たんぽぽ舎です。【TMM:No3867】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3867】

2020年2月25日(火)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.たんぽぽ舎31周年(第32回総会)にぎやか 多彩な参加者

   総会・2人の記念講演(村上達也氏、吉野信次氏)、

   こんしん会の3本立て

  市民型組織の特色生かし「東海第二原発動かすな」に

   全力投入へ 柳田 真(たんぽぽ舎)

★2.新型コロナウイルスのPCR検査(※)体制強化について

   民間検査会社の活用、PCR検査の保険適用、

   医師の判断で即座に検査可能

   「市民と野党の共闘」に質問します

    高橋典久(村田町の『かわら版』379号、

             宮城県柴田郡村田町在住)

★3.女川原発再稼働を許さない   (中)(3回の連載)

   規制委は被災原発の「審査書」は撤回すべき

  最大1000ガル(水平)600ガル(垂直)の基準地震動は極めて過小

    山崎久隆(たんぽぽ舎)

★4.福井地裁の元裁判長樋口英明氏、三重県桑名市で講演

  「原発を止める本当の力を持っているのは住民だ」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

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※明日です! 2/26(水)2つの抗議行動にご参加を!

 1.「特重施設のない原発は今すぐ止めろ」第3波抗議行動

   原子力規制庁へ抗議

 日時:2月26日(水)12時より13時

 場所:原子力規制庁前前(南北線六本木一丁目駅より)

 2.東日本大震災で被災した原発女川2号機の再稼働は許さない!

   東北電力東京支社抗議行動

 日時:2月26日(水)14:30より15:30

 場所:東北電力東京支社前

      (千代田区丸の内1丁目8-3丸の内トラストタワー本館)

(東京駅八重洲北口3分、大丸東京本店隣)

 2つとも…主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」

          TEL 070-6650-5549  FAX 03-3238-0797

          東京都千代田区神田三崎町2-6-2

            ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)

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※2/26(水)学習会にご参加を!

 「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!

  水害防災を市民の側から考える!」

 講 師:早川芳夫さん(スローアグリカルチャー研究会代表)

     講師のお話は19時より

 日 時:2月26日(水)18時より21時 新ちょぼゼミ

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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┗■1.たんぽぽ舎31周年(第32回総会)にぎやか 多彩な参加者

 |  総会・2人の記念講演(村上達也氏、吉野信次氏)、

 |  こんしん会の3本立て

 | 市民型組織の特色生かし「東海第二原発動かすな」に

 |  全力投入へ

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

イ.2月23日(日)たんぽぽ舎は、「新型コロナウイルス」の影響が

心配される中、31周年の集い(第32回総会)を「スペースたんぽぽ」で

開きました。

 東京を中心に、静岡(「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」)や、

北海道(泊原発反対)、「経産省前テントひろば」「山谷労働者福祉

会館」の来ひん等、多彩な参加者で4F「スペースたんぽぽ」は

にぎやかな一日でした。

ロ.31周年(第32回総会)は、第1部、第2部、第3部の3本立てで、

12時30分より19時30分まで7時間(ほぼ1日)豊富な中味で

おこなわれました。

 又、年1回の「名刺意見広告」も前回を上回る参加=名刺掲載(83件)

で発行されました。当日配布の資料封筒に一式同封。

ハ.第32回総会の中味は、1年間の経過、今後1年間の方針、財政と

予算、規約改正とスタッフの紹介でした。(当日の20頁資料を参照)

 

ニ.規約改正は30年前の「労働組合型組織」からより一層「市民型

組織」をめざす方向に変わりました。共同代表が3人になり、

運営委員も4人増えました。

ホ.2人の記念講演は、良い中味でした。「もはや正気の沙汰でない−

東海第二原発再稼働の策動」村上達也さん(前東海村村長)、労働組合

活動の教訓から「市民運動のいくつかのルールへ」

吉野信次さん(ピースサイクル全国ネットワーク共同代表)。

 今回、共同代表に就任した山崎久隆さんは「2020年情勢についての

メモ」5点を提起。

ヘ.第3部のこんしん会は、飲み物・食べ物がたくさんでゆったり。

別名「異業種交流会」ともいわれ、横関彩子さんの司会で、のべ16人が

発言。各人が関わっているテーマについて自由活発な発言の場で、

知人たちが関わっている原発以外の諸テーマについて広い認識を

得ました。

ト.「新型コロナウイルス」の報道等で「体調がいまいち」の方々より

10数件の欠席連絡がありました。

 たんぽぽ舎は、2つの対策=1.消毒ボトルを会場入口やトイレに

3本設置(手洗いが基本)、2.マスクも用意して気を配りつつ、

原発やめよう行動はいしゅくしない=持続する姿勢でいきます。

今後も、「新型コロナウイルス」について信頼できる情報や判断

材料を提供しながら、活動を続けていく立場です。

 多くの皆さんのご協力をお願いします。

☆yukifumiさんが動画をアップしてくれました。

 村上達也さん「その1」

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/595185242

 村上達也さん「その2」

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/595193332

 吉野信次さん

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/595197620

 山崎久隆さん

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/595207442

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┗■2.新型コロナウイルスのPCR検査(※)体制強化について

 |  民間検査会社の活用、PCR検査の保険適用、

 |  医師の判断で即座に検査可能

 |  「市民と野党の共闘」に質問します

 └──── 高橋典久(村田町の『かわら版』379号、

            宮城県柴田郡村田町在住)

◎ 2月23日、BS朝日の「日曜スクープ 新型コロナ」を見ました。

 専門家(女性)は、差し迫った表情で述べました:民間検査会社を

活用し、PCR検査を保険適用にし、クリニックの医師の判断で

すぐにでも検査できるようにしなければならない。

 集会やイベントの開催については規制が必要。拡大期に入りつつ

あり、まんえんしたら医療体制が崩壊する。今が瀬戸際!政治判断が

必要!もう一人の専門家(男性)も「同じ意見だ」と述べました。

◎ 2月20日、21日の羽鳥慎一モーニングショー、コメンテーター

玉川徹氏の必死の訴え。

 ある専門家の発言「業界5位の検査会社で1日1300の検査ができる」

(BS−TBSの「報道1930」)「韓国では1日5000」(24日の羽鳥慎一

モーニングショー)

 安倍首相の300、加藤厚労省の3000は、一体全体、何だった

のでしょう!?

 国がお金を出し、速やかに対処すれば、たちどころに万単位で検査

できるのではないですか?

 これは、国民一人ひとりの命の問題です。「切迫感」が足りません。

(※)PCR検査とは

 微量の検体を高感度で検出する手法で、Polymerase Chain Reaction

 (ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字をとってPCRと呼ばれています。

 ウイルスの遺伝子を増殖して検出する検査方法。

 今回のウイルス検出には「リアルタイムPCR法」という方法が

用いられています。PCR法でウイルスの遺伝子を増やす際、DNAを

増やしながら「蛍光試薬」という光る試薬を取り込ませます。

 遺伝子が増えれば光が強くなるので、この光の強さでウイルスの

遺伝子を検出できます。ウイルスに感染していなければ、ウイルスの

遺伝子も存在しないので、遺伝子は増えず光も強くなりません。

参照:「大阪大学微生物病研究所からのコロナウイルス情報」

http://www.biken.osaka-u.ac.jp/news_topics/detail/1092

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┗■3.女川原発再稼働を許さない   (中)(3回の連載)

 |  規制委は被災原発の「審査書」は撤回すべき

 | 最大1000ガル(水平)600ガル(垂直)の基準地震動は極めて過小

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

            (上)は2/20発信【TMM:No3864】に掲載

5.地震想定の誤り

 最大1000ガル(水平)600ガル(垂直)の基準地震動は極めて過小な評価

であり、女川原発に近い岩手宮城南部地震での4000ガルを超えるケース

柏崎刈羽原発の基準地震動2300ガル、浜岡原発の2000ガルに比べても

大きく見劣りがする。

 また、近年解明されてきている「キラーパルス」(※2)についても

何ら考慮されていない。

6.津波想定の誤り

 津波の想定が29メートルと極めて高く設定されているようだが、

実際には三陸地方では30メートルを超える津波はざらに観測されて

いる。また、引き波による取水口露出についても過小評価と

なっている。

7.竜巻想定の誤り

 竜巻想定は100メートル毎秒だが、120メートル毎秒程度は

起こりえる。想定が小さい。特に近年指摘される台風の大型化などは

今後想定されるべきものである。

8.火山対策の誤り

 火山の噴火に伴う火砕降下物(火山灰など)の想定は15センチを

想定しているが対策も15センチを前提としている。想定値と対策値が

同じではばらつきに対処できない。

9.外部火災の評価の誤り

 「外部火災に対する設計方針」は事実上「想定しない」ことにに

なっている。

 航空機の墜落は確率的に小さいから想定しないとしつつ、故意による

航空機墜落は「テロ行為」として想定している矛盾がある。

10.システムへの侵入防止対策の問題点

 「その他人為事象に対する設計方針」では実態とはかけ離れた審査を

している。

 一般にこれは安全保護系統以外のサイバー攻撃ないしは外部から

システムへの侵入についてを想定していると考えられるが、その観点

からの対策は一切記載されていない。

11.安全保護系の安全対策の問題点

 「安全保護系のデジタル計算機は、盤の施錠等により、

ハードウェアを直接接続させないことで物理的に分離する設計と

する。」等が対策とされている。

 しかし盤の施錠は破壊されれば突破されるので、そもそも対策には

ならない。それ以外にも鯉による侵入を図ろうとするものには大した

効果がないことが羅列されているだけである。

12.火災損傷防止対策の問題点

 火災による損傷の防止としては3.11の際の「高エネルギーアーク

損傷火災」(※1)が1号機タービン建屋で発生していることが重要。

 これは地震により発生した2例目であり、教訓化されていなかった

証明でもある。地震により高圧設備が大きく揺れる場合、この種の

火災を防止することは困難である。 (下)に続く

※1「高エネルギーアーク損傷」

       (HEAF:High Energy Arcing Fault)

 遮断器や開閉器などの通電された導体間、または通電された部品と

アースの間に大電流のアーク放電が発生し、熱、光、金属の蒸発及び

圧力上昇を伴って、急激なエネルギーの放出が起こる事象として特徴

付けられる爆発性の電気故障である。

 (「原子力規制委員会」 www.nsr.go.jp/data/000160077.pdf )より

※2「キラーパルス」別名:やや短周期地震

 地震学において、地震による揺れの速さ(周期)のうち、特に木造

家屋などにダメージを与えやすい、1秒〜2秒周期の揺れ。

                 「新語時事用語辞典」より

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┗■4.福井地裁の元裁判長樋口英明氏、三重県桑名市で講演

 | 「原発を止める本当の力を持っているのは住民だ」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.福井地裁の元裁判長樋口英明氏、三重県桑名市で講演

  「原発を止める本当の力を持っているのは住民だ」

  2/22(土)18:44配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200222-00000111-kyodonews-soci

2.海洋放出巡り首長の意見二分 福島、原発事故の処理水

  福島県の沿岸と国の避難指示が出た15市町村のうち

  4人が「長期保管を視野に議論を続けるべきだ」を選択

  5人は「海洋放出もやむを得ない」6人は「今後の議論を注視する」

  2/22(土)18:21配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200222-00000105-kyodonews-soci

3.辺野古活断層」断定へ 地質学の専門家ら28日から現地調査

  2/23(日)6:04配信「琉球新報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00000002-ryu-oki

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