たんぽぽ舎です。【TMM:No4178】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4178】

2021年4月17日(土)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.裁判官が自分の頭で判断できる論点=

  「安全に避難できるかどうか」を基準にして

  「東海第二原発を運転してはならない」とした画期的な判決

  河合弘之弁護士がわかりやすく3/18水戸地裁判決を解説

  4/16(金)「東海第二原発とめよう」集会に参加して

             小山芳樹(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.原電は水戸地裁判決に従い東海第二原発の再稼働を

  断念するよう求めます

  原電は避難計画の実効性を示せない以上、控訴を取りやめること

  4/7日本原電本店への申し入れ文の紹介

               反原発自治体議員・市民連盟

★3.原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の二重の欺瞞

  大量の核種が紛れ込んだ福島第一原発の汚染水は通常運転して

  いる原発から排出される処理水とはまったく性質が異なる…

  問題になっているのは「処理水」の科学的安全性ではなく

  信頼できない政府・東電の体質…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆4/21(水)オンライン対談

   「処理済み汚染水海洋放出 民意なき切り捨て」

   青木美希(朝日新聞)、森松明希子、ほか

  ◆5/15(土)第37回憲法カフェ

   上映会「いのちの岐路に立つ…核を抱きしめたニッポン国」

   東京YWCA会館

★5.雑誌・新聞より2つ

  ◆菅首相長男の接待疑惑   望月衣塑子(東京新聞記者)

            (「創」2021.4 発行「創出版

             「望月衣塑子の『現場発』」より抜粋)

  ◆東京五輪「一大感染イベント」になる恐れ

   米紙「ニューヨーク・タイムズ」評論記事で

   「最悪のタイミング」と指摘

       (4月13日11時38分「東京新聞WEB」より抜粋)

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脱原発川柳【原発破綻政治はさらに破綻する】

       【汚染水地球の怒り聞こえるか】 乱 鬼龍 転載歓迎

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※4/24(土)学習会にご参加を!

 戦後日本のレイシズム朝鮮学校差別−

 「4・24阪神教育闘争」記念

 お 話:梁 英聖(リャン ヨンソン)さん

         (反レイシズム情報センター代表)

 日 時:4月24日(土)15時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  予約の必要はありません。

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※4/28(水)学習会は予約の受付を終了致しました

 「新形コロナワクチンの正体を知る」

 講師:岡田幹治さん(ジャーナリスト)

 18時より21時 参加費:800円 〔講師のお話は19時より〕

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┗■1.裁判官が自分の頭で判断できる論点=

 | 「安全に避難できるかどうか」を基準にして

 | 「東海第二原発を運転してはならない」とした画期的な判決

 | 河合弘之弁護士がわかりやすく3/18水戸地裁判決を解説

 | 4/16(金)「東海第二原発とめよう」集会に参加して

 └──── 小山芳樹(たんぽぽ舎ボランティア)

 4月16日(金)18時より、東京・水道橋の「東京学院」会議室に

おいて、「東海第二原発とめよう」集会が、「とめよう!東海第二原発

首都圏連絡会」の主催で開催されました。33名の参加。

前半は、東海第二原発差止訴訟弁護団共同代表の河合弘之弁護士に

よる3/18水戸地裁判決(前田英子裁判長)の解説(A4レジメ5頁と11頁

の「判決要旨」)でした。

◎ 河合弘之弁護士の1時間15分ほどのお話の中から、特に感じたこと

を紹介します。

1.「避難計画の不備」で原発の運転差止を命じた事例としては初めて

 の判決。

2.争点は11項目。勝ったのは「避難」の1項目のみ。

3.【深層防護】(原発の安全確保の考え方の基本)の第5−《「放射性

物質が放出されても影響を緩和する」=避難計画など》について、

原子力災害重点区域(30キロ圏内)内の住民が94万人にも及ぶにも

かかわらず、実現可能な避難計画と実行体制が整えられているという

にはほど遠い状態であり、この区域内に居住する原告には人格権侵害の

具体的な危険がある」と判断した。

4.「高度な科学技術論議でなく、わかりやすい論点(裁判官が自分の頭

で判断できる)=安全に避難できるかできないか」を判断基準とした。

このことは、全国でおこなわれている原発裁判で有用な論点となる。

5.原発を裁判だけで止めるのではなく、広く国民の原発反対の世論が

必要。

 裁判官が安心して「原発を止めなさい」という判決を出せるように

国民世論が脱原発で大きく盛りあがっていることが重要。

◎ 後半は、主催の「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」から、

行動提起が提案されました。

1.「とめよう!東海第二原発キャラバン行動」の提案(茨城県内から

東京・日本原電本店前まで)、7月10日(土)から20日(火)を予定。

2.東海第二原発の再稼働は、2022年12月と日本原電社長の発言が

あったが、実際には2022年9月が事実上の再稼働開始となることが

わかった。

3.第3弾の「東海第二原発再稼働阻止の署名活動」をおこなう。

4.毎月定例第1水曜の「日本原電本店抗議行動」を質・量共に強化

する。

  同日開催される「東京電力本店合同抗議行動」との連帯も引き

続き、強化したい。

次回の5月は、12日(水)(連休のため変更)

17時より18時「日本原電本店抗議行動」

18時30分より19時30分まで、

第92回「東京電力本店合同抗議行動」です。

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┗■2.原電は水戸地裁判決に従い東海第二原発の再稼働を

 | 断念するよう求めます

 | 原電は避難計画の実効性を示せない以上、控訴を取りやめること

 | 4/7日本原電本店への申し入れ文の紹介

 └──── 反原発自治体議員・市民連盟

                       2021年4月7日

日本原子力発電株式会社取締役社長 村松 衛 様

                 反原発自治体議員・市民連盟

             (共同代表)佐藤英之岩内町議会議員

                 野口英一郎鹿児島市議会議員

                  福士敬子元東京都議会議員

                  武笠紀子元松戸市議会議員

◎ 3月18日水戸地方裁判所は、茨城県などの住民224名が東海第二原発

の運転差し止めを求めた裁判で、再稼働を認めない判決を下しました。

 以下の理由から、日本原電はこの判決に従い、東海第二原発

再稼働を断念し、廃炉に向かうことを要望します。

 判決は、避難計画について、「地震などの自然災害による住宅や

道路の被害も想定した、実現可能な避難計画や実行できる体制が整えら

れていると言うには程遠い状態で、防災体制は極めて不十分だと

言わざるをえない」と述べています。

◎ これまで原子力規制委員会は、避難計画については自治体の仕事

であるとして審査の対象からはずしてきました。

 私ども再稼働に反対する自治体議員と市民は、避難計画の実効性を

チェックしない規制委員会の判断では住民の安全は保障できないと

改めて認識させられました。

 今回の判決で、前田英子裁判長は、「福島第一原発事故の過酷な

事実を想起し、国や電力会社に対し、「原発事故時の避難・防災体制の

不備が住民に具体的危険をもたらす」と述べています。

 判決で詳細に示されているように、近隣自治体で避難計画が策定

できた自治体はわずかで、策定された計画はどれも机上の空論です。

 原電は、この判決を不服として控訴するなら、自治体の避難計画に

実効性があるという根拠を示してください。

◎ さらに、今回の判決は、自治体と議会に避難計画の実効性を判断

する責任がありながら、立地自治体が国や電力会社の言いなりになって

きた現実への厳しい批判でもあります。

 原子力規制委員会が、新規制基準に東海第二原発が合致していると

判断したとしても、避難計画が住民の安全を保障できなければ、再稼働

は認められないことは当然です。

 この判決を受け、周辺6市村は、改めて実効性ある避難計画が策定

できない事実を明らかにし、再稼働を認めない判断をするのが責任の

取り方です。

◎以上の理由から、原電に対し以下の要望を行います。

 一、原電は、避難計画の実効性を示せない以上、

   控訴を取りやめること

 二、原電は水戸地裁判決に従い、東海第二原発の再稼働を断念し、

   廃炉に向かうこと。

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┗■3.原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の二重の欺瞞

 | 大量の核種が紛れ込んだ福島第一原発の汚染水は通常運転して

 | いる原発から排出される処理水とはまったく性質が異なる…

 | 問題になっているのは「処理水」の科学的安全性ではなく

 | 信頼できない政府・東電の体質…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の二重の欺瞞

  大量の核種が紛れ込んだ福島第一原発の汚染水は通常運転して

  いる原発から排出される処理水とはまったく性質が異なる…

  問題になっているのは「処理水」の科学的安全性ではなく

  信頼できない政府・東電の体質

  4/16(金)18:28配信「ニューズウィーク日本版」

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ec94b1856ae9a601347e9aa7eb57c01265f1368

2.長期評価(政府の地震調査研究推進本部が2002年に

巨大津波を発生させる地震の可能性を指摘)は「尊重されるべき」

  元気象庁幹部が証言 東電株主訴訟・東京地裁

  4/16(金)19:13配信「時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/17e2284992dbdc3ebbbc500da00a3ba0316c3fcc

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

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 ◆4/21(水)オンライン対談

  「処理済み汚染水海洋放出 民意なき切り捨て」

 日 時:4月21日(水)19:30〜21:30

・青木美希(朝日新聞)(「いないことにされる私たち」

     福島第一原発事故10年目の「言ってはいけない真実」著

                  (朝日新聞出版・刊)。

・森松明希子(避難者「災害からの命の守り方」著者)

・福島出身の大学生

 福島のNPO法人アースウォーカーズさんが共催です。

 オンライン(ZOOM・参加無料)事前申し込みが必要です。

 お申し込みは

https://forms.gle/9HFszbuZJ3piWU1Q7

 または、メール aokimiki0311@gmail.com にて、

よろしくお願い申し上げます。

東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)

 ◆5/15(土)第37回憲法カフェ

  上映会「いのちの岐路に立つ…核を抱きしめたニッポン国」

日 時:5月15日(土)

    10:30〜12:20 オンライン上映会(ZOOM開催)

    12:30〜13:00 矢間秀次郎プロデューサーによるトーク

    13:10〜15:00 東京YWCA会館カフマンホール上映会

            (開場は12:00)

参加費:1000円  定員:100名(オンライン上映は定員なし)

主 催:公益財団法人東京YWCA 平和と正義委員会

    千代田区神田駿河台1-8-11

     TEL:03-3293-5456 FAX:03-3293-5570

     E-mail:peace-maker@tokyo.ywca.or.jp

   Web:https://tokyo.ywca.or.jp

お申込み:東京YWCAホームページからお申込みください。

https://www.tokyo.ywca.or.jp/peace/nonviolence/news/2021/04/001086.html

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┗■5.雑誌・新聞より2つ

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 ◆菅首相長男の接待疑惑

             望月衣塑子(東京新聞記者)

前半省略

 菅首相は長男を「完全に別人格」と反論するが、今回の問題は長男の

私生活についてではない。

 総務大臣秘書官に起用されたのも、菅首相を支援する企業へ入社した

ことも、「余人を持って代えがたい人物」で「適材適所」だからか。

 違う。菅首相の長男でなければ、こんなことは起きえないのだ。

 総務省幹部が倫理規定に抵触する接待をわざわざ受けたのは「菅氏の

長男」だからであり、接待を断れない役人が、業界や東北新社からの

要求を断れるのか、というのが問題の本質だ。

 実際、元総務官僚の小西洋之参院議員(立憲民主党)はツイッター

菅総理の長男の役職なら係長以下で対応していたはず」と総務省側の

破格の対応を指摘している。

 菅首相は「総務省で事実関係を確認して対応してほしい」と述べた。

 この永田町用語を翻訳すると、「総務省内の問題として決着させ

なさい」「火の粉を官邸に降らせるな」という指示にほかならない。

   (後略)       (「創」2021.4 発行「創出版

              「望月衣塑子の『現場発』」より抜粋)

 ◆東京五輪「一大感染イベント」になる恐れ

  米紙「ニューヨーク・タイムズ」評論記事で

  「最悪のタイミング」と指摘

【ニューヨーク共同】4月12日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、

日本で新型コロナウイルス感染が収まらずワクチン接種も滞る中で東京

五輪を開催するのは「最悪のタイミング」であり、日本と世界にとって

「一大感染イベント」になる可能性があると伝えた。

 運動面で「このままの五輪でいいのか」と題した評論記事は、

人権問題絡みでボイコットの動きがある北京冬季五輪を含め「五輪の

在り方を再考すべき時が来ている」と主張。

 東京五輪は当初予算を大きくオーバーし、国民の多くは大会の延期か

中止を求めていると指摘した。

 また現在の五輪は「ドーピングや贈収賄、選手への虐待」などで

「スキャンダルまみれだ」と強調。

 開催都市の住民強制移転を例に「五輪はホスト都市の貧しい労働者に

苦しみをもたらした」などとし、今の五輪に「コストを上回る利益が

あるのか」と批判した。(後略)

    (4月13日11時38分「東京新聞WEB」より抜粋)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97751

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 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

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