たんぽぽ舎です。【TMM:No3934】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3934】

2020年5月19日(火)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.たんぽぽ舎メールマガジンは普通人の記録(原稿)を尊重します

   日本民俗学創始者柳田国男の考えに賛同

   皆さんの寄稿・投書を軸にして記録し、発信し続けたい

                柳田 真 (たんぽぽ舎共同代表)

★2.詩の紹介 『ヒロシマというとき』

★3.「ネット世論」は期待できるか

   「古い生活様式(デモ・集会・交渉)」の重要性は低下しない

         上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

★4.「ざまあみろ」と法務官僚

   安倍首相へ二階幹事長が検察庁法改正案断念の

   引導を渡した狙い…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★5.配信・新聞より2つ

  ◆関電3原発(高浜、大飯、美浜)差し止め申し立て

   「コロナで避難不可能」 大阪地裁

         (5月18日18:22配信「時事通信」より)

  ◆絶望の再処理工場(青森県六ヶ所村)

   当初核燃料サイクル全体で1兆円の予算、

   この工場だけですでに3兆円  鎌田 慧(ルポライター

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※5/27(水)学習会にご参加を!  新ちょぼゼミ

 「食べ物が劣化する日本」命をつむぐ食と安心な食を次世代へ

 お 話:安田節子さん(食政策センター ビジョン21主宰)

 日 時:5月27日(水)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円   〔講師のお話は19時より〕

 ☆定員15名です。予約申し込みは、たんぽぽ舎の

   TEL 03-3238-9035か メール nonukes@tanpoposya.net へ

   ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。

 ☆「新型コロナウイルス」対策を致します。

  ・会場に手指消毒用ボトルを用意します。 

  ・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。

  ・窓をこまめに開けて換気に配慮します。 

  ・「密集」しないように着席していただきます。

  ・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。

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※「スペースたんぽぽ」を≪自習室≫としてご利用ください。

 ≪自習室≫当面のスケジュール

 5月20日(水)14時より17時(夜の部スタジオとして使用のため)

 5月21日(木)14時より18時

 5月22日(金)会議利用なので≪自習室≫はお休みです

 5月23日(土)講演会利用なので≪自習室≫はお休みです

 5月25日(月)14時より18時

ご利用の方はたんぽぽ舎あて、ご氏名と連絡先電話番号を

お知らせ願います。詳しくはお問い合わせ下さい。

Tel 03-3238-9035 Fax 03-3238-0797

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┗■1.たんぽぽ舎メールマガジンは普通人の記録(原稿)を尊重します

 |  日本民俗学創始者柳田国男の考えに賛同

 |  皆さんの寄稿・投書を軸にして記録し、発信し続けたい

 └────  柳田 真 (たんぽぽ舎共同代表)

1.たんぽぽ舎の運動は、普通の人(柳田国男氏の表現では庶民)による

原発やめよう運動(主として)です。

 環境を守り、最大の環境破壊の原発とめたいの活動です。

 それが30年続いてきました。

 1989年たんぽぽ舎設立。

 詳しくは「たんぽぽ舎30年−反原発の歩みと展望」180頁・1000円を

ご参照ください。

メールマガジンは2011年3・11東電福島第一原発事故後に、週刊

から日刊(月〜土)発行して発展し、読者は一挙に6000人弱の多数に

なりましたが、編集の基調は「庶民の記録」が中心です。

 えらい人、有名な人の論文が中心ではありません。

 全国各地で、原子力帝国=原子力ムラに抗して努力し、活動する

人々の記録と闘いをつなぎ、励ますのが目的です。

・多くの皆さんの体験したこと、実践したこと、感じたこと、等を

文章に、川柳や俳句に、その他(映像)にして寄せてください。

コロナに負けず、原発廃止の道をしっかり歩こう。

2.英雄の伝記より庶民の記録を

  柳田国男 日本民俗学創始者

                  神島二郎

   (前略)

 柳田はルーラル・エコノミー(1913年創刊雑誌)を農村生活誌と理解

していた。

 かれは「郷土編纂者の用意」において、それぞれの郷土がどのように

して今日にいたり、どういう条件のもとに存立しているかを

明らかにし、それによって、どうしたら村が幸福に存続できるかを

さとる便宜を提供することを目的として次のように説いた。

 すなわち従来の歴史学は事変の記録や貴人英雄の伝記を基礎にして

政治と戦争とを中心とした歴史であり、平民の記録はあってもこれを

軽視してきた。

 これでは、平民の思想や生活の変遷を明らかにし、国民性を知ること

はできない。

 したがって、平民の思想と生活との変遷を明らかにするには、従来の

史学の方法からぬけ出し、年代や固有名詞にかかずらわず、依拠すべき

材料を集める主たる方面を変えるとともに、比較方法に力点を置く

必要がある。

 郷土誌は国の歴史ではなく、住民各自が郷土についていだく疑問から

出発すべきである、と。

 柳田国男は明治、大正、昭和の3代にわたってさかんに活動し、その

著作はすべて89冊、共著、編著、監修書をあわせれば、いうに100冊を

こえる。

 そのほとんどが日本民俗学の研究にささげられたものである。

    (朝日ジャーナル「日本の思想家 この百年<65>」より抜粋、

                        発行年月不明)

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┗■2.詩の紹介

 |  『ヒロシマというとき』

 └──── 

 5月11日(月)岩垂弘さん連続講座第2回「原爆被害の実相」で、

講師より紹介された2つの詩を紹介します。

 今回は、『ヒロシマというとき』です。

ヒロシマ〉というとき 〈ああヒロシマ〉と

やさしくこたえてくれるだろうか

ヒロシマ〉といえば〈パールハーバー

ヒロシマ〉といえば〈南京虐殺

ヒロシマ〉といえば女や子供を 壕のなかにとじこめ

ガソリンをかけて焼いたマニラの火刑

ヒロシマ〉といえば 血と炎のこだまが返ってくるのだ

ヒロシマ〉といえば 〈ああヒロシマ〉とやさしくは

返ってこない

アジアの国々の死者たちや無告の民が

いっせいに犯されたものの怒りを 吹きだすのだ

ヒロシマ〉といえば 〈ああヒロシマ〉と

やさしくかえってくるためには 捨てた筈の武器を

ほんとうに捨てねばならない

異国の基地を撤去せねばならない

その日までヒロシマは 残酷と不信のにがい都市だ

私たちは潜在する放射能に 灼かれるパリアだ

ヒロシマ〉といえば 〈ああヒロシマ〉と

やさしくかえって来るためには

わたしたちは わたしたちの汚れた手を きよめねばならない

(74.3 ヒロシマ。未来風景)

☆次回の岩垂弘さん連続講座第3回は「衝撃のビキニ事件」

  《10回連続講座》「日本人は核にどう向き合ってきたか被爆75年、

  核廃絶運動を顧みる」

お 話:岩垂 弘さん (ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員)

日 時:6月8日(月)14時より16時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円(5回券=3000円を発行しています。

        1回600円となります)

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┗■3.「ネット世論」は期待できるか

 |  「古い生活様式(デモ・集会・交渉)」の重要性は低下しない

 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

 安倍政権は5月18日に検察庁法改正案の今国会成立を断念した。

 「インターネット上の反対世論の沸騰が政府、与党を動かした」との

評価もある。(日刊スポーツ・5月19日)

 これまでネット上で影響力を発揮してきた安倍応援団も、昨今では

さすがに材料が品切れで影響力が低下している。安倍政権のコロナ対応

での無為無策による国民の不満も背景にあり、ある意味ではコロナの

効用かもしれない。

 「デモ・集会・交渉」のような直接行動に参加するのは抵抗がある人

でも、インターネットなら簡単に発言できるし、実名や顔を出さずに

済むなどのメリットはたしかにある。

 しかし、さらに続けて「安倍退陣・与党解体・改憲阻止」などに

向けて「ネット世論」がどれだけ機能するかは楽観できない。

 最大の問題はインターネットのシステムそのものはユーザー側からは

管理できないという点である。

 何らかの方法でプロバイダーやサーバーを停止されればそれまでで

あるが、そうした強権的な手段以前にもいろいろな方法がある。

 いま「ユーチューブ」を閲覧するとトップページに「内閣官房ホーム

ページ」が常に表示される。これは一般ユーザーにはできない方法

であり、すでに政権がシステムに介入している証拠である。

 非常時だからという理由で既成事実化し、他の目的に悪用される

ことは十分に考えられる。

 やはり「古い生活様式(デモ・集会・交渉)」の重要性は低下しない

と思う。

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┗■4.「ざまあみろ」と法務官僚

 |  安倍首相へ二階幹事長が検察庁法改正案断念の

 |  引導を渡した狙い…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「ざまあみろ」と法務官僚

  安倍首相へ二階幹事長が検察庁法改正案断念の引導を渡した狙い

  「この法案に賛成するととんでもないことになる」公明党幹部

  5/18(月)19:19配信「AERA dot.」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e3ec6982624c0012ecbd775203421c51d5a4b897

2.検察庁法改正案の今国会成立断念で安倍政権は「死に体」になった

  1/31安倍政権による閣議決定(黒川検事長の任期を半年延長する)は

  残っている。問題は露骨すぎる黒川氏の定年延長を誰が主導したか

  田中良紹(ジャーナリスト)

  5/19(火)1:12「yahoo news」(有料記事)

https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200519-00179158/

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┗■5.配信・新聞より2つ

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 ◆関電3原発(高浜、大飯、美浜)差し止め申し立て

  「コロナで避難不可能」 大阪地裁

 新型コロナウイルスの流行下、原発の重大事故が起きても安全に避難

できないとして、福井、兵庫、京都、大阪4府県に住む男女6人が

18日、福井県にある関西電力の3原発7基(高浜1〜4号、大飯3、

4号、美浜3号)の運転差し止めを求める仮処分を大阪地裁に

申し立てた。

 申立書では、流行下では自治体の避難計画通りのバスや車による

避難が人と密に接触するため不可能となり、放射線から逃れられない

などと主張している。

 住民側代理人の河合弘之弁護士は記者会見し、「コロナ対策の

『3密』禁止に正面から矛盾する」と話した。

(5月18日18:22配信「時事通信」より)

 ◆絶望の再処理工場(青森県六ヶ所村)

  当初核燃料サイクル全体で1兆円の予算、

  この工場だけですでに3兆円

             鎌田 慧(ルポライター

 コロナウイルスに対する行動の自粛を要請しながら、一方でヤミクモ

検事総長の出現を画策する卑怯な安倍首相批判がどんどん強まって、

不人気マスクの表情はますます冴えず、ついに先送りか。

 まわりを固めている側近は、西村康稔経済再生担当相もふくめて、

いまなお原発推進経産省官僚たち。このところ、コロナに押され、

忘れられている原発放射能の不安は、コロナ沈静化のあとまた

立ち上がってくる。

 差し迫った危険は福島第一原発の汚染水処理だが、鹿児島川内、

日本原電東海第二原発などの再稼働もあり問題山積。さらに難題は

青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場。

 なにしろ日本の原子力政策は1974年9月の原子力船「むつ」の放射線

漏れ事故と廃船から失敗が続き、夢の高速増殖炉もんじゅ」も事故に

よって廃炉。経費は1兆円以上ムダになった。

 それと連動している再処理工場は、着工から27年たっても、まだ

試運転さえ成功していない。

 当初は核燃料サイクル全体で1兆円の予算だったが、この工場だけに

3兆円かけても、運転成功の見通しはない。

 使用済み燃料から原爆原料のプルトニウムを取り出した廃液を、

ガラスと混ぜる固化設備で、落下したレンガを回収するだけで1年半

かかった。

 それから10年たったがなんの進展もない。

 それでもやめない日本軍愚劣のDNA。

(5月19日東京新聞朝刊19面「本音のコラム」より)

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

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2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

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 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

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