たんぽぽ舎です。【TMM:No3499】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3499】

2018年11月1日(木)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

               転送歓迎

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★1.海野徹那珂市長に手紙を送りました

   東海第二原発「再稼働反対」の海野市長を激励しよう

   加瀬伸二(なのはな生協理事長)

★2.『あってはならない原発東海村前村長が訴える−』

   10/20(土)「東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会」

  4人の講師の1人である村上達也さんの講演レジメを紹介

   村上達也さん (東海村前村長)

★3.東海第二原発の基準地震動は「1009ガル」で、

   近接する再処理施設は「880ガルの怪」

   原子力ムラは「願望主義」、その願望は潰え「原発は淘汰される!」

   渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

★4.日本原電茨城事務所前で「東海第二原発廃炉を」

  金曜抗議、来月2日で300回…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より1つ

  ◆東電刑事裁判 被告人質問 矛盾が次々噴き出した

          (11月1日東京新聞朝刊5面「社説」より抜粋)

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※11/5(月)「沖縄と基地」学習会 第3弾にご参加を!

 『沖縄と今後の闘い−本土からの辺野古埋立土砂搬出をめぐって』

 講 師:毛利孝雄さん(辺野古土砂搬出反対!首都圏グループ、

            沖縄大学地域研究所特別研究員)

 日 時:11月5日(月)19時〜21時(18時30分受付開始)

 場 所:「スペースたんぽぽ」(JR水道橋駅西口下車5分)

 主 催:たんぽぽ舎

 参加費:800円(学生400円)

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※11/7(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:11月7日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第62回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:11月7日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

   「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか131団体

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┗■1.海野徹那珂市長に手紙を送りました

 |  東海第二原発「再稼働反対」の海野市長を激励しよう

 └──── 加瀬伸二(なのはな生協理事長)

 東海第二原発が11月27日に運転期限を迎える。原子力規制委員会は、再稼働と

20年延長し60年の運転を認める方向にある。

 しかし、そう簡単に再稼働することはできない。那珂市を含めた東海第二から

30キロ圏の6市村の同意を取らなければならないからだ。

 海野徹那珂市長は、10月22日、「再稼働反対」を明言した。

 この姿勢を高く評価し、応援していきたい。

 そのような立場から、下記のような手紙をお送りした。

 皆さんも海野市長に“激励”のメールやハガキ、ファックスなどをお送り下さ

い。ue

手紙全文の紹介

那珂市長 海野 徹 様

東海第二原発が事故を起こし、風向きが悪かったならば

首都圏は、壊滅するでありましょう

拝啓

 錦秋の候、貴職におかれましては市民生活向上のため、日々ご活躍されておら

れますことに敬意を表します。

 さて、この度、東海第二原発の再稼働に『反対』を表明されたとの報道に接し、

那珂市外在住者ではありますが、限りない喜びを感じ、市民の命とくらしを守る

ため市民の立場に立った姿勢に心から応援をしたいと思い、突然で失礼ではござ

いますがお手紙を書かせて頂きました。

 エネルギー基本計画で原発を「重要なベースロード電源」とする政府が、何と

しても再稼働をさせると考えている中での意思表明は、沖縄の辺野古新基地建設

の例を述べるまでもなく、激しい圧力がかかることは必至であり、私たちの想像

を絶するものがあると思われます。

 しかし、福島第一原発事故は、いかに甚大な被害をもたらすかを多くの国民に

教えてくれました。7年半を経過した今日に至るも5万人以上の方々が避難生活

を余儀なくされ、避難解除になった地域でも国の基準の20倍もの放射能下におか

れるため、浪江町でも富岡町でも帰還する人は数%に留まっております。千葉県

東葛地方では大量の放射性物質に汚染され、現在でも汚染土などの廃棄物の処分

方法は決まっておりません。

 福島第一原発事故では、風の影響でほとんどの放射性物質が太平洋に降り注い

だと言われていますが、それでも未曾有の被害をもたらしました。

 万が一、東海第二原発が事故を起こし、風向きが悪かったならばと思うと背筋

が寒くなります。首都圏は、壊滅するでありましょう。いや、日本が壊滅すると

いっても過言ではないと思います。

 東海第二原発から最短でわずか60キロ強の距離しかない千葉県に暮らす者にと

っては、とても他人事で済ますことはできません。

 いかなる理由があろうとも、東海第二原発の再稼働を認めるわけにはまいりま

せん。私たちも千葉の地から再稼働阻止のため、全力を尽くしてまいります。

 最後になりますが、来年、市長選挙が行われるとのことですが、是非、ご出馬

いただき勝利され、引き続き「再稼働反対」の旗を高らかに掲げて前進して頂き

たいと念じてやみません。

 貴職におかれましては、冷え込みが厳しくなります季節、ご自愛の上、さらな

るご活躍をお祈り申し上げます。   敬具

2018年10月30日

なのはな生活協同組合   理事長 加瀬 伸二

《事故情報編集部》より参考

 茨城県那珂市役所 海野徹市長

 住所:〒311-0192 茨城県那珂市福田1819-5

 電話 029-298-1111 FAX 029-298-1357

 秘書広聴課への問い合わせページアドレス

  http://www.city.naka.lg.jp/inq.php?mode=detail&code=4&code2=0

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┗■2.『あってはならない原発東海村前村長が訴える−』

 |  10/20(土)「東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会」

 | 4人の講師の1人である村上達也さんの講演レジメを紹介

 └──── 村上達也さん (東海村前村長)

〇 日本原電と原子力規制委員会の目論見

 ・今年11.28までに再稼働・20年運転延長の結論を出そうと急いでいる

 ・今年7月4日、規制委員会は「新規制基準適合性審査」の審査書案了承−山

場越え

 ・規制委員会の残る作業は

 1「運転期間延長」の認可

 2「詳細設計と工事計画」の認可

 3「保安規定」の認可

☆私の退任時の田中前委員長との対話:運転延長について「電気ケーブルの交換

は至難」「元々は30年運転が前提」−安倍政権誕生で逆流 「着実に再稼働して

いく」に

原子力界にとって「原子力発祥の地」東海村原発の火は消せない

 ―村長就任時(1997年):BWR135万キロワット2基(3、4号機)の建設計画が

あった。

原発専業の「原電」の存立、命運を決する、最後の虎の子

☆原電破綻の時の東電、関電の損失処理の目処が立たない−原電は原発政策の象

日立製作所のお膝元の原発(元々日立、GE製BWR110万キロワット−1号機、

原発への先駆−福島第二、柏崎、島根など)

〇首都圏で唯一にして、人口密集地に何故原発が?(立地条件無視、どこでもい

いからつくれ!)−表向きは研究所建設、実は核燃料サイクルの拠点づくりを意

 ・1960年東海原発建設開始(英国製)、1966年稼働開始

 ・1956年原研、原子燃料公社(旧動燃)建設開始―核燃料サイクル計画スター

 ・以後、再処理工場設置、核燃料会社3社進出(60年代後半から70年代)

☆堆積層(沖積層)の軟弱地盤上に立つ原発(ただ広い国有地があった、米軍射

爆演習場返還運動を収められるから)

☆「立地審査指針」策定(64年)−全く機能していないが

東海村民、茨城県民は嵌められた(正力松太郎中曽根康弘に)

〇問題だらけの東海第二原発一次に原発事故を起こすのは東海第二かも

 ・原発は元々30年運転を前提に設計されたもの(10年延長の時点でも慎重だった)

 ・地震津波に極めて脆弱(沖積層―堆積層の上に立つ原発

  岩盤の上に立っていない、フクイチ(福島第一原発)より2m低い8mに立つ。

 −30年以内に震度6弱以上の地震発生確率81%の地(6/27地震調査研究推進本部)

  海溝型地震(M8〜9)の発生確率3(3はローマ数字)(26%以上−100年に1

回)の地(8/20同上)

 −基準地震動の変更(72年/270ガル、06年/600ガル、14年/901ガル、16年/

1009ガル

 ・適合審査で最後までもめたのは高さ20m(想定津波17.1m)の防潮堤の基礎杭

の深さ(40mか、60mに、コンクリートでいいか岩盤までか)

 −非常用電源車、放水車を高台に配置というが、防潮堤を越え、水びたしの敷

地内で作動できるか。

 ・寿命30年〜40年の電気ケーブル(1400キロメートル)の難燃化不能(難燃化率

15パーセント未満)

 ☆1980/11難燃化の義務化(「火災防護審査指針」)、1981年BWR用難燃ケーブ

ル開発発表(日立電線kk)

 ・原電は実質倒産会社、資金能力なし(再稼働のための投資1740億円も東電、東

北電力に依存)。再稼働後の保守、安全対策に大いに懸念あり。

 ましてや事故時の損害賠償能力は100%なし。

 ・原電は2011年以降、1基の原発も運転していないので運転ノウハウが失われ

ている。

 また背水の陣、硬直した精神での運転には懸念大、故に緊急時の対応ができる

か。(これは動燃での相次ぐ事故後の組織文化で経験済み−無理を通せば道理が引

っ込む)

 ・直ぐ隣に旧動燃の猛毒の高レベル放射性廃液が360立方mある。これは地震

津波対策なしに放置されたまま。

〇 住民避難計画の茶番(100万人が短時間で避難したらどうなるか−二次被害

拡大)

 −「関東防空大演習をワラう」(桐生悠々)だよ全く−

 ・策定宣言の常陸太田市常陸大宮市笠間市の避難計画は茶番、アッハッハ!

〇 再稼働を阻止するには一人ひとりの「原発ノー、原発なくせ」の意思です

 ・新安全協定の締結は成果だ。首長への働きかけを! 味方を多く!

 ・一方、「首長」一般の思考、習性を考慮して対処せねばならない

  −この日本では「長いものにはまかれろ」なのだよ、首長は−

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┗■3.東海第二原発の基準地震動は「1009ガル」で、

 |  近接する再処理施設は「880ガルの怪」

 |  原子力ムラは「願望主義」、その願望は潰え「原発は淘汰される!」

 └──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

〇11/8(木)上田俊英さん講演会のご案内

東海再処理施設と東海第二原発との複合災害!=淘汰される原発

膨らむリスク、失われる「価値」

 お 話:上田俊英さん(朝日新聞編集委員

 日 時:11月8日(木)19時より21時 18:30開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

〇 核燃サイクルは破綻し、プルトニウム、使用済み核燃料、汚染水の問題…。

  原発推進派の論理は全て破綻している。

〇 原子力ムラは「願望主義」

 上田さんは原子力ムラを「こうだったら、いいな」という「願望主義」と名付

ける。

 例を挙げよう

・東海第二原発は「基準地震動」1009ガル、基準津波は17.1メートル。

 東海再処理工場の高レベル放射性廃棄液は5つのタンクに保管されているが、

 「基準地震動」880ガル、建屋の津波に対する防護は高さ14.4メートル。

 (「老朽被災原発 東海第二をとめよう!」

        たんぽぽ舎パンフNo101・P18より抜粋)

 →僅か3キロ弱の至近距離、同じ海岸沿いでなぜ違うの?

 地震津波も再処理施設のそばまで来たらその力は衰えてくれる、という願望?

〇 現実とは程遠い、根拠のない「願望」にしがみつき、その結果、問題が次々

と噴出。原子力ムラは二進も三進もいかず、あがいているのが現状だ。

〇 原発という恐竜は淘汰される

 原発取材に約30年携わってきた上田さん。

 全国各地で抗議活動を展開している市民運動

 ともすれば、眼前の「壁」を前にして、立ち竦むこともあるだろう。

 そうした「点」から離れ、日本全体の、更には各国の原発を取材してきた

 上田さんが、「世界を俯瞰し」様々な角度から分析すれば

 →「原発は淘汰される」

 豊富な写真と資料をふんだんに使ってのお話です。

 また、記者ならずではの裏話も!

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┗■4.日本原電茨城事務所前で「東海第二原発廃炉を」

 | 金曜抗議、来月2日で300回…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.日本原電茨城事務所前で「東海第二廃炉を」

  金曜抗議、来月2日で300回「原電いばらき抗議アクション」

  10月31日東京新聞【茨城】

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201810/CK2018103102000144.html

2.東電元会長、責任逃れ「カミソリ勝俣」異名も返上

  10/31(水)9:31配信「日刊スポーツ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00377966-nksports-soci

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┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆東電刑事裁判 被告人質問 矛盾が次々噴き出した

 東京電力福島第一原発事故を巡る刑事裁判で、旧経営陣3人の被告人質問が終

了した。責任逃れにも聞こえる発言に終始し、真相究明は程遠い。福島の痛みは

置き去りにされたままだ。

 人生を暗転させた原発事故の責任の所在が知りたい。

 福島の被災者らで作るグループの執念が、この裁判の扉を開いた。

 検察は旧経営陣などを不起訴処分にしたが、グループは市民でつくる検察審査

会に審査申し立てをし、旧経営陣三人の業務上過失致死罪による強制起訴につな

がった。(後略) (11月1日東京新聞朝刊5面「社説」より抜粋)

詳しくはこちらを

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018110102000149.html

 

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