たんぽぽ舎です。【TMM:No3712】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3712】

2019年7月31日(水)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.8月から9月前半の学習会・集会・抗議行動のご案内

   参加歓迎です!

★2.福島第一原発事故から8年4カ月“福島の今”

   棄民政策と「放射能安全神話」の普及に励む

  政府・東電への抗議を強めよう!  (上) (全3回)

   将来世代への責任

   「復興」の陰で増え続ける震災関連死

               中村泰子(たんぽぽ舎会員)

★3.「福島県民健康調査検討委員会」は「いかにして

   甲状腺検査つぶしに屁理屈を付けるか」の協議ばかり

   その中心は「福島県医大

  東電福島第一原発事故を「完全に終わったこと」にして

   その被害者を切り捨てることは許せない

               田中一郎 (ちょぼちょぼ市民連合)

★4.「(使用済み燃料)県外搬出が大前提

  一時保管はやむを得ない」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より2つ

  ◆原発技術は破綻 必ず事故起きる

   米原子力規制委元委員長グレゴリー・ヤツコ氏 警鐘

   「起きるかどうかではなくいつ起きるかだ」

             (7月31日東京新聞朝刊1面より抜粋)

  ◆元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん

   多様性が組織生かす…吉原さん

   いろんな意見大切…前川さん

          (7月31日東京新聞朝刊7面<親友対談

              しなやかな反骨>(2)より抜粋)

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┗■1.8月から9月前半の学習会・集会・抗議行動のご案内

 |  参加歓迎です!

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 8月

3日(土)山崎ゼミ 14時より17時

 ・東海第二原発の再稼働は東電の問題

 ・「特定重大事故等対処施設」とは何か?

 ・原発の今を見据え、東電の責任を追及

 お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

 参加費:800円

3日(土)新宿・夜デモ 17時30分集合

   とめよう!〈首都圏原発〉東海第二原発8.3新宿・夜デモ

 場 所:JR新宿駅東口アルタ前(デモ出発18:15 解散19:10予定)

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」070-6650-5549

7日(水)「日本原電本店」抗議行動 17:00より17:45

  とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

 場所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より4分

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

7日(水)「第71回東電本店合同抗議」18:30より19:45

    東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

13日(火)より17日(土)までたんぽぽ舎「夏休み」

21日(水)全国一斉抗議行動第1波

    「特重できていない原発」はすぐ止めろ!

    12時より13時…原子力規制委員会前(港区)

    15時より16時…九州電力東京支社前(千代田区)

 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」

     TEL 070-6650-5549

21日(水)学習会 19:00〜21:00

    反緊縮経済政策Q&A「市民と野党の共闘」が

    掲げる経済政策を巡って

 講 師:田中一郎さん (ちょぼちょぼ市民連合)

 参加費:800円

28日(水)学習会 18:00〜21:00

  「公益通報X司法取引・自己認証制度 通報者保護はどこへ!」

   公益通報者保護制度改正とその問題点

 講 師:光前幸一弁護士(子ども脱ひばく裁判等弁護士)

     〔講師のお話は19時からです〕

 参加費:800円(学生400円)

 9月

10日(火)学習会 18:00〜21:00

    「白熱教室:これが日米FTA交渉の実態だ」(仮題)

 講 師:鈴木宣弘さん(東大農学部教授)

     〔講師のお話は19時からです〕

 参加費:800円

14日(土)学習会 18:15より

    「原発テロ」対策とは本当はどういう問題なのか?

 発 言:山崎久隆さん「特定重大事故等対処施設問題とは何か」

宮崎俊郎さん (オリンピック災害おことわリンク)

原子力非常事態宣言下のオリンピックに反対しよう!」

 主 催:福島原発事故緊急会議 TEL 090-1705-1297

 参加費:500円

15日(日)学習会 13:30より16:00(開場は13時)

    「東京オリンピックでの被曝の危険性を警告し

     開催に反対する」

 講 師:渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく問題研究会会員)

 参加費:800円(学生400円)

※学習会・講演会の会場は

 「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)です。

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┗■2.福島第一原発事故から8年4カ月“福島の今”

 |  棄民政策と「放射能安全神話」の普及に励む

 | 政府・東電への抗議を強めよう!  (上) (全3回)

 |  将来世代への責任

 |  「復興」の陰で増え続ける震災関連死

 └──── 中村泰子(たんぽぽ舎会員)

 7月6日、國分富夫さん(相双の会会長)のHOWS講座「福島第一

原発事故から8年の現実」がおこなわれ、これからの反原発運動をどう

取り組むかについて討論した。以下、概要を報告する。

◎将来世代への責任

 8年以上たっても終わらない、どうにもならない福島の現実を見れば

わかるはずなのに、各地の原発立地地域では、未だに原発なしでは経済

が成り立たないと信じられ、原発再稼働の流れになっている。

 事故が起きたら、経済どころではない。もう二度と家に戻れない。

政府は、棄民政策放射能安全神話の普及によって、事故はなかった

ことにしようとしている。日本は情けない国だ。

 日本は広島・長崎の被爆国であり、福島第一原発による被ばく国と

なった。セシウム137がほぼなくなるまで300年。原発を許してきた

われわれ世代は、子どもたちの未来に責任があることを自覚して、

原発を訴えなければならない。

◎「復興」の陰で増え続ける震災関連死

 4月に大熊町役場が開庁した。新庁舎は渡辺利綱町長の土地に31

億円をかけて作られた。帰還住民500人、廃炉作業員ら900人を目標に、

呼び込む計画である。

 先月見学に行った双葉町役場は、今も当時のままで、壁には原発事故

対応の指令メモが貼られていた。双葉町南小学校の6年1組の教室には

ランドセルなどが残され、黒板には「3月11日(金)卒業まであと8日」

と書かれていた。その時避難した子どもたちは、今年成人式を迎えた。

 震災関連死者数は、岩手県(約500人)や宮城県(約1000人)に比べ、

福島県は約2300人で実際は3000人超とも言われ、今も増え続けている。

 復興住宅では近隣との交流がなく孤独死が多い。

 事故ですべてを失い、避難生活の疲労蓄積、元へ戻れないことへの

絶望による自死者の数は、福島県が最も多い。(中)に続く

   (「思想運動」2019.8.1号No.1043から了承を得て転載)

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┗■3.「福島県民健康調査検討委員会」は「いかにして

 |  甲状腺検査つぶしに屁理屈を付けるか」の協議ばかり

 |  その中心は「福島県医大

 | 東電福島第一原発事故を「完全に終わったこと」にして

 |  その被害者を切り捨てることは許せない

 └──── 田中一郎 (ちょぼちょぼ市民連合)

◎ 福島県医大という、学問・研究の府としての良識と良心のカケラ

も持ち合わせない、この腐りきった「自称大学」は、もはや救いよう

がない。

 「福島県民健康調査」をこの大学から取り上げ、そのあと、この大学

は直ちに解体・閉校とすべきである。百害あって一利なしとはかような

組織のことを言う。

 子ども甲状腺検査により、いったい何人の子どもたちが甲状腺ガンに

なったかの実数把握さえサボタージュして、その実態を隠しまくるあり

さま、不幸にして甲状腺ガンとなってしまった子どもたちの臨床状態も

全く非公開のままで、何がどうなっているかもわからない、穿刺(せん

し)吸引細胞診の実施を遅らせ、子どもたちをガン進行の危険により

ひどくさらしながら、経過観察の子どもたちを増やして、表面化する

子ども甲状腺ガンの数を抑え込もうとしている。

◎ そして、その時間稼ぎをしている間に、何とか「福島県民健康

調査」の「甲状腺検査」を縮小ないしは中止に追いやり、福島第一原発

事故の結果、いかほどの子ども甲状腺ガンが発生しているのか、その他

甲状腺疾患が出ているのか、わからなくしてしまう・統計学的に有意

な形での数字を把握できなくしてしまうという、悪質極まりない陰謀が

推し進められているようである。

 4半期に1度開催される「福島県民健康調査検討委員会」(及びその

下にある「甲状腺検査評価部会」)は、こうした重大事項に決着をつけ

ることなく=そんなことはおかまいもなく、毎回のように「いかにして

甲状腺検査つぶしに屁理屈を付けるか」の協議ばかりを続け、原発被害

を受けた子どもたちやその家族は置き去りにされたままである。

 その中心にいるのが、「福島県民健康調査」事業を受託している福島

県立医大だ。

◎ その一方で、この福島県医大は、こうした医療倫理・学問研究

倫理から大きく外れた半ば犯罪的な行為(かつその論文内容がインチ

キ丸出し)を「自浄」して再発防止を厳格に実施する様子もない。

 そもそも、このインチキ論文が、原発事故後の放射能汚染地域に

おける住民の被ばく線量を矮小化・過小評価して、今現在、原子力ムラ

代理店政府が進める20ミリシーベルト基準の違法かつ強引な押付けを

背後から「理論的に裏付ける」ことを意図して書かれたものだったこと

も念頭に置く必要がある。

 (その悪質論文を原子力「寄生」委員会がつまみあげて、新たな放射

線防護の基準の根拠としようとしていたことも分かっている=まさに、

放射線ムラの御用学者どもがチームワークを組んで、福島県民のみなら

ず、我々一般の有権者・国民を愚弄し、福島第一原発事故の対応に

決着(いつもの通り被害者切り捨て)をつけるとともに、今後も発生

するであろう核事故時における被害者を、ねじ伏せ、沈黙と自己犠牲に

追いやるための「態勢づくり」を着々と進めていると言っても過言

ではない)

◎ 目的は、福島第一原発事故は「完全に終わったこと」にして、その

被害者を切り捨てること=原発事故の放射能による健康被害者は(原発

作業員を除いて地域住民には)1人もいない、ということにしてしまう

ための「壮大な国家犯罪ドラマ」が創られようとしているのだという

ことだ。

 ヒロシマナガサキが、ミナマタが、ここフクシマで、巨大なスケー

ルで、再び実践されている。

 福島県医大、この腐った組織に存在意義などあろうはずはないの

である。

 その存在そのものが「悪」と化している。

 腐った大学は直ちに解体せよ。

以下、参考です

1.日本の大学は腐っている(2):正体を現した似非アカデミズム=「住民に

背を向けたガラスバッジ論文ー7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠

となりえない」(宮崎真&早野龍五論文)- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-5dd5.html

2.(7.8)第35回「県民健康調査検討委員会」結果と甲状腺検査(2巡目)結果

に対する部会まとめ- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-4cfa95.html

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┗■4.「(使用済み燃料)県外搬出が大前提

 | 一時保管はやむを得ない」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「(使用済み燃料)県外搬出が大前提 一時保管はやむを得ない」

 福島第二原発の燃料保管施設建設で福島県知事受け入れ表明

  7/30(火)19:35配信「福島テレビ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190730-00000005-ftv-l07

2.山本太郎氏 次期衆院選野党共闘、消費税5%は絶対条件

  7/30(火)21:38配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190730-00000073-mai-pol

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┗■5.新聞より2つ

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 ◆原発技術は破綻 必ず事故起きる

  米原子力規制委元委員長グレゴリー・ヤツコ氏 警鐘

  「起きるかどうかではなくいつ起きるかだ」

 2011年の東京電力福島第一原発事故当時に米原子力規制委員会(NR

C)の委員長だったグレゴリー・ヤツコ氏(48)が、本紙のインタビューに

応じ、経済性や安全性を理由に「原発は破綻した科学技術だ」と

主張した。

 「原発に頼る限り事故は必ず起きる」と述べ、発電コストが下がり

続けている風力や太陽光といった再生可能エネルギーの開発に全力を

注ぐべきだと訴えた。(後略)

(7月31日東京新聞朝刊1面より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201907/CK2019073102000154.html

 ◆元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん

  多様性が組織生かす…吉原さん

  いろんな意見大切…前川さん

 吉原:今の政府の人たちが心配です。安倍晋三さんが絶対的な権限を

 持っていて、総理が言えば何でも通っちゃう。(中略)

 前川:霞が関全体主義になった。もともと「司(つかさ)」という

 言葉があって、それぞれの分野については自信と誇りと責任感を

 持ってやっていた。 (後略)

         (7月31日東京新聞朝刊7面<親友対談

             しなやかな反骨>(2)より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019073102000144.html

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2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

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 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

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