たんぽぽ舎です。【TMM:No4018】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.2020年〜新型コロナとの闘いの記録 読み切り連載 (1)
GO−TOキャンペーンがもたらす
「命よりも経済」の選択の押しつけ
岩井 哲(かごしま反原発連合・共同代表)
★2.正しく使ってこそPCR検査の意義がある
人々の意識が(今は)追いついていない
自粛警察・帰省警察・村八分などが横行するようでは
PCR検査を拡大しても活用できない
確実な補償や支援体制がないまま
本人の意識の問題に押しつけるべきではない
上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所) 〕
裁判報告会と山田清彦講演のお知らせ
若木京子(東京都在住)
★4.脱原発政策、塩田康一鹿児島県知事に
市民団体「ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会」が
公開質問状提出、9月末までの回答を求めた…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.新聞より1つ
◆壮大なゼロの記録
安倍政治は自民党議員を支配、護送船団的官邸官僚と官僚支配の
鎌田 慧(ルポライター)
(9月1日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
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☆ 脱原発川柳【コロナ恐慌リニアすでに宙に浮き】乱 鬼龍 転載歓迎
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※明日です! 9/2(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日 時:9月2日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分 ※北ビルです!
南ビルではありません!
共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
2.「第84回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!
東電は2200億円の原電支援するな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:9月2日(水)18:30より19:30
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など138団体
※「新型コロナウイルス」対策を致します。
・マスク、フェイスシールドなどを着用して下さい。
・現場に手指消毒用ボトルを用意します。
・「密集」しないように参加者同士の間隔を空けて抗議します。
・参加される方は、ご自宅で検温の上、ご参加ください。
・体調に不安のある方は、無理をせず参加をお控え下さい。
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※9/8(火)孫崎 享さん講演会は定員に達したため
予約受付を終了致しました。
☆予約キャンセルの場合は、必ずご連絡をお願い致します。
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┗■1.2020年〜新型コロナとの闘いの記録 読み切り連載 (1)
| GO−TOキャンペーンがもたらす
| 「命よりも経済」の選択の押しつけ
└──── 岩井 哲(かごしま反原発連合・共同代表)
《GO−TOキャンペーンがもたらす
「命よりも経済」の選択の押しつけ》
・新型コロナ「第二波」が姿を現し始めた2020年7月13日、青森・
むつ市の宮下市長が、政府のGO−TOキャンペーンに対し「今まで
我慢してきたことが全部水泡に帰す」と指摘し、「今までは天災と
言っていられたが、人災という風になります」と言い切った。
この発言は、日本政府の無責任なコロナ対策の「問題の核心」を
突いていた。
・一方、7月19日の全国知事会には、「テレビ会議方式」で43人の
知事が参加し、全国一斉規模のキャンペーン実施を不安視し、「県内や
近隣県から段階的に対象範囲を広げていくべきだ」などの慎重意見が
相次いだ。
・その後、7月22日、GO−TOキャンペーンは、参加事業者も未定の
まま、さらに「事務局体制」もまるで未整備なまま、菅官房長官が
「東京除外」を一方的に発表するなど、大混乱の中で「見切り発車」の
スタートをした。
が、その日に大阪の「感染者数過去最多」が判明するなど、国の
方向性は「感染抑止」なのか、果たして「感染拡大放置」なのか不明の
まま、第一波を超える「感染拡大」に突き進んできた。
・このキャンペーン事業を1895億円で受託した「ツーリズム産業共同
提案体」(旅行業関連14団体)に対し、ここ数年で計4200万円にのぼる
政治献金が行われてきたことが判明した。
自民党・二階幹事長が、1992年から会長を務めてきた全国旅行業
協会=「共同提案体」が、今回の強引なGO−TOキャンペーンの実行
主体なのである。
いま、総理候補に名が上がる菅官房長官は、その最尖兵に他ならない。
・そもそもGO−TOキャンペーン自体、4月7日の閣議決定では、
「新型コロナが収束して以降開始」とされていたものが、いつの間にか
「8月1日以降」と勝手に変更され、さらにそれが、理不尽にも1週間
「前倒し」で「7月22日から」とされてきたのである。
※次回テーマ:《GO−TOキャンペーン1ヶ月の「功罪」を検証する》
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┗■2.正しく使ってこそPCR検査の意義がある
| 人々の意識が(今は)追いついていない
| 自粛警察・帰省警察・村八分などが横行するようでは
| PCR検査を拡大しても活用できない
| 確実な補償や支援体制がないまま
| 本人の意識の問題に押しつけるべきではない
└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所) 〕
◎ クルーズ船事件の後、2020年3月前後の感染拡大期には
「医療崩壊を防ぐために検査を限定する」という説明がされていた。
その後、政府は検査拡大の姿勢(かけ声だけだが)を示すように
なり、現在(2020年8月)では世論の大勢は検査拡大を支持している
ように思われる。
世田谷区では「誰でも・いつでも・何度でも」の趣旨で検査体制を
整備した。
しかしここで懸念されるのは、いかにPCRを拡大しても正しく
使わなければその意義が活かされないという点である。
◎ 国立成育医療研究センターの調査によると、子ども(7〜17歳)と
保護者を対象にしたアンケートでは、いじめ等を怖れて「自分や家族が
感染しても秘密にしたい」と回答した子どもが約3割に上ったという。
(※1)
島根県の高校での集団感染に対してインターネット上で「日本から
出て行け」「学校つぶせ」などの書き込みが殺到した。(※2)
自粛警察・帰省警察・村八分などが横行するようでは、PCRを拡大
しても活用できない。
一方で、休校期間中に文科省から自粛要請が出ているにも
かかわらず、学校教員が自ら「隠れ部活」を生徒に強要し、参加しない
生徒や保護者に嫌がらせをした事例が報告されている。(※3)
そうかと思えば「クラスターフェス」としてマスクなしの集団で
山手線に乗るイベントを企画する集団が現れるなど、PCRの科学的な
活用など全く期待できない実情がある。
◎ 関東地方の1226人に対する意識調査によると、新型コロナと
疑わしい症状が表れた82人のうち、51人は発症後7日以内に出勤して
いた。(※4)
うち33人は在宅で仕事ができない、28人は休むと給料が出ない、
13人は解雇される心配があると答えている。出勤が困難な人に対して
リモートワークでもできる仕事をシフトするなどの対応は大企業で
なければできない。
確実な補償や支援体制がないまま、本人の意識の問題に押しつける
べきではない。
◎ そもそもPCRは新型コロナ検査そのものを示す名称ではなく、
微量のDNAサンプルを検査その他の目的に可能な量にまで増幅する
技術である。
PCRは新型コロナウイルスにも存在するDNAの配列を検出できる
が、ウイルスが細胞の表面に付着しているだけで自然免疫の力で細胞内
へ侵入していない(感染が成立していない)場合や、新型コロナでない
類似のウイルスでも陽性反応が出る可能性がある(※5)。
こうした科学的な内容を理解せずに「陽性」イコール「生活崩壊」
では安心につながらない。
◎ 厚労省が提供を始めた接触通知アプリ「COCOA」も怪しいもの
である。2020年8月末に、福井県敦賀市役所の職員や周辺の人70人に
対して突如接触通知が送られたが、誰も感染の可能性のある行動歴は
なく、検査も陰性で意味不明だという。(※6)
こうした不確実な情報をもとに「念のため」の対応を雪だるま式に
積み重ねてゆくと、社会の必需的な機能まで崩壊してしまう。
PCRは正しく使ってこそ意義があるが、人々の意識のほうが追い
ついていない。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/49864
(※2)『読売新聞』2002年8月23日
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1ea87c3cb278418ca4f83a18fd5747822b5271a
(※3)『東洋経済オンライン』2020年7月8日
https://toyokeizai.net/articles/-/361378
(※4)『読売新聞』2020年8月12日
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20200812-OYT1T50167/
(※5)『ダイヤモンドオンライン』2020年8月6日
http://cl.diamond.jp/c/af7LcdgKs5hMcfai
(※6)『読売新聞』2020年8月26日
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200826-OYT1T50156/
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| 裁判報告会と山田清彦講演のお知らせ
└──── 若木京子(東京都在住)
日時:9月18日(金)14時から 口頭弁論 東京地裁 103号法廷
コロナで傍聴席は制限される可能性があります。
15時から17時(予定)裁判報告と講演会
1.講演「六ヶ所再処理工場、完工延期の背景」山田清彦
2.弁護団報告
テロ攻撃の危険および司法判断と火山ガイドの
問題点について
3.現地報告
※今回会場は衆議院会館になります。傍聴できなかった人は2時頃
から待機していますので、直接お越しください。
2014年4月函館市が国と電源開発を相手に起こした建設工事差し止め
訴訟の裁判も23回目を迎えました。
この間、中心になって報告会を開いた方も残念ながら亡くなられ
ましたが、今後も皆様の参加に力づけられて継続していく予定です。
今回の裁判の前の7月29日に原子力規制委員会は使用済み核燃料
再処理工場(青森県六ヶ所村)が新規制規準に基づく審査に合格したと
発表しました。
首都圏では核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)への知識・関心は
十分でなく、パブコメも少なかったようです。
こういう状況ですので、コロナ下ではありますが、青森から講師
として核サイクル阻止一万人訴訟原告団事務局長の山田清彦さんにきて
いただく事となりました。どうぞよろしくお願いします。
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┗■4.脱原発政策、塩田康一鹿児島県知事に
| 市民団体「ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会」が
| 公開質問状提出、9月末までの回答を求めた…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.脱原発政策、塩田康一鹿児島県知事に
市民団体「ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会」が
公開質問状提出、9月末までの回答を求めた
8/31(月)22:05配信「南日本新聞」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d26bc72c57fbf9d61cbd24c87a45294f2ef99c0a
2.関西電力森詳介元会長、現経営陣に圧力か 電話で弁護士解任を要求
8/31(月)5:00配信「朝日新聞デジタル」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6762ef1b7d75adfcf59cad82cff5669d94d551b
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┗■5.新聞より1つ
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◆壮大なゼロの記録
安倍政治は自民党議員を支配、護送船団的官邸官僚と官僚支配の
鎌田 慧(ルポライター)
◎ 安倍首相はジコチュウの代表である。
退任記者会見で森友、加計、サクラ問題などへの批判が強かった
のは、政権の私物化批判だったのではないか、との質問に対して
「政権の私物化はあってはならないことであり、私は政権を私物化した
というつもりは全くないし私物化もしていない。まさに国家、国民の
ために全力を尽くしてきたつもりだ」。
まず能書きをいい、それはないと否定し、美辞麗句を並べたてて
反撃する。安倍話法である。
◎ 今回も「全身全霊を傾けて」「痛恨の極み」「断腸の思い」。
政治は言葉だが、彼の言葉は自己防衛か、「地球儀を俯瞰(ふかん)
する」など、空疎な自己美化である。相手の心に届く言葉ではない。
記憶に残るのは東京オリンピック招致のための欺瞞(ぎまん)語。
「アンダーコントロール」。福島第一原発事故から9年半、まだコント
ロールできていない。
「憲法改正の世論が十分に盛り上がらなかった」。7年8ヵ月かけて
も、最大の目標だった憲法改定を達成できなかった。
◎ 安倍政治は小選挙区制を利用した公認権と資金で議員を支配、護送
突っ走ってきた。
最後っ屁は「敵基地攻撃能力の保有」。専守防衛を破る発言をした
直後、史上最長在位の記録を達成するや、あっさり敵前逃亡。
言葉への責任感はない。
(9月1日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
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