たんぽぽ舎です。【TMM:No3737】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3737】

2019年9月4日(水)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.頑固と柔軟−たんぽぽ舎の果たしている役割

   「闘う側の横のつながりの強化」をもっともっと

   たんぽぽ舎30周年によせて

      中道雅史 (大間原発反対現地集会実行委員会事務局長…)

★2.トリチウムは遺伝子を壊す危険な物質!

   日本の飲料水基準はWHOの6倍、ロシアの7.8倍、

  アメリカの81倍

   原発は正常運転時も大量のトリチウムを放出している

                斉藤章一 (脱原発情報編集委員)

★3.安全な避難条件整わず−新潟県原発「避難委」が中間報告案…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                  金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

            (お問い合わせは主催者へ)

  ◆9/29(日)APAST講演会 講演:後藤政志

   「報道されない韓国原発の実態と技術の状況〜

   日本から考えるアジアの原発事情〜」

★5.新聞より2つ

  ◆沈殿槽「破損なく静か」現場の証言 肌も熱さは感じず

   JCO臨界事故20年 「肉声」 (3)

          (8月31日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

 ◆2018年度 内部留保7年連続最高の463兆円 利益 賃金反映遠く

専門家「増税で先行き不安視」

(9月3日東京新聞朝刊7面より抜粋)

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※9/10(火)学習会にご参加を!

  「白熱教室:これが日米FTA交渉の実態だ」

 講 師:鈴木宣弘さん (東大農学部教授)

 日 時:9月10日(水)18:00〜21:00

〔講師のお話は19時より〕  新ちょぼゼミ33回

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※9/14(土)シンポジウムへご参加を!

 「原発テロ」対策とは、本当は、どういう問題なのか?

  山崎久隆さん「特定重大事故等対処施設問題とは何か」

  宮崎俊郎さん「原子力非常事態宣言下のオリンピックに

         反対しよう!」

 日 時:9月14日(土)18:15より

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:福島原発事故緊急会議(090-1705-1297)

 参加費:500円

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※9/15(日)学習会にご参加を!

 「東京オリンピックでの被曝の危険性を警告し開催に反対する」

 講 師:渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく問題研究会会員)

 日 時:9月15日(日)13:30〜16:00(開場は13時)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

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┗■1.頑固と柔軟−たんぽぽ舎の果たしている役割

 |  「闘う側の横のつながりの強化」をもっともっと

 |  たんぽぽ舎30周年によせて

 └──── 中道雅史 (大間原発反対現地集会実行委員会事務局長、

            なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク

            事務局次長、

            再稼働阻止全国ネットワーク青森連絡担当

◎ たんぽぽ舎の旗を初めて青森で目にしたのは、だいぶ昔の「4・9

反核燃の日」の集会。 柳田真さんの生の声に青森で接したのは、やは

りいつぞやの僕も関わった市民集会。その時は、僕も含めみんな発言に

聴き入っており、集会終了後、やはり僕も含めかなりの人が柳田さんに

挨拶にいったことが思い出される。僕のファーストコンタクト。

◎ ああ、やっている事はすごいなあと思いつつ(桜調査とか)、しか

し遠くから眺めながら、或いは貴重な情報が得られてありがたいなあと

感謝していた、僕にとってのたんぽぽ舎の存在は、ある時、積極的に学

び吸収する存在に変わった。

 それは、「3.11」以降、柳田さんのより近くに寄って、幾度と

なく接するようになってから。

 ちょっと怖い柳田さん、はじめは取っつきにくいかなあと思ったけど

笑顔がやさしく安心できた鈴木千津子さん、そして頼もしいたんぽぽ

舎の面々。

 そのうち、僕はこう思った。

 長く続いてきたこと、そしてまたこれからも運動の中心軸であり続け

ること(「中心軸」は決して一つとは限らない)のポイントは、徹底し

た「頑固」と奥深い「柔軟」性がたんぽぽ舎にあるということだ、と。

◎ 僕の筆力のなさ故、誤解される向きもあろうかと思うので付け加え

ると、僕がこの拙稿でいう「頑固」には、「道理に明るく筋道の通った

考え方を併せ持つ」という意味合いが内包する。

言わば、いい意味の「頑固」。

 で、頑固と柔軟、一見すると相反するもののようで、しかし混とん

と、柳田さん、鈴木さん、たんぽぽ舎に存在しているようだ。

 これが、僕の学ぶべき点、吸収する部分だと確信した。それが現在、

出来ているかどうかわからないし、僕自身の不充分性は理解している。

けど、そうありたい。頑固と柔軟をもつ存在として。

 また、この付き合いを通してこうも思った。他者への透徹した深い

理解がなければ、それに対する批判が出来ようはずもなく、まして、

関係性を乗り越えることは出来ない。そして、それがなければ、ただ

の陰口に淫してしまうことになるよね、と。

◎ 僕がよくいう「闘う側の横のつながりの強化」。

 最近著しく進展していると考える、青森下北に端的に表出し始めた、

闘う相手、原子力マフィアー電力会社、核関連企業の再編強化。

 それと国に対して、僕たちは横のつながりをもっともっと強固にして

いかなければならない。その中心付近でたんぽぽ舎が果たす役割は大き

い、と僭越ながら思う次第。

※《事故情報編集部》より

 中道雅史氏の文章は、「たんぽぽ舎30周年によせて」のメッセージ

 として11番目となります。

       ※たんぽぽ舎からのご案内

  ★ 9/22(日)たんぽぽ舎『30周年記念の集い』のご案内 ★

  −命と大地を放射能から守れ 原発やめよう みんなの想い−

 ・記念講演『原発にしがみつく日本 なぜ? どうする?』

       講師:小出裕章氏(元京都大学原子炉実験所助教

 ・リレートーク…多彩な7名のゲスト (敬称略、順不同)

  阿部功志 (茨城県東海村村会議員)、

  鴨下全生(まつき)(福島からの避難者)

  熊本一規 (明治学院大学名誉教授)

  菅井益郎 (国学院大学名誉教授)

  武藤類子 (福島原発告訴団長)

  安田節子 (ビジョン21)

  山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:2019年9月22日(日)13時15分開場

              13時30分より16時45分

 会 場:「ベルサール神保町」たんぽぽ舎から徒歩5分

 第1部:記念講演とリレートーク

     第1部の参加費:当日1200円、前売り1000円

第2部:懇親会(定員・予約制、懇親会費別途)17時30分より

    会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

お問い合わせ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

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┗■2.トリチウムは遺伝子を壊す危険な物質!

 |  日本の飲料水基準はWHOの6倍、ロシアの7.8倍、

 | アメリカの81倍

 |  原発は正常運転時も大量のトリチウムを放出している

 └──── 斉藤章一 (脱原発情報編集委員)

◎ 原発は正常運転時も大量のトリチウムを放出している。事故前の

2007年度日本の全放出量はなんと400兆ベクレルにもなる。放出される

ベータ線はエネルギーが弱く外部被曝の危険性は低いと言われている

が、水として体内に取り込まれると内部被曝によって遺伝子を壊す。

放医研は1976年に基準値に薄めても染色体異常が2倍になる可能性を

発表していた。

 前ページ(9/4発信【TMM:No3736】★1.「破綻しつつある!アルプ

ス(多核種除去設備)処理水問題」を参照)ではトリチウム汚染水の様々な

問題点が指摘されているが、ここではトリチウムそのものが大変危険な

放射能であることに注意を喚起したい。

◎ 国や規制庁は「トリチウム放射線は弱く海洋放出しても健康に

影響はない」とし大量放出を正当化している。国ごとの飲料水の規制

基準では、なぜか日本は WHOはもとよりアメリカの81倍という

高さだ。

 アメリイリノイ州シカゴ郊外に 集中する3つの原発周辺で、子ども

の脳腫瘍 ・白血病が30%以上の増加、小児がんが約2倍に増加したこと

などを報道したNHKの「追跡!真相ファイル Filr.76低線量被曝 揺ら

ぐ国際基準」。

 このような子どもの犠牲は、カナダで原発が集中する5大湖ピカリン

原発周辺でも発生している。白血病が1.8倍、ダウン症の発生率が

1.85倍というのだ。

 原発運営会社や両国政府は「トリチウムの濃度は基準内であり疾病と

の関連性は考えられない。」と主張している。

◎ 1976年に放射線医学総合研究所が人のリンパ球を使ってトリチウム

による染色体異常の発生が最大2倍発生する可能性を発表していたの

である。(資料の表題「低レベル・トリチウムの遺伝的効果について」

などでネット検索していただくと詳しいデータも見られます)

 トリチウムを基準内の濃度で放出しても従来の2倍に達する異常を

発生させてしまう可能性があるというもの。

◎ とても“心配ない”などと言ってはいられない。トリチウムと水を

分離するのは科学的にも困難であることを理由に、その危険性を低く

見せ、大量の放射性トリチウム原発や使用済み核燃再処理工場(六ヶ

所村再処理工場計画値 液体トリチウム:1京8千兆ベクレル、気体

トリチウム:1900兆ベクレル)で垂れ流しているのである。

 その結果がアメリカやカナダで子供たちの体を、健康を蝕んでいる。

 長年にわたり原爆の内部被ばくを調査研究されてきた矢ヶ崎克馬琉球

大学名誉教授は「水の惑星 地球を壊す死せる水トリチウム」について

警鐘を鳴らしている。ネット環境のある人は是非一読願いたい。

 (「脱原発情報」2019.8.20「双葉地方原発反対同盟」発行 No212より

   了承を得て抜粋)

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┗■3.安全な避難条件整わず−新潟県原発「避難委」が中間報告案…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆安全な避難条件整わず−新潟県原発「避難委」が中間報告案

 原発の安全性をめぐる県独自の「三つの検証」の一つで、原子力災害

時の避難方法に関する検証委員会(避難委員会)の会合が3日、新潟市

中央区で開かれた。

 東京電力柏崎刈羽原発の事故時に東電が事故情報を自治体などに伝え

る体制と、国による放射線モニタリング(監視)について「安全に避難

をする条件が整っていない」などと指摘する中間報告案を示した。

 避難委で個別テーマの中間報告案が出たのは初めて。関谷直也委員

長(東京大大学院准教授)が示し、大きな異論はなかった。

 中間報告案では所感として「(東電や国から)十分な説明を得ること

はできなかった」と批判。委員にすら説明が十分ではなく疑念が残ると

して「(事故の初期情報などが)適切に住民に伝わる担保がないことを

証明している」と厳しい意見を付けた。

 東電の情報伝達体制については、訓練を行っているにもかかわらず、

初歩的なミスが頻発している点を指摘。「何が改善されているのか不

明」「『訓練』そのものにも課題がある」と強調した。(中略)

 放射線監視についても、国の原子力規制委員会から避難委に対し、

十分な方針が伝えられなかったとして「県民・国民に対して放射線監視

情報がどのように公表されるのかが不明である」とまとめた。

 関谷氏は会合後の取材に、中間報告案を提示したことについて「福島

第一原発事故以降改善した点もあるが、いまだ不十分であるという認識

でまとめた」と話した。

(9月4日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆【APASTイベントのお知らせ】

  9/29(日)APAST講演会

  「報道されない韓国原発の実態と技術の状況〜

   日本から考えるアジアの原発事情〜」

第一部「韓国原発の深刻な技術的な不備」(講演:後藤政志)

第二部 第一部の質疑応答

   「アジアにおける脱原発への道

   【第19回ノーニュークス・アジアフォーラムin台湾】

   報告と質疑」(報告:吉野太郎+後藤政志)

日 時:9月29日(日)14:00より17:00(開場13:30)

場 所:加勢の会議室 入谷ホール

    (東京都台東区入谷1-27-4プラーズ入谷2階)

    (東京メトロ 日比谷線「入谷」駅3番出口 徒歩3分)

主 催:NPO法人APAST  問い合わせ 03-5213-4917

参加費:一般:1000円 学生・APAST会員:500円

    *イベント終了後、懇親会も開催します。

原発事故は、国境を越えて放射能被害が拡大する。

 日韓の距離は海を隔てて最短で50Km程度。

 自国の原発事故を防ぐばかりでなく、いかにして原発社会から

 脱却するか、日韓が協調してして取り組むことが求められている。

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┗■5.新聞より2つ

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 ◆沈殿槽「破損なく静か」現場の証言 肌も熱さは感じず

  JCO臨界事故20年 「肉声」 (3)

 〈臨界に立ち会ってしまった以上、退避しても命が助かることはない

のではないか、というあきらめの気持ちがあった〉

 東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)の事故で2000年

10月、水戸地検が作成した横川豊さん=業務上過失致死罪で有罪確定=

の供述調書。作業班副長として臨界発生後、放射線の恐怖を感じながら

も2度、現場を確認しに行った様子が語られている。(中略)

 〈沈殿槽などに異常は見られず、破損箇所はなく、煙や液が噴き出す

ような状況はなかった。静まりかえっていた〉(後略)

(8月31日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

 ◆2018年度 内部留保7年連続最高の463兆円 利益 賃金反映遠く

専門家「増税で先行き不安視」

 財務省が2日に発表した2018年度の法人企業統計(金融・保険業

除く)は、企業が蓄えた内部留保に当たる「利益剰余金」が前年度比

3.7%増の463兆1308億円と、7年連続で過去最高を更新した。

 一方、働く人たちの賃金は伸び悩み、企業の利益とは対照的だった。

専門家は、景気の不透明感から、もうけを賃金に振り向けない現状が

続くとみる。 (後略) (9月3日東京新聞朝刊7面より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201909/CK2019090302000129.html

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☆《事故情報編集部》より

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 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

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 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

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 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

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