たんぽぽ舎です。【TMM:No3503】地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3503】
2018年11月7日(水)地震原発事故情報-
               4つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
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★1.東海第二原発は即時廃炉!規制委員会は運転延長を認めるな!
   首都圏に一番近いオンボロ・被災「東海第二原発」の
   20年運転延長・再稼働反対!
   原子力規制委員会前で抗議のコールがひびきわたる
   11/7規制委員会【緊急抗議行動】速報(参加者にインタビュー)
★2.1946年2月のGHQによる憲法草案
   人権規定の主語は『all Natural Person』※
     しかし、日本国憲法では「国民」となった
     11/12(月)木村 司さん講演会のお知らせ
                      渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.【直下型地震にひとたまりもない原子炉の「スカート」】
    【活断層の真上に建つ恐るべき原発
     【設計者は「活断層の上に建つ原子炉」を想定していない】
     <東海第二が未熟で傷だらけ老朽原発の理由>  その6
     東海第二原発を造った菊池洋一さんの本と記事から
                                        浜島高治(神奈川県在住)
★4.新聞より1つ
  ◆<原発のない国へ 全域停電に学ぶ>(3)
   復旧加速 揚水発電に光 全ての再生エネ接続可能に/
   夕方の需要ピーク支える  (11月6日東京新聞朝刊2面見出し)
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※明日です! 11/8(木)学習会にご参加を!

 「東海再処理施設と東海第二原発との複合災害!」
 「淘汰される原発」膨らむリスク、失われる価値

 講 師:上田俊英さん (朝日新聞編集委員)
 日 時:11月8日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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※11/10(土)新宿デモにご参加を!

 子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!第11回新宿デモ

 日 時:11月10日(土)13:00よりアピール 14:00よりデモ
 場 所:新宿駅西口アルタ前
 主 催:脱被ばく実現ネット
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※12日(月)学習会にご参加を!

 国家とは、国民とは?-東京五輪を前に
 1936年ベルリン五輪の金メダリスト
 「臣民」孫 基禎(ソン・キジョン)選手から考える

 お 話:木村 司さん(朝日新聞社会部記者)
 日 時:11月12日(月)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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※13日(火)学習会にご参加を! 緊急ちょぼゼミ

  首都東京が危ない「徹底検証 東海第二原発再稼働容認」

  講 師:田中一郎さん(ちょぼちょぼ市民連合
 日 時:11月13日(火)18時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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┗■1.東海第二原発は即時廃炉!規制委員会は運転延長を認めるな!
 |  首都圏に一番近いオンボロ・被災「東海第二原発」の
 |  20年運転延長・再稼働反対!
 |  原子力規制委員会前で抗議のコールがひびきわたる
 |  11/7規制委員会【緊急抗議行動】速報(参加者にインタビュー)
 └──── 事故情報編集部

1.11月7日(水)朝10時より、原子力規制委員会による「東海第二原発20年運転
延長容認」に抗議する【緊急行動】が「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」、
「再稼働阻止全国ネットワーク」、「原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動」、
原子力規制を監視する市民の会」共催により取り組まれた。のべ50名の参加。

 原子力規制委員会が入っている「六本木ファーストビル」前には、いくつもの
横断まくやのぼり旗がひるがえり、熱のこもったシュプレヒコールがひびいた。
 「東海第二原発20年運転延長・再稼働反対」署名(3万筆を超える)と、申し入
れ文の提出もおこなわれた。

2.規制委員会定例会合を傍聴した参加者の1人は「きわめて形式的なセレモニー
だった。担当者が報告すると規制委員5人がそれぞれ質問、担当者が用意された
回答をするだけで質疑終了。規制委員会ではなく『再稼働推進委員会』だ」と怒
りをあらわにした。
 ※詳しくはあす以降の「事故情報」でお知らせする予定です。

 ◆関連報道

 ◎東海第二の延長認める 最長20年 規制委手続き終了
  地元意向 最後の歯止めに 40年ルール形骸化進む
  「住宅密集地避けて」死文化 東海第二延長容認
  1964年の指針 人口増え30キロ圏に96万人
  識者ら「厳格運用なら日本に原発を建設できる場所はない」

  (前半略)
 東海第二から30キロ圏の人口は96万人と、日本の原発立地地域では最も多い。
「人口密集地帯がこれほど接近している原発は、世界的に見ても、ここだけでは
ないか」と茨城大の乾康代教授(住環境計画)。
 そしてこう説く。「指針を厳格に運用すれば日本に原発を建設できる場所はな
い。せめて、東海第二の再稼働を認めるべきではない」
            (11月7日東京新聞夕刊1面、7面より抜粋)
 詳しくはこちらを
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110702000305.html

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110702000301.html

 ◎東海第二原発 最長20年運転延長の見通し 周辺自治体了解焦点

 茨城県にある東海第二原子力発電所は、7日にも最長20年の運転延長が認めら
れる見通しで、今後は、周辺自治体から再稼働の事前了解が得られるかが焦点と
なります。
 事業者の日本原子力発電は、原発周辺の自治体にも事前了解の対象を拡大した
全国初の協定を結んでいて、NHKが入手した報告書からは日本原電が当初、
「ほかの電力会社の理解が得られない」などと協定を結ぶことを拒み、原発があ
るほかの地域に同じような協定が広がることを懸念していたことが分かりました。
   (後略) (11月7日05時06分NHK NEWS WEBより抜粋)
 詳しくはこちらを
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181107/k10011700871000.html


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┗■2.1946年2月のGHQによる憲法草案
 |  人権規定の主語は『all Natural Person』※
 |    しかし、日本国憲法では「国民」となった
 |    11/12(月)木村 司さん講演会のお知らせ
 └──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

 国家とは、国民とは?-東京五輪を前に 1936年ベルリン五輪の金メダリスト
 「臣民」孫 基禎(ソン・キジョン)選手から考える

 お 話:木村 司さん (朝日新聞社会部記者)
 日 時:11月12日(月)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円

〇1936年ベルリンオリンピックの男子マラソンで優勝したのは、半島出身の「帝
国臣民」孫選手。
〇「国籍剥奪」
 1952年4月28日、日本政府は植民地時代、朝鮮人に強制的に押し付けた日本国
籍を剥奪する。しかも孫選手の金メダルを歴代五輪で得た156個の一つとして数え
ている!
 →都合の良い時だけの「帝国臣民」
〇国家とは何か、国民とは誰か?
 ・「フクシマ」被害者:私たちは「避難したのではない、難民だった、国に捨
てられた」
 →国家とは何だろう?
 ・今年4月、政府の政策を批判してきた国会議員が、国会前で幹部自衛官から
「お前は国民の敵だ」と暴言を受けた、と証言したのだが
 →この場合の「国民」とは誰を指すのだろう?
〇国を挙げての「復興五輪」・「国民総参加」・「日本全体の祭典」!
 五輪(政府)に異を唱える人々は「非国民」?

※《事故情報編集部》注
 『all Natural Person』日本語では、「すべての自然人、個人」となります。


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┗■3.【直下型地震にひとたまりもない原子炉の「スカート」】
 |   【活断層の真上に建つ恐るべき原発
 |    【設計者は「活断層の上に建つ原子炉」を想定していない】
 |    <東海第二が未熟で傷だらけ老朽原発の理由>  その6
 |    東海第二原発を造った菊池洋一さんの本と記事から
 └──── 浜島高治(神奈川県在住)

12.【活断層の真上に建つ恐るべき原発】、
   【直下型地震にひとたまりもない原子炉の「スカート」】

◎ 原発の配管の弱さについて指摘してきましたが、…
 それ以上に恐れていたことがあります。
 それは「スカート」です。原子炉(圧力容器)というのは大変な重量を持ってい
ます。MARK2の場合は、運転中の重量は2千トン近くになります。
 テレビや新聞で見る「図」だと、非常にしっかりした台座の上にがっちり固定
されているように見えたり、逆にカプセルが空中に浮いているように見えたりし
て、なんだかよく分からないと思いますが、実際のところは、ただ「置いてある」
だけのものです。

◎ もちろん、基礎はしっかりつくられています。福島では4m、東海は8mの
厚さの人工岩盤を地中に埋め、さらにその上に基礎がつくられています。
 その基礎の上に「スカート」と呼ばれる、輪っかが乗せてあると思ってくださ
い。身近なもので例えれば中華の「せいろ」のような形です。
 この上に、原子炉が乗っています。ただ110万Kwでは高さ22mもある原子炉で
すから、いかにもそのままだとぐらぐらして転びそうな感じです。
 そこで上の方に、格納容器との隙間にスタビライザーを付けて転倒防止はして
います。リアクターシールドウォールはありますが、これは放射線を防ぐための
ただの壁ですから、支持機能はありません。
 GEの110万Kw以下の原子炉は全てこの形です。私がこのタイプの原子炉で、
特に浜岡原発(東海第二原発も同じ)で心配しているのは、この部分なのです。

◎ この部分は「スカート」という名前が示すとおり非常に薄いものです。厚み
はたった5cmくらいしかない。いくら基礎がしっかりしていようが、人口岩盤が
何メートルあろうが、直下型の大地震が起きて、原子炉を真下から突き上げる力
が加わったとしたら、まずこのスカート部分はもたない。
 私はそう確信しています。だいたい、なぜこんな重いものを、スカートのよう
ないかにも弱いものの上に載せる設計になっているのか、全体では2千トンの重
量を持ち、加えて沢山の水が入った配管をぶら下げた状態の原子炉の「台座」と
しては、いかにも脆弱です。
 しかもこのスカートには、穴が4つも開いているのです。強度が十分とは到底
思えません。浜岡原発は耐震補強をしっかりやっていると中電はいいますが、そ
れは主に横揺れを想定したものです。直下型地震は、まず強烈な縦揺れがくる。
 東海地震では、断層部分が1mから2m隆起すると言われています。制御棒を
挿入されるまもなく、突き上げられるかもしれないのです。
 そして次に横揺れが来る。福島では激しい揺れが約5分続いたとのことです。

◎ GEは、原子炉の真下で直下型地震が起きて、基礎を上に突き上げるかもし
れない、などということはそもそも考えていません。
 直下型地震直撃時の座屈計算など、GEはやっていませんでした。原子炉をわ
ざわざ活断層の上に建てることが、そもそも「想定外」なのです。
 ところが、「想定外のバカ」が日本にいたわけです。

13.【設計者は「活断層の上に建つ原子炉」を想定していない】

◎ もともとアメリカで設計された構造です。アメリカ人の地震に対する意識と
いうのは、日本人とは比べものにならないくらい低かった。GEで仕事をしてい
た当時、地震があったのですが、震度3程度の地震でも、アメリカの技術者は皆、
「地面が動くなんて考えられない」と青ざめていたのを覚えています。
 もちろんアメリカでも大地震は起きていますが、西海岸に集中しています。そ
のためアメリカの原発地震が起きない東海岸に建設されている。

◎ 「特に危険」とされる場所に設置されることなどあり得ない、と考えるほう
が普通です。
 だから、直下型の地震に直撃されることなど想定していないのが当たり前なの
です。…
 私がGEに入ってまもない頃、たまたま東海第二の検査に行った時、このスカー
ト部分が、設計よりも薄くなっているのではないか、という噂を耳にしたことが
あるのです。…
 もしかしたら、東海第二のスカートは、設計よりもなお薄いかもしれない、と
いう危惧が後になってからわき上がってきました。…
  設計通りにできていたとしても、そもそも直下型に襲われたときの計算をして
いないのですから、その危険性は計り知れないものがあります。
                       「その7」に続く
 ※事故情報編集部より
  当初、6回の連載を予定していましたが、原稿の追加があったため
  7回にさせていただきます。


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  詳しくはこちらを
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