たんぽぽ舎です。【TMM:No3844】地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3844】

2020年1月27日(月)地震原発事故情報-

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.全交流電源喪失など事故続きの伊方原発3号機は廃炉に!

   3/20(金・休日)「伊方原発動かすな現地集会」とデモ

  名出真一(伊方から原発をなくす会)

★2.南海トラフ地震(小笠原諸島-宮崎に3m以上の大津波)で

   伊方原発に事故発生時、住民避難はほぼ不可能…廃炉に!

  伊方原発を巡る最近の記事のまとめ

   今井孝司(地震がよくわかる会)

★3.「週刊金曜日」2020年1月24日号記事紹介

   P20「憲法学者ら『背任罪』で安倍首相を告発」

   国の予算を私物化した「桜」汚職  片岡伸行

   冨塚元夫(たんぽぽボランティア)

★4.東日本大震災でさえ忘れ去られそうに…

   噴火、津波、震災など「大規模災害」を風化させるな!

   次の震災のときに以前の経験が生かせるかどうか

   人々の知恵が試されている

   警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その331

    島村英紀(地球物理学者)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

           (お問い合わせは主催者へ)

  ◆2/20(木)「函館市大間原発建設差し止め裁判」第22回口頭弁論

   傍聴のお願いと報告集会のご案内

   講演「下北核半島と大間原発」鎌田 慧氏

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※2/1(土)学習会にご参加を!

 「僕が放射性廃棄物地層処分に反対する理由」

 講 師:平宮康広さん(信州大学工学部元講師 元技術者)

 日 時:2月1日(土)13時より15時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※2/5(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

 日 時:2月5日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前

        (住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

         銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第77回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:2月5日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか135団体

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※たんぽぽ舎31周年「名刺意見広告」にご協力をお願い致します。

 1コマ名刺サイズ(85×50mm)縦型、横型どちらでも可

募集しめ切り:2月8日(土)

 掲載料金:1コマ・団体 4000円 個人 2000円

 お申し込み・問い合わせは「たんぽぽ舎」です

      TEL 03-3238-9035 メール nonukes@tanpoposya.net

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※たんぽぽ舎の「第32回総会」は、2020年2月23日(日)12時30分から

 予定しております。 会場:「スペースたんぽぽ」

 総会・お二人の記念講演・こんしん会の3部構成です。

記念講演

 『もはや正気の沙汰でなし…東海第二原発再稼働の策動』

 村上達也氏 (前東海村長)

 『組合活動の教訓から-市民運動のいくつかのルールへ』

 「市民自治を柱に多様な市民運動に関わって今考えていること」

 吉野信次氏 (市民自治をめざす1000人の会・

       ピースサイクル全国ネット共同代表)

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┗■1.全交流電源喪失など事故続きの伊方原発3号機は廃炉に!

 |  3/20(金・休日)「伊方原発動かすな現地集会」とデモ

 └──── 名出真一(伊方から原発をなくす会)

 元々3月29日に四国電力伊方原発3号機を再稼働させる

予定でした。

 しかし1月17日の広島高裁決定によって動かす事は

出来なくなりました。

 原発を動かすなどという事は私たちからすれば裁判の結果が

どうあれ絶対に許すことのできない事です。

 まして四国電力は3・11を経験した後でもまったく緊張感がなく、

「自分たちは大丈夫」という妄想を抱いているとしか思えません。

 このまま伊方原発廃炉に追い込むために多くの労働者、

市民の力を結集したいと思います。そのために下記のように

現地集会を開催いたします。東京での大集会と重なっていますが、

こちらもよろしくお願いします。

 日時:2020年3月20日(金・休日)13:30より

 集合:伊方町レッドウイングパーク  デモ行進

    14:30より「伊方原発動かすな現地集会」

 場所:道の駅きらら館前歩道

※関連記事

 四国電力伊方原発で一時、全交流電源を喪失

 原因究明まで定検作業を停止

             1/26(日)0:18配信「愛媛新聞ONLINE」

 愛媛県は25日、四国電力伊方原発伊方町)で一時的に原発内の

全交流電源が喪失したと発表した。

 四国電力は原因が究明されるまで、3号機で実施中の定期検査を全て

停止するとした。

 1~3号機の設備に電源を供給する送電関連設備の交換作業を

していた際に遮断器が作動し2、3秒間、全交流電源が喪失。

 3号機では非常用ディーゼル発電機が自動起動した。

 四国電力によると、1~3号機の全交流電源喪失は初。

 伊方原発では1月に入り3号機の燃料集合体から誤って制御棒を

引き抜くなどのトラブルが相次いでおり、県が即時公表している

A区分の異常は今回で3件目となった。

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┗■2.南海トラフ地震(小笠原諸島-宮崎に3m以上の大津波)で

 |  伊方原発に事故発生時、住民避難はほぼ不可能…廃炉に!

 | 伊方原発を巡る最近の記事のまとめ

 └──── 今井孝司(地震がよくわかる会)

阪神淡路大震災が発生した1月17日に伊方原発運転差し止めの

決定がなされました。

 以下では伊方原発に関連した記事のまとめ等を

紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。

○当会HP( http://jishinga.com/ )内に伊方原発に関係する

記事の一覧を作成しました。記事総数は276件、

リンクアドレスは以下の通りです。

http://jishinga.com/tokushuu/IKATA_GENPATSU/main.html

 今回の運転差し止め関連の記事の先頭は以下の通りです。

http://jishinga.com/tokushuu/IKATA_GENPATSU/main.html#SAIBAN

 その中に、原発関連の裁判に関して、今後も資料的に参照

したくなる表がありました。

表のタイトルは「福島事故後の原発をめぐる主な司法判断」です。

アドレスは以下の通りです。

http://jishinga.com/tokushuu/IKATA_GENPATSU/all_kiji/kiji20050.html

○運転差し止め判決から1週間後の1月24日に、地震調査委員会から、

南海トラフ地震で発生する津波の評価が発表されました。

 確率を用いて津波の危険性を予測したのは初めてとのことです。

 記事のタイトルとアドレスは以下の通りです。

小笠原諸島-宮崎に大津波 南海トラフ 71市区町村で

3メートル以上 調査委予測 30年以内26%超

            (東奥日報2020年1月25日)」

http://jishinga.com/kensaku_all_kiji/all_kiji/kiji93950.html

 記事によると、2012年に中央防災会議が「高知県内で30メートル超」

などとしたマグニチュード9.1の想定最大級地震は除いてあるとの

ことです。今回の評価をもってして原発の最大津波の想定に使うのは

無理の様です。

○上記記事に関連して、読売新聞に原発と今回の評価を関連付けた

図が載っていました。記事のタイトルとアドレスは以下の通りです。

津波確率地域 原発7基 電力各社が対策」

              (読売新聞2020年1月25日)

http://jishinga.com/kensaku_all_kiji/all_kiji/kiji93960.html

 記事によると、今回の津波評価において、川内原発1、2号機、

伊方原発3号機、浜岡原発3~5号機、東海第二原発、4原発計7基が

ある立地自治体の津波評価が公表されている。

 浜岡原発付近では3メートル以上の津波の発生確率が「非常に高い」

確率(26%以上)で襲うところがあるという。

 浜岡原発以外の沿岸部は「注意が必要」(確率6%未満)という評価

となっている。

 この確率というのは、例え低くても、安心材料にならない扱いづらい

ものだと思う。

 例えば伊方原発付近が確率6%で低いから安心といえるか、確率ゼロ

ではないから、対策をとる必要はある。

南海トラフ地震発生時に、原発になんらかのトラブルが発生した

ときの懸念材料はたくさんあるが、特に、住民避難が一番心配だ。

 例えば、伊方原発がある細長い佐田岬半島、住宅が破壊されるような

津波があったときに、船では逃げられないし、道路も寸断されることが

十分予測される。

 事故時に住民避難ができないような原発は動かしてはいけない。

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┗■3.「週刊金曜日」2020年1月24日号記事紹介

 |  P20「憲法学者ら『背任罪』で安倍首相を告発」

 |  国の予算を私物化した「桜」汚職  片岡伸行

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽボランティア)

 総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、安倍晋三首相が「背任罪」

刑事告発された。

 告発したのは上脇博之神戸学院大学教授ら憲法学者を中心とした

13人だ。

 「予算案を大幅に超過して、自己が主催する講演会や与党議員、

妻の昭恵氏らの利益を図る目的で招待者数をいたずらに増やし続けた。

その結果、国に財産上の損害を与えた」「桜を見る会の私物化は、

背任罪そのものである」(中略)

 しかし、今回はかなり事情が異なる。会見で澤藤統一郎弁護士は

こう指摘した。

 「政治資金規正法とか公職法違反とかいろいろありうるが、この件(

背任の疑い)については主催者である内閣総理大臣安倍晋三の責任が

非常に明確になる」

※澤藤統一郎弁護士は下記「スペースたんぽぽ」学習会の講師です。

2月13日(木)18時より21時 新ちょぼゼミ第40回

講師:澤藤統一郎弁護士 (講師のお話は19時より)

「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」

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┗■4.東日本大震災でさえ忘れ去られそうに…

 |  噴火、津波、震災など「大規模災害」を風化させるな!

 |  次の震災のときに以前の経験が生かせるかどうか

 |  人々の知恵が試されている

 |  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その331

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 この正月に鹿児島市で大規模な防災訓練が行われた。1914年に大正

噴火が起きた日、1月12日前後に行われているものだ。

 西桜島村(現鹿児島市)が始めた最初の訓練から50回目の節目を

迎えた。かつての西桜島村の役場は噴火時の溶岩で埋没した。

 後ろは火山、前は海。真冬の寒い海に飛び込んで溺れるなどして

死者・行方不明者は58人にも上った。

 また、鹿児島湾(錦江湾)に流れ出た溶岩でそれまでは島だった桜島

大隅おおすみ)半島が陸続きになった。噴石と火山灰は桜島

2メートル近く積もった大噴火だった。

 今回の訓練は、過去最多の約180機関や団体、計約5000人が参加した。

避難用のバス8台が用意され、桜島フェリーも1便を訓練用に運航する

などかつてない規模だった。

 しかし、この大規模な訓練でも、高齢者に比べて若い世代の参加が

少ないことが目立った。経験を次の世代に伝えるという当初の目的

からは、残念な結果になった。

 だが、地震や火山噴火の経験の風化は、鹿児島には限らない。

 2004年のスマトラ沖地震で23万人が死亡するなど大きな津波被害を

こうむったインド洋全体でも、風化は著しい。

 津波から15年。最大被災地のインドネシアアチェ州や多数の外国人

観光客が犠牲になったタイ南部で追悼式典も行われた。アチェ州の

式典では、州都バンダアチェの東方約70キロのピディ県シグリで

州政府が主催して遺族ら2500人以上が参列した。

 だが、タイだけで5000人以上が犠牲になったタイ南部の沿岸に、

タイ政府がアンダマン海の沿岸部各地に建てた避難所が維持管理が

されないまま放置され、廃虚と化している。

 海に面した避難所は窓ガラスが割れ、電気ケーブルは天井から

垂れ下がり、荒れ放題になっている。とても人が住める状態にはない。

 この避難所は1階は柱だけ、2階に避難者の収容場所を備えた

高床式。避難の長期化を見据え、トイレや洗面台、シャワー室も

設置された。

 また、米国や日本の支援でアンダマン海の沖に設置された津波計も

故障して動かなくなっているものが多い。

 鹿児島の場合も、大正噴火の被災者も減り、体験を聞いて育った

世代も減って、災害のときに役立つ地域の結びつきも弱くなっている。

 しかし地震や噴火が将来とも起きないことは地球物理学的には

考えられない。

 研究者によれば、桜島の地下深部では蓄積されたマグマの量が1914年

の噴火当時の9割に達しているという。近い将来同レベルの大噴火が

起こる危険性を排除できないのである。

 ことは桜島スマトラには限らない。ことしで25年目になる阪神淡路

大震災(1995年)はおろか、2011年の東日本大震災でさえ、被害や

被災者は忘れ去られようしている。

 この次の震災のときに以前の経験が生かせるかどうか、人々の知恵が

試されているのである。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より1月17日の記事)

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |          (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆2/20(木)「函館市大間原発建設差し止め裁判」第22回口頭弁論

  傍聴のお願いと報告集会のご案内

   場所:東京地裁103号法廷

   日時:2月20日(木)14時より

報告集会

 会場:参議院議員会館B103会議室

 日時:2月20日(木)15:00より17:30

   1.講演「下北核半島と大間原発ルポライター:鎌田 慧

   2.弁護団報告

     「函館市訴訟の争点と経緯」弁護士:中野宏典

     「本日の口頭弁論の内容と今後の裁判について」

   3.現地報告

 主催:大間原発反対関東の会

    連絡先 080−4433−7217(玉中代理の若木

 賛同:経産省前テントひろば 連絡先070−6473−1947

 大間原発を建てようとしている下北半島は米軍(自衛隊)基地と

原子力施設という負の二大要素が存在し、核半島化が急速に進められ

危険は増しています。

 壊滅を避けるために対岸の自治体(函館市)が日本ではじめて原発

建設中止を求めた裁判は22回目を迎えます。

 首都圏からは遠くに思える地域ですが、下北核半島の現状を理解し、

函館市を応援するために是非ご参加ください。

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

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 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

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 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

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