原子力部門等で精査し、議論を行った

うえで契約しており」としている。

料金の支払い契約は複雑化していて、2016年以降は東電EP(エナジー

パートナー・電気ガス小売会社)が基本料金を払っている。

◎ 一方、東電PG(パワーグリッド・発送電会社)が「バックエンド

過去分(使用済燃料再処理等既発電費)を託送回収の上、発電事業者へ

支払うことが適当とされていることから、費用を負担」しているとし、

原電へ支払っている。

 おそらく「東電PGから原電への4.84億円の固定支払額」が

それに相当する。これも原電の原発費用である。

◎ 今後、資金支援として前払い料金を支払うとすれば「東電EP

としては、買電契約において電気を受電するための対価を支払って」

いるので、日本原電に対して前払い料金は東電EPが支払うことに

なるという。

これらの決定については、唯一公表されたのが「10月28日に東電

HD(ホールディングス)の取締役会で決定」との記者会見での永澤昌

常務取締役による口頭での説明だけだ。

3500億円に上る東海第二原発への資金支援について、およそ2200億円

もの費用を負担することを決定したのは東電HDだが、それを実際に

支払うのは東電EP。そこに丸投げした形であるが、東電EPも株式

会社(100%東電子会社)だから、意志決定は取締役会でなされたはず。

 ところが東電原子力センターは市民との話し合いで「いつ、いかなる

決定を東電EPが行ったかは経営上の秘密」として回答を拒否した。

記者会見等での同様の質問も回答を拒否しているようだ。

◎ 東電株主による違法行為差し止め訴訟の原告は『東電HD株主の

声を届かせないための究極の脱法行為と言えるでしょう。会社分離の

テクニックの離れ業です。

 「桜を見る会」における、黒を白と言いくるめる逃れ手口が

ここでも。』と9月19日の第一回口頭弁論の後に開かれた記者会見で

批判している。

日本原子力発電村松衛社長は9日、水戸市内で記者団の取材に

応じ、2021年3月までの予定で進めている東海第二原発茨城県

東海村)の安全対策工事について「期限までの完成は難しいと判断

している。工程の見直しも含めて検討したい」と述べた。

ただ、工事終了時期の見通しに言及しなかったものの、工事の遅れが

再稼働時期に影響はしないとの考えも示した。』

                   (毎日新聞1月8日)

東京電力に原電支援をさせない方法…都庁へ働きかける

◎ 東京電力は資金支援の方法として「電気料金の前払い」を

おこなうこととした。その支払いを東電EPが行う。その決定を

誰が、何時したのかを問うたら、それは経営上の秘密事項だとして

回答しなかった。

 つまり抜け道として分社化した東電EPを使っている。東電経営陣の

責任を追及された場合の逃げ道だ。それを許してはならない。

◎ 東電HDの大株主は東京都。これに対して東電の資金支援を

認めないよう働きかけることは重要だろう。

 また、東電との関係としては、株主になっている地方自治体も

あるので、それに対しても働きかけることは意味があることだ。

 また、東海第二原発の避難計画を作るのは地方自治体であり、

避難先とされているのも地方自治体だから、双方に対して事故時の

影響、本当に避難できるのか、するのか、避難者を受け入れることが

出来るのか、生活を維持し被災者への十分なケアが出来るのかが

問われる。

◎ 自然災害ですら不十分な避難態勢に対し厳しい指摘が続いている。

まして人災である原子力災害に巨額の税金を使い多くの職員を

動員するなど論外であろう。

 自然災害と一緒に起きた場合の悲惨な状態を考えるならば、その

ような防災計画を作ることも躊躇し、拒否すべきことではないのか。

 これらをも含め、地方自治体への働きかけを強めることから、

再稼働を認めない世論形成を続けていきたい。

    (初出:月刊たんぽぽニュース、2020年1月号No289)

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┗■2.「塩浜工業」、玄海町長選挙手伝う 便宜期待、

 | 早い時期から接触か…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「塩浜工業」、玄海町長選挙手伝う 便宜期待、早い時期から接触

  1/23(木)7:07配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-00000025-kyodonews-soci

2.現金受け取った玄海町の脇山町長が緊急会見 進退は明言せず

  1/23(木)23:45配信「九州朝日放送

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-13592328-kbcv-l40

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┗■3.大浦湾で輸送船を1時間20分遅らせた

 | 1/20(月)辺野古/大浦湾

 └──── 千葉和夫(沖縄在住、たんぽぽ舎ボランティア)

1月20日(月) 天候:曇り、風:海上で2から3m/s、

波高:海は穏やか、気温日中約17度C、海の上は一日中寒かった。

*朝、「松田ぬ浜」から沖を見ると水平線にガット台船(赤土輸送船)が

5隻見えた。急いで抗議船に乗り大浦湾に向かう。

 大浦湾に到着すると、まだ航路上の開口部オイルフェンスは開いて

いず、まさに作業を開始する寸前であった。

 私たちは開口部オイルフェンス上につかまり待機する。海上保安庁

GBがやって来て、私たちを剥がしにかかる。

 45分ほど粘り拘束される。

 最初の輸送船が大浦湾に入ったのは9時50分、通常8時30分には

入るので1時間20分は遅らせたと考えられる。

 つまり、本日の午前中のダンプカーによる埋め立てはなかった。

これは想像以上に大きな成果だった。

<K8護岸> 昼、12時30時ごろ赤土満載のランプウェイ台船が着岸

<K9護岸>

10時50分:大浦湾開口部で拘束され「松田ぬ浜」に送られた。

 早めに食事をとり12時ころ、「松田ぬ浜」から抗議船でK9護岸に

向かった。護岸には台船がいなく、近くにいた赤土満載の台船が

護岸でむかう構えであった。

 私とKさんはフロートを越えてランプウェイ台船に抗議&阻止

行動をした。ほかのメンバーは護岸に近いほうからせまった。

 残念だが、今回は台船の着岸を遅らせることは出来なかった。

このようなこともある。

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆2/15(土)映画「いのちの岐路に立つ〜核を抱きしめたニッポン国」

  郡山試写会

日 時:2月15日(土)開場17:15 上映開始17:30

会 場:郡山市「ミューカルがくと館2F」

主 催:映画「いのちの岐路に立つ」郡山上映実行委員会

    (連絡先/黒田090-9424-7478)

入場無料

 被爆・被曝者らが迫る「核が問いかける 戦後日本の隠された真実」

とは何か−

 あの福島第一原発事故から9年。避難地域の解除が進む中で、放射能

の「緩慢なる脅威」 がひろがり、原発崩壊が故郷崩壊に

つながっている。

 ヒロシマナガサキ被爆死者214,000人。ビキニ水爆実験による

船員たちの被爆原発労働者の被曝がつづく。

 なぜ、原発再稼働にこだわり、核による厄災を繰り返すのか。

 いのちの岐路に立つ人間として、覚悟が問われている。

 かつて「原発立地を断念させた町」でバイブルになった『原発黒書』

(1976年・原水爆禁止日本国民会議発行)には、放射能汚染の実態を

ふまえ、「想像を絶する最大想定事故」が、まるで福島第一原発

過酷事故をなぞるように「冷却材喪失事故の進行過程」を

メルトダウン、水素爆発等を生死刻々の迫真力で記している。

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┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆報道(高浜町元助役と塩浜工業の関わり)きっかけに返金

  玄海脇山町長「反省」と陳謝

  町民「襟を正せ」現金受領に相次ぐ憤り

 福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」側から2018年7月、現金100万円

を受け取っていた佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長(63)は23日、町役場で

記者会見を開き「反省している」と陳謝した。

 昨年12月に返還を決めたのは、福井県高浜町の元助役、

森山栄治氏(故人)と塩浜工業の関わりを報道で知ったからだと釈明し、

報道がなければ「人間だから使っていたかもしれない」と述べた。

1年半近く自宅で保管していた対応に対し、責任を問う声が

強まりそうだ。(後略) (1月24日「茨城新聞」朝刊24面より抜粋)

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