たんぽぽ舎です。【TMM:No3732】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3732】

2019年8月29日(木)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.脱原発ぶれず訴え30年 たんぽぽ舎

   チェルノブイリ事故後から活動継続

   阪神大震災地震国に原発の適地はない」掲げ

   3・11経て 学習会600回超 広がる人の輪

           8月29日東京新聞朝刊24面「こちら特報部

★2.キシャクラブは「知る権利」に応えられない

   「日本記者クラブ」「特派員協会」はキシャクラブではない

   「左翼・リベラル」学者がメディア問題で守旧派

   「メディア改革」連載第13回

           浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★3.安全対策でコスト増大…中部電力が東電HD・日立・東芝

  4社で原発共同事業化へ基本合意…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より1つ

  ◆制御不能「裸の原子炉」 慣れの怖さ 体むしばむ放射線

   JCO臨界事故 「肉声」 (1)

         (8月29日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

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※9/4(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日 時:9月4日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前

        (住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

             銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

   とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第72回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:9月4日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

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┗■1.脱原発ぶれず訴え30年 たんぽぽ舎

 |  チェルノブイリ事故後から活動継続

 |  阪神大震災地震国に原発の適地はない」掲げ

 |  3・11経て 学習会600回超 広がる人の輪

 └─── (8月29日東京新聞朝刊24面「こちら特報部

  「ニュースの追跡」より)

 脱原発を訴えてきた市民団体「たんぽぽ舎」(東京都千代田区)が

設立30年を迎えた。チェルノブイリ原発事故をきっかけに産声を上げ、

東京電力福島第一原発事故後は放射能に関する知識を求める人たちの

受け皿に。活動を振り返ると、原発に対する世論の変化も浮かび

上がってくる。(榊原崇仁)

◎ たんぽぽ舎の母体は都職員有志らの公害研究会。設立のきっかけ

は、1986年4月に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故だ。

 研究会で食品の放射能汚染を調べる測定器を買いたいという話が出た

が、1台(600万円)と高額で手が届かなかった。

 全面的に負担したのが東京・有楽町などに店舗を持っていた服飾デザ

イナーの鈴木千津子さん(72)。都の仕事を通じて研究会の柳田真さん

(79)と知り合い、公害問題にも関心を持っていた。「行政が買うのを

待っていると何年もかかる。それなら買っちゃえって」

◎ 測定器を置く事務所として都内のビルの一室を借り、1989年2月に

スタート。共同代表は柳田さんと鈴木さんで、団体名は「夕ンポポの

綿毛が飛び広がるように活動が広まってほしい」と願って付けた。

 しかし、学習会や抗議活動を企画しても人が集まらない時期が続く。

チェルノブイリの記憶が薄れだすと、拍車が掛かった。「90年代の初め

は、都内でデモをやっても、来るのは20から30人ぐらい。当時は政府も

マスコミもこぞって原発推進の旗を振り、電力会社は広告に莫大な額を

投じていた。私たちが手書きのチラシを数100枚配っても、なかなか

浸透しなかった」(柳田さん)

◎ 一つの転機は1995年の阪神大震災。「地震国日本に原発の適地は

ない」とスローガンを掲げた。地質の専門家らを交えた地震研究会や

断層見学ツアーを始め、ようやく世間の注目を集めだした。1999年から

数年間は臨界事故があった茨城県東海村に通い詰め、2000年代には原発

周辺の生態系の変化も調べた。

◎ 社会の空気を一変させたのが福島第一原発事故。「国土が駄目に

なる」と心配していた事態だった。

 「食品の測定を求める人が殺到した。行政は情報を隠そうとしていた

し、民間で測るところは珍しかったから」(鈴木さん)。月1回の学習

会を毎週に変え、開催用スペースを新たに借りた。「学習会は毎回いっ

ぱいになった。今までの脱原発の活動と違い、女性の姿が多くなった。

命への思いを強め、行動に移してくれた」(柳田さん)

◎ 今年2月で30周年を迎え、事故後に開いた学習会は実に600回超。

会員は350人に増えた。

日曜と祝日以外は事務所に鈴木さんやボランティアの四人が詰め、福島

原発事故を扱うメールマガジンを6000人近くに送信している。

 当初からアドバイザーを務める国学院大の菅井益郎名誉教授(日本

公害史)は「人と人とのつながりをつくってきたのも、たんぽぽ舎の

功績。学習会だけでなく、都内で事務所を持てない市民団体に会議の

場所などを提供してきた」と語る。

◎ 脱原発を求める世論は強くなった一方、電力会社は再稼働を諦めて

おらず、まだまだ求められる役割は大きい。会費やカンパでは事務所の

賃料をまかなえず、柳田さんと鈴木さんらが負担する分もあるが、活動

を途絶えさせるつもりはない。

 2人は「スタッフの年齢が上がってきたけど、楽しくやっている姿を

見せれば共感が得られるはず。若い方にも入ってもらい、脱原発をなし

とげたい」と話している。

        ※たんぽぽ舎からのご案内

  ★ 9/22(日)たんぽぽ舎『30周年記念の集い』のご案内 ★

  −命と大地を放射能から守れ 原発やめよう みんなの想い−

 ・記念講演『原発にしがみつく日本 なぜ? どうする?』

       講師:小出裕章氏(元京都大学原子炉実験所助教

 ・リレートーク…多彩な7名のゲスト

 日 時:2019年9月22日(日)13時30分より16時45分

 会 場:「ベルサール神保町」たんぽぽ舎から徒歩5分

 第1部:記念講演とリレートーク

     第1部の参加費:当日1200円、前売り1000円

第2部:懇親会(定員・予約制、懇親会費別途)17時30分より

    会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

お問い合わせ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

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┗■2.キシャクラブは「知る権利」に応えられない

 |  「日本記者クラブ」「特派員協会」はキシャクラブではない

 |  「左翼・リベラル」学者がメディア問題で守旧派

 |  「メディア改革」連載第13回

 └──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ 言葉の定義は重要だ。安倍政権とNHKなど御用メディアは、日本

の戦時下の朝鮮人動員・徴用を「朝鮮出身労働者」と呼んでいる。

これは、日本の侵略・強制占領の事実を隠蔽する歴史改竄である。

◎ 治安維持法国家総動員体制下で誕生した記者クラブ制度を、海外

にあるプレスクラブと同一視し、「記者クラブはどこの国にもある」と

いうデマを振りまくメディア幹部、御用学者もメディア改革に有害な人

たちだ。

 桂敬一東大名誉教授(元日本新聞協会職員)だ。桂氏は「マスコミ

市民」(マスコミ市民フォーラム発行)2010年3月号に掲載された「記

者クラブ制度を考える」をテーマにした門奈直樹(立教大学名誉教

授)、柴田鉄治(元朝日新聞論説委員)との鼎談で、桂氏は英国、オラ

ンダ、スイス、ドイツ、スウェーデン、ベルギーなどにも「記者クラブ

的な組織がある」と断言している。

 桂氏は「記者クラブは、日本だけの特異な奇習であるようにいわれ、

『やめればいい』という意見が多いのですが、私はそんなことはないと

思う」「記者室というのはハードウェア。私は、この記者室を拠点と

し、クラブの成員が情報源機関内の取材に活用するという『記者クラ

ブ』の通念は、残したほうがいいと思う」と強調した。

 しんぶん赤旗にしばしば登場する門奈氏も、1884年に英国で、ロビー

システムと呼ばれる記者クラブ制度が生まれたと指摘し、「海外にも

記者クラブ』がある」という珍説を述べている。

◎ 桂氏はこの鼎談で、「日本記者クラブ」や「外人記者クラブ」を

キシャクラブと同一視した。「私は、1969年に創設された日本記者クラ

ブに1973年から3年間、総務部長として働きました。日本で初めての

プロフェッショナルなナショナル・プレスクラブです。これができるま

では、プロのジャーナリストを組織したものは、外人記者クラブ=日本

外国特派員協会しかなかったのです」

 「外人」という用語は不適切な用語で、報道界は使わない。

桂氏のいう「日本記者クラブ」は、キシャクラブではない。選挙の際に

党首討論会が開かれ、悪質タックルの日大アメフト部員が会見したクラ

ブで、最近ではゴルフの全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手が

帰国後、会見したところだ。

◎ 日本記者クラブは、新聞協会加盟の報道機関の元社員記者を中心に

した独立団体で、事務局は新聞協会のあるプレスセンター内にある。

会員の推薦があれば、会費を払えば入会できる。私は会員になっていな

いが、時事通信で差別人事を受けた長沼節夫氏も会員だ。

 内外の要人が会見の場に使う外国特派員協会(FCCJ)もキシャ

クラブとは無縁の独立クラブだ。長く有楽町の電気ビルにあったが、

昨年、丸の内のビルに移った。レストラン、バーも完備したプレス

クラブだ。記者以外のビジネスパーソン、学者なども入会できるが、

入会金、会費はかなり高額だ。フリーで活躍する田中龍作氏も会員だ。

 特派員協会はほとんどの国にあり、私が共同通信ジャカルタ支局長

(1989〜92年)だった時、ジャカルタ特派員協会の副会長を2年務めた。

◎ 共同通信の同期、佐々木伸星槎大学教授は『ホワイトハウス

中公新書、1992年)で「ホワイトハウスにも記者クラブがある」と

書いている。ホワイトハウスにある有力メディアのインナーサークルの

問題と日本の「キシャクラブ」制度を一緒くたにして論じた。

 このデマは、「海外にも記者クラブがある」という“御用学者”の

キシャクラブ制度擁護論の根拠となってきた。

◎ 私を追放した同志社大学メディア学科の小黒純教授と共著のある

高田昌幸東京都市大学教授(元北海道新聞記者)も「道警記者クラブ

があったから警察の裏金を追及できた」とい主張している。高田氏は

週刊金曜日ペンネームを使って、記者クラブ廃止論を批判した。

 私は「マスコミ市民」編集長に抗議し、桂氏らとの対論を求めたが、

「桂先生から丁重にお断りされてしまった」という返信があり、

その後、私は同誌から排除されている。

◎ 7月18日に起きた京都アニメーション放火事件で、京都府警は8月

27日、犠牲者35人の氏名を発表した。府警は2日、10人の実名を公表し

たが、25人の氏名は発表していなかった。京アニは府警と報道機関に

実名発表をしないよう文書で要請。27日の段階でも、20人の遺族が匿名

を望んでいた。

 府警記者クラブ(加盟10社、準加盟4社)は府警に対し、速やかな実名

発表を要請、在洛報道責任者会議(加盟12社)は文書で、35人全員の

実名発表を要請していた。

 読売新聞を除く大手メディアは、府警が遺体の身元確認の際、遺族に

「実名・匿名」の遺志を確認したことについて、「匿名だと生きた証が

伝わらない」(3日の朝日新聞)「本来、必要のない手続き」(18日の

東京新聞)などとを非難した。安倍政権に批判的なメディアが、遺族が

嫌がっていても、実名報道が必要だと叫んでいるのだ。

◎ 「警察だけが情報を握るのは危険」「匿名では正確な報道ができ

ず、歴史に残らない」などと朝日新聞東京新聞に登場して、被害者の

実名報道を不可欠と強調する田島泰彦・早稲田大学大学院非常勤講師

らは、桂、門奈両氏と同じ左翼リベラル系学者だ。

 マスメディアは企業であり、安倍政権下で権力の一部になっていると

いう認識を持つ私には、彼や彼女らは御用学者にしか見えない。(続く)

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┗■3.安全対策でコスト増大…中部電力が東電HD・日立・東芝

 | 4社で原発共同事業化へ基本合意…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.安全対策でコスト増大…中部電力が東電HD・日立・東芝

  4社で原発共同事業化へ基本合意

  8/29(木)1:16配信「東海テレビ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00024065-tokaiv-bus_all

2.広瀬 隆「なぜ人類は二酸化炭素を悪者扱いするようになったか?」

  クライメートゲート・スキャンダルによって

  「IPCCは詐欺師」と呼ばれる

  8/28(水)16:00配信「AERA dot.」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190827-00000013-sasahi-kr

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┗■4.新聞より1つ

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 ◆制御不能「裸の原子炉」 慣れの怖さ 体むしばむ放射線

  JCO臨界事故 「肉声」 (1)

 夏日になろうかという残暑の朝たった。1999年9月30日。東海村

核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)でも多くの社員が半袖で

仕事をしていた。

 ウラン溶液の混合作業が前日から続いていた転換試験棟。大内久

さん=当時(35)=がじょうごを支え、篠原理人さん=同(39)が直径45

センチの円筒形をした沈殿槽に溶液を流し込む。午前10時35分ごろ

だった。「バシッ」。異常音とともに青い閃光が走った。

「ぱっと光った蛍光灯か、フラッシュみたいに明るかった」

 2人の上司で作業班副長として当時、扉が開け放たれた隣室にいた

横川豊さんが記憶をたどる。音は、紙束で机をたたいたようだったと

いう。(中略)

 横川さんが「臨界だ、失敗した」と直感した数秒後、ガンマ線

検知する警報がけたたましく鳴り響いた。

 大内さんと篠原さんは作業を止め、驚いた顔をしていた。

 連鎖的に続く核分裂。制御不能で、放射線の防護装置もない。

 そんな「裸の原子炉」へと沈殿槽は一変した。

  「臨界だから退避しろっ」。横川さんの怒鳴り声と同時に、

大内さんらは放射線管理区域の出口に向かって走った。3人とも

救急搬送された。(後略) (8月29日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

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