たんぽぽ舎です。【TMM:No4195】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.『いないことにされる私たち』
青木未希著
「…原発事故は国と東電による『国策民営』の人災
国が謝罪してきちんと賠償することが必要なのに
国は向き合っていない…」
書籍の紹介 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
風評ではなく、実害です。実施前、放出中止に追い込もう
小若順一(食品と暮らしの安全基金)
★3.老朽原発うごかすな!
−闘いの概要と闘いで学んだこと− (その5)(了)
人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!
木原荘林(若狭の原発を考える会)
★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆5/25(火)オンライン被ばく学習会(第66回)
『ホントに怖い 核のごみ』
★5.新聞より1つ
◆ちいさな弾圧事件
集会、デモの弾圧、人権侵害は忍び寄る戦争
鎌田 慧(ルポライター)
(5月11日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
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※5/20(木)学習会にご参加を! 予約必要です!
「子ども脱被ばく裁判で見えたこと:福島原発事故と放射線被曝」
講 師:井戸謙一弁護士
日 時:5月20日(木)18:00より21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」 新ちょぼゼミ
参加費:800円 講師のお話は18時より
予約方法:メールか電話で、ご氏名・電話番号
(当日緊急に連絡できる番号)をお伝えください。
予約受付番号をお知らせ致します。残り枠3名ほどです
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※5/26(水)学習会にご参加を!
日本の入管行政:絶望の外国人収容施設
講 師:柏崎正憲さん[東京外国語大学ほか講師、
SYI(収容者友人有志一同)]
日 時:5月26日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約の必要はありません
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※5/10岩垂 弘さん連続講座第1回《米軍占領期の運動 1945〜1952》
UPlanの三輪さんがYouTubeにアップしてくれました。
(次回以降も日程が合えば、撮影してくれるとのことです)
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※訂正1つあります。5/11発信【TMM:No4194】の★4.
編集部の勘違いで続き番号を記載してしまいました。
「5月2日(日)Golden Week特別号」の記事なので続き番号は
ついていません。
正:警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識
誤:警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その395
おわびして訂正致します。
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┗■1.『いないことにされる私たち』
| 青木未希著
| 「…原発事故は国と東電による『国策民営』の人災
| 国が謝罪してきちんと賠償することが必要なのに
| 国は向き合っていない…」
| 書籍の紹介
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
◎統計から消される原発避難者たち−
原発避難者・森松明希子氏
「私は、汚染した水を飲むしかなく、赤ん坊に母乳を与えてしまい
ました」
◎原発避難者・庄司範英氏
「息子が生きるも死ぬも、大臣さんたちに言わせれば自己責任なのか」
「パワハラって、加害者が被害者に謝ると、被害者の精神状態が良く
なるんですよ。東電も国も謝っていませんよね。それがまた、人々を
苦しめているんです。原発事故は国と東電による『国策民営』の人災。
国が謝罪してきちんと賠償することが必要なのに国は向き合っていない。
目次より一部紹介
第1章 消される避難者
いつの間にか消えた9割の避難者…18
郡山市の3・11 …26
水道水が基準値超。「授乳のため飲むしか…」…30
月曜のたびにいなくなっていく家族…33
(中略)
第2章 少年は死を選んだ
「6日間、何も食べられなくて」…76
待望の長男に名付けた「黎央」…79
突然の横揺れ、たわんで見えたオフィスのガラス…80
一帯ががれきの山、何艘も横たわっていた漁船…83
(中略)
繰り返される自死への衝動…165
「公平性」を理由に、医療費免除の打ち切り方針…174
『いないことにされる私たち』
青木未希著 朝日新聞出版 定価:1,500円+税
・たんぽぽ舎でも取り扱っています。
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| 風評ではなく、実害です。実施前、放出中止に追い込もう
└──── 小若順一(食品と暮らしの安全基金)
◎ 政府は4月13日、福島第一原発に貯まり続けている汚染水125万トン
余りを、放出基準の40分の1に海水で薄めて、海に放出することを閣議
決定。
風評対策を徹底させると菅首相は強調しますが、風評ではなく、
実害です。
閣議決定の6日前の4月7日朝、菅首相が全国漁業協同組合連合会の
岸会長に会って、「放出に理解を求める」と報道されたので、早朝に
出勤し、以下のメールを急いで全漁連に送りました。
◎ 今朝のニュースを見て驚いています。
まさか裏で、良からぬ取引が成立しているのではないでしょうね。
原発処理水に含まれるトリチウムは、遺伝子に入って、遺伝子を破壊
し、ガンを発生させます。
トリチウム汚染水を放出すると、日本の魚はすべて発がん魚に
なります。養殖魚も発ガンの危険が生じます。
それで、魚の価格が下がり、漁民は大損します。
『処理水の排出はノー』と、菅・原発利権総理に言ってください。
チェルノブイリ原発事故が起きたウクライナでは、テレビドラマが
欧米でヒットした後、原発が一番大きな観光資源になっています。
タンクをたくさん造らせて、それを観光資源にすれば、将来、福島は
外国からの観光客で食べて行けるようになり、処理水を放出して
いなければ、漁民も観光客で潤います。
メールの要点を大きな字でチラシにし、関係のありそうな全漁連の
14課にファックスを送り終えたのが9時50分です。
岸会長と首相が会ったのは午後4時ですから、会長がメールや
ファックスの内容を見た可能性は高いと思います。
記者会見で岸会長は、海洋放出に絶対反対の考えを伝えたと
述べました。
常識的に考えれば、首相がわざわざ会うのは、補助金をちらつかせて
相手を懐柔するため。全漁連が一切譲歩しなかったことはメールや
ファックスが、少しは効いた可能性があります。
◎実施前、放出中止に追い込もう
汚染水が出続けるのは、凍土壁が失敗して、建屋の壁のひびから
地下水が入り込んでいるから。
この凍土壁を認めたのが、安倍政権の菅官房長官です。利権を得た
責任者が首相になり、海への放出を決定したのです。
トリチウムは放射性水素として水の構成元素になって放出されます。
魚だけでなく、海から蒸発して大地、作物、水、川魚も汚染し、体内に
入って核分裂すると、発ガンにつながります。魚の価格が下がるだけで
なく、幾重にも被害を出すのが海洋放出です。
2年後までに菅首相を退陣させ、放出中止に追い込みましょう。
出典:「食品と暮らしの安全」No.385 2021.5.1発行
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┗■3.老朽原発うごかすな!
| −闘いの概要と闘いで学んだこと− (その5)(了)
| 人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!
└──── 木原荘林(若狭の原発を考える会)
※(その4)は5/11【TMM:No4194】に掲載
今後の「老朽原発うごかすな!」行動
◎ 関電は、46年超えにもなろうとする高浜1.2号機と美浜3号機の
再稼働を強行しようとしています。
しかし、次のような情勢は、私たちの脱原発・反原発の闘いは近い
将来、必ず勝利することを確信させます。
今、圧倒的な民意と大衆運動のために、安全対策費が高騰し、とくに
膨大な安全対策費を要する老朽原発は廃炉に追い込まれ、福島原発事故
当時、国内に54基あった稼働可能な商用原発は、33基にまで減少して
います。安全対策費は世界的にも高騰し、安倍・菅政権が、「インフラ
輸出の柱」として推進してきた海外での原発建設は、その全てが
頓挫しています。
◎ 安全対策費は、今後ますます高騰します。火山灰の降下量、
基準地震動、津波の高さの評価、警報のない津波に対する対策など、
いずれも、より厳しい方向に見直さなければならなくなって
いるからです。
使用済み燃料については、中間貯蔵すら引き受けるところがない
ことは周知のことです。
さらに、規制委は、原発の「特重施設」が期限までに完成しなけれ
ば、原発は運転中であっても停止させると決定し、実行しています。
この運転停止は、原発全廃を勝ち取る絶好のチャンスになります。
◎ 一昨年9月、関電が支払った原発関連工事費が、多額の金品とし
て、原発の推進に奔走した関電幹部に環流されたことが暴露され、
昨年3月には、電気料金値上げ時にカットした役員報酬や役員が追加
納税した税金を、退任後、関電が補填していたことが公表され、多くの
怒りを買っています。
求める声はさらに拡大しています。この不祥事は、原発を進める
電力会社からの顧客離れを加速させています。
◎ このように、今、脱原発・反原発の運動にとって、大きな追い風が
吹き、山は動き始めています。
前進しましょう!
原発の40年超え運転と新設を阻止すれば、最悪でも2033年には
若狭から、2049年には全国から稼働する原発がなくなります。
尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!
(「進歩と改革」2021年2月号より転載)
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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
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◆5/25(火)オンライン被ばく学習会(第66回)
『ホントに怖い 核のごみ』
日 時:5月25日(火)午後7時〜10時
主 催:放射線被ばくを学習する会 anti-hibaku@ab.auone-net.jp
申込み先:http://bit.do/fQBYw 放射線被ばくを学習する会
参加費:無料
原子力発電は熱と膨大な死の灰(核分裂生成物)を生み出します。
セシウム。ヨウ素、ストロンチウムだけでなく、半減期の短いもの
から非常に長いものまで、さまざまな放射能が作られます。
死の灰をガラスと混ぜてできるガラス固化体は、製造直後には毎時
1500シーベルト。20秒で死に至る超高線量です。
核のごみの問題は、再処理、高レベル廃棄物・地層処分、MOX
燃料・プルサーマル発電など、多岐にわたります。
5.25学習会では、六ヶ所村の再処理工場問題に取り組んでこられた
「三陸の海を放射能から守る岩手の会」代表の永田文夫さんに、まずは
核のごみ問題の概論をお話しいただきます。
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┗■5.新聞より1つ
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◆ちいさな弾圧事件
集会、デモの弾圧、人権侵害は忍び寄る戦争
鎌田 慧(ルポライター)
憲法記念日の5月3日国会前集会が始まる前、参加しようとした
市民が機動隊員に阻止され、腕を振り払っただけで「胸に手が触れた」
として現行犯逮捕された。公務執行妨害の容疑である。
わたしは現場にいなかったが、いままでなんども国会前集会に参加
するとき、機動隊員に阻止され足り、迂回を命じられたりしたが、
主催者だ(本当のことです)と抗議したり、一般通行人のカオをして
通り抜けてきた。
今回逮捕されたのは全国一般労組東京南部の役員。だからか、翌朝、
自宅へ6人もの捜査員が到着、徹底家宅捜索、パスポートまで押収
した。重大犯罪扱いで10日現在、まだ拘留中である。
このような些末(さまつ)な「事件」で、逮捕、家宅捜索、1週間に
わたる拘留は異常だ。
内田雅敏弁護人は「証拠隠滅、逃亡のおそれなどを具体的に検討する
ことなく、漫然と認定して拘留したのは、許せない」と抗議している。
安倍・菅内閣が長期化するにつれて、治安対策が厳しくなってきた。
自分の身内には甘く、批判者には厳しいのは暴政である。
表現・集会の自由と個人の人権尊重は、平和憲法を支える基本精神だ。
関西での生コン支部への不当労働行為、逮捕権の乱用、幹部の600日
以上の長期拘留などは、憲法違反といえる大事件だ。
集会、デモの弾圧、人権侵害は忍び寄る戦争といえる。
(5月11日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
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