たんぽぽ舎です。【TMM:No3839】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.本当に怖い…核燃料サイクル政策と再処理工場
有名な「核燃料サイクル概念図」は
虚構(フィクション)だった、
「絵に描いたもち」だった(資源エネルギー庁の「作文」)
山崎久隆さんの話−15頁の充実した資料
柳田 真 (たんぽぽ舎)
日本は多民族、移民国家になっている
1/25(土)イラン人ナディさんの講演で多民族社会を知ろう
「メディア改革」連載第23回
アカデミックジャーナリスト)
★3.伊方原発3号機、定期検査中にまたトラブル
燃料集合体がラック枠に接触
燃料集合体の落下を知らせる信号が発信された…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.柏崎原発事故時、住民被ばく−線量測定の体制必要・
新潟県分科会…
メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★5.新聞より1つ
(1月21日東京新聞朝刊27面より抜粋)
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※明日です! 1/22(水)学習会にご参加を!
「企業ファースト化する日本とアベ政権」
〔講師のお話は19時より〕
日 時:1月22日(水)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※1/25(土)ナディさん講演会にご参加を!
浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア連続講座」
『ふるさとって呼んでもいいですか』ナディさん講演
6歳で「移民」になったイラン系日本人の私
不法滞在という逆境の下、異文化の中で生きてきたナディさんが
来日後の日々を語ります
お 話:ナディさん
司 会:浅野健一 (ジャーナリスト、元同志社大学大学院教授)
日 時:1月25日(土)13時30分より16時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
ブログ「浅野健一のメディア批評」に
案内文、チラシが載っています。
http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/21561590.html
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※たんぽぽ舎の「第32回総会」は、2020年2月23日(日)12時30分から
予定しております。
総会・お二人(村上達也前東海村長、吉野信次・市民自治をめざす
1000人の会)の記念講演・こんしん会の3部構成です。
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┗■1.本当に怖い…核燃料サイクル政策と再処理工場
| 有名な「核燃料サイクル概念図」は
| 虚構(フィクション)だった、
| 「絵に描いたもち」だった(資源エネルギー庁の「作文」)
| 山崎久隆さんの話−15頁の充実した資料
└──── 柳田 真 (たんぽぽ舎)
〇 1月18日(土)「スペースたんぽぽ」で『山崎久隆ゼミ』が
開かれた。
「本当に怖い…核燃料サイクル政策と再処理工場(15頁の
レジュメ)で話された。 その骨子を報告します。
政府関係の諸文書や原発に批判的な文書にも必ず登場する、
かの有名な「核燃料サイクル概念図」がレジュメの1頁で
「いつもの姿と違う形」で掲載されていた。
「3つの×印(日本に存在しないもの)、8つの規制委審査中」
がついている珍しい図だ。
あったこと、今は全く破産したことをしている図だ。
(近くポスターにして、やさしい説明を付けて発行したい)
3時間の講演と質疑は参考になるものだったので、そのレジュメ
15頁の要旨(目次)を紹介します。
〇 なお、たんぽぽ舎では関連のパンフを発行済みですので
ご活用下さい。
東海村の再処理工場見学は4〜5月頃に計画したいと
思っています。その際はメールマガジンで参加者を募集します。
本当に怖い…核燃料サイクル政策と再処理工場
2020年1月18日 山崎久隆
第一 核燃料サイクルと核のゴミ
1 核燃料サイクルと再処理工場
2 巨額費用を無駄に投じる再処理工場
3 「第二再処理工場」の費用を強制徴収
4 放射能を拡散させる再処理
5 プルサーマルという暴挙
6 再処理工場と余剰プルトニウム
7 再処理は廃棄物を増やす
8 再処理工場の事故の危険性
9 再処理工場の事故の危険性〜航空機墜落
10 再処理工場の事故の危険性〜高レベル放射性廃棄物
貯蔵タンク蒸発乾固
12 ガラス固化工程の問題点
第二 使用済燃料の中間貯蔵施設RFS
1 関西電力の使用済燃料中間貯蔵計画
2 リサイクル燃料貯蔵の運用と輸送について
4 津波対策の変遷と問題点
☆レジュメの残部が20ほどあります。
コピー代+送料で200円(切手も可)
申し込み先:たんぽぽ舎
電話 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
東京都千代田区神田三崎町2-6-2ダイナミックビル5階
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┗■2.麻生太郎副総理の「日本は単一民族・2千年の王朝」暴言
| 日本は多民族、移民国家になっている
| 1/25(土)イラン人ナディさんの講演で多民族社会を知ろう
| 「メディア改革」連載第23回
アカデミックジャーナリスト)
◎ 麻生太郎・日本副総理兼財務相は1月13日、地元の福岡県直方市で
開いた国政報告会で昨年のラグビーワールドカップの日本代表チームの
活躍に触れ、「いろんな国が交じって結果的にワンチームで日本が
まとまった」などと指摘。
その上で、「2千年の長きにわたって一つの場所で、一つの言葉で、
一つの民族、一つの天皇という王朝が続いている国はここしかない」
と述べた。
麻生氏は同日に同県飯塚市で開いた国政報告会でも「2千年に
わたって同じ民族が、同じ言語で、同じ一つの王朝を保ち続けている
国など世界中に日本しかない」と発言した。
麻生氏は2005年にも「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本の
ほかにはない」と発言し、北海道ウタリ協会(当時)から抗議を
受けている。
麻生氏の言う「日本」はヤマト(大和)を指すのだろうが、
日本政府は2019年5月にアイヌ民族を「先住民族」と明記した
アイヌ施策推進法を施行しており、麻生氏の発言は政府方針と
矛盾する。
◎ 日本には、アイヌ民族の他、かつて琉球王国があり、在日朝鮮人、
在日中国人、渡日外国人など、ヤマトとは異なるルーツを持つ多様な
市民が数百万人存在する。
17世紀初めのことだ。
また、2000年前は縄文時代で、日本国も日本語も日本文明は
なかった。麻生氏は国家神道にならって、神話を元にした「皇紀」で
年数を数えているのだろう。
◎ 「同じ一つの王朝」が2000年維持されてというのも妄言だ。
南北王朝時代もあったというのは小さいことだが、日本列島に
国民国家が成立したのは1968年の明治政府の設置時であり、
施行からである。
前天皇は2001年12月18日の天皇誕生日会見(23日報道解禁)で、
日韓共催のサッカーW杯を前に、「私自身としては、桓武(かんむ)
天皇の生母が百済の武寧王(ぶねいおう)の子孫であった」「韓国から
移住した人々や招へいされた人々によって様々な文化や技術が
伝えられました。宮内庁楽部の楽師の中には、当時の移住者の子孫
で、代々楽師を務め、いまも折々に雅楽を演奏している人がある」と
語っている。
また、大日本帝国はポツダム宣言を受け入れ、無条件降伏を宣言した
1945年8月15日に完全崩壊しており、1946年に制定された日本国憲法に
よって日本国は象徴天皇制となり、「一つの天皇という王朝」では
なくなっている。
◎ 麻生氏は最初に選挙に出馬した際、第一声は「しもじもの
みなさん、・・・」という挨拶から始まったという。数々の暴言、
安倍記念小学校にかかわる文書改竄などで閣僚を辞任すべき麻生氏
だから、また、やったかという扱いだ。メディアの追及が甘すぎる。
◎ 日本のキシャクラブメディアは、麻生妄言について、アイヌ施策
推進法との矛盾を指摘するだけで、2000年にわたって「王朝」が
続いているという誤った歴史認識についてほとんど批判していない。
大手メディアの記者たちはヤマトの支配層に属するエリートたちで、
麻生氏の暴言に怒りを感じないのだろう。
麻生氏は翌日の会見で「誤解が生じる発言ということなら、言い方に
気を付け訂正せないかん」としたが、誰も誤解などしていない。
麻生氏の記者団への話しぶりには、反省している姿勢は感じられない。
慇懃無礼だ。
2019年4月から改正入管法が施行され、外国人の新しい在留資格
「特定技能」が創設されたが、安倍晋三首相は「移民受け入れ政策
ではない」と強弁しているが、日本は既に移民国家になっている
というのが現実だ。
◎ 麻生氏の「単一民族国家」という発言に違和感を持つ人たちに、
ぜひ参加してほしい講演会を企画した。
急な案内になるが、1月25日午後1時半から「スペースたんぽぽ」
で、イラン人のナディ(Nady)さんの講演会を開きます。
<浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア連続講座」>として
開催し、講演のテーマは「ふるさとって呼んでもいいですか」。
私のブログに案内文とチラシを載せています。
http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/21561590.html
ナディさんは1984年イラン生まれ。1991年に出稼ぎ労働目的の両親
とともに家族で来日し、オーバーステイ(超過滞在)の状態のまま
首都圏郊外で育つ。
小学3年から公立学校に通い、高校在学中に家族とともに在留特別
許可を得て定住資格を獲得。大学卒業後は都内の企業に勤務し、
現在は2児の母。夫は同志社大学社会学部メディア学科浅野ゼミ出身。
2019年6月、これまでの半生を綴った自伝『ふるさとって呼んでも
いいですか―6歳で「移民」になった私の物語』(大月書店)を出版。
◎ 「デカセギ」で海外から日本にやってきた人たちの子どもが、
自分の言葉でその人生を語る。日本は既に移民国家になっている
ことが分かる。
ナディさんの本は、朝日新聞読書面(評者・武田砂鉄さん)、
TBSラジオ「荻上チキ Session22」、神奈川新聞、BuzzFeed Japan
ほか、各種メディアで高い評価を受けている。1月18日、NHK・
Eテレの「ウワサの保護者会」に出演した。
講演会には、ナディさんに15年前、本を書くように勧めた編集者の
岩下結さんも参加する。
不法滞在という逆境の下でも、周囲と家族に支えられ、異文化の中で
生きてきたナディさんが、来日後29年間の苦しみと喜びの日々を語る。
米国と戦争の危機にあるイランとは、どんな国なのか、イラン人の
生活実態などを知ることもできると思う。
難民をほとんど受け入れず、外国人労働者を「労働力」としか見ない
日本政府。「日本は単一民族国家」だというのは事実を見ない
思い込みだ。
国籍、人種、宗教を超えたワン・コミュニティを目指す皆さんの
参加をお願いしたい。
私は、2019年11月15日の「週刊読書人」(第3315号)に同書の
書評を書いている。書評記事もブログにアップしている。
ナディさんの著書は最近読んだ本の中で最も感動した本だ。
本を読んだ上で講演を聞いてほしい。
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┗■3.伊方原発3号機、定期検査中にまたトラブル
| 燃料集合体がラック枠に接触
| 燃料集合体の落下を知らせる信号が発信された…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.伊方原発3号機、定期検査中にまたトラブル
燃料集合体がラック枠に接触
燃料集合体の落下を知らせる信号が発信された
1/20(月)22:23配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200120-00000071-mai-soci
2.伊方原発3号機の運転差し止めの仮処分が決定した理由
「裁判所の疑念は原子力規制委員会の組織上の中立性、
つまり三条委員会になっていない…」
1/20(月)17:30配信「ニッポン放送」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200120-00000004-nshaberu-soci
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┗■4.柏崎原発事故時、住民被ばく−線量測定の体制必要・
| 新潟県分科会…
| メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆柏崎原発事故時、住民被ばく−線量測定の体制必要・新潟県分科会
原発の安全性に関する新潟県独自の「三つの検証」の一つで、東京
電力福島第一原発事故が住民の健康や生活に与えた影響を調べる
「健康・生活委員会」の健康分科会が20日、新潟市中央区で開かれた。
それぞれの被ばく線量を測定できる体制が必要との考えで一致した。
放射性ヨウ素は事故時に原発から放出される核種の一つ。吸い込む
ことなどにより、主に甲状腺に内部被ばくを引き起こし、甲状腺ガン
のリスクが高まるとされる。
会合では、原発事故後の甲状腺検査に関して「国際がん研究機関」
(IARC・仏)がまとめた提言が報告された。
提言は、放射性ヨウ素の影響を受けやすい子どもや若者で被ばく
線量が一定水準に達した人に対し、長期的に健康影響を調べる
プログラムの提供を検討するよう求め、その前提として「線量測定が
必須」と指摘しているという。
委員の一人から「新潟でも事故の際に(住民の)被ばく線量を測る
体制を整えるべきだ」との意見があり、異論は出なかった。
提言は、被ばく線量が一定水準以下だった人も、希望すれば
プログラムを受けられるようにするべきだとしており、委員からも
賛同する声があった。
分科会は6回目。今後も低線量被ばくや、避難生活が精神面も含めた
健康に及ぼす影響などについて議論を続ける。
(1月21日「新潟日報」4面に掲載。紙面のみでネット上に掲載なし)
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┗■5.新聞より1つ
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日本原子力発電東海第二原発が立地し、19日に投開票された茨城県
東海村の村議選を巡り、山田修村長は再稼働に賛成する現職を中心に
候補者を激励するための「為書き」を出した一方で、反対や慎重の
現職らには出していなかったことが、本紙の取材で分かった。
山田氏は再稼働の是非について「中立」を主張してきただけに、
反対議員からは疑問の声が上がる。(中略)
山田氏の為書きは、名前が顔写真付きで添えられ、候補者の名前と
「祈 必勝」と書かれていた。
再稼働に反対し当選した阿部功志村議は「村長は『自分は中立』と
言うが、全然中立ではない。なぜ、このような分かりやすいことを
するのか」と疑問視。
恵利いつ村議も「反対している候補に出さないというのは、もはや
中立ではない」と話した。 (後略)
(1月21日東京新聞朝刊27面より抜粋)
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