たんぽぽ舎です。【TMM:No4091】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4091】

2020年11月30日(月)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.「桜を見る会」で東京地検が安倍前首相秘書らを捜査

   ホテル発行領収書で安倍・資金団体が918万円補填

   配川博之公設第一秘書・阿立豊彦会計責任者の

   実名を書かないメディア

   「安倍氏は知らなかった」と擁護する安倍信者

   「メディア改革」 連載50

            浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★2.「死に体」RETFに巨費を投じて維持するのは何故か

   超高純度プルトニウムを「常陽」が生産しRETFが取り出す

   「常陽」とRETFの復活策動は

   日本核武装に直結する  (下)

    渡辺寿子(たんぽぽ舎ボランティア、

             核開発に反対する会)

★3.「核のごみ」拒否条例制定へ、

   北海道 寿都町の西隣「島牧村」…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆12/3(木)講演会「デジタル化が進む社会の光と陰」

   マイナンバー制度、監視カメラ、その他監視と統制

   講師:清水雅彦さん(日本体育大学憲法学教授、

             9条の会世話人

★5.雑誌より1つ

  ◆菅首相「CO2ゼロ宣言」の裏で目論む原発新設

   国際公約を盾に「原発復権」か/

   亀井静香「電力会社依存抜けるの難しい」/

            (「週刊朝日」2020.12.4増大号より抜粋)

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※12/2(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

  茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:12月2日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     銀座線末広町駅4番出口より4分

      ※北ビルです!南ビルではありません!

 共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

     「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

2.「第87回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:12月2日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など139団体

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※12/8(火)杉原浩司さん学習会のご案内

 「先制攻撃する自衛隊」でいいのか

 軍産複合体の擁護者たちを批判する

 平和外交を不断に進めることこそが重要

 お 話:杉原浩司(すぎはら こうじ)さん

      〔武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表〕

 日 時:12月8日(火)19時より21時  

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円  予約の必要はありません。

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※上記の集会・学習会では「新型コロナウイルス」対策を致します。

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※日刊メールマガジンへカンパのお願い(年2回)

 メールマガジンを継続・発信するため、また首都圏唯一の

 東海第二原発再稼働阻止などのために、ぜひとも皆さまのカンパを

 お願い致します。

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┗■1.「桜を見る会」で東京地検が安倍前首相秘書らを捜査

 |  ホテル発行領収書で安倍・資金団体が918万円補填

 |  配川博之公設第一秘書・阿立豊彦会計責任者の

 |  実名を書かないメディア

 |  「安倍氏は知らなかった」と擁護する安倍信者

 |  「メディア改革」 連載50

 └──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

 2019年5月に始めたこの連載も今回で50回目になった。

 読者のみなさんに、どれだけ日本のキシャクラブメディアが国際的に

見て非正常だと分かってもらえたか、不安だが、100回を目指して

無声ジャーナリストとして、企業マスメディア(労組を含む)の反民主

主義的な事態を明らかにしていきたい。

 私がこの連載で訴えてきたのは、現在のキシャクラブメディア、特に

内閣記者会の常勤幹事社を務める新聞・通信、テレビの19社は

対米隷従・新自由主義・極右靖国日本会議政権の権力の一翼を担って

いるという現実だ。

左翼リベラル活動家の一部にある「良心的な朝日、毎日などをあまり

批判するな」という構えは人民の敵だ。

◎ 11月23日は日本の政治史にとって重要な日になるだろう。

 読売新聞が同日朝刊で、<安倍前首相秘書らを聴取>と黒塗り3段

見出しで報じた。サブ見出しは<東京地検「桜」前夜祭 会費補填巡り>

だった。大スクープなのに一面トップではなく、左肩だった。

 ついに、「桜を見る会」疑獄で、地検特捜部が動いた。安倍晋三氏の

公設第一秘書(記事に実名なし)ら約20人に対する任意の事情聴取を

行われ、「立件の可否を検討している」と報じた。

 読売記事には「安倍氏側からは出納帳などを、ホテル側からは明細書

などの提出を受けて分析を進めている。関係者によると、前夜祭の

飲食日などの総額は、参加者の会費だけでは不足していたという」と

あった。

 安倍氏は2013年から2019年まで7回、内閣府の行事として

桜を見る会」を開催。2019年は招待者の1万3700人のうち850人が

安倍氏の支援者だった。血税で山口4区の有権者を招き、買収・供応

した選挙違反だ。

 安倍晋三後援会は毎年、前夜祭と称してホテルニューオータニ(2015年

と2017〜19年)とANAインターコンチネンタルホテル東京(2013・

2014年と2016年)で夕食会を開いていた。

 2019年はニューオータニで最大の宴会場「鶴の間」で開いた。地検は

時効にかからない2015年以降の夕食会について捜査している。

◎ 読売新聞は11月24日には、安倍氏側がホテルから受け取った領収書

を廃棄していることが分かったと報じた。NHKが11月23日の昼の

ニュースで、両ホテル側が前夜祭の安倍氏側が一部費用負担を示す

領収書を作成していたことが分かったと報じた。

 11月24日のNHK「ニュース7」は、安倍事務所が5年間で計800万円

を負担していることが、ホテル発行の明細書、領収書から明らかに

なったと伝えた。NHKが読売の記事と並走している感じだ。

 同日夕のJNN(TBS系)ニュースは、安倍氏の公設秘書ら

10数人(「NEWS23」は数十人)を任意で事情聴取していると

報道した。

 11月24日の各紙は読売記事を後追いした。朝日新聞毎日新聞などは

一面トップだった。朝日は11月25日、これも一面トップで、「5年で

916万円補填」とスクープ。「安倍氏周辺の関係者」が補填を認めたと

書いた。2015〜19年の夕食会の費用総額・会費・安倍氏側補填額の

内訳を表にしている。

 東京新聞は「周辺が事実認める」という小見出しで、特捜部が安倍

後援会代表の公設第一秘書や会計責任者ら複数の「安倍氏周辺」を

任意で事情聴取したと書いている。

◎ 読売新聞は安倍晋三氏と親密な“ナベツネ”、渡辺恒雄氏が会長を

務める超保守の新聞だ。産経新聞夕刊フジも最近、菅首相が記者会見

を開かないことを批判している。

 安倍氏は来年の総裁選に出馬し、再々登板を狙っているとまこと

しやかに言われ、報道各社のインタビューに応じている菅・二階俊博

自民党幹事長のラインが意図的にリークしたのではないかという話が

出ている。

 私はそうは思わない。菅氏が安倍氏禅譲で権力を掌握した。

「桜」疑獄の再燃はプラスにならない。

 私は、安倍・菅官邸の守護神で、甘利明議員のUR疑獄などをもみ

消し、財務省改ざん事件で38人を不起訴にするなどした黒川弘務前東京

高検検事長の失脚が大きいと思う。

 黒川氏が検事総長になっていれば、菅政権誕生もなかったし、今回の

「桜」捜査もなかったと思う。大貫康夫氏のFBでの分析が参考になる。

https://www.facebook.com/yasuo.onuki

◎ キシャクラブメディアはずっと、1人しかいない安倍氏の第一

公設秘書・安倍後援会代表の配川博之氏を仮名にしている。11月25日の

朝日新聞などは、安倍氏政治資金団体の会計責任者も聴取したと

報じているが、会計責任者は阿立豊彦氏だ。阿立氏の実名も出ない。

 日刊ゲンダイなど非キシャクラブメディアも仮名(実名の対語)に

している。報道各社は事件・事故報道で実名報道原則をとっているの

だから、配川氏らを仮名にするのはおかしい。

◎ 私は「税金の私物化を許さない市民の会」の47人で、2019年11月

20日、地検特捜部に安倍氏公選法(寄付など)・政治資金規正法

(不記載)違反容疑で刑事告発した。私たちの他に、全国の弁護士

グループが今年5月に告発している。告発から1年、政局がいろいろ

あって、山が動き始めた。

 私たちの告発状の冒頭部分で、配川・阿立両氏を被告発人・安倍氏

共謀したと指摘している。私のブログ「浅野健一のメディア批評」に

告発状の全文を載せている。告発状は山下幸夫弁護士(東京弁護士会)が

作成してくれた。

http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/24843966.html

 私は今年2月25日、ハーバービジネオンラインに<「桜を見る会」に

ついてホテルニューオータニ支配人を直撃 安倍首相の答弁と矛盾>

という記事を書いている。後藤邦夫支配人(当時の記事では匿名、安倍氏

側からの嫌がらせを心配した)は「安倍氏側から要請があれば見積書、

明細書、領収書をいつでも出せる」と明言した。

この記事でも、配川氏を顕名にしている。

https://hbol.jp/213614/2

 配川氏は2017年10月の総選挙で選挙区に戻らない安倍氏に代わって、

安倍昭恵氏と共に選挙運動を担った。

 配川氏は、河井案里参院議員選挙(2019年7月)で広島に1週間応援

出張し、他の秘書3人と共に、選挙区内の企業などを回り、集票活動を

した中心人物でもある。

 私は2017年以降、配川氏に取材を申し入れているが返答はない。

◎ テレビでは元検事や元裁判官の「国際弁護士」らが「金額が少なく

罰金程度で終わり、安倍氏本人には及ばない」「告発があるので、

不起訴にあった後の検察審査会審議も考えて捜査はしたという言い訳

だろう」などと無責任なことを言っている。人民が怒りの声を上げれば

世の中は変わる。

 地検捜査で、8月の安倍退陣(詐病)表明と菅氏への禅譲は、

桜を見る会、河井事件(自民党からの1億5000万円・買収交付)の捜査の

動きが背景にあったと私は思う。事件に菅首相も深く関与している。

検察による正義の実現を期待したい。

◆関連記事2つ紹介

安倍晋三シンパが離れていく 橋下元知事が「辞職勧告」

 岸田文雄野田聖子も…

 安倍前首相と親しい橋下徹大阪府知事が、安倍に対して“辞職

勧告”を行い、安倍周辺に衝撃が走っている。

 辞職勧告が飛び出したのは、きのう(29日)朝、放送されたフジテレビ

系の情報番組「日曜報道 THE PRIME」。番組は、安倍の「桜疑惑」を

取り上げ、桜を見る会「前夜祭」の経費について、安倍サイドが910万円

以上の費用を補填していた問題を報じた。番組の最後に橋下元知事は、

こうコメントしてみせた。

 〈秘書がやっていることを政治家が全部見切れてるわけじゃないん

ですが、今回の問題はホテルに確認すればすぐわかることなんです〉

〈これ事実だったら本当に残念なんだけど議員辞職もやむなしだと

僕は思っています〉

 安倍周辺が焦っているのは、安倍応援団が次々に離れはじめている

ことだという。産経新聞まで、26日の社説で「自ら説明すべき」と

主張している。(後略)

       (11月30日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

内閣支持率58%に急落 日経新聞・テレ東世論調査

 「桜を見る会」前夜祭の安倍前首相の説明「納得できず」75%

 日経新聞テレビ東京が27〜29日に実施した世論調査によると、

菅内閣の支持率は10月の前回調査から5ポイント低下し、

58%となった。(後略)

       (11月30日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

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┗■2.「死に体」RETFに巨費を投じて維持するのは何故か

 |  超高純度プルトニウムを「常陽」が生産しRETFが取り出す

 |  「常陽」とRETFの復活策動は

 |  日本核武装に直結する  (下)

 └──── 渡辺寿子(たんぽぽ舎ボランティア、

            核開発に反対する会)

7.上部構造物の部品原子炉内に落下

  回収不能廃炉の瀬戸際に

 しかし2007年5月定期検査の際、炉心の上にある構造物の下面を破損

してしまい、その部品であるピン6本が炉心に落ちてしまいました。

そのことは半年後の11月定期検査が終わった時点ではじめてわかり

ましたが、「常陽」の炉心は「もんじゅ」と同じく、不透明な液体

ナトリウムで満たされているので、回収は不可能でした。このため

「常陽」は廃炉にするしかないのではと見られていました。

8.落下部品を回収できなくても

  危険を冒してまで常陽再開するのか

 2016年10月の核燃サイクルについての「議員と市民の院内集会」での

ヒアリングで、文科省研究開発局課長補佐高橋功氏にこの事故の後始末

がどうなっているのか質したところ、「原子炉内に落下したピン6本の

すべては回収できていない。すべてを回収できなくても稼働に影響

はない」との驚くべき答えが返ってきました。

 「常陽」について研究している槌田敦さんは、「6本のピンは炉心

燃料のどこかにはさまっていると考えられ、これを放置したまま運転

するとその部分のナトリウムの流れがおかしくなり、燃料の溶融という

事態になってしまう」と述べています。

 原子力機構は2017年規制委へ停止している「常陽」の再稼働を申請

しています。この落下ピンを放置したまま再稼働する気でしょうか。

背筋が寒くなります。

 2019年6月付けの国のエネルギー白書には高速炉「常陽」の再開を

めざすことが明記されています。

 「死に体」だった「常陽」とRETFの再開を目指す国は明らかに

核武装のための施設の維持を強く望んでいると思われます。

9.「もんじゅ」や「常陽」が作った超高純度プルトニウム

  現在どんな状態であるのか

 ところで「もんじゅ」が事故で止まるまでのほんの短期間に生産した

約17kgと「常陽」が1977〜1983年に生産した超高純度プルトニウム

19.2kgはどうなっているのでしょうか。

 私もよくはわからないのですが、「もんじゅ」は廃炉作業中で、

ナトリウムはまだ抜いていないようなので、炉心の使用済み核燃料の

中にそのままあるのではと思います。

 「常陽」の生産した超高純度プルトニウムは、RETFが中断し、

アメリカの意向で再処理して取り出すことは、許されませんでした。

 「常陽」が定検で燃料交換し、超高純度プルトニウムが入った使用

済み燃料を取り出した可能性があります。その使用済み燃料は大洗の

施設のどこかに保管されているのではという説があります。

10.核廃絶と世界平和への貢献が日本の道義的、歴史的使命

 安倍政権を引き継いだ菅首相は、すべてを引き継ぐと明言して

います。核政策についてもアメリカに追従して核兵器禁止条約を

拒否し続け、原発再稼働を推進し、核廃絶に後ろ向きです。勿論今は

公言はしていませんが、おそらく核武装の意欲も安倍氏から引き継い

でいるのではと思われます。

 数年前ナガサキ被爆者から安倍前首相が浴びせられた「あなたは

どこの国の首相ですか」の言葉を菅首相にも投げつけたいものです。

 核兵器禁止条約成立に尽力した被爆者のサーロー節子さんは、「戦争

被爆国日本には核廃絶に努力する道徳的責任がある」といいました。

 唯一の戦争被爆国であり、またヒロシマナガサキ、ビキニ、

フクシマと4度も核の被害に見舞われた日本は、すべての核をなくす

ための運動の先頭に立つ道義的責任とともに歴史的使命を背負って

いるのです。

 今、中国も巻き込んで米ソ冷戦時代をもしのぐ大核軍拡競争に突入

していると憂慮されています。

 この時に当たり日本は速やかに核兵器禁止条約に署名、そして批准

し、原発も含めたすべての核廃絶と、世界から戦争、紛争をなくして

いく運動をけん引していくべきです。それが日本の使命です。

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┗■3.「核のごみ」拒否条例制定へ、

 |  北海道 寿都町の西隣「島牧村」…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「核のごみ」拒否条例制定へ、北海道 寿都町の西隣「島牧村

  11/28(土)10:43配信「共同通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/706d56d40e24759d8d82536c53d7f01ddafb2937

2.無見識さを露呈した「トリチウム汚染水は安全だ」と

  のたまう福島県議。空間線量を測って安全宣言する議員たち

  このレベルの人らに安全性を判断させていいのか?

  11/29(日)8:34配信「HARBOR BUSINESS Online」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0e02c7b4bd1d56cbf757f67d21165daced7f6d3b

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆12/3(木)講演会「デジタル化が進む社会の光と陰」

  マイナンバー制度、監視カメラ、その他監視と統制

講 師:清水雅彦さん(日本体育大学憲法学教授、9条の会世話人

日 時:12月3日(木)18:30開場 18:45開演

会 場:江東区産業会館第4.5.6展示室

       (東西線東陽町」4番出口すぐ)

会 費:500円

主 催:深川9条の会

連絡先:09031065585(古今亭菊千代)

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┗■5.雑誌より1つ

 └──── 

 ◆菅首相「CO2ゼロ宣言」の裏で目論む原発新設

  国際公約を盾に「原発復権」か/

  亀井静香「電力会社依存抜けるの難しい」/

 菅義偉首相がぶち上げた「CO2排出ゼロ宣言」が波紋を呼んで

いる。世界から後れをとっていた再エネ普及もこれで進むかと思いき

や、隠れた意図は「原発復権」だという見方も…最新資料の分析と、

地域に広がる新たな動きのルポを通して、日本のエネルギー事情の

今後を考える。(中略)

環境問題について目立った発言をしてこなかった菅氏が突如、

踏み込んだ理由は何だったのか。

 元経産官僚の古賀茂明氏がこう話す。「ポスト・コロナの経済復興は

『デジタル化』と『グリーン』でというのが今や世界の常識。

 ところが、菅氏は元々環境問題には関心がなく総裁選公約では

『グリーン』が抜けていた。後から気づいて、慌てて『脱炭素』を

所信表明に盛り込んだというのが実状だろう」(中略)

 「太陽光のコストは10年間で10分の1、風力は10分の3にまで

下がった。」(中略)

 菅首相は国会答弁で「(新増設は)現時点で考えていない」と言うが、

周囲は勢いづく。自民党世耕弘成参議院幹事長は所信表明翌日の

会見で「新しい技術を取り入れた原発の新設も検討を進めていくこと

が重要」と発言。

 自民党が11日に立ち上げた2050年カーボンニュートラル実現推進

本部の会合でも、電力会社大手でつくる電気事業連合会の池辺和広

会長が、脱炭素の目標達成には「(原発の)新増設やリプレース

(建て替え)が不可欠だ」と述べた。

 「今、『新増設』を前面に出すと国民の反発は避けられないため、

菅首相はまずは『CO2排出ゼロ』を持ち出した。一方で再生可能

エネルギーを推進するのはほどほどにして、実現が難しいとなれば、

国際公約を錦の御旗にして『やはり原発しかない』ということで新設

や増設を認める方向に持っていくつもりなのでしょう」(古賀氏) 

次のエネルギー基本計画で原発「新増設」に触れるのか。国民は

注視する必要がある。(後略)

(「週刊朝日」2020.12.4増大号より抜粋)

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