たんぽぽ舎です。【TMM:No3441】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3441】

2018年8月22日(水)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

               転送歓迎

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★1.使用済み核燃料乾式貯蔵施設建設の拒否を!

   佐賀県知事へ要請

  「九州電力の言いなり」「国に丸投げ」の県知事の姿勢では

  県民の安全は守れない

  玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

★2.東海第二原発(茨城県東海村)の本質的問題 (その9)

   想定地震のうち震源を特定しない地震が過小

  少なくても直下M7.3以上を想定すべきである

   想定される地震から計算(入倉・三宅式等)される基準地震動が小さい

  安全のためにはより大きな値になる計算手法を採用すべき

   山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

★3.福島第一原発浄化水「残留物」の徹底点検を…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞・配信より2つ

  ◆原発もう1社じゃできない

   東電、中部電力日立製作所東芝の4社提携

           (2018/8/22日本経済新聞電子版11:49より抜粋)

  ◆核燃工場ダクトに隙間多数、茨城

   200カ所超、排気漏れも   (8月21日共同通信16:54配信より)

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※8/26(日)講演会にご参加を!

 「原発電気さよなら〜162万世帯が原発電気から離れた関西での取り組み」

 お 話:槌田 劭(つちだたかし)さん

     [元京都精華大学教員・使い捨て時代を考える会相談役]

 日 時:8月26(日)15:30より18:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※9/1(土)東海第二原発再稼働STOP!茨城県大集会へご参加を!

 日時:9月1日(土)13:30より15:10(開場12:30)

          15:30〜16:10アピール行動(デモ)

 会場:駿優教育会館(8F音楽ホール)水戸市三の丸(JR水戸駅北口3分)

 主催:東海第二原発再稼働STOP!!茨城県大集会実行委員会

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※9/5(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:9月5日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

2.「第60回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:9月5日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

   「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか131団体

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┗■1.使用済み核燃料乾式貯蔵施設建設の拒否を!

 |  佐賀県知事へ要請

|  「九州電力の言いなり」「国に丸投げ」の県知事の姿勢では

 | 県民の安全は守れない

 └──── 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

◎ 九州電力は、玄海原発3・4号機を再稼働させましたが、玄海原発の使用済

み燃料プールは稼働後5〜7年で満杯となることから、九電はリラッキングと乾

式貯蔵施設の建設を検討しています。

 しかし、「搬出先」としている六ケ所村の再処理工場は動くあてもなく、核の

ごみとして玄海の地に半永久的にとどめおかれることになりかねません。安全性

も保証されていません。

◎ こうしたことから、7月26日、玄海原発の「使用済み核燃料のリラッキング

と「乾式貯蔵施設」建設を認めないよう求めて、山口祥義佐賀県知事に要請を

行いました。

 あわせて、九州電力の新社長に就任した池辺和弘氏の「原発の技術の伝承は国

民の責任」「核のごみ処分へみんなで努力を」などとあまりに無責任な発言をし

たことに対して、知事として撤回を求めるよう要請もしました。

 ◆要請質問書は下記にアップしました

https://saga-genkai.jimdo.com/2018/07/26/a/

 知事からの回答が8月16日付で送付されてきました。

 ◆回答を下記にアップしました→

https://saga-genkai.jimdo.com/2018/08/20/a/

◎ 私たちが具体的な内容を問うているのに対して、「九電からは具体的な話は

あってない」として、「県民の安全を何よりも大切に、具体的な話があればしっ

かりと伺いたい」と3度も繰り返すなど、質問をはぐらかすような回答ばかりで

した。

 池辺九電社長の無責任発言に対しては「報道内容しか承知していない」「社長

に撤回を求める考えはない」と回答、九電社長の無責任発言を容認しました。

◎ 「九電の言いなり」「国に丸投げ」の知事の姿勢では、県民の安全は守れま

せん。

 私たちは、「放射能の後始末」に何ら責任を持とうとせず、「核のごみ」を増

やし続ける九電と国、それを容認する知事に対して、玄海原発を即刻停止するよ

う、引き続き要請・追及を続けていきたいと思います。

  (玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

   メールニュース第25号 2018年8月21日発行より)

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┗■2.東海第二原発(茨城県東海村)の本質的問題 (その9)

 |  想定地震のうち震源を特定しない地震が過小

 | 少なくても直下M7.3以上を想定すべきである

 |  想定される地震から計算(入倉・三宅式等)される基準地震動が小さい

 | 安全のためにはより大きな値になる計算手法を採用すべき

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

  地震

10.想定地震のうち震源を特定しない地震が過小

  少なくても直下M7.3以上を想定すべきである

◎ 基準地震動を策定するにあたり、プレート間地震と海洋プレート内地震と内

陸地殻内地震震源を特定しない地震をそれぞれ想定しなければならないが、そ

のうちの震源を特定しない地震については、10キロ以内でマグニチュード6.5を

想定している。

◎ しかしながら現代では、震源が特定できない地震で最大は2000年10月6日に

マグニチュード7.3の鳥取県西部地震が起きており、想定規模を拡大する必要が

ある。

 従って、震源を特定しない地震としてマグニチュード7.3の兵庫県南部地震

想定すべきである。

11.基準地震動の策定方法は過小評価

  想定される地震から計算(入倉・三宅式等)される基準地震動が小さい

  安全のためにはより大きな値になる計算手法を採用すべき

◎ 震源から求められる地震動の元となるマグニチュードは、原電の資料では入

倉・三宅の式を用いて震源長さなどからマグニチュードを算出している。

 しかしこの方法では過小評価になることが明らかになってきている。

◎ 地震は地下の断層面(破壊面)のエネルギーが地中を伝播して地表面に達し

て被害を与えるが、地下の破壊面の大きさと滑るエネルギー量で破壊の強さを導

きだし、これが地上に与える影響を評価する。これは経験式により導き出される

ので、その式の整合性が何処まで実際の地震に迫れるかが課題となる。

◎ 2016年の日本地震学会報告ではこれまでの平均すべり量の経験式は地震モー

メントの三分の一乗に比例していたが、7.5×10の18乗の値(モーメントマグニ

チュードで6.5に相当する値)を超えるあたりから地震モーメントの二分の一乗

に比例して大きくなる傾向を示している。

◎ 地震モーメントとは、地盤の剛性と震源断層滑り量の平均値と震源断層の面

積を掛けたもので、地震の規模を表している。この値から地震の大きさを示すモー

メントマグニチュードを計算するが、その際に過少となっているという。

 同じ地震モーメントでも、モーメントマグニチュードの計算方法が変わるだけ

地震の規模、さらには基準地震動の大きさも変わる。

◎ 原発は、重大事故が起きた場合の影響が極めて大きいから、安全のためには

より大きな値になる計算手法を採用すべきである。 (その10)に続く

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┗■3.福島第一原発浄化水「残留物」の徹底点検を…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.福島第一原発浄化水「残留物」の徹底点検を

  8/21(火)11:20配信「京都新聞社説」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00000006-kyt-soci

2.足りない…廃炉人材、東電と大学で思惑一致せず

  8/21(火)12:06配信「ニュースイッチ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00010003-newswitch-sctch

3.プルトニウム保有量の削減へ方針転換:現在47トン、

  国際社会の懸念受け

  8/21(火)11:02配信「nippon.com」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180821-00010000-nipponcom-soci

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┗■4.新聞・配信より2つ

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 ◆原発もう1社じゃできない

  東電、中部電力日立製作所東芝の4社提携

 東京電力ホールディングスと中部電力日立製作所東芝の4社が原子力事業

で提携協議に入った。

 原子力発電所を運営する電力会社と、電力会社に原子炉を納めるメーカーが異

例の「垂直連合」に踏み込む。背中を押したのは「今となっては1社では事業を

担えない」という共通の焦りだ。

 一方で各社にはそれぞれ独自の思惑もあり同床異夢の側面もある。(後略)

(2018/8/22日本経済新聞電子版11:49より抜粋)

 ◆核燃工場ダクトに隙間多数、茨城

  200カ所超、排気漏れも

 原発で使うウラン燃料の加工・製造会社「三菱原子燃料」(茨城県)の工場で、

内部の空気を浄化して外に排出する送風管「ダクト」の複数のつなぎ目に計200カ

所以上の隙間が見つかっていたことが21日、原子力規制委員会などへの取材で分

かった。

 いずれの隙間も目視では分からない大きさだった。ダクト内は、放射性物質

扱う設備から排出された気体が流れ、隙間から漏れ出ていたがフィルターで浄化

後だったため、工場内や敷地外で汚染は確認されなかったという。

 原子燃料工業(東京都)の茨城県内の工場では6カ所見つかった。

両社は、工場の運転に伴う振動や、ダクトの経年劣化などが原因と分析。

             (8月21日共同通信16:54配信より)

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