たんぽぽ舎です。【TMM:No3990】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3990】

2020年7月22日(水)地震原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.定期検査は「噴飯もの」で、対策は「ずさん」な四国電力

   原因は四国電力及び協力会社の放射能被曝に対する

   危機意識の欠如

   伊方原発3号を『廃炉』に!

    秦 左子(伊方から原発をなくす会)

★2.新型コロナ対策の基本は食の安全

   なによりも大切なことは免疫力をつけ感染症への

   抵抗力をつけること

          天笠啓祐(環境・食品ジャーナリスト)

★3.女川原発2号機再稼働問題

   「脱原発をめざす県議の会」新型コロナ感染拡大のため

   住民説明会の延期求める…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より2つ

  ◆汚染水の放出 容認できない    官林祐治(川崎市

          (7月20日東京新聞朝刊5面「発言」より)

  ◆まさに今 第2波では 医療者も市民も「とっくに来ている」

   コロナまん延 政府は認めないが… 感染抑止へ なおも腰重く

   「やるべきは徹底検査」「現実直視を」

   失策連発 GoTo泥沼

     (7月22日東京新聞20-21面「こちら特報部」より抜粋)

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※お知らせ

 ☆7月28日(火)新ちょぼゼミ「前川喜平氏講演会」は定員に

  達しましたので予約受付を締め切りました。

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※8/1(土)学習会にご参加を!

 東京都は、9/1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典開催に対し

 公園使用が「不許可」の場合は「異存ありません」との誓約書を

 「小池知事宛に提出せよ」と求めてきた

 公園使用「不許可もあり得る」!?

 講 師:宮川泰彦さん(9・1関東大震災朝鮮人犠牲者

            追悼式典実行委員会委員長)

 日 時:8月1日(土)19時より21時(開場18時30分)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

・学習会では「新型コロナウイルス」対策を致します。

  ・会場に手指消毒用ボトルを用意します。

  ・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。

  ・講師の前に透明「間仕切り」を置いて飛沫対策をします。

  ・窓をこまめに開けて換気に配慮します。

  ・「密集」しないように着席していただきます。

  ・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。

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※「メールマガジン4000号」は8月5日の予定です。

 皆様からの「メールマガジン4000号に思う」という感想文を

 お寄せ下さい。(200字から500字程度)

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┗■1.定期検査は「噴飯もの」で、対策は「ずさん」な四国電力

 |  原因は四国電力及び協力会社の放射能被曝に対する

 |  危機意識の欠如

 |  伊方原発3号を『廃炉』に!

 └──── 秦 左子(伊方から原発をなくす会)

◎ 1月の終わりに、この場(たんぽぽ舎メールマガジン)で四国電力

定期検査で起こした前代未聞の連続事故を書かせて頂きました。

 その後、四国電力愛媛県に『事故調査報告』なるものを提出し、

その事故の原因と再発防止策を出しましたが、その内容は

噴飯ものでした。

 詳細を書き連ねるのも阿呆らしいので、30km圏内在住の女性の

言葉をご紹介します。

 「検査の仕方を知らなかった。海岸線なのに錆びることを認識して

いなかった。見えないところで作業していた。金属破片が落ちて

ショートした。定期検査って素人さんがしているの」と怒り、「その

対策が、チェックシートを作成する。チェックをして蓄積物を除去

する。水中照明を追加設置する。当該断路器の部品を新品に交換する。

これは通常時にしておくことで、これが再発防止策なんてとんでも

ないわ」と呆れていました。

◎ 更に呆れるのは更田規制委員長。この一連の事故に対して「原因

究明は難しい」とされ、「原因がどうであれ充分な対策」と、この

稚拙な再発防止策を評価されました。

 専門家に対して素人が言えることではないのは重々承知しています

が、原因は、四国電力及び協力会社の方々の放射能被曝の危機意識の

欠如であり、現場で起こっていることが上層部に伝わらないのか、

報告されても上層部が取り合わないのかは分かりませんが、明らかに

四国電力という組織の構造的欠陥だと考えられます。

 この原因に対する再発防止策は、定検も満足に出来ない組織体制の

責任を取って全役員を解雇して、即刻原発から撤退することだと私は

思います。

◎ その後、新型コロナ渦で、現地でのポスティングは1月16日で停止

し、3月20日の『伊方原発動かすな!現地集会』は70名規模で行い、

定例の11日ゲート前座込み抗議だけは続けておこなっている状況です。

 そんななかで6月15日、伊方原発2号機建屋で5階の消火用配管から

霧状に水漏れ事故が発生し、運転開始以来一度も交換していなかった

ことが発覚しました。

 早速抗議文を作成して、伊方原発にアポイントの電話をしたら、

「ご用件は?」と。「ご用件が分からないっておかしいでしょ!」に

始まり「だいたいね…」と説教してあげましたが、残念ですが「馬の耳

に念仏」だったと認識しています。

◎ さらに、問題は続きます。当日、対応に出た社員が「修復は

します」と発言。「修復ってなに?!全部交換するべきでしょう!」に

始まり怒涛の抗議をおこないました。

 私たちは「伊方原発廃炉!」と行動をしてきたのですが、使用済み

核燃料満載のプールがある伊方原発2号機の消火用配管が劣化して

水漏れするまで気付かない、更に水漏れしたらそこだけ修復。こんな

企業に廃炉を任せられるのかと心底震えあがっています。

◎ ここで終わらないのが四国電力。7月13日、伊方原発3号機で

セメント固化装置に補助蒸気を供給している配管から水250ミリリットル

が漏れたと発表。

 愛媛県放射線管理区域内の設備異常としてB区分と判断。

 いやはや。

 10km圏内在住の女性から「四国電力の方針は、『配管は穴が開く

まで使う』だな」とのメールが届きました。

◎ この連綿と続くうかつでずさんな事故の数々で、私たちは「呆れて

ものが言えない」状態から「開いた口が塞がらない」になりました。

 これ以上の言葉は、罵詈雑言でヘイトにもなりかねないので口に

しませんが、私たちは四国電力を吐き気がするほど嫌悪し蔑視

しています。

 そして、ここまで失態を繰り返す伊方原発ですが、なんと言っても

長年のお付き合いですので、『廃炉』という花道を早急に私たちの

手で作ってあげたいと思っています。

 《注》:伊方原発1号(電気出力56.6万kw、運転開始1977年9月)

     伊方原発2号(電気出力56.6万kw、運転開始1982年3月)

     以上の2基は、すでに廃炉決定。

     伊方原発3号(電気出力89.0万kw、運転開始1994年12月)

     3基とも「PWR(加圧水型原発)」

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┗■2.新型コロナ対策の基本は食の安全

 |  なによりも大切なことは免疫力をつけ感染症への

 |  抵抗力をつけること

 └──── 天笠啓祐(環境・食品ジャーナリスト)

●有効な対策はあるのか?

 新型コロナウイルスによる感染症が、ようやく収束に向かって動き

だしたところです。

 しかし、いつ終息宣言が出されるのか、まったく予測がつきません。

世界中に広がっているため、海外との行き来が始まれば、またいつ国内

での感染拡大が起きるか分かりません。

 WHO(世界保健機関)がパンデミック終結を宣言するのは、世界中

から感染者がいなくなり、それが2週間続いた後です。そう考えると、

終結までの時間はとてつもなく長くなりそうです。

 政府や専門家は、対策として抗ウイルス剤やワクチンに希望を

見出していますが、抗ウイルス剤は副作用が大きく、安全な薬剤開発は

極めて困難です。

 なぜかというと、人間にとってウイルスはなくてはならない存在

だからです。人間のDNAの半分以上はウイルス由来です。ウイルスが

他の生物の遺伝子を移し入れることで、人間は進化してきたのです。

 ウイルスの大半が人間と共存している大切な存在であり、例えば肺に

は170種類近いウイルスが存在しています。また、ウイルスの中には、

赤ちゃんを守る膜を形成するなど、大切な役割を果たしているものも

あります。ウイルスを攻撃することは、自分自身を攻撃することに

つながるため、どうしても副作用が大きくなるのです。

 ワクチンも恐らくできないと思いますし、できたとしてもすぐに効果

が失われます。なぜかというと、コロナウイルスは変化が激しく、今回

新型コロナウイルス用ワクチンができたとしても、ウイルスは

生き残りをかけて変化し、新々型コロナウイルスが登場して、ワクチン

を無効にしてしまう可能性が強いからです。

 いま政府は「ウイルスとの闘い」という表現を使っていますが、

人間がウイルスを敵視して闘えば闘うほど、ウイルスは変化し、時には

今回のように新型となって人間に襲いかかってきます。

 また、いまの社会は、ウイルスや細菌を敵視し、清潔志向を強め、

抗菌グッズや除菌消臭剤を広め、免疫力低下をもたらしてきました。

いま進行中の過度の消毒社会は、新型コロナウイルス対策にはなります

が、子どもたちの間では他の感染症への抵抗力が落ち、アレルギーや

過敏症が増加することになりかねません。

●自分の免疫力が頼り

 では有効な対策はあるのかというと、最終的には自分の免疫力以外、

基本的にはないといっていいのです。

 逆に言うと、私たちには自然に備わっている、病原性の微生物と闘う

武器をもっているということなのです。

 もちろん、新型コロナウイルスのような感染力が強く、強い病原性を

持ったウイルスから自分や家族、周囲にいる仲間を守ることは必要

です。そのために人込みを避けたり、マスクや手洗い、うがいは基本

ですが、限界があります。

 最終的に、なによりも大切なことは、免疫力をつけ感染症への抵抗力

をつけることです。

 今回のケースでも、命を落とした方は、高齢者であったり、持病を

持っていたりといった、免疫力が弱い方が大半です。きちんとした

食事をとり、適度な運動を行って体力をつけ、ストレスのない生活を

送ることが肝要です。いい加減な食生活、運動不足、ストレスは、

いずれも免疫力低下をもたらすからです。この3つの中でも、とくに

食の問題は大きく、栄養バランスを考えた安全性が高い食品をきちんと

摂ることが大事です。

●どのような食生活が良いのか?

 ではどのような食生活が良いのでしょうか。免疫力を高めるため

には、筋肉を強化することと腸内細菌を豊かにすることが大切です。

 筋肉をつけるには運動に加えて、バランスの良い食事が大事で、

とくに蛋白質をしっかり摂ることです。信州大学教授が提唱し広がって

いる、速歩とゆっくり歩きを交互に繰り返すインターバル速歩と、

運動直後に牛乳を飲むことは筋肉を強化し、免疫力を上げることに

有効です。

 今若者の間で、サッカーなど運動を行った後にプロテイン(たんぱく

質)摂取が、さかんに行われていますが、一理あるのです。この場合、

サプリメントや健康食品ではなく、牛乳がおすすめです。日常的にも

大豆やお肉、お魚など高たんぱくな食材を食べるように心がけたい

ものです。

 免疫力の源泉のもうひとつが、腸内細菌です。腸内フローラ

(細菌叢)とも言いますが、これを豊かにすることが大切です。

 私たちの便は、3分の1が食事の排泄物、3分の1が腸の表面の細胞

の削られたもの、3分の1が腸内細菌といわれているように、大量の

腸内細菌によって守られ、免疫系が支配されています。

 そのためには、バランスの良い食事に加えて、農薬や食品添加物

といった腸内細菌に悪い影響をもたらす化学物質がまったく使われて

いないか、ほとんど使われていない食材が大事です。もし農薬が残留

していれば、腸内フローラの質を落とし、免疫力が低下しかねない

からです。

 今回の新型コロナウイルス感染症拡大が示したことは、日常的な行動

や食生活の大切さです。

 今後、さらに新しく病原性を増したコロナウイルス新型インフル

エンザウイルスが登場することが十分考えられます。

 地球環境を壊してきたつけはこんな形で私たちに襲ってくるのです。

日ごろから免疫力を高めていくことに心がけましょう。そのためには

バランスの良い食事をとり、運動を行い、ストレスのない生活を送る

という基本に加え、安全な食生活を送ることです。

 今回のパンデミックは、食の安全の大切さを改めて教えてくれたと

いえます。

   出典:「よつばつうしん」第112号−視点 論点−

      「関西よつ葉連絡会」2020.7発行より了承を得て転載

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┗■3.女川原発2号機再稼働問題

 |  「脱原発をめざす県議の会」新型コロナ感染拡大のため

 |  住民説明会の延期求める…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.女川原発2号機再稼働問題

  「脱原発をめざす県議の会」新型コロナ感染拡大のため

  住民説明会の延期求める

  7/21(火)19:07配信「TBC東北放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd342b9debff90680a6164b0ad83f1c73b9d1379

2.大飯3号、異例の定期検査始まる

  原発の安全確保と新型コロナ予防を両立

  7/21(火)9:44配信「福井新聞ONLINE」

https://news.yahoo.co.jp/articles/b040394543325df1975f054ed4a8e5e96608c8e3

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┗■4.新聞より2つ

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 ◆汚染水の放出 容認できない    官林祐治(川崎市

 東京電力福島第一原発事故で私の古里、福島県双葉町はいまなお

困難な状況が続く。そこに原発敷地内にたまり続ける汚染水の海洋

放出の動きが進んでいる。

 5日特報面でこの問題が取り上げられた。デスクメモには、濃度を

薄めた汚染水を保管するタンクが新たに必要となるが、他方で廃炉

作業にタンクが邪魔、これでは元のもくあみだとあるが同感だ。

 風評被害はもとより、新たな汚染が広がることを深く憂慮する。

 トリチウム以外にも放射性物質が含まれているのに政府はきちんと

説明をしない。濃度規制はあっても総量規制がないため、薄めれば

いくらでも放出できるというザル法だ。

 東電によれば放出期間は40年。放射性物質の中間貯蔵施設でさえ

最長30年の約束なのにだ。古里の海を汚す処理案を

とても容認できない。 (7月20日東京新聞朝刊5面「発言」より)

 ◆まさに今 第2波では 医療者も市民も「とっくに来ている」

  コロナまん延 政府は認めないが… 感染抑止へ なおも腰重く

  「やるべきは徹底検査」「現実直視を」

  失策連発 GoTo泥沼

 各地で新型コロナウイルスの感染者が次々と確認されているのに、

政府関係者があまり口にしなくなった言葉がある。

 2回目の流行期を指す「第2波」だ。第1波が収まった時、閣僚ら

は「いずれ第2波が来る」と危機感をあおった。

 医療関係者からは今、まさにそれが来たという声が上がっている。

 必要なのは対策の強化。「Go To トラベル」をやっている

場合ではない。

  (後略) (7月22日東京新聞20-21面「こちら特報部」より抜粋)

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