たんぽぽ舎です。【TMM:No3693】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3693】

2019年7月8日(月)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.2019年広島集会参加者募集!

   広島で「首都圏の原発・東海第二再稼働反対!」を訴えます!

   8月4日(日)〜6日(火)2泊3日

              山本勇祐(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.キューバ国際ブリガーダ(旅団)と国際平和セミナーに初参加

   キューバには「余ったものを分かち合うのではなく

  足りないものを分かち合う」という理念がある

   原発から遠く離れて、こころざし高き国で学んだこと

                  中村泰子(たんぽぽ舎会員)

★3.福島「原発安全神話」から「被曝安全神話」へ (その5)

   未だ続く無責任な「原子力緊急事態宣言」   (7回の連載)

   日本は今後100年以上、「原子力緊急事態宣言」下にあり続ける

  ほんのわずかの量が多大な影響をもたらす放射能

   福島を中心とした広大な地域が放射線管理区域になっている

          小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

★4.新聞・雑誌より2つ

  ◆原発避難者 税6倍にも 帰還できず更地「納得いかない」

   3.11被災 固定資産税の減額終了へ

              (7月7日東京新聞朝刊1面より抜粋)

  ◆謎に包まれた「セシウムボール」の脅威

   未知の放射性物質と汚染実態が明らかに

   福島第一原発事故で溶けた核燃料が

   コンクリートと反応してできた

         (7月6日14:00配信「週刊女性PRIME」より抜粋)

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┗■1.2019年広島集会参加者募集!

 |  広島で「首都圏の原発・東海第二再稼働反対!」を訴えます!

 |  8月4日(日)〜6日(火)2泊3日

 └──── 山本勇祐(たんぽぽ舎ボランティア)

 “核と人類は共存できない”!!原発核兵器もない世界へ!被爆

74年「原水禁の広島集会(各分科会)」と「8・6ヒロシマ平和への

つどい」への参加など、今年も、原発再稼働させない!とりわけ「首

都圏の原発東海第二再稼働反対!」を広島で訴えます!

是非、皆さんのご参加を!

○日程の概略(予定) 詳細は後日

8月4日(日)現地集合 17:00〜 原水禁開会総会(県立総合体育館)

5日(月)原水禁分科会

      地元市民集会「8・6ヒロシマ平和へのつどい」

6日(火)グランドゼロ(原爆ドーム前)の集会(ダイイン)市内デモ

      中国電力本社前(反原発座り込み) 昼頃現地解散

○参加費…1万8千円

     宿泊費…8月4日と5日(2泊)7,500円×2(東横イン予定)

 集会参加費その他3,000円(交通費は各自負担、約35,000円)

○募集人数:10名

○申し込み・お問い合わせは、7月13日(土)までに

      お願い致します。たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035

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┗■2.キューバ国際ブリガーダ(旅団)と国際平和セミナーに初参加

 |  キューバには「余ったものを分かち合うのではなく

 | 足りないものを分かち合う」という理念がある

 |  原発から遠く離れて、こころざし高き国で学んだこと

 └──── 中村泰子(たんぽぽ舎会員)

 先日、キューバの第14回メーデー国際ブリガーダ(4/21〜5/5)のうち

4月23日から5月2日までと、第6回国際平和セミナー(5/2〜5/8)に

参加してきました。

 ブリガーダとはスペイン語で「旅団」を意味し、「ボランティア

ワークとキューバ連帯」を目的としたプログラムです。

 また、国際平和セミナーは、「全世界から外国軍事基地の撤去を要求

する」ものです。

 すべてが初体験で、日本語通訳なしなので、わからないことだらけで、

緊張度の高い18日間でした。HOWS(本郷文化フォーラムワーカーズ

スクール)の仲間のご夫妻と3人組だったので何とか乗り切れたという

感じです。

メーデー国際ブリガーダのプログラム

 メーデー国際ブリガーダは、30数カ国から400名近くの参加でした(日

本からは4名)。

 革命の英雄たちへ敬意を表するために、革命戦死者の霊廟、チェ・

ゲバラ霊廟、カミロ・シエンフエゴス記念館などを訪ねました。

 また、訪問した先々で地域の革命防衛委員会(CDR)の人々による

歓迎の催しがあり、私も一緒に踊ったりして言葉の壁を超え

楽しみました。

 子どもたちのパフォーマンスは素晴らしかったです。ボランティア

ワークは、予定変更で結局1回だけ、キャッサバ畑で草取りをしました。

 ブリガーダのプログラムを通して、主催者 [キューバ諸国民友好協会

(ICAP), Amistur Cuba] は、キューバは小国で貧しいけれど愛と

連帯があるので心は豊かで強いということを伝えたかったのだろうと

受け止めました。

 キューバには「余ったものを分かち合うのではなく、足りないものを

分かち合う」という理念があると言います。だから、野蛮な米帝国主義

に対して堂々と対抗できるのだろうと納得しました。

◎革命後世代に引き継ぐためのキューバ共和国憲法

 すべての国民が社会主義を構築する真の構成員になった

 4月30日にキューバ共和国憲法についての講演会がありました。

憲法は全国議会による草案検討、国民討議で練り上げ、国民投票

よる承認を経て、今年4月10日に公布されたばかりでした。

 改憲プロセスへの参加を通して、革命後世代をはじめ、すべての国民

社会主義を構築する真の構成員になったとのことです。

 60年間米国から革命政府転覆の攻撃を受け続けているキューバの人々

には、この憲法を武器に団結して主権を守っていくという決意が

備わっていると感じられました。

 丁度4月30日の未明にベネズエラのグアイド(自称)暫定大統領が

クーデターを企て失敗しました。講演者のミゲル氏がその速報を伝え

ると、会場から大きな拍手、歓声が湧きあがり、私もその場に居合わ

せたことを嬉しく思いました。

◎革命60周年メーデーと国際連帯集会

 次々と繰り出す隊列からは喜び・自覚・誇りに

 満ちた熱気があふれ、圧巻

 5月1日のメーデー当日は、朝3時出発、5時すぎにハバナの革命

広場に到着、手荷持検査等を経て7時開始でした。

 冒頭、大スクリーンにフィデル・カストロの演説シーンが上映されま

した。ラウル・カストロ元首相やミゲル・ディアス=カネル大統領ら

が、高所のスタンドから見守る中、パレードは1時間半続きました。

 次々と繰り出す隊列からは、喜び、自覚、誇りに満ちた熱気があふ

れ、圧巻でした。やる気度が違うという感じでした。

 私たち外国人招待者はスタンド席内に限られ、残念ながらデモ隊には

加われませんでした。最後はスペイン語インターナショナルの大合唱と

なり、感動的でした。

 5月2日はキューバ国際連帯集会があり、各国の党や労組から連帯

発言がありました。ベネズエラ代表が「楽天的」という言葉を何度も

口にしたのが印象的で、これぞラテンの心意気と思われました。

 集会後、私たち3人はブリガーダから離れ、国際平和セミナー開催

地のグアンタナモ行きのバスに移動しました。

◎国際平和セミナー

 「沖縄の反基地運動は世界一闘っている」…

 ハワイから参加した人の発言

 セミナーは、グアンタナモ医科大学で行われ、35カ国から90名が

参加しました(日本からは5名)。

 各国からのつわもの運動家が集い、グアンタナモ基地のキューバ

の返還や、すべての米軍・NATO軍の外国基地の閉鎖させる運動に

ついて発言しました。

 HOWSからも仲間が、キューバ連帯や沖縄反基地運動ついて発表

しました。ハワイから参加した人から、沖縄の反基地運動は世界一

闘っていると言われ、改めて沖縄の闘いのすごさを認識しました。

 セミナー参加者は、米国が1903年グアンタナモを永久租借した日

である「2月23日」を「外国軍事基地反対グローバル行動の日」と

制定し、提起された12項目の行動に取り組むという宣言を採択

しました。

 私は、初めて国際会議というものに出席してみて、国際連帯という

ことを肌で感じた次第です。多くを学んだ旅でした。

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┗■3.福島「原発安全神話」から「被曝安全神話」へ (その5)

 |  未だ続く無責任な「原子力緊急事態宣言」   (7回の連載)

 |  日本は今後100年以上、「原子力緊急事態宣言」下にあり続ける

 | ほんのわずかの量が多大な影響をもたらす放射能

 |  福島を中心とした広大な地域が放射線管理区域になっている

 └──── 小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

12.未だ続く無責任な「原子力緊急事態宣言

  日本は今後100年以上、「原子力緊急事態宣言」下にあり続ける

 (前略)一般の人たちには1年間に1ミリシーベルト以上の被曝を

させてはいけない、という法律がありました。また、放射線管理区域の

外側には、1平方メートルあたり4万ベクレルを超えるような物は、

どんな物でも持ち出してはいけない、という法律もあったんです。

 でも、福島(第一原発)の事故が起きて、到底その法令は守れないと

いうことになり、あの事故を起こした最大の責任者であり、犯罪者であ

る日本の国は何をしたかというと、自分の作った法律の一切を反故にし

てしまいました。

 彼らは「特別措置法」を乱発して、人々に「もう被曝なんかしても

いいんだ、安全だ、戻れ」ということを言う。(中略)

 2011年3月11日に「原子力緊急事態宣言」が発令されました。(中略)

 これは今も解除されていないのです。

 この「緊急事態宣言」を今日まで続けざるを得なかった一番の理由

は、セシウム137という放射性物質が、大量に汚染を広げている

ためです。

 そのセシウム137は半分に減ってくれるまでに30年かかるんです。

100年経っても、実は10分の1にしか減らないんです。(中略)

 日本と言うこの国は、100年経っても「原子力緊急事態宣言」を解除

できないんです。

13.ほんのわずかの量が多大な影響をもたらす放射能

  福島を中心とした広大な地域が放射線管理区域になっている

 (前略)セシウム137は、ほとんどが太平洋に向かって流れて

いったんです。     (中略)

 84パーセントは太平洋に流れていき、16パーセントだけが日本の

国土、東北地方、関東地方の広大なところに降り積もりました。(中略)

 その16パーセントが、東北地方、関東地方の広大な地域を放射線管理

区域にしなければならないほど汚染しました。

 家の周りも道路も田畑も山も、とにかくセシウム137を全部かき

集めてきたらどうなるかというと、752グラムにしかならないんです。

それほどほんのわずかなセシウム137が広大な大地にばら撒かれ

たら、もうそこに人は住めないほどの汚染になるのです。放射能という

のはそれほどのモノなんです。

 放射能は五感で感じられないというけれども、一体どういうことか

というと、例えば私の周りに放射能が感じられるほどあれば、私は感じ

る前に死んでしまうからです。だから、「感じられない」と言っている

だけです。(中略)

 福島を中心とした広大な地域を放射線管理区域にしなければいけない

ほど、大地が汚れています。

 本来は私のような職業人が水を飲んではいけない、寝てはいけない、

といわれるくらいに大地が汚れている、と日本政府が言っているのです。

 そこに子供たちが棄てられて、普通に生活している、ということ

なのです。     (その5)へ続く

  (「DAYS JAPAN」2018年・8月号増刊号より抜粋)

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┗■4.新聞・雑誌より2つ

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 ◆原発避難者 税6倍にも 帰還できず更地「納得いかない」

  3.11被災 固定資産税の減額終了へ

 東日本大震災東京電力福島第一原発事故で住宅を解体した後の更地

について、2022年度から固定資産税が大幅に増額される。住宅の立つ

土地並みに減額する特例が21年度末で終わるためで、額は6倍程度まで

上がる恐れがある。

 とりわけ原発事故で避難し、帰還できないでいる福島県の被災者は、

避難生活での収入減に税の増額が重なり、影響は大きい。

 しかし、国はどの程度の人が減額を受けているか把握しておらず、

特例の延長も議論していない。(榊原崇仁) (後略)

             (7月7日東京新聞朝刊1面より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019070702000157.html

 ※こちらも参考に

 「東電・国が負担するべき」被災者「また不条理が…」

  故郷追われ 知らぬ土地で苦労、そのうえ

  たとえ解体しても土地の買い手いる?

  「戻っても仕事ないのに」

  (7月7日東京新聞朝刊25-26面「こちら特報部」より見出し)

 ◆謎に包まれた「セシウムボール」の脅威

  未知の放射性物質と汚染実態が明らかに

  福島第一原発事故で溶けた核燃料がコンクリートと反応してできた

  セシウムやウラン以外の重要な放射性物質

  含まれている可能性もある

  セシウムガンマ線だけでなくアルファ線も出ている

  セシウムボールの大きさは0.5から〜数ミクロン

  小さいために呼吸により肺の奥にまで到達しやすい

  内部被ばくへの影響が懸念される(取材・文/吉田千亜)

  (7月6日14:00配信「週刊女性PRIME」より抜粋)

詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190706-00015516-jprime-soci

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