たんぽぽ舎です。【TMM:No3836】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3836】

2020年1月17日(金)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.伊方原発3号機の運転差し止め仮処分(広島高裁)−住民側勝利

   地震が起きなくてもいつ事故になるかわからない

   労働者・市民の力で原発廃炉

             名出真一(伊方から原発をなくす会)

★2.1/16伊方原発3号機の定期検査人為的ミス抗議行動

   制御棒引き抜きなど4点について

             秦 左子 (伊方から原発をなくす会)

★3.深すぎる「関西電力問題」の闇…

  岩根社長はいつまで居座り続けるのか…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

           (お問い合わせは主催者へ)

  ◆『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』刊行記念2/15トークイベント

   地元消防士が初めて語る、福島第一原発事故

   お話:吉田千亜氏、双葉郡の元消防士 主催:岩波書店

★5.新聞より1つ

  ◆伊方原発3号機・制御棒1体引き抜き

   原子力規制委員長「前例なし」 異例のトラブルと強調

                (1月16日「愛媛新聞」より)

━━━━━━━ 

※明日です! 1/18(土)山崎ゼミにご参加を!

核燃料サイクル政策と再処理施設の最新情報」

 講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:1月18日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※1/21(火)学習会にご参加を!

 「原発メルトダウン津波ではなく、その前の地震によって

  引き起こされた」

講 師:木村俊雄(元東電社員、

         福島第一の炉心設計・管理業務担当)さん

日 時:1月21日(火)19時より21時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

  参加費:800円(学生400円)

━━━━━━━ 

※1/22(水)学習会にご参加を!

  「企業ファースト化する日本とアベ政権」

講 師:竹信三恵子さん(ジャーナリスト、和光大学名誉教授)

    〔講師のお話は19時より〕

  日 時:1月22日(水)18時より21時

  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

  参加費:800円

━━━━━━━ 

※1/25(土)ナディさん講演会にご参加を!

 『ふるさとって呼んでもいいですか』ナディさん講演

 6歳で「移民」になったイラン系日本人の私

 不法滞在という逆境の下、異文化の中で生きてきたナディさんが

 来日後の日々を語ります

お 話:ナディさん

司 会:浅野健一 (ジャーナリスト、元同志社大学大学院教授)

日 時:1月25日(土)13時30分より16時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

  参加費:800円

━━━━━━━ 

※たんぽぽ舎の「第32回総会」は、2020年2月23日(日)12時30分から

 予定しております。

 総会・お二人(村上達也前東海村長、吉野信次・市民自治をめざす

 1000人の会)の記念講演・こんしん会の3部構成です。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.伊方原発3号機の運転差し止め仮処分(広島高裁)−住民側勝利

 |  地震が起きなくてもいつ事故になるかわからない

 |  労働者・市民の力で原発廃炉

 └──── 名出真一(伊方から原発をなくす会)

◎ 伊方原発3号機の運転差し止め仮処分即時抗告審において

広島高裁で住民側が勝利しました。

 決定では地震の影響、火山の影響の両方を認めたものでした。

 伊方原発は現在定期点検中ですでに停止中です。

 この決定によって3月29日に予定していた再稼働は

できなくなりました。

◎ この決定は私たちにとっては当たり前の決定です。

四国電力は昨年、高圧注入ポンプから普段より多いミストが発生。

その原因がわからないまま運転継続。「特重」施設建設現場で荷物

落下。そして定期点検中、燃料棒と一緒に制御棒を抜き取って

そのまま7時間放置するという前代未聞のトラブルを起こしています。

◎ 福島第一原発事故の後、四国電力は、「伊方では電源がなくなれば

制御棒は自然に落ちるから問題ない」と豪語していました。

 にも関わらずわざわざ制御棒を抜くなど冗談にもなりません。

 地震が起きなくてもいつ事故になるかわからない。

 こんな恐怖をいつまで地元住民に与え続けるのでしょうか。

 今回の裁判結果を活かして労働者市民の力で原発廃炉

追い込むことが必要です。

 是非全国のみなさんからこのまま廃炉にするよう抗議、要請を

お願いいたします。

☆関連報道1

伊方原発、運転差し止め 広島高裁仮処分 地裁支部決定を取り消し

原発の沖合600mにある中央構造線活断層の可能性がある

地震が起きた場合は伊方原発に四電が想定する

2〜3倍の揺れが生じるとの意見書

           (1月17日14時24分「毎日新聞」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://mainichi.jp/articles/20200117/k00/00m/040/139000c

 山口県東部の住民3人が、四国電力伊方原発3号機(出力89万キロ

ワット、愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分申請の即時

抗告審が17日、広島高裁であった。

 森一岳裁判長は申し立てを却下した2019年3月の山口地裁岩国支部

決定を取り消し、四電(高松市)に運転差し止めを命じる決定を

出した。2011年3月の東京電力福島第一原発事故以降、司法による

運転差し止めの判断は5例目。

 伊方原発3号機は、福島第一原発事故を受けて停止したが、原子力

規制委員会による新規制基準の安全審査に合格し、2016年8月に

再稼働した。現在は2019年12月からの定期検査で停止している。

仮処分はただちに効力が生じるため、四電は決定の取り消しを求める

保全異議と仮処分の執行停止を高裁に申し立てる方針だが、4月27日

に予定されている営業運転の再開は微妙な情勢となった。

 原告は、原子力災害対策指針などで避難計画の策定が義務付けられて

いない原発から30〜40キロ圏にある島しょ部の住民。

 岩国支部への仮処分申請で住民側は、伊方原発周辺の海底に延びる

中央構造線活断層であると主張。地震による被害や阿蘇カルデラ

噴火した場合は火砕流が到達する危険性があると訴えたが、同支部

2019年3月、四電の対策が過小とは言えないなどとして

申請を却下した。

 即時抗告審で四電は、伊方原発周辺の中央構造線活断層では

なく、海上音波探査によって最も近い活断層伊方原発の沖合8キロ

地点にあると確認されていると主張。

 住民側は原発の沖合600メートルにある中央構造線活断層の可能性

があるとし、地震が起きた場合は伊方原発に四電が想定する2〜3倍

の揺れが生じるとの意見書を、高裁の求めに応じて提出していた。

                        (後略)

☆関連報道2

伊方原発3号機、運転差し止め命じる 広島高裁決定

           (1月17日14:08「日本経済新聞」)

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)から50キロ圏内に住む

山口県東部の島の住民3人が、四国電に運転禁止を求めた仮処分の

即時抗告審で、広島高裁(森一岳裁判長)は17日、運転の差し止めを

認める決定をした。

 仮処分はすぐに効力が生じる。伊方3号機は現在、定期検査のため

停止中で、四国電は4月に運転再開を予定していた。

 住民側は、約130キロ離れた熊本県阿蘇山が噴火するリスクや、

耐震設計の目安となる地震の揺れ(基準地震動)に関する四国電などの

評価が合理性に欠けると主張。

 四国電側は「安全性は確保されている」として、仮処分申請の却下を

求めていた。

 2019年3月の山口地裁岩国支部決定は「巨大噴火が起きる可能性は

小さい」などとして申し立てを退け、住民側が即時抗告した。

 伊方3号機を巡っては2017年12月、広島高裁が仮処分決定で運転

差し止めを命令。2018年9月の異議審決定で同高裁が一転して運転を

認め、同年10月に再稼働した。

┏┓ 

┗■2.1/16伊方原発3号機の定期検査人為的ミス抗議行動

 |  制御棒引き抜きなど4点について

 └──── 秦 左子 (伊方から原発をなくす会)

 1月16日午前中、四国電力ゲート前にて、因みに四電K担当者は

「作業は下請けがしてたのか?」と聞けば「協力会社です」と

言い直ししたけど「監視監督は社員がしたんですね」にはコメント

なしで「要望書を受け取りに来た」を繰り返し、最後に「この度は

ご心配をお掛けしました」と言って逃げるように帰っただけでした。

 午後から、伊方町湊浦の伊方庁舎原子力政策課に近藤代表と2人で

行ってきました。

1.制御棒事故の説明

 四電のプレスリリースで説明してもらいました。よく分かりました

 事故の連絡を受けて現場に行って説明を受けたそうです。

 7時間吊り下げておいたのは気付かなかったのではなく原因究明の

ためでした。でも結局はまだ分かってない。

2.南海トラフ地震警報があっても止めない件

 14日に伊方町長が伊方原発所長と会いこの方針に付いて意見(NO)

言ったそうです。

3.住民説明の件

 広報紙3月号に事故の説明を掲載するそうです。

4.オイルミスト事故の件

 FAZに連絡後に火災なので消防署に連絡したそうですが、

あくまでも形式的報告だったそうですが消防署としては、報告を

受けたら出動しなければならないと判断して原発という施設がら

6台(だっけ?)の出動になったそうです。

 帰りに湊浦でチラシをポスティングして来ました。

寒風のなか怒鳴り散らしたので喉が痛いです。

(1月17日「再稼働阻止全国ネットワーク」MLより)

┏┓ 

┗■3.深すぎる「関西電力問題」の闇…

 | 岩根社長はいつまで居座り続けるのか…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.深すぎる「関西電力問題」の闇…

  岩根社長はいつまで居座り続けるのか

  1/16(木)7:01配信「現代ビジネス」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200116-00069827-gendaibiz-bus_all

2.24%(546世帯)見通し立たず 帰還困難区域

  無償提供3月終了後の住まい

  1/16(木)8:15配信「福島民報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000001-fminpo-l07

3.関電原発ストップを市民らが要望 筆頭株主大阪市

  1/16(木)17:22配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000137-kyodonews-soci

┏┓ 

┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』刊行記念2/15トークイベント

  地元消防士が初めて語る、福島第一原発事故

お 話:吉田千亜氏(フリーライター

    双葉郡の元消防士

日 時:2月15日(土)14時より(開場13時30分)

場 所:専修大学神田キャンパス7号館3階731教室

主 催:岩波書店

後 援:パルシステム東京

連絡先:岩波書店『世界』編集部 03-5210-4141

     event@iwanami.co.jp

詳しくはこちらを

https://websekai.iwanami.co.jp/posts/3062

入場無料:直接会場にお越しください

 福島第一原発事故の時、何があったのか。

 双葉郡で不眠不休の活動をした消防士たちに丁寧に取材し、

その苦悩と葛藤を初めて明らかにした『孤塁 双葉郡消防士たちの

3・11』(吉田千亜著、1月29日岩波書店)の刊行を記念しての

イベントです。

┏┓ 

┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆伊方原発3号機・制御棒1体引き抜き

  原子力規制委員長「前例なし」 異例のトラブルと強調

 定期検査中の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で核分裂

反応を抑える制御棒1体を誤って引き抜いたトラブルについて、

原子力規制委員会の更田豊志委員長は15日、東京・六本木の原子力

規制庁であった定例会見で「私たちの知る限りで前例はない」と

異例のトラブルだったと強調。

 同日の定例会合で、規制委の山中伸介委員は「事業者の深刻度や

捉え方が少し軽すぎるのではないか」と指摘した。

              (1月16日「愛媛新聞」より)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり

  ます。

────────── 

たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

        HP http://www.tanpoposya.com/

       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

   口座番号 00180-1-403856