たんぽぽ舎です。【TMM:No3619】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3619】

2019年4月5日(金)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.あれから8年、福島第一原発事故は終わらない (その2)

   失われた原発の経済合理性

  原発推進政策は人民の犠牲を前提にしている 断じて許されない

                   中村泰子(たんぽぽ舎会員)

★2.『教育勅語と道徳教育』

   権力を握る側・統治支配をする側にとって

   都合のいい「人間像」を教育によって無批判に

   教え込もうとする意図

   5/9(木)前川喜平さんの講演会

   たんぽぽ舎講座運営委員会

★3.令和のれい(礼)は選挙で返す

   東京電力(国の負担がなければ破産)という赤字会社が

   日本原電という無収入会社を支援するという理不尽な仕組み

   山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア、

            なの花会代表世話人)

★4.朝6時から2グループに分かれ早朝阻止行動

   4/3辺野古レポート

         千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★5.新聞より1つ

  ◆「東海第二は安全かどうかを聞かせてほしい」

   説明会に参加した村上達也・前東海村長は「説明会をやったという

   アリバイ作りでは話にならない」と指摘

   住民不安、解消されず 東海第二 県説明会に延べ753人

              (4月4日東京新聞「茨城」より抜粋)

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※4/11(木)学習会にご参加ください!

 「なぜ原発の再稼働は認められないのか

  −原発の仕組みから安全性の根拠を問う」 新ちょぼゼミ

 講 師:後藤政志さん(元東芝・格納容器設計者、工学博士)

 日 時:4月11日(木)18:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※4/13(土)山崎ゼミにご参加ください!

  東海第二原発は問題だらけ!20年運転延長なんてとんでもない

  1900億円の資金提供を表明した東電、日本原電と東電の関係を

  徹底追及!

 講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:4月13日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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・乱 鬼龍の森羅万笑

  川 柳 【新元号忖度なだれうつごとし】(転載歓迎)

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※訂正1つあります。

 昨日発信の【TMM:No3618】4/13(土)山崎ゼミにご参加ください!で

 開催時間が間違っていました。

 正:4月13日(土)14時より17時

 誤:4月13日(土)18:00より21:00

 おわびして訂正させていただきます。

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┗■1.あれから8年、福島第一原発事故は終わらない (その2)

 |  失われた原発の経済合理性

 | 原発推進政策は人民の犠牲を前提にしている 断じて許されない

 └──── 中村泰子(たんぽぽ舎会員)

3.失われた原発の経済合理性

  「安全対策」は見せかけ 事故が起こることも折り込み済み

 3月23日の朝日新聞によると、経済産業省は安全対策費が高騰する原発

を支えるため、「原発は安い」の標語をあっさり取り下げ、電気料金に

原発補助金を上乗せする制度の創設(2020年度末目標)を検討している

という。

 なりふり構わぬ原発保護政策だ。すでに経団連の中西宏明会長は年頭

会見で、原発はコスト高でビジネスとして存続しえないので、政府が率先

して原発で儲かる仕組みを作れ、という趣旨の発言をしている。

 設備投資の回収を保証する総括原価方式による電気料金の仕組みは、

電力自由化に伴い2020年度末に経過措置終了となる。それに替わる仕組み

が必要ということだろう。

 安全対策費がかかるといっても、原発本体の設計は古いままなので、

本当の改良にはなっていない。電力資本は、巨費をかけて、見せかけの

安全対策をしているが、事故が起こることも折り込み済みだ。危険や恐怖

は大金が動く動機となる。

 事故が起きても、賠償、復興、廃炉等の後始末費用は支援機構を通して

国庫から投じられる。金融資本にとって、大金が動き続ける状態こそが

望ましい。

 金融商品が紙クズになる心配のない仕組みさえあればよいのだ。

 現在の倒錯した状況は、金融本位に物事が動いているために生じて

いるように思う。

 原発推進政策は人民の犠牲を前提にしている。

 断じて許されない。(了)

 (「思想運動」2019-4-1号No.1039から了承を得て転載)

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┗■2.『教育勅語と道徳教育』

 |  権力を握る側・統治支配をする側にとって

 |  都合のいい「人間像」を教育によって無批判に

 |  教え込もうとする意図

 |  5/9(木)前川喜平さんの講演会

 └──── たんぽぽ舎講座運営委員会

日 時:5月9日(木)18時より21時(開場17時30分) 新ちょぼゼミ第27回

         前川喜平さんのお話は19時頃からです。

講 師:前川喜平さん (現代教育行政研究会代表、

           元文部科学省事務次官)

会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F

    予約優先とさせていただきます。

    予約申し込みは、

    たんぽぽ舎のメールアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」へ

    ご氏名と緊急時に連絡がとれる電話番号をお知らせ下さい。

    返信メールで「予約受付番号」をご案内致します。

    4月下旬から5月初めは連休があるため、なるべく

    4月27日(土)までにご連絡いただければ幸いです。

    4月27日(土)以前に定員に達した場合はその時点で

    メールマガジンでお知らせ致します。

参加費(資料代含む):800円(学生400円)

 日本の教育がおかしくなり始めています。

 第一次安倍政権の時に「教育基本法」が改悪され、学校教育における

愛国心の押し付けなど、関連法も含めていくつかの問題の多い法改悪が

なされています。

 その後も我が国の教育政策の「右旋回」は止まることがなく、昨今の

第二次安倍政権下では、さながら戦前の教育体制に後戻りさせるかのごと

き雰囲気も強まってきました。

 そして、ここにきて「教育勅語」の義務教育現場での活用と、道徳教育

が一つの「教科」として導入されることが決められました。

 国家に忠実であることを第一義とするような、まさに権力を握る側・

統治支配をする側にとって都合のいい人間像を教育によって無批判に教え

込もうとする意図が見え隠れしています。

 今回は「文部科学省の突然変異」を自称される前川喜平文科省事務

次官においでいただき、懸念される日本の教育政策の中でも、この

教育勅語と道徳教育」の問題についてお話いただきます。

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┗■3.令和のれい(礼)は選挙で返す

 |  東京電力(国の負担がなければ破産)という赤字会社が

 |  日本原電という無収入会社を支援するという理不尽な仕組み

 └──── 山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア、

            なの花会代表世話人)

◎ 沖縄や福島を忘れて、令和の新元号やオリンピックに浮かれる日本人

たちを、外国人が見たら、何と思うだろうか。

 いまだに故郷を追われ、地方で暮らす人が数万人はいるというのに。

 しかもその人たちに追い打ちを掛けるように、この3月から住宅手当金

も打ち切られた。

 誰のせいで、こんな苦難な生活をしなければならないのか。

 東京電力役員は誰ひとり責任を取っていない。元社長は噂では日本を

離れ、放射能汚染のないドバイに移住したという。

 しかも、国民の意志を無視して、次々原発を再稼働をさせている。

 放射能汚染物質の捨て場も間もなく満杯、破綻した核燃料サイクル

膨大なフレコンバックの山々、最終処分場も決まらない。

 まるで雪隠詰めのような原発政策。

◎ それでも再稼働させようとしている原発利権屋とはいったい何者なの

か。金のためなら、国民の命などどうでも良いのであろうか。

 本来国民の味方であるべき警察や裁判所までもが利権構造に組み込まれ

ている。

 その典型的例が東海第二原発の再稼働だ。

 住民や周辺自治体の反対を押し切って、首都圏に近い、40年も経過し、

パイプラインなどの多くが修理を必要とする原発を動かすことがどんなに

危険なことか。

さらに、安全対策費として3000億円を東京電力他電力会社が負担する

という。

 東京電力(国の負担がなければ破産)という赤字会社が日本原電(保有する

原発を1基も動かさず大手電力から運営費を受取るだけの会社、2017年度

64億円の赤字)という無収入会社を支援するという理不尽な仕組み。

 結局、その「つけ」はすべて国民の電力費で賄うことになる。

 皆さん、こんなことをいつまでも継続して良いわけがないでしょう。

◎ 打開策は次の選挙で国民の利益を代表する勢力に勝ってもらうしか

ありません。

 まず、11道府県の知事選が3月21日告示、以後自治体首長、議員選挙

が続く。 そして7月の参議院選挙。これらの選挙で私たちの味方になる

候補を応援して、ひとりでも多く当選させましょう。

 市民生活を破壊し、憲法改正を目論む安倍政権に打撃を与え、与野党

均衡状態を作ろう。

 それが不可能でないことは沖縄県民投票が示してくれました。

◎ そのためには以下の点に留意しましょう。

1.自然エネルギー脱原発の実現(国会で原発ゼロ法案を審議)

2.消費税値上げを止めよう

3.軍事費や大型プロジェクトの財政を止めよう

4.年金削減、老人医療費負担増、介護抑制など給付を削らせない

5.沖縄辺野古米軍新基地建設・埋め立て反対

6.水道民営化、カジノ、TPO、ジェンダーギャップ、

  働き方改革その他

最後に大事なこと、

政党はもとより選挙民も意見の違いを乗り超え、反安倍で結束すること。

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┗■4.朝6時から2グループに分かれ早朝阻止行動

 |  4/3辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 4月3日(水) 天候:曇り、朝から気温が低く(朝:約15度C、日中:

約17度C)1日中寒い日だった。第二テント朝6時集合し早朝行動をお

こなった。と言う事は朝4時には起床しなければならない。全くブラック

チームだと思う。

 朝からK8に向かうグループと大浦湾開口部に向かうグループとに

別れた。

 <K8護岸工事現場>

 6時45分松田ぬ浜を出艇、やっと夜が明け始める。抗議船“不屈”に

乗ってK8護岸に向かう。気温は低いが海は穏やか、警備員や海上保安官

が大音響で「臨時制限区域に入らないで下さい」や「ガラガラ」という

投石の音もない静かな本来の海を取り戻している。

 これなら「ジュゴンの家族も離れ離れにならず、母親のBちゃんも

死なずに済んだのではないか」との思いが脳裏をかすめた。

それはともかく、K8に到着するやいなやフロートを越える。海保GB

がいないので容易である。内側の2重のオイルフェンも容易に越えること

が出来る。ここで抗議すれば間違いなく工事はストップする。

その頃やっと海保がやって来る。

海保とのやりとりは30分以上粘りその後拘束され、松田ぬ浜に送り返

された。

<大浦湾開口部>

本日は、ここからはガット輸送船が入港すると見込まれた。別働隊は朝

8時前到着、輸送船が到着するのを待つ、ここでも海保との壮絶なバトル

があり全員が拘束される。松田ぬ浜に送り返されたグループが開口部に到

着した時は、輸送船4隻は沖にいて開口部から大浦湾の中に入る構え

だったが、後続カヌーが到着したことで、沖からしばらく動けない。20分

ほどで海保GBが動き、後続グループも拘束される。

<本日の成果>

 正確にはカウントできなかったが本日の作戦で1時間30分以上の阻止

行動ができたと確信している。(結果的に4隻をストップさせたが最初の

2隻が重要でランプウェイ台船に赤土を移動する作業に大きな待ちが

生じた。つまり3時間位の効果はあったとのではないだろうか。

※《事故情報編集部》より

  以下は、添付されておりませんが写真の説明文です。

 K8護岸先端部でがんばる辺野古ぶるー、それを威嚇している海上

保安官(白いヘルメットをかぶっている。)文字通り威嚇ですよ。

 右から3番目、左から3番目はキャンプシュワブで雇われている軍警

です。ときには拳銃を腰に下げてます。この場にいるだけでかなり勇気が

いります。

海のこのような写真や文章は皆さんには別世界に見えるかもしれ

ません。

 しかし、皆さんの身近な沖縄辺野古の海で毎日確実に起きている現実

です。多くの人々に知って欲しい、身近に感じてほしいと思います。

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┗■5.新聞より1つ

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 ◆「東海第二は安全かどうかを聞かせてほしい」

  説明会に参加した村上達也・前東海村長は「説明会をやったという

  アリバイ作りでは話にならない」と指摘

  住民不安、解消されず 東海第二 県説明会に延べ753人

 東海村日本原子力発電(原電)東海第二原発について、原子力規制

委員会が最長20年の運転延長を認めたことに伴う県主催の説明会が終

わり、議事録が公開された。村と周辺5市で開かれた全6回には延べ

753人が参加。

 質問者が回答に納得しない場面や、避難計画や再稼働の是非に関する

質問を受け付けなかった県への批判が相次ぎ、今後に課題を残した。

(後略)        (4月4日東京新聞「茨城」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201904/CK2019040402000178.html

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