たんぽぽ舎です。【TMM:No4118】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4118】

2021年2月1日(月)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.書籍の紹介『写真と証言で伝える世界のヒバクシャ』

   豊粼博光 すいれん舎

★2.病床数(人口比)世界一の日本で、なぜ「医療崩壊」が

   起きているのか?

   スガ首相の「民間病院の受け入れが足りない」という批判は

   問題のスリカエだ!

   2020年〜新型コロナとの闘いの記録 読み切り連載(12)<上>

           岩井 哲(かごしま反原発連合 共同代表)

★3.木星土星が800年ぶり大接近する「惑星直列」

   天変地異が起きる予言も

   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その378

                  島村英紀(地球物理学者)

★4.福島第一原発処理水 東電がタンク増設検討

   政府の方針決定遅れで

   日々増える処理水の保管状況が風向きを変えた…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より2つ

  ◆東海第二原発避難所1万8000人分不足

   2018年時点 スペース過大算定

             (1月31日毎日新聞朝刊1面より抜粋)

  ◆東海第二原発 契約なお結べず

   原発安全対策工事 交渉開始から2年超

   ゼネコン見積額 原電と開き

            (2月1日朝日新聞朝刊23面より見だし)

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※2/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

  茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:2月3日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     銀座線末広町駅4番出口より4分

             ※北ビルです!南ビルではありません!

 共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

     「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

2.「第89回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:2月3日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など139団体

 ◇3月は、「3・11」10年で 3月11日(木)に

  2つの抗議行動をおこないます!

  「日本原電本店抗議」は、17時より18時まで。

  「第90回東電本店合同抗議」は18時45分より20時まで。

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※訂正1つあります。

 1/30発信【TMM:No4117】の★4.新聞より1つ  において

 正:開催費用は招致段階の見積もりで約7000億円…

 誤:開催費用は招致段階の見積もりで約700億円…

  おわびして訂正致します。

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┗■1.書籍の紹介

 |  『写真と証言で伝える世界のヒバクシャ』

 |  豊粼博光 すいれん舎

 └──── ≪事故情報編集部≫

 第一巻

1.マーシャル諸島住民と日本マグロ漁船乗組員

  アメリカの核実験によるマーシャル諸島ヒバクシャの実態

  アメリカの核実験で被ばくした日本のマグロ漁船はわかっている

  だけで856隻

  あなたの地元にもいるかもしれない、

  核実験により被爆した元マグロ漁船員

                     (表紙と帯より)

 目次

1 被爆者から「ヒバクシャ」へ

    −世界のヒバクシャの概要−

  2 マーシャル諸島核兵器実験と被ばくの歴史

    −核実験場とさせられた島々と終わらない被ばく被害−

  3 マーシャル諸島概観

    −海に囲まれた暮らしと被ばく被害の間で−

  4 「水爆ブラボー実験」

    −広島投下型原爆の1000倍の威力−

5 ビキニ島住民の移住と再移住

    −故郷を棄てさせられた人々−

  6 もう一つの核実験場エニウェトク環礁と住民

    −被ばく被害を受けた人々が、汚染物質の捨て場と

    向き合いながら暮らす−

  7 「水爆ブラボー実験」のヒバクシャ

    −被ばくさせられた人々の声の記録−

  8 ロンゲラップ島の暮らし

    −自然とともに、つつましやかに暮らす人々−

  9 ロンゲラップ島住民のメジャト島への移住

    −「安全」と言われ続けた末に−

10 ミサイル実験場クワジェレン島とイバイ島

    −さまざまな問題に見舞われる小さな島の暮らし−

11 首都マジュロ

    −被ばく被害を胸に刻みながら生きる人々−

12 日本のビキニ被ばく漁船と乗組員

    −あいまいなままの被ばく被害−

13 年表

 第二巻

2.アメリカ被ばく元兵士と被ばく住民

  核大国アメリカは、ヒバクシャ大国でもある

  広島・長崎への原爆投下、度重なる核実験、ウランの採掘と精錬、

  原発事故、核兵器事故…

  核大国アメリカが生み出したヒバクシャの実態に写真の証言で迫る

  日本が頼る核の傘の「核」はいったい何を生み出したのか…

  ヒバクシャが置かれた位置から問いかける−

                      (表紙と帯より)

 目次

  1 ヒバクシャ大国アメリ

    −核大国はヒバクシャ大国でもある−

  2 アメリカの核政策

    −肥大化する核兵器の開発と製造−

  3 アメリカの核実験と核実験場

    −度重なる核実験と核実験場の現実−

  4 ネバダ実験場と風下のヒバクシャ

    −自国の核政策・核実験で被ばくさせられた人々−

  5 被ばく兵士・被ばく退役軍人の声

    −核実験に参加した軍人たちも被ばくした−

  6 ウラン採掘のヒバクシャ

    −ウラン採掘に従事した先住民の声−

  7 スリーマイル島原発事故

    −否定された被ばく被害の実態−

  8 核兵器の配備と核兵器事故

    −核兵器のもう一つの危険性−

  9 在米被爆

    −忘れられた在米日系人被爆者の存在−

「写真と証言で伝える世界のヒバクシャ」豊粼博光 すいれん舎

第一巻270頁 第二巻254頁 各巻定価(本体15,000円+税)

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┗■2.病床数(人口比)世界一の日本で、なぜ「医療崩壊」が

 |  起きているのか?

 |  スガ首相の「民間病院の受け入れが足りない」という批判は

 |  問題のスリカエだ!

 |  2020年〜新型コロナとの闘いの記録 読み切り連載(12)<上>

 └──── 岩井 哲(かごしま反原発連合 共同代表)

・医療ガバナンス研究所・理事長の上昌大医師は語る。

 「海外では、公的な大規模病院がコロナ患者を集中的に受け入れる

体制をとれているのに、日本ではそれが出来ていない」

 「菅首相は、民間病院を含めて広く薄くコロナ病床を用意すべきだと

言っていますが、むしろやるべきは選択と集中、つまり特定の病院を

コロナ専門にして、患者を集中して入院させることです。コロナ患者を

受け入れている割合で見れば、公立病院は71%、公的病院83%、民間

病院21%というデータがあって、たしかに民間病院はもっと受け入れ

られそうに見えます。

 しかし、実際には規模の大きい公立・公的病院があまり重症者を

受け入れていないことの方が問題なのです。…たとえば、総病床数1217

床、医師が940人もいる東大病院の重症者受け入れ数はたったの7人だ

という(1月7日現在)。海外では、公的な大規模病院がコロナ患者を

集中的に受け入れる体制を取れているのに、日本では

それが出来ていない」。

・また、塩崎元厚労相(1月17日メルマガ)によれば、「法的に厚労

大臣が有事の要求ができる国立国際医療研究センターが重症患者を

たった1人しか受け入れていない」という。

・『週刊ポスト』によれば、昨年12月26日現在で、日本の感染者数は

人口1000人当たり1.7人で、米の33分の1、仏の24分の1、独の11分の

1である。

 一方で、日本の医師数は米の96%、英の89%、独の59%。急性期病床

は米の3.2倍、仏の2.5倍、独の1.3倍ある。…これで、なぜ「医療崩壊

するのか?

・再び上昌大医師によれば、「日本では、コロナ重症者を集中的に診る

病院が整備されていないことだ。『特定感染症指定医療機関』の国立

国際医療研究センター病院や、『第一種感染症指定医療機関』認定の

都立駒込病院、都立墨東病院東京都保健医療公社荏原病院、東京医科

歯科大などごくわずかだ。

 知人の都立病院勤務医に聞くと『一つの病院で受け入れる重症患者は

5人程度』という。多くの病院が少数の重症患者を受け入れているのが

実態だ」とのこと。

  以下、<下>につづく。

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┗■3.木星土星が800年ぶり大接近する「惑星直列」

 |  天変地異が起きる予言も

 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その378

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 来週の21日月曜の夜から翌日にかけて、木星土星が約800年ぶりに

大接近する。2つの星の見かけ上の距離が満月の5分の1ほどにまで

縮まる。望遠鏡で見ると2つの星が同じ視野に入るほどになる。

 晴れていれば世界中で観測できる。だが、最も長く見えるのは赤道

付近で、北へ行くほど地平線に沈むまでの間に見える時間が短くなる。

日本では西南の空に見えるが、夕方6時前に暗くなるので夜7時には

地平線に消えてしまう短いショーだ。

 約800年前とは1226年3月4日のことだ。日本では鎌倉時代、世界では

チンギス・ハーン帝国の西征が始まったときだった。西洋では十字軍が

活躍していた。

 木星土星は太陽系の惑星ではもっとも大きい。ともに直径は地球の

約11倍ある。それぞれ太陽のまわりを回っていて、木星は約12年、

土星は約30年で太陽を1周している。地球から見たら約20年ごとに

並ぶ。

 しかし、今回ほど近づくのは珍しい。西暦で紀元0年から3000年の

間に今回のような大接近は7回だけだ。

 しかもそのうちの2回は太陽に近すぎて望遠鏡がなければ観測

できない。だから、今度はめったにない機会だ。

 これら惑星が近づいて見える現象には「惑星直列」という名前が

ついている。これらの惑星が宇宙空間に直列に並んでいるという

意味だ。予言者やSFなどの小説の世界では有名な言葉だが、じつは

天文学の用語ではない。

 とても目立つ現象だから、この現象が起きるときには天変地異が

起きるのではないかという予言が、しばしば行われてきた。

地震、洪水、火山噴火、さらには人類滅亡といった凶事である。

有名なものにノストラダムスの予言がある。

 しかし、「惑星直列」が起きても、太陽や月の引力の10万分の1より

も小さい。その引力では海は1センチメートルのわずか3万分の1しか

上がらないのだ。

 ところで、太陽や月の引力が地震の引き金になるという学問上の

学説はいくつかある。

 たとえば2011年に起きた東日本大震災(地震名は東北地方太平洋沖

地震)の前に、大地震が近くなるにつれて、引力の影響が強いときに

地震が集中したという。大地震を起こした南北500キロメートル、東西

200キロメートルの地震断層の中で、大地震前の36年間に起きたマグニ

チュード(M)5以上の約500個の地震を分析したものだ。

 月や太陽の引力によって地表面が20〜30センチメートルほど上下して

いる。地球潮汐(ちょうせき)という。その力はプレートのひずみと

比べて1000分の1だが、大地震がいまにも起きそうなときには引き金を

引くことはできるというのがこの説だ。ただ、反論も多く、定説には

なっていない。

 しかし「惑星直列」ではずっと小さく、たとえ大地震の引き金さえ

引けない大きさなのだ。

 今回の「惑星直列」も地球に事件を起こすはずはないというのが地球

物理学者の考えである。

 次回の木星土星の大接近は20年後の2040年だが、今回のように接近

するのは、さらに40年後の2080年になる。

島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より

  2020年12月18日の記事)

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┗■4.福島第一原発処理水 東電がタンク増設検討

 |  政府の方針決定遅れで

 |  日々増える処理水の保管状況が風向きを変えた…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.福島第一原発処理水 東電がタンク増設検討 政府の方針決定遅れで

  日々増える処理水の保管状況が風向きを変えた

  1/30(土)11:49配信「河北新報

https://news.yahoo.co.jp/articles/ede8814d9ecd7cf93c520adeac54596b43eb27eb

2.破損、ゼオライト散乱 除去の見通し立たず

  第一原発建屋地下の土のう…約1300袋

  1/31(日)8:46配信「福島民報

https://news.yahoo.co.jp/articles/22997da01e5c98dbb4166c82a652c5e86a524360

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┗■5.新聞より2つ

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 ◆東海第二原発避難所1万8000人分不足

  2018年時点 スペース過大算定

 日本原子力発電東海第二原発茨城県東海村)の事故に備えた広域

避難計画をめぐり、原発の30キロ圏内から避難する人を受け入れる

避難所が過大に見積もられていた。

 一部施設でトイレや倉庫などの「非居住スペース」を除外しなかった

ことなどから、2018年時点での収容人数が約1万8000人分

不足していた。自治体間の協議は今も難航しており、国内原発で最多の

約94万人が避難する計画は策定開始から7年を過ぎても

完成していない。(後略) (1月31日毎日新聞朝刊1面より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://news.yahoo.co.jp/articles/fdedb7f89e9458942f0d8db809434adddc6973dc

 ◆東海第二原発 契約なお結べず

  原発安全対策工事 交渉開始から2年超

  ゼネコン見積額 原電と開き

    (2月1日朝日新聞朝刊23面より見だし)

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