たんぽぽ舎です。【TMM:No3733】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3733】

2019年8月30日(金)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.“東電の重大問題”を9月4日(水)東電本店合同

   抗議集会参加者へ訴える

   放射能汚染水、排気筒が切断できない問題、

   柏崎刈羽に1兆2千億円使う問題、

   東電福島第一原発事故は【地震】でこわれた

   東電本店合同抗議行動スタッフ会議の中味

                  柳田 真(たんぽぽ舎)

★2.小池都知事の3年連続メッセージ不送付に怒り

   9月1日関東大震災朝鮮人大虐殺事件−

  推定6000人の朝鮮人が殺された

   神奈川県鶴見分署長の大川常吉氏は300人の朝鮮人の命を守った

        森本孝子(「高校無償化」からの朝鮮学校排除に

             反対する連絡会共同代表)

★3.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆−原発ゼロの日本をめざす希望ある未来への道−

   8/31(土)東芝関係者が主催する原発問題を考える学習会

   会場:川崎市総合自治会館会議室 講師:後藤政志氏

  ◆「サッカー・枝川・そして反差別」

   9/14(土)木村元彦さん講演会のお知らせ

   主催:「枝川朝鮮学校支援都民基金

★4.新聞より2つ

  ◆セシウム浸透せず 土壌表層に滞留か 原子力機構調査

              (8月28日毎日新聞朝刊より抜粋)

  ◆通報は「てんかん症状」 救急隊被ばく 連絡体制生かせず

   JCO臨界事故20年 「肉声」 (2)

           (8月30日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

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※9/4(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日 時:9月4日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前

        (住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

             銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

   とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第72回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:9月4日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

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┗■1.“東電の重大問題”を9月4日(水)東電本店合同

 |  抗議集会参加者へ訴える

 |  放射能汚染水、排気筒が切断できない問題、

 |  柏崎刈羽に1兆2千億円使う問題、

 |  東電福島第一原発事故は【地震】でこわれた

 |  東電本店合同抗議行動スタッフ会議の中味

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

◎8月29日(木)東電本店合同抗議のスタッフ会議(毎月1回定例開催)が

開かれた。東電本店合同抗議行動も足かけ7年、72回目を迎える中で、

マンネリを防ぎ、毎月の東電本店合同抗議を充実させようとする定例

会議です。

 東電本店合同抗議行動の第1回目が反原連、東電株主代表訴訟、経産

省前テントひろば、たんぽぽ舎の4団体、400人で開催されて以来、毎月

第一水曜の定例行動は2019年9月4日(水)で第72回を迎えます。

◎今、東京電力をめぐる重大問題がいくつも出ています。それらの中味

をやさしく話す…9月4日(水)の東電本店合同抗議集会参加の皆さんへ

アピールしようと決めました。

 その内容は、

1.柏崎刈羽原発(1から7号機)についての東電発表のおかしさ=1兆

2千億円もの巨費を使うというのにどことどこをいつ廃炉にするかも

含めてよくわからぬ発表=東電の発表に実質的なイミは何もない。

2.東電福島第一原発の危険な排気筒が切断できないお粗末さ。

3.2011年3月11日の東電福島第一原発事故(1から4号機)は、津波

壊れる前に地震で壊れた(文芸春秋の元東電炉心専門家の内部告白)。

4.放射能汚染水(毒水)を海へ捨てるな−安全な陸上部へ保管せよ

問題、空き地はいくつもある。

 東電の「土捨て場」、環境省の広い土地、東電第二原発の広大な

土地等である。

 などが話された。

 このうちの3つほどを9月4日(水)の第72回東電本店合同抗議集会で

参加の皆さんへ核心点を説明しよう、−それぞれ発表者に依頼する−

ことを決めました。

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┗■2.小池都知事の3年連続メッセージ不送付に怒り

 |  9月1日関東大震災朝鮮人大虐殺事件−

 | 推定6000人の朝鮮人が殺された

 |  神奈川県鶴見分署長の大川常吉氏は300人の朝鮮人の命を守った

 └──── 森本孝子(「高校無償化」からの朝鮮学校排除に

            反対する連絡会共同代表)

◎ 小池都知事は国会議員の時代から日本会議の議員副会長を務める

など、その思想の極右性が問題の人物だ。就任直後に指名した特別秘書

野田数は、都議会議員時代に朝鮮学校への補助金に問題発言をした人物。

 もう一人発言した吉田康一郎は、今や極右在特会系と行動を共にする

が、当時の民主党から除名され野田もまた自民党を除名されている。

 二人は当時の石原知事の指示でこうした発言をして、補助金を止める

役目を果たし、ご褒美として石原が共同代表をしていた「太陽の党」

から国会に挑戦するも敗れている。

 そして、野田は小池都知事に拾われ、「都政改革」という本の中で、

自分がいかに朝鮮学校補助金停止に貢献したか自慢げに書いている。

 石原の指示で朝鮮学校の調査が行われ、結論ありきのとんでもない

報告書が都のホームページに載るや、ヘイト書き込みが後を絶た

なかった。

 私たちは再三ホームページからの削除を求め、やっとかなりたって

ホームページ刷新の名目で削除されたが、小池都知事就任で野田がまた

またこのページを再掲させた。小池都知事の意図も推測される。

◎ そして、就任以来最初の年は役人が勝手に出したと言い訳したが、

翌年から今年まで3年間も、関東大震災の虐殺された犠牲者を追悼する

式典にメッセージを送付していない。その理由は「関東大震災で犠牲に

なられたすべての人を慰霊する。」というものだ。

 だが、いかにも公平な扱いをしているように見えるが、それはとんで

もない事ではないか。私たちは歴史から何を学び、何を未来に活かすべ

きか。関東大震災の犠牲者は自然災害によって亡くなった人ももちろん

多いが、何より人の手によって殺された人は歴史の事実であり、繰り返

させてはならない教訓のはず。それを一緒に考えるなど歴史から何も学

ぼうとしない態度ではないか。

◎ では、関東大震災の時に何が起きたのか。余りにも知られたことだ

が、振り返ってみよう。

 地震直後の9月1日夜から2日にかけて「不逞鮮人が放火して回って

いる」とか「井戸に毒を入れた」などの流言が東京や横浜で広まった。

 地震の被害は拡大している最中だったが、警視庁や神奈川県警は厳戒

態勢を取り、住民は自警団を組織して警戒に当たった。

 極度の恐怖や不安が煽られた自警団によって3日以降、関東一帯で

朝鮮人の虐殺が行われた。連日の虐殺事件に驚いた政府は5日になって

やっと内閣告論を発し、迫害が下火になったのは7日以降であった。

 この時犠牲になった朝鮮人がどれくらいか、政府が公式に調査をして

いないため、確定ではないが当時の朝鮮からの留学生たちによって調査

が行われ約6000人と推定されている。

 そして日本の警官の中にも朝鮮人を匿い、守った偉人がいた。鶴見分

署長の大川常吉である。大川氏は300人の朝鮮人を保護していたが1000人

もの群衆が押しかけて、「朝鮮人を差し出せ、殺せ!」と叫ぶ中で、命

がけで群衆を説得し、朝鮮人を守ったのである。

 歴史から何を学ぶのか、小池都知事には大川署長のような役目を果た

してほしいと思うが、無理だろう。

◎ こうした虐殺はなぜ起きたのか、そこには長い間朝鮮人に対する

差別的感情があったことは否めない。現在進行している日韓関係の悪化

もこうした時代背景があるのではないだろうか。

9月1日には両国で歴史の事実と向き合いたい。

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┗■3.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆−原発ゼロの日本をめざす希望ある未来への道−

  8/31(土)東芝関係者が主催する原発問題を考える学習会

講 師:後藤政志(工学博士・原子力市民委員会、

         元東芝原子炉格納容器設計技術者)

日 時:8月31日(土)13:40より17:00(開場13:30)

会 場:川崎市総合自治会館会議室

    (JR南武線or 東急東横線 武蔵小杉駅下車 徒歩10 分)

主 催:東芝の職場を明るくする会

    連絡先 鈴木 090-6536-6186

参加費:無料

 東芝が海外原子力事業から撤退したあとも、国内では廃炉放射能

汚染廃棄物の処理が求められます。

 私たちは「原発負の遺産」をどう考えたらいいでしょうか?

 元東芝原子炉格納容器設計技術者の講演を聞きながら、いっしょに

考えましょう。

 ◆「サッカー・枝川・そして反差別」

  9/14(土)木村元彦さん講演会のお知らせ

  「枝川朝鮮学校支援都民基金

 講 師:木村元彦(ゆきひこ)さん

      (ノンフィクションライター、ビデオジャーナリスト)

 日 時:9月14日(土)16時から

 場 所:東京朝鮮第二幼初級学校(江東区枝川1-11-26)

(東京メトロ有楽町線豊洲駅4番出口より徒歩10分)

 主 催:枝川朝鮮学校支援都民基金

 問い合わせ・申し込み:080-4364-5499

 参加費:800円

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┗■4.新聞より2つ

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 ◆セシウム浸透せず 土壌表層に滞留か 原子力機構調査

 東京電力福島第一原発事故で放出された放射性物質は、森林内で土壌

表面から3センチ以内の表層に長期間とどまり、それ以上深く浸透しな

い可能性があるとの研究結果を、日本原子力研究開発機構原子力

構)などのチームがまとめた。(中略)

 5年間で、表面に流入するセシウムの量は少しずつ減り、流出量は

ほぼ一定だったが、流入、流出とも森林に沈着したセシウム全体の1%

程度かそれ未満で、動きがほとんどなかった。このため事故時に放出さ

れたセシウムは、長期間にわたり森林環境にとどまるとみられる。(中略)

 原子力機構の福島環境安全センターの新里忠史主任研究員(地形地

質学)は「いまだ線量が高い地域には山林が多い。セシウムの動きの把握

は川の下流や生活圏の今後の濃度予測に重要だ」と強調している。(後略)

            (8月28日毎日新聞朝刊より抜粋)

以下は有料です

https://mainichi.jp/articles/20190828/ddm/013/040/026000c

 ◆通報は「てんかん症状」 救急隊被ばく 連絡体制生かせず

  JCO臨界事故20年 「肉声」 (2)

 1999年9月30日午前10時43分。東海村消防署(現東海消防署)に1本の

119番通報があった。核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)東海

事業所の敷地内にある親会社・住友金属鉱山の社員からだった。

 「建物内で人が倒れました。1人です。救急車を呼ぶよう言われただ

けで…」。そして続けて「てんかんの症状です」

 救急隊長だった小林義美さん(63)は隊員2人を連れて現場に急行

した。「一般的な救急活動だろううと何のためらいもなく出動した」。

原子力関連事業所は村内に12。出動要請があったとしても、ほとんどは

原子力災害ではなかった。このため、原子力事故を想定した線量計

防護服などの装備は持っていかなかった。

 消防署から約2キロ、JCOに到着すると、正門にいた警備員1人が

自転車で事故現場の転換試験棟まで案内した。途中、広場に集まる従業

員らの姿が目に入った。「慌てている雰囲気はなく、定期的な避難

訓練かと思った」

 除染室で横たわる大内久さん=当時(35)が頭痛や腹痛を訴えていた。

顔は赤らんでいた。

 「(放射線量の)レベルが高い」。別の社員から告げられ、大内さん

をストレッチャーに乗せたまま正門まで戻った。放射能汚染の心配が

あり、救急車には乗せられなかった。この時点で初めて放射線による

事故と分かり、小林さんは署に応援を要請した。これが外部に被ばく

事故を知らせる最初の一報となった。(中略)

 小林さんら隊員3人も被ばくした。防護措置を取らずに活動していた

からだ。小林さんはこのうち最も高い9・4ミリシーベルトを負った。

一般の人の年間限度(1ミリシーベルト)の約9倍に相当する。(中略)

 「隊員の被ばくは本来あってはならない。正確な情報があれば、それ

なりの装備はできたはずだ」同僚が被ばくしたことについて、小林さん

は今も自責の念に駆られている。

           (8月30日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

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