たんぽぽ舎です。【TMM:No3945】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3945】

2020年5月30日(土)地震原発事故情報−

              5つの情報をお知らせします

                          転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.新型コロナウイルス感染症は災害である

   自然災害で始まり、対応遅れ、情報非公開などの

   誤った対応が世界で重なり人災になった

災害対策基本法を適用せよ   (その1)(3回の連載)

未だに不明な「COVID−19」の正体

                山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.政権、原子力推進派、コロナ禍で惨事便乗次々  (中)(3回の連載)

   東海第二工事、汚染水海洋放出策動、再処理工場稼働OK

   運動の火を絶やさず集会・デモのない「新しい生活」を拒否しよう!  

  福島第一原発事故で発生した汚染水は

  東電が最後まで管理・保管すべき          

          渡辺寿子(原発いらない!ちば)

★3.核燃再処理工場 もはや合理性がない…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

             黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新電力の救世主?独シーメンスが「火山岩の電池」開発、

   コストはリチウムの10分の1

   警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その349

                     島村英紀(地球物理学者)

★5.新聞より2つ

  ◆金子勝教授「アベノマスク」は「無能政府の象徴」

           (5/28(木)15:38配信「デイリースポーツ」)

━━━━━━━ 

※6/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

  茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:6月3日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

     「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

2.「第81回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:6月3日(水)18:30より19:30     

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947 

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など137団体

 ※「新型コロナウイルス」対策を致します。

  ・現場に手指消毒用ボトルを用意します。 

  ・「密集」しないように参加者同士の間隔を空けて抗議します。

  ・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。

━━━━━━━ 

※6/4(木)学習会にご参加を!  新ちょぼゼミ

 「ジャーナリズムと日本の危機〜ワセダクロニクルの挑戦」

 講 師:渡辺 周(まこと)さん(元朝日新聞記者「プロメテウスの罠」

     取材チーム)

 日 時:6月4日(木)18時より21時     

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円  〔講師のお話は19時より〕

 ※「新型コロナウイルス」対策を致します。

  ・会場に手指消毒用ボトルを用意します。 

  ・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。

  ・窓をこまめに開けて換気に配慮します。 

  ・「密集」しないように着席していただきます。

  ・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.新型コロナウイルス感染症は災害である

 |  自然災害で始まり、対応遅れ、情報非公開などの

 |  誤った対応が世界で重なり人災になった

災害対策基本法を適用せよ   (その1)(3回の連載)

| 未だに不明な「COVID−19」の正体

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表) 

 ※この原稿は、『新型コロナウイルス感染症』(5/15、16、18、

  21と4回連載)の第2弾です。

9つの見出し紹介

1.未だに不明な「COVID−19」の正体

2.「COVID−19」に感染したら

3.「COVID−19」による全身症状

4.サイトカインストーム(免疫システムの暴走)

5.「COVID−19」の「特効薬」はあるか?

6.PCR等検査体制の確立を急げ

7.「発熱4日、体温37.5度」のミス

8.医療崩壊を防げ

9.災害対策基本法を適用せよ

1.未だに不明な「COVID−19」の正体

 外観が太陽のコロナ(光冠)に似ているので「コロナウイルス」と呼ば

れるタイプはこれまで大きく7種類が知られている。

 風邪の原因になるもの、中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸

器症候群(SARS)の原因になるものもコロナウイルス。そして2019年

に発見されたのが「COVID−19」だ。

 SARSはコウモリ、MERSはラクダが感染源とされるが、「COV

ID−19」は未だどこから来たのかさえ分かっていない。センザンコウ

かコウモリか、諸説がある。

 地球生命はウイルスを含めて相互に依存し合って成立してきた。人間も

その一つであり、ウイルスは人間の発生、生存にとっても欠くべからざる

存在でもある。

 新型コロナウイルスはどのような道筋で現れたのかは未だ分からないが、

いずれ人間とも共存するようになる。ウイルスの人への感染は獣人共通感

染として始まる。ウイルスが存続するためには、宿主との共存がもっとも

重要だから共存するように変異する。現在はその試行錯誤の真っ最中なの

で次々に新しいタイプが現れている。

2.「COVID−19」に感染したら

 新型コロナウイルスはどのように人に害を与えるのか。サイエンス*の

論文からその一部を紹介する。(Science;How does coronavirus kill?

Clinicians trace a ferocious rampage through the body,from brain to

toes2020年4月17日より)

(*サイエンス;1880年に創刊され米科学振興協会=AAASによって発

行されている学術雑誌である。)

 死亡した患者のCT画像では、ウイルスは脳からつま先まで、全身にわ

たり猛烈な打撃を与えることが分かってきている。この病気は身体の全域

を攻撃し、壊滅的な結果をもたらす可能性がある。

 ウイルスを含む飛沫を吸い込むとコロナウイルスが鼻と喉に入る。アン

ジオテンシン変換酵素2(ACE2)と呼ばれる細胞表面受容体(レセプ

ター)が豊富な鼻腔の細胞から侵入すると考えられている。同様に手など

に存在するウイルスも食べ物などから口腔内そして喉に侵入する。

 ウイルスは細胞に侵入するために受容体を必要とする。いったん中に入

ると、ウイルスは細胞の自己複製機構を乗っ取り、無数のコピーを作成し、

また新しい細胞に侵入することを繰り返す。

 この初期段階で免疫システムがウイルスを破壊しきれない場合、ウイル

スは気管を伝って肺を攻撃し、そこで致命的になる可能性がある。

 肺の気管支は多数分岐して細くて長い枝状に分かれていき、肺胞と呼ば

れる小さな気嚢で終わる。肺胞はそれぞれACE2受容体が豊富な単一層

の細胞で覆われている。

 酸素は肺胞から毛細血管、気嚢にある血管に入る。酸素は全身に運ばれる。

しかし、免疫システムが侵入者と戦っている時は、戦い自体がこの酸素

移動を阻害する。

 ウイルスと闘う白血球は、ケモカインと呼ばれる炎症性の分子を放出す

る。それでウイルスに感染した細胞を標的にして殺す免疫細胞が増え、体

液と死んだ細胞が液体として溜まり出す。これが肺炎の根本的な病理であ

る。見られる症状は主に熱、急速で浅い呼吸である。一部の患者はその後

に回復する。

 しかし中には突然悪化し、急性呼吸窮迫症候群(ARDS*)と呼ばれ

る状態を発症する人もいる。血中酸素レベルは急落し、呼吸困難に陥るた

め、体外式肺補助装置ECMOなどで呼吸を管理することが必要な場合が

ある。人工呼吸管理下でうつ伏せに体位変換を行う腹臥位換気法(ふくが

いかんきほう)も有効であるとされる。

 X線およびコンピューター断層撮影スキャンでは、肺は、黒い空間(空

気)があるはずの場所が白い混濁で覆われている。

 剖検を行ったケースでは肺胞に液体、白血球、粘液、および破壊された

肺細胞の残骸が詰まっていることが示されている。

(*ARDS 急性呼吸窮迫症候群 さまざまな原因によって肺の血管透

過性(血液中の成分が血管を通り抜けること)が進行した結果、血液中の成

分が肺胞腔内に移動して肺水腫を起こす症状。死亡率は治療の進歩によっ

て以前より低下したものの、現在でも30〜40%、もしくはそれ以上と考え

られている。水に溺れた感覚になる。筆者も15年前に肺炎でこの症状を経

験した。)

3.「COVID−19」による全身症状

 このウイルスは全身に症状を広げる。ただの「風邪」では決してない。

 脳については、一部の患者では、脳梗塞、発作、錯乱、および脳の炎症

を起こしていることがわかっているが、その原因は未だ良く分かっていない。

 目は、結膜炎を起こし、まぶたの内側を覆う膜に炎症が生じる。

 鼻は、一部の患者では嗅覚異常を訴える。原因としてウイルスが鼻の神

経末端上に移動して細胞を損傷する可能性が推測されている。舌も味覚障

害を起こす場合があるという。

 心臓は、ウイルスが細胞表面のアンギオテンシン変換酵素2(ACE2)

受容体に結合することにより、血管の内層を含む細胞に侵入し、血栓、心

臓発作、心臓の炎症を進行させる可能性がある。

 肝臓は、患者の半数で状態が悪化している。免疫系の暴走とウイルスと

戦うために投与された薬剤が損傷を引き起こしている可能性がある。

 腎臓は、重症例では損傷がよく見られ、死亡する可能性を高める。ウイ

ルスは腎臓を直接攻撃する可能性がある。また、腎不全は血圧の急降下な

ど全身症状の一部である可能性がある。

 腸は、ウイルスが下部消化管に感染した場合、ACE2受容体が豊富で

あることが一因になり患者の約20%以上で下痢の症状が見られる。

 その他、足の指などにはしもやけ状の症状が多数発生し足の指が壊死す

る場合もある。ウイルスによる末梢血管損傷が起きていると思われる。

  (その2)に続く

┏┓ 

┗■2.政権、原子力推進派、コロナ禍で惨事便乗次々(中)(3回の連載)

 |  東海第二工事、汚染水海洋放出策動、再処理工場稼働OK

 |  運動の火を絶やさず集会・デモのない「新しい生活」を拒否しよう! 

福島第一原発事故で発生した汚染水は

 |  東電が最後まで管理・保管すべき

 └──── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)

6.DNAを破壊するトリチウム

 東電の敷地内のタンクに日々貯まっていく多核種除去装置(ALPS)

で処理した後の汚染水には60種の多核種が残っていますが、最も問題に

なっているのが、トリチウムです。トリチウムはエネルギーが低いので問

題ないとされ、稼働中の原発から当然のように海に流し続けています。

 しかし北海道がんセンター名誉院長の西尾正道さんは、トリチウムはD

NAを破壊する、人体に非常に有害なものであると警告しています。

 トリチウムは水または気体として体内に取り込まれ、殆どは代謝の過程

で尿や汗として体外に排出されますが、問題なのは、体内では水素として

細胞の核に取り込まれ、DNAを破壊することです。

 その結果乳がん白血病ダウン症児の出生や死産の増加となります。

 トリチウムを大量に放出するカナダのCANDU原子炉では稼働後に小

白血病ダウン症児の出生が増加し、問題となりました。日本でもトリ

チウムを多く放出する加圧水型原子炉の周辺で同様の病気が多発しています。

北海道泊原発周辺では白血病やがんの発生は道内一であり、佐賀県玄海

発周辺も再稼働後数年を経ずして白血病が多発しています。トリチウム

を海洋放出することを決して許してはなりません。

7.福島第一原発事故で発生した汚染水は

  東電が最後まで管理・保管すべき

 5月13日の東電前抗議行動参加者に福島の武藤類子さんが激励のメッ

セージを寄せました。その一部を以下紹介します。

「そもそもこの汚染水は原発事故によって発生したのです。決して環境中

に出してはいけない放射性液体廃棄物なのです。発生責任者である東電が

最後まで管理・保管するのが当たり前なのです。海は地球に生きる生き物

全体の貴重な財産です。東電のゴミ捨て場ではないのです」。

8.六ケ所再処理工場稼働させるために

  東電汚染水は海洋放出する

 この東電汚染水の処理は「海洋放出」が最も現実的な選択肢として提言

した経産省小委員会の決定に対し、小出裕章さんはそれは「原発推進派の

言い分だ」と指摘しています(毎日新聞4月2日付け記事)。小出さんは

「国の原子力政策は六ケ所村で建設が進む再処理工場の稼働を前提にして

います。ここに使用済燃料を持ち込んで、再利用するためのプルトニウム

を取り出し、除去できないトリチウムは海洋放出することになっています」

 原発などからトリチウムを環境に放出する場合、「原子炉等規制法」で

は濃度限度を1リットル当たり6万ベクレルと定めている。しかし、再処

理工場は規制の対象外で、そのまま全量を放出することができる。「こん

な仕組みですから、いくら福島県の漁業者に反対されても、国や東電は海

洋放出を推し進めるでしょう。福島でできないなら、再処理工場でもでき

ないことになる。だから、推進派は『タンクに貯蔵し続ける』とは決して

いいません」

 東電汚染水の海洋放出は国策なのです。

9.再処理工場完工しても核燃サイクルは破綻

 5月13日規制委は六ケ所村再処理工場が新規制基準に「適合」してい

るとする「審査書案」を了承し、再処理工場の稼働を事実上容認しました。

 六ケ所村再処理工場は1993年4月28日の着工から27年かかって

やっと完工しました。使用済燃料からプルトニウムを取り出した後に残る

高レベル放射性廃液をガラス固化体にする工程が失敗続きで、実に24回

も完工延期を繰り返した挙句の「合格」、完工でした。

 日本の原子力政策は、使用済核燃料を再処理して繰り返し使うという

「核燃サイクル」政策を根幹として推進してきました。 

 しかし再処理工場とともに核燃サイクルの要である増殖炉は「もんじゅ

が失敗し、2016年廃炉が決定して、核燃サイクル政策は完全に破綻し

ました。再処理工場が完工して、たとえ稼働しても今さら何の役にもたち

ません。

10.無理、無駄、危険な核燃サイクル

  虚構の政策から直ちに撤退せよ!

 再処理工場が稼働してプルトニウムを取り出しても使い途がありません。

もんじゅ廃炉決定で、プルトニウムを使う高速炉がなく、仕方なく、

ウランにプルトニウムを混ぜるMOX燃料を普通の軽水炉で使うプルサーマル

発電をするしかありませんが、目標とした16−18基でのMOX燃料の消費は全

く不可能で、たったの4基でしかプルサーマル発電はできていません。

 超危険な施設の費用は電気料金

 六ケ所村再処理工場はガラス固化体作りがうまくいかず、完工延期を繰

り返して、建設費は当初予算の4倍超、約3兆円に膨れ上がってしまいま

した。核燃料サイクル政策全体に投じたお金は14兆円というとてつもな

いものです。この財源は私たちの税金や、電気代に上乗せして殆どの消費

者が気に留めないうちに徴収されたお金です。(下)へ続く

   (「原発いらない!ちばネットワークニュース」

    2020年4,5月合併号より了承を得て転載)

┏┓ 

┗■3.核燃再処理工場 もはや合理性がない…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.核燃再処理工場 もはや合理性がない

  「東京新聞 社説」 5月29日 08時24分

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/31915?rct=editorial

2.福島第2の廃炉計画申請 44年間で完了目指す 東電

 5/29(金) 19:31配信「時事通信

 https://news.yahoo.co.jp/articles/c0369bc39d64a0a49dc0df7d5b7b2004884f36bb

3.浜岡原発へ10年ぶりに燃料 中部電「燃料会社の要請」

 5/29(金) 16:30配信「朝日新聞デジタル

 https://news.yahoo.co.jp/articles/96f2f0a48b853ae42a086b2e4be6b8ba2bf0e823

┏┓ 

┗■4.新電力の救世主?独シーメンスが「火山岩の電池」開発、

 |  コストはリチウムの10分の1

 |  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その349

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 火山岩が大量にドイツで使われている。

 火山岩とは、マグマ由来の岩石である火成(かせい)岩のうち、火口近

くで急激にマグマが冷えて固まったものだ。

 アイスランド全体をカバーしている玄武(げんぶ)岩などがそれにあたる。

 太陽光、風力発電など新電力の伸びが著しい。しかし多くの新電力は天

候や日時によって発電能力が左右される欠点が悩みだ。このため、安定し

た電力を得るために、電力の蓄え、つまり電池が必要になる。

 いままでは、このためにリチウムイオン蓄電池を使うのが一般的だった。

だがコストが高いのが難点だった。

 そこで、火山岩を大量に使った安価な「新電池」がドイツで登場しよう

としている。電力の変換効率はリチウム電池の半分だが、コストは10分の

1ですむ。

 シーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー社は、この「新電池」の

開発を始めている。同社は総合電機では世界大手のドイツ・シーメンス

子会社である。

 シーメンスといえば、同社のインバーターを搭載した京浜急行の一部の

車両で、発車時に発する音が「ドレミファ」に聞こえるようにインバータ

ーの磁励音を調整したことで日本でも知られている。

 ところで、この新電池は大量の火山岩を余った電力で高温にして、電力

が足りないときに発電しようとするものだ。

 加熱はファンとヒーターを使っている。ヘアドライヤーのようなものだ。

電力を熱エネルギーに変換して蓄積するわけである。

 発電は岩石に蓄えられた高温の水蒸気でタービンをまわす。蓄電も発電

もごくありふれた量産品でまかなえるので、圧倒的に低コストなのが取り

柄だ。

 装置は昨年に作られた。大量の岩石を詰め込んだ容器の内部容積は800

立方メートル。ビルくらいもある。このなかに1000トンの火山岩が詰めら

れ、さらに厚さ数メートルの断熱材で包んである。火山岩は約3センチ角

ほどに砕いてある。

 岩石の温度は600〜750度Cまで上げられる。いったん温めると冷めにく

いので1週間は温度が持続する。

 このプラントの出力は1.5MW(メガワット)。ドイツの平均的な世帯

1500戸が消費する電力量や、50台の電気自動車を満充電状態にできる電力

量に相当する。2022年には、5万世帯をまかなえる蓄電施設を建設すると

いう。この規模だと商用になる。

 このプラントの建設場所は北ドイツ・ハンブルグにある。風力発電設備

も同所に併設し、この風力発電の設備からの電力を蓄電設備に貯める仕組

みだ。風が弱いときがこの電池の「出番」だ。

 この装置に火山岩を使う理由は、熱容量が大きく、この温度では溶けた

りしないためだ。火山から出てくる溶岩流は溶けていて1200度Cほどだか

ら、それよりも温度は低い。

 また、火山のまわりにはありあまるほどあって、容易に調達できること

も大事な理由だ。

 さて、この火山岩を大量に使った新しい電池が、新電力を救う救世主に

なるのだろうか。

島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より5月22日の記事)

┏┓ 

┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆金子勝教授「アベノマスク」は「無能政府の象徴」

          

 立教大学特任教授で慶応大学名誉教授の金子勝氏が28日、ツイッター

新規投稿。

 新型コロナウイルス感染拡大防止策で政府が全戸向けに配る布マスク、

通称「アベノマスク」について「無能政府の象徴」と記した。

 政府は当初、5月中に配り終えるとしていたが、6月中旬になるとの見

通しが明らかになった。

 金子教授は「【アベとともに去りぬ】政府支給のアベノマスクはいまだ

全世帯に行き渡らず、配達が続いている。店頭ではマスクの品薄状態が解

消されつつあり、『遅すぎる』『もう必要ない』との批判が相次ぐ。不要

不急な労力と財源は無駄そのもの。無能政府の象徴である。早く辞めろ」

とツイートした。

 アベノマスクについて厚生労働省の吉田学医政局長は同日の参院厚労委

員会で、配布完了が6月中旬になるとの見通しを示した。

  5/28(木)15:38配信「デイリースポーツ」

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページ

  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり

  ます。

────────── 

たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

        HP http://www.tanpoposya.com/

       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

   口座番号 00180-1-403856