たんぽぽ舎です。【TMM:No4078】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4078】

2020年11月13日(金)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.東北電力女川原発2号機の再稼働に反対する(4つの理由)

   住民避難計画が不備だ、実効性がない、県民は同意していない

   村井宮城県知事の「女川原発2号機再稼働同意表明」に

   抗議し撤回を求める声明

      「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」

★2.老朽原発東海第二の再稼働を許さない

   署名「東海第二原発再稼働の工事中止を求める」を

   集めています      「反原発自治体議員・市民連盟」

★3.「死の谷」を埋めて「死の灰」(負の遺産)を増やす

   原子力規制委員会

   〜「六ヶ所再処理施設」合格、むつ「中間貯蔵施設」合格、

   女川原発稼働容認〜

   原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その235

           木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★4.4000人超が今も戻れず 南相馬原発避難者、

   隣県(宮城県)の再稼働計画に「なぜでしょうね」

   東北電力女川原発2号機再稼働ゴーサインに

   避難者の苦難が忘れられたような寂しさ…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より1つ

  ◆「第3波」でもGO TO? 新型コロナ感染最多

   日本医師会が警鐘 政府は継続に意欲

   ウイルス拡散「当たり前」首相・幹事長旗振り「やめられない」

   トラベル関連「少ない」「実数もっといるはず」

    (11月13日東京新聞朝刊24−25面「こちら特報部」より抜粋)

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※11/17(火)学習会にご参加を!

 「再び戦場の島とさせないために:

  沖縄・南西諸島への自衛隊基地建設をめぐって」

 講 師:伊波洋一参議院議員

 日 時:11月17日(火)18時より21時 〔講師のお話は19時より〕

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円 予約必要です。 新ちょぼゼミ

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※11/19(木)学習会にご参加を!

 「マイクロプラスチック」汚染は深刻

 海に放出された「マイクロプラスチック」が

 私たちの生活環境のなかに入り込んでいる

 「国内外におけるプラスチック汚染の現場を取材して」

 講 師:井田徹治さん(共同通信社編集委員

 日 時:11月19日(木)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円  予約必要です。

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※予約方法:たんぽぽ舎あて、メールか電話で、ご氏名・電話

 番号(当日緊急に連絡できる番号)をお伝えください。

 予約受付番号をお知らせ致します。

 たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035  nonukes@tanpoposya.net

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※11/27(金)東海第二原発をとめよう!集会にご参加を!

 日本原電による敦賀2号機80ヵ所データ改ざんを追及する

 日 時:11月27日(金)17:45開場 18:15より20:30

提 起:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)さん

     大石光伸(東海第二原発差止訴訟団・共同代表)さん

     披田信一郎(東海第二原発の再稼働を止める会)さん

会 場:文京区民センター3A(東京都文京区本郷4-15-14)

主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

     TEL 070-6650-5549

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※上記の学習会・集会では「新型コロナウイルス」対策を致します。

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┗■1.東北電力女川原発2号機の再稼働に反対する(4つの理由)

 |  住民避難計画が不備だ、実効性がない、県民は同意していない

 |  村井宮城県知事の「女川原発2号機再稼働同意表明」に

 |  抗議し撤回を求める声明

 └──── 「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」

 本日(注)、村井宮城県知事は、須田女川町長・亀山石巻市長との

三者会談を行い、女川原発2号機再稼働への「地元同意」を表明

しました。

 村井知事は、「県民の総意を(国へ)伝えるのが私の役割」と

言いましたが、再稼働への同意は断じて「県民の総意」では

ありません。

 県民世論、県民の民意を置き去りにした同意表明に断固として

抗議します。

 県民の命と健康、幸せな暮らしを守ることが、なによりも大切な知事

の仕事であるはずなのに、村井知事は、そのことを二の次にして

「国策ありき」で同意表明しました。

 村井知事が「避難計画と再稼働はリンクしない」と述べ、住民避難

計画が不備であることを承知の上で同意表明したことに、特に強く

抗議し撤回を求めます。

 第一に、女川原発2号機再稼働について県民の意見を聴き取り、

県民の意向を確認する場がほとんど持たれませんでした。

 県民投票条例を二度にわたって否決した上、県議会は請願者の意見

陳述さえ拒みました。

 コロナ禍の中、大幅な定員割れで強行開催された住民説明会では、

国や東北電力が木で鼻をくくった回答を繰り返し、住民の疑問や不安は

まったく解消されませんでした。

 第二に、有識者による安全性検討会においても、県議会においても、

そして市町村長会議においても、女川原発2号機再稼働を巡る「熟議」

はまったく為されませんでした。

 それどころか、構成員同士の意見のやり取りさえほとんどありません

でした。

 安全性検討会の報告書は意見の「羅列」であり、県議会環境福祉

委員会の請願審査時間はわずか10分足らずであり、市町村長会議は

2時間ばかりの意見表明のみで三者協議に「一任」しました。

このように、県民からの意見聴取も議論もまったくない中で行われた

県知事の同意表明が、「県民の総意」であるはずがありません。

 第三に、その結果、再稼働の大前提であり、最低限の条件であるはず

の「住民避難計画の実効性」さえ担保されませんでした。

 県自身が行った調査によって、女川原発重大事故時に大渋滞が起き

住民避難に3〜5日もかかるという結果が出たことに対して、国と県が

示した「改善」策は「UPZ住民に屋内退避をお願いする」という、

むしろ住民に被曝を強いる内容でした。

 さらには、女川原発が「被災原発」であること、古い沸騰水型原発

あること等から来る、重大事故時の安全対策上の諸問題の検討も極めて

不十分であり、すべて棚上げされたままです。原子力規制委員会による

「合格」は原発が安全であることを意味しません。

 本日(注)の村井知事の同意表明によって、女川原発2号機再稼働への

「地元同意」に決着がつくものではまったくありません。

 宮城県民は断じて同意していません。

 東北電力女川原発2号機の安全対策工事が2022年までかかるとして

おり、村井知事が拙速な同意表明をしようとも、少なくともあと2年は

再稼働しません。

 私たちは引き続き、住民避難計画の実効性の担保を大前提に、真に

「県民の総意」に基づいて女川原発2号機再稼働の是非が決されること

を求めて活動していきます。

<以下の県内諸団体による共同声明です>

53団体(団体名略)

2020年11月11日

(「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」のブログより

了承を得て転載)

 詳しくはブログをご参照下さい。

http://dkazenokai.blog.fc2.com/blog-entry-806.html 

(注):2020年11月11日です。

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┗■2.老朽原発東海第二の再稼働を許さない

 |  署名「東海第二原発再稼働の工事中止を求める」を

 |  集めています

 └──── 「反原発自治体議員・市民連盟」

 今年2月、日本原電は安全対策工事が2022年12月に完了する計画を

提示。山田東海村長が「それまでに再稼働の是非を判断する」とした

ことを近隣5市町長が批判。高橋水戸市長は5月の市民団体との会談で

「原電のペースで進むわけではない」「市民の理解が得られない限りは

動かせない」と強調しました。

 しかし10月、茨城県議会では、反対議員を排除した「再稼働の情報

共有する議員の会」が発足し、県は広報誌を配布し再稼働に向け住民

対策に動き出しました。

 再稼働を阻むために反対の声を全国から集中しましょう。

      (『原発やめようニュース』No36 2020年11月

        発行:「反原発自治体議員・市民連盟」より転載)

※《事故情報編集部》より

 「東海第二原発再稼働の工事中止を求める署名」の実施団体は「とめ

よう!東海第二原発首都圏連絡会」です。

 署名用紙は、「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」のHPか、

 こちらよりプリントできます。

https://drive.google.com/file/d/1bFJeJqZmAXU_wq_hucRQS73QzCY3kptv/view

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┗■3.「死の谷」を埋めて「死の灰」(負の遺産)を増やす

 |  原子力規制委員会

 |  〜「六ヶ所再処理施設」合格、むつ「中間貯蔵施設」合格、

 |  女川原発稼働容認〜

 |  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その235

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 11月11日の規制委定例会議でむつ市の「リサイクル燃料貯蔵株式会社

リサイクル燃料備蓄センターにおける使用済燃料の貯蔵の事業の変更

許可」を決定した。9月中のパブコメで約60件の意見を却下した上で

合格とした。既に多くのメディが報道している。

 東電と日本原電が満杯に近くなっている核燃料プールから合計3000

トンをこの施設に「中間貯蔵」し、50年後に元に戻す計画だ。定例会議

では5人の委員があっさりと「合格」を認めた。六ヶ所再処理施設合格

に続く暴挙だ。

 それでも、パブコメ意見を意識してか、山中委員が50年後の返還の

約束について質問し、原子力規制庁担当が「50年後の10年程前に

(移送)計画を確認する」と珍回答。

 傍聴席から「その頃にはここにいる人で誰が生きているのですか?」

との声。この約束も「核のゴミ」(死の灰)をむつ市に押し付ける

方便だ。

 それにしても、「核燃料サイクル」が破綻しており、「核のゴミ」の

行き場が無くこれ以上増やしてはいけないことが明らかであり、2012年

日本学術会議が「高レベル放射性廃棄物の処分に関する政策の抜本的

見直し」を提言(原子力委員会に回答)したのに、全く無視して、なぜ

こんないい加減な「核ゴミ」政策が進められるのだろうか。

 定例会議の動画を見ていてビジネスの世界で著名な「死の谷」(デス

バレー)が浮かんだ。

 研究開発の結果が事業化に活かせない状況あるいはその難関・障壁を

指す用語だ。

 経産省が進めている事業(原発再稼働、再処理、中間貯蔵など)を

進めるのはどう考えても無謀であり、研究・計画段階から実際に実行

するには深い深い「死の谷」を渡らないといけない。過去には現地に

嘘と札束と暴力とでこの「死の谷」を埋めてきた。

 東電福島第一原発事故の後、原子力発電事業が、安全では無く、安価

では無く、電力不足では無く、クリーンでは無く、準国産では無く、

膨大な核ゴミ(死の灰)を製造するとんでもない事業であることが

明らかになった。そう、多くの「国民」がこの原発事業の「死の谷」を

認識しているはずだ。

 ところが、今や唯一の原子力規制行政機関である原子力規制委員会

この「死の谷」を埋めている。新規制基準も審査も科学技術的に「

緩やかに過ぎ合理性を欠く」ことは何度も述べてきた。

 それ以上に原子力規制委員会が罪深いことは、事業が不合理である

ことを全く無視して「安全性」だけをいい加減に判断して、原発推進

死の谷」を埋めてしまうことだ。

 その証拠に、政府や経産省や電力会社は、安全性を原子力規制委員会

が担保するならば原発推進するといい、事業の合理性の判断(死の谷

を横に置いてしまうのだ。

 なお、11月11日に村井宮城県知事が被災原発女川2号機の再稼働に

同意すると表明した。国(規制委)の(不安全)審査を口実に、避難も

できないのに。パブコメ後本年1月の院内ヒアリング集会で実用炉審査

部門担当者が「審査中だから」と逃げ、先日も電話で回答を迫ったが

折り返し電話も無し。

 ここでも原子力規制委員会は野党議員や私たち市民の追求から

逃げて、被災原発を再稼働原発に橋渡ししている。

 原子力規制委員会が、原発事業における「死の谷」を埋めて、

死の灰」を増やす愚かな政策を支えているのだ。

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┗■4.4000人超が今も戻れず 南相馬原発避難者、

 |  隣県(宮城県)の再稼働計画に「なぜでしょうね」

 |  東北電力女川原発2号機再稼働ゴーサインに

 |  避難者の苦難が忘れられたような寂しさ…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.4000人超が今も戻れず 南相馬原発避難者、

  隣県(宮城県)の再稼働計画に「なぜでしょうね」

  東北電力女川原発2号機再稼働ゴーサインに

  避難者の苦難が忘れられたような寂しさ

  11/12(木)17:41配信「河北新報

https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3be6ef8c3aa698932fb1d55ba2509659f93552

2.女川原発再稼働 住民の不安を拭えないまま、同意なぜ急ぐ

  11/12(木 16:06配信「京都新聞社説」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1fe5689b1452271b194cbd66d53b1a02269dfae7

3.原子炉格納容器内の状態を一時監視できない状況に…

  排気ファンが全て停止 東京電力福島第一原発でトラブル

  11/12(木)19:55配信「福島テレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/bef3722f59047c377b1159cdafa8c7f18603a35a

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┗■5.新聞より1つ

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 ◆「第3波」でもGO TO? 新型コロナ感染最多

  日本医師会が警鐘 政府は継続に意欲

  ウイルス拡散「当たり前」首相・幹事長旗振り「やめられない」

  トラベル関連「少ない」「実数もっといるはず」

 新型コロナウイルスの感染者数は12日、1600人を超え、過去最多と

なった。11日に記者会見した日本医師会会長は「第3波と考えてもよい

のではないか」と発言。やはりもはや感染再拡大期に入ったことは疑い

ようもない。

 となると、人の往来を増やす「Go To キャンペーン」などは

見直しかと思いきや、政府側は継続に意欲的だ。

 経済と感染防止の両立を図るとはいえ、これはおかしくないのか。

   (木原育子、石井紀代美) (後略)

  (11月13日東京新聞朝刊24−25面「こちら特報部」より抜粋)

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