たんぽぽ舎です。【TMM:No3984】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.7/13岩垂 弘さん連続講演
第4回「原水禁運動の分裂と抗争」の報告
「重大な時に分裂してしまった運動の責任大きい
運動団体に反省がない」
「もう時間もたったのだから、きちんと総括を残すべき」
「分裂に市民の責任もあるのではないか。もっと市民主役に!」
「今年は被爆75周年であるにもかかわらず
日本の中に核廃絶運動の動きが見られない」
岩元修一(たんぽぽ舎会員)
★2.7/6学習会「『維新の会』って何やねん」の報告(抜粋)
アベ政権に対抗するかのような批判的ポーズを取りながら
実はアベ政権の補完的な役割を果たす政党
地方自治破壊の政党
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.「悪夢のような民主党政権」は
実は安倍政権よりも実績があった実例2つ
1例:民主党政権は年平均1.8%成長、安倍政権は1.0%
柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★4.新聞より1つ
◆処理水の意見募集 資源エネルギー庁3度目延期 7/31まで
(7月11日東京新聞より)
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┗■1.7/13岩垂 弘さん連続講演
| 第4回「原水禁運動の分裂と抗争」の報告
| 「重大な時に分裂してしまった運動の責任大きい
| 運動団体に反省がない」
| 「もう時間もたったのだから、きちんと総括を残すべき」
| 「分裂に市民の責任もあるのではないか。もっと市民主役に!」
| 「今年は被爆75周年であるにもかかわらず
| 日本の中に核廃絶運動の動きが見られない」
└──── 岩元修一(たんぽぽ舎会員)
◎7月13日(月)「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)で開催
されたジャーナリスト、元朝日新聞編集委員 岩垂 弘さんの講演
「日本人は核にどう向き合ってきたか 被爆75年、核廃絶運動を顧みる
第4回原水禁運動の分裂と抗争」の報告です。
その後の混乱まででした。この連続講座も回を追うごとに参加者が
増え、活発に質問がでました。
◎岩垂さんは冒頭、今年は被爆75周年であるにもかかわらず、日本の
中に核廃絶運動の動きが見られないことをお話されました。
ビキニ被災事件をきっかけに1955年原水禁世界大会が開催され、
核廃絶運動は保守層も参加する国民的、超党派的な運動になました。
被団協や原爆医療法ができるなど運動の大きな転換点になりました。
◎当時は冷戦時代で、アメリカとソ連が核兵器開発競争を繰り広げて
いました。それを背景に「いかなる国の核実験にも反対」という
スローガンと「部分的核実験禁止条約」の評価をめぐり、社会党・
岩垂さんは、当時静岡支局の記者として、原水禁安井郁理事長が
総辞職すると発言した深夜の記者会見を取材されたそうです。
◎国民的運動であった原水禁運動は、分裂によって国内的にも国際的
にも影響力を失ってしまいました。分裂の影響は大きくお互いに同席
しないほどだったそうです。
岩垂さんは、「重大な時に分裂してしまった運動の責任大きい。
いま戦争体験が風化してしまったが、分裂抗争のエネルギーを、戦争や
原爆体験の継承についやすべきではなかったか」と語られました。
◎また「分裂については政党や労働組合の責任を一番厳しく見ている
が、分裂を許した普通の人々、市民の責任もあるのではないか。
もっと市民が主役になっても良かったのではないか」と話され、
現在につながる話だと感じました。
最後に「運動団体に反省がない。もう時間もたったのだから、
きちんと総括を残すべきだ」と話されました。今回の講演の中で
岩垂さんが繰り返し「残念ですね」と話されていたのが印象に
残りました。
◎次回9月14日(月)は
第5回「原水禁運動の統一で空前の高揚へ」です。
連続講演も佳境に入ってきました。参加をお待ちしています。
10回連続講座「日本人は核にどう向き合ってきたか被爆75年、
核廃絶運動を顧みる」
第5回「原水禁運動の統一で空前の高揚へ」
日 時:9月14日(月)14時より16時30分
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円〔5回券(3000円)を発行しています。
1回600円となります〕
☆第6回…10月12日(月)「原水禁運動の再分裂で運動停滞」
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┗■2.7/6学習会「『維新の会』って何やねん」の報告(抜粋)
| アベ政権に対抗するかのような批判的ポーズを取りながら
| 実はアベ政権の補完的な役割を果たす政党
| 地方自治破壊の政党
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
◎ 去る7月6日(月)、「スペースたんぽぽ」におきまして、清水忠史
(大阪維新&日本維新:以下同じ)についての勉強会を開催いたしました。
以下、当日の録画を添付して簡単にご報告申し上げます。
清水忠史議員のお話は、「維新」のこれまでの言動を具体的に整理
して説明され、総論・一般論ではなく各論を基本にしてその実態に迫る
形で展開されている点が、他の議論にはあまり見られない注目すべき
ところだったと思います。
それを清水忠史議員は、独特の関西風ユーモアを交えて、わかり
やすく、聞きやすく、上手に講演してくださいました。
お話をお聞きして、改めて「維新」のインチキ・出鱈目ぶりに憤りを
感じるとともに、アベ政権や自公政治を更に危険な方向へと扇動して
いく「危機の時代のデマゴーグ(※)」としての性格も浮き彫りになった
と思われます。みなさまも是非、下記の動画をご覧になってみて
いただければと思います。
◎ 「維新」は、これまでは大阪・関西を中心にしたローカル政党に
すぎませんでしたが、数年前より東京・横浜など関東圏への進出を
試みており、更に来たる衆議院選挙では、新型コロナPANDEMIC
の影響もあって、全国的に「台風の目」となりそうな気配です。
しかし、今回の勉強会で明らかになったように、彼らの悪質とも
言える政治的振る舞いは看過しがたく、市場原理主義政策への同調や
排外主義・歴史歪曲主義との親和性、日本国憲法改悪、あるいは巧みな
二枚舌で改革勢力のポーズを取りながらも実はアベ政権・自公政治の
補完的役割を担うなど、まさに危機の時代の日本にとって
「日本の破壊」を加速させる「危険な政治勢力」と言えるでしょう。
◎ また大阪では、「維新」による「政令指定都市・大阪」の
進められています(今年11月に2回目の大阪市の住民投票が計画
されている)。
「維新」は地方自治の破壊においても先陣を切っているのです。
自民党から分裂して生まれ、党の創設者でもある橋下徹氏をはじめ、
何かとマスコミの注目を集める「維新」勢力(大阪維新、日本維新)
ですが、今般の新型コロナPANDEMIC対応では、吉村洋文
大阪府知事が東京でも連日テレビにも映り、関西圏だけでなく広く
注目を集めています。
しかし、彼ら「維新」が大阪で展開する地方行政は、大阪都構想や
カジノや万博に代表されるように、その内容には大きな疑問符が付く
反住民的なものであったり、国政においても、アベ政権やアベノミクス
に対抗するかのような批判的ポーズを取りながらも、結局はアベ政権の
補完的な役割を果たしつつ、「市民と野党の共闘」には背を向けて
反国民的な言動を取り続けるという政党でもあります。
冨塚:田中一郎さんのブログに適切な報告が出ましたので、
その抜粋をお送りします。
(当日録画)20200706 UPLAN
清水ただし「「維新の会」って、なんやねん!?」
<https://www.youtube.com/watch?v=WWtEYWdFzNc>
<当日レジメ>はこちら
安倍自公政権の補完勢力:維新の会の狙いと実態について
(清水忠史 2020.7.6)
ブログはこちらです
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-e48611.html
(※)デマゴーグ(英語表記)demagogue
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
古代ギリシアの民主政治において,その声望および弁舌によって
民会の決議に影響を与えて,政治を左右する者,
つまり「民衆の指導者」を意味したのが原義であるが,
現代では刺激的な弁舌,文章によって大衆を政治的に動員する
扇動政治家をいう場合が多い。
デマゴーグによって,特定の政治目的のために意図的に捏造され,
流布される虚偽の情報がデマゴギーであって,
一般にデマと略されている。
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┗■3.「悪夢のような民主党政権」は
| 実は安倍政権よりも実績があった実例2つ
| 1例:民主党政権は年平均1.8%成長、安倍政権は1.0%
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
安倍首相はしょっちゅう「悪夢のような民主党政権」という暴言を
はきつづけ、相手をおとしこめた。
これと全く違う事実を2つ紹介する。
朝日新聞の編集委員 原 真人氏が7月15日述べている事実だ。
以下、一部引用。
安倍首相の「悪夢」 民主党政権にもレガシーはある
◎ 一例をあげる。首相はアベノミクスが民主党政権時代のデフレから
日本を救ったと吹聴する。データは必ずしもそう語っていない。
民主党政権時代の実質経済成長率は年平均1.8%成長で、
安倍政権(コロナ禍がなかった昨年まで)の1.0%より高い。(中略)
◎ 民主党政権の「事業仕分け」はその後、各省庁がすべての事業の
使途や予算額、支出先などについて公表する「行政事業レビュー」に
衣替えされ、今も残る。民主党政権を倒して誕生した第2次安倍政権は
前政権を徹底的に否定した。ただ、行政事業レビューについてだけは
残したのだ。(後略)
(7月15日朝日新聞朝刊「多事奏論」より抜粋)
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┗■4.新聞より1つ
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◆処理水の意見募集 資源エネルギー庁3度目延期 7/31まで
トリチウムなどを含む水の処分について、経済産業省資源エネルギー
庁は10日、意見募集(パブリックコメント)の期間を半月延ばし、
31日までとした。延長は3度目。 (7月11日東京新聞より)
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