たんぽぽ舎です。【TMM:No3786】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.日本の原発はこのまま「消滅」へ
日本の原子力政策は嘘だらけでここまでやってきたから
田中俊一(原子力規制委員会前委員長)語る
(月刊『選択』11月号) 柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.原発事故時の医療体制をアジア地域で構築へ…
長崎大学が台湾の拠点病院と交流協定締結…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★4.森達也監督の映画「新聞記者ドキュメント」を見て
官邸記者会見で鋭い質問を菅官房長官に浴びせる
望月衣塑子記者の姿を追う
山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)
★5.新聞より3つ
◆福島廃炉「人手不足」 規制事務所長 東電ミス続発に
(11月7日東京新聞朝刊3面より抜粋)
トラブル続発「大変遺憾」
(11月7日「茨城新聞」25面より)
◆(女川原発2号機再稼働の)地元同意差し止めを求める
(11月7日「河北新報」より)
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※投稿歓迎!
1.東電による日本原電への2200億円資金援助に怒る!
400文字から800文字以内で、見出しを付けて下さい。
投稿者氏名の後にかっこ書きで在住県名、あるいは団体名などを。
投稿先:「 nonukes@tanpoposya.net 」
よろしくお願いいたします。
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※関西電力東京支店への抗議行動に参加しよう!
原発マネー許せない!
日 時:11月8日(金)17時45分より18時30分
15日(金)17時45分より18時30分
22日(金)17時45分より18時30分
29日(金)は、ありません。
(11/27(水)「日本原電本店抗議大アクション」のため)
場 所:関電東京支社前 日比谷パークフロント(内幸町2‐1‐6)
共 催:再稼働阻止全国ネットワーク/
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
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※11/11(月)学習会にご参加を!
「福島原発被害賠償訴訟の現状と課題」
講 師:中川素充さん(弁護士)〔講師のお話は19時より〕
日 時:11月11日(月)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 新ちょぼゼミ37回
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※11/14(木)学習会にご参加を!
「韓国は敵なのか〜元徴用工「韓国大法院判決」から考える〜
日本の植民地支配責任」
お 話:矢野秀喜さん (朝鮮人強制労働被害者補償立法を目指す
日韓共同行動事務局長)
日 時:11月14日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.日本の原発はこのまま「消滅」へ
| 日本の原子力政策は嘘だらけでここまでやってきたから
| 田中俊一(原子力規制委員会前委員長)語る
| (月刊『選択』11月号)
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◎日本の原発はこのまま「消滅」へというビックリする見出し・内容の
発言を原子力規制委員会前委員長の田中俊一氏がおこなっている。
最近発行の月刊『選択』11月号の巻頭言である。
これは、東京理科大の橘川武郎教授(原発推進派)の発言「このままで
を失った」…小森敦司氏のインタビューに答えて−(メールマガジン
11/1発信【TMM:No3782】★2)と同じ線上にある。
◎関西電力の原発マネー(40年つづいてきたという)の巨大な闇は
それだけ大きく、深く、長〜い。
それだけ原子力ムラ(原子力帝国)の打撃・混迷は大きい。第2の原発
大事故発生の前になんとしても原発廃止を実現したい私たちにとっては
「チャンス」である。知恵と力をここへ集中しよう。
関西電力(原発マネー)−東京電力(日本原電への2200億円資金提供)−
日本原電(東海第二原発)の3つを串刺しにする私たちの運動を
作り出そう。
◎田中俊一氏の発言の一部紹介
日本の原発はこのまま「消滅」へ
−関西電力の幹部が原発立地自治体の元助役から多額の金品を受け
取っていることが発覚しました。
姿勢を徹底的に正さなければ、日本の原子力に先はない。残念ながら
原子力政策の見直しもされないままなので、この国の原発はフェード
アウトする道を歩んでいると眺めている。
(注:「フェードアウト」元は『徐々に暗くなっていく』『徐々に
消えていく』を指す映像・音楽の編集用語でした。そこから派生して、
『いつの間にか姿が消える』のニュアンスでも使われるようになったと
されています。)
https://chewy.jp/businessmanner/15203/ より
−原子力政策のどこが間違っていたのでしょう。
田中:日本の原子力政策は嘘だらけでここまでやってきた。結果論も
含め本当に嘘が多い。最大の問題はいまだに核燃料サイクルに拘泥して
いること。
一千年、二千年分の資源を確保するという罠に囚われたままである。
一千年後の世界がどうなっているかなんて誰にもわからない。技術的
にもサイクルが商用レベルで実用化できる可能性はなく、現に米国、
英国、フランスが断念している。
−ではなぜ、いまだに核燃料サイクル路線を放棄しないのでしょう。
田中:いままで「数千年のエネルギー資源が確保できる」という嘘を
言い続けてきたからだ。日本の原発はそうした嘘で世論を誤魔化し
ながらやるという風土があった。(後略) (月刊『選択』11月号より)
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┗■2.原発事故時の医療体制をアジア地域で構築へ…
| 長崎大学が台湾の拠点病院と交流協定締結…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.原発事故時の医療体制をアジア地域で構築へ…
長崎大学が台湾の拠点病院と交流協定締結
11/6(水)19:36「KTNテレビ長崎」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00010001-ktn-l42
2.経産省、冬の節電要請見送り
11/6(水)15:18「産経新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00000552-san-bus_all
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| メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
柏崎市の桜井市長は東京電力から受け取った柏崎刈羽原発1〜5号機
の廃炉に関する回答について、大筋で了承 する考えを示している。
回答は6,7号機の再稼働が前提になっており、廃炉を確約する内容
ではなかったため市民からは批判の声も上がる。
向き合った首長経験者はどう見るのか。
東海第二原発が立地する茨城県東海村の村上達也前村長と、多くの
原発がある福井県に隣接する滋賀県の嘉田由紀子前知事に受け止めや
地元同意の在り方などを聞いた。
…東電の回答にはどのような印象を持ちますか。
村上:「東電が原発を再稼働したいと言っているにすぎない。『廃炉に
する』ではなく、『廃炉を含めた検討をする』というのは東電らしいな
と思う。住民の忌避感情が強い上に、柏崎刈羽原発は中越沖地震で被災
している。実質ゼロ回答で、わたしなら『交渉相手にもならないね』と
言うだろう。住民は生命、財産がかかっている。もっと具体的な回答
でなければ住民の理解が得られるとは思えない」
…柏崎市長は東電の回答を評価しています。
村上:「県の検証委員会と総括委員会が基本ではないか。まだ検証の
さなかで再稼働を認める、認めないという話をする状況ではない。廃炉
計画も柏崎市長が求めているだけだ。検証が不要だと言っているに
等しく、不遜に映る。柏崎刈羽原発は世界最大規模で、しかも東電は
福島で事故を起こした当事者だ。企業体質だって全く
検証されていない」
考えますか。
村上:「検証委の結論が出た上で住民の意向を確かめて判断する必要
がある。首長は住民の意見を無視できない。再稼働の判断は市民に
とって死活問題で、選挙などで民意を問わずに決めるのは極めて
乱暴だ。加えて周辺自治体の意見も開くべきだ。柏崎市と刈羽村の
意向で再稼働することは民主主義にもとる。
福島事故を経た今、立地自治体が声を上げる必要がある。静岡県では
周辺自治体が動いている」 (後略)
(11月4日「新潟日報」2面より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)
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┗■4.森達也監督の映画「新聞記者ドキュメント」を見て
| 官邸記者会見で鋭い質問を菅官房長官に浴びせる
| 望月衣塑子記者の姿を追う
└──── 山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)
森達也監督の「新聞記者ドキュメント」は政治とマスメディアの
現状に真っ向から立ち向かったドキュメンタリーとして前作のドラマ
「新聞記者」以上に迫力がある。
官邸記者会見で鋭い質問を菅官房長官に浴びせる望月衣塑子記者の
姿を追うことで、現代日本やメディアが抱える問題の本質を浮き彫り
にする。
蔓延するフェイクニュースやメディアの自主規制。民主主義を踏み
にじるような官邸の横暴、忖度に走る官僚たち、そしてそれを平然と
見過ごす一部を除く報道メディア。
そんな中、既存メディアから異端視されながら、さまざまな圧力にも
屈せず活躍する望月衣塑子記者には頭下がる思いだ。
しかも、彼女は幼い子供二人を抱えて、東奔西走。
そのバイタリティーと情熱は凄い。
スクリーンには前川喜平さんや籠池夫妻などメディアに登場した
渦中の人々も続々登場。
テレビ報道などではみられない、現代日本の真の姿。
既存の社会派ドキュメンタリーとは一線を画する新しい社会意識を
持った映画として成功している。
是非とも多くの人に見てほしいと思う。
11月15日新宿ピカデリー他全国ロードショー。
予告編はこちらを https://i-shimbunkisha.jp/
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┗■5.新聞より3つ
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◆福島廃炉「人手不足」 規制事務所長 東電ミス続発に
東京電力福島第一原発の事故収束作業について、保安検査を担う小林
隆輔・福島第一原子力規制事務所長は6日、原子力規制委員会の会合
で、基本的な確認漏れなどのミスが続発している現状を報告し、東電
社員の人手不足によって現場の状況把握が不十分になっている恐れを
指摘した。
更田豊志委員長は東電幹部から意見を聞く考えを示した。(後略)
(11月7日東京新聞朝刊3面より抜粋)
トラブル続発「大変遺憾」
大井川和彦知事は6日、日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長と
県庁で面会し、県内の機構施設で事故やトラブルが相次いでいることに
ついて、安全管理の徹底を求め、厳重注意した。再発防止対策について
29日までに報告することも求めた。
大井川知事は、約2年前から相次ぐ作業員被ばくや放射性物質
漏えい、盗難を踏まえ「核物質防護上、厳重な出入り管理か行われる
べき施設で発生した。大変遺憾で厳重に注意する」と伝えた。
児玉理事長は「県民の皆さまに多大なご心配をおかけした。おわび
したい」と陳謝。「厳重注意を肝に銘じ、私が先頭に立って対応する」
と応えた。
県内では、2017年6月に大洗町の大洗研究開発センター(現・大洗
研究所)で作業員が被ばく。今年1月には東海村の核燃料サイクルエ学
研究所で放射性物質漏えい事故があった。
9月には台風15号の影響で、大洗研究所の材料試験炉「JMTR」
の冷却塔が倒壊。10月には核燃料サイクルエ学研究所の管理区域内に
あったトランシーバーの盗難事件があった。
(11月7日「茨城新聞」25面より)
◆(女川原発2号機再稼働の)地元同意差し止めを求める
東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を巡り、
重大事故を想定して石巻市などが策定した広域避難計画には実効性が
ないとして、石巻市民が再稼働の事実上の前提となる地元同意の
差し止めを求める仮処分を近く仙台地裁に申し立てることが6日、
分かった。避難計画の不備を主な争点とする仮処分申し立ては全国初
とみられる。
【補足】この請求は、あえて電力会社や国を被告から外し、宮城県と
石巻市のみを被告として避難計画の実効性を争点に同意を差止める
という新しい枠組みが注目されている。
(11月7日「河北新報」より)
(上岡直見氏より情報提供)
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