たんぽぽ舎です。【TMM:No3713】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3713】

2019年8月1日(木)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.福島第一原発事故は100年経っても終わらない

   「復興五輪」の掛け声の陰で福島原発事故はなかったことに

   「放射線被ばくの安全神話」の流布につながる

   「放射能教育と安全宣伝」に税金投入

   福島を忘れない!全国シンポに参加して  (中)(全3回)

               渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

★2.「復興五輪」とは名ばかり−福島第一原発災害に対する

   真の復興には背を向けている

  <2020東京五輪に反対する18の理由:

   反東京オリンピックガイドブック>の紹介 (その1)(全4回)

   1.「どんどん膨れ上がる五輪開催の費用」から

   6.「野宿者・生活者が排除される」まで

                  浜島高治 (神奈川県在住)

★3.福島第二廃炉 東電、再稼働にこだわり

  決断が遅すぎたとの批判は免れない…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より1つ

  ◆元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん

   (組織を)やめてしまうのは負け…吉原さん

   ヨットは逆風でも進む…前川さん

         (8月1日東京新聞朝刊7面<親友対談

              しなやかな反骨>(3)より抜粋)

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※8/3(土)山崎ゼミにご参加を!「今一番ホットな原発問題を考える」

 ・東海第二原発の再稼働は東電の問題

 ・「特定重大事故等対処施設」とは何か?

 ・原発の今を見据え、東電の責任を追及

 お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:8月3日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※8/3(土)とめよう!〈首都圏原発〉東海第二原発8.3新宿・夜デモ

 日 時:8月3日(土)17時30分集合

 場 所:JR新宿駅東口アルタ前(デモ出発18:15 解散19:10予定)

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」070-6650-5549

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※8/7(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日 時:8月7日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

   とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第71回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:8月7日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

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┗■1.福島第一原発事故は100年経っても終わらない

 |  「復興五輪」の掛け声の陰で福島原発事故はなかったことに

 |  「放射線被ばくの安全神話」の流布につながる

 |  「放射能教育と安全宣伝」に税金投入

 |  福島を忘れない!全国シンポに参加して  (中)(全3回)

 └──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

◎住民の意に反する企業優先、大規模開発が進行中

 葛尾村村議会議員の松本静夫さんは、葛尾村の現状について話し

ました。

 「葛尾村は箱ものと企業優先の大規模開発と高額予算の行政運営が

進行していて、住民は不満を抱いている。公共施設用地の高額買取や

適地の提供、社員寮のための住宅建設などがあり、さらには今年度村内

2ヶ所の地区に工業団地及び企業が入居する貸し事務所を建設するなど

の公共事業まで進行している。このように住民が従前思い描いていたの

とかけ離れた方向にどんどん行ってしまっているのが、嘆かわしい葛尾

村の現状である」と報告しました。

放射能に無知な住民を騙した学者と

 避難なしで済まそうとした村長の罪

 飯館村村会議員の佐藤八郎さんは、飯館村の現状について話し

ました。

 以下佐藤さんの話。

 「できるなら避難しないで済まそうという飯館村村長の政策が最初の

誤りであり、ボタンの掛け違いであった。長崎医科大学から来た放射能

についての権威とされていた山下俊一氏の人体に影響はないという話を

聞いて、放射能について何も知らない住民たちはそういうものかと思っ

てしまった。今は、野菜は福島産は買わず、魚は日本海産を買っている

という飯館村の人もいる。

 飯館村の除染は15%位しかやっていない。そこに帰る人は立派な人間

モルモットである。飯館村で作物を作る実証実験をやっているが、国、

県、東電は、『新たな安全・安心神話』の基準を作ろうとしているので

はないか」

◎国、福島県は復興・五輪を打ち上げ

 被害者、避難者は抹殺

 福島原発かながわ訴訟原告団団長村田弘さんは、

 「福島県は今国と一体になって自主避難者を公営住宅から追い出し、

路頭に迷わせようとしている。

 復興をアピールする「復興五輪」を1年後に控え原発事故の被害者、

避難者を見えないようにする抹殺する政策である。原発事故を第一の

被害とすれば、このような国のいじめ政策は第二次被害である。

 原発事故から8年が過ぎたが、災害関連死、自死は後を絶たず、避難

者は住宅を追われている。広島、長崎の原爆に匹敵する未曽有の原発

故=放射能被害の現実に向き合い、現状を根本的に変えていく決意を

一致して固める時だと思う」と決意を述べました。

◎「放射線被ばくの安全神話」の流布につながる

 「放射能教育と安全宣伝」に税金投入

 福島原発告訴団団長の武藤類子さんは、「東電刑事裁判のアピールと

ともに、福島原発事故に関連して国や県が税金をつぎ込んで「安全・

安心」キャンペーンを繰り広げている実態」を報告し、警鐘を鳴らし

ました。

 まず一例として武藤さんは、原発事故後、文科省経産省が共同で

作成している教材の問題をあげました。批判を受け2014年改訂版はやや

よくなったが、2018年の再々改訂版は、事故や汚染状況を表す写真、

地図は削除され、放射能の健康影響について楽観的な情報のみ追加され

非常に悪いものになっている。

 「放射線被ばくの安全神話」の流布につながる内容となっている。

     (下)に続く

 (「原発いらない!ちば」2019年7月号ニュースより了承を得て転載)

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┗■2.「復興五輪」とは名ばかり−福島第一原発災害に対する

 |  真の復興には背を向けている

 | <2020東京五輪に反対する18の理由:

 |  反東京オリンピックガイドブック>の紹介 (その1)(全4回)

 |  1.「どんどん膨れ上がる五輪開催の費用」から

 |  6.「野宿者・生活者が排除される」まで

 └──── 浜島高治 (神奈川県在住)

はじめに…オリンピック−祝祭という名の災害だ!

 2020年東京オリンピックまであと1年となりました。今からでも東京

五輪返上は間に合うと私達は様々な場面で主張し続けています。

 しかし、多くの人からは56年ぶりの東京開催になぜ反対するのか?世界

最高峰のスポーツの祭典に反対する意味が分からないと怪訝(けげん)な

顔をされます。

1.どんどん膨れ上がる五輪開催の費用

 「1兆(丁)、2兆(丁)、3兆(丁)、豆腐屋じゃないんだから」。

 2016年7月の東京都知事選挙戦で、膨れ上がる東京五輪の費用をこの

ように揶揄した小池百合子氏が都知事に就任した後も費用は膨れ上がって

います。

2.都市計画の変更なしにスタジアム建設はできなかった

 『誤解する人がいるので言う。2020東京五輪は神宮の国立競技場を

改築するがほとんど40年前の五輪施設をそのまま使うので世界一カネの

かからない五輪なのです。』これは2012年7月24日の猪瀬直樹氏の

ツイッターです。

3.巨大イベントは利権の罠

 スポンサー企業にはオリパラのロゴや大会・選手の映像や写真などを

使用する「権利」が与えられますが、それはすぐに逆立ちして「利権」

に変わります。

 スポンサーからの協賛金は、IOCと契約を結ぶ「ザ・オリンピック

・パートナー(TOP)」と呼ばれる世界規模の企業からの協賛金560億

円と、国内企業が組織委員会と契約を結ぶ協賛金3100億円に分類されて

います。

4.オリンピック招致で多額のワイロ

 2019年6月27日に開催されたJOCの評議委員会と理事会は、武田恒

和会長の辞任表明を受け、新会長に全日本柔道連盟会長の山下泰裕常務

理事を選出しました。

 当初JOCは、6月の役員改選に向け「選任時70歳未満」の定年規定

を改定することを検討していて、竹田氏の会長としての続投は規定の路

線でした。

 そうまでして、会長として2020年オリンピックを迎えようとしていた

竹田氏ですが、フランスの捜査当局が贈賄容疑で捜査していることに

よって辞めざるをえないところに追いこまれました。

5.ボランティア搾取の闇

 オリンピックには11万人のボランティアが動員されることになって

います。内訳は大会のボランティアが組織委の枠で8万人、都市ボラン

ティアが東京都の枠では3万人で、2018年から始まった募集は年末迄に

概ね定員に達したといわれています。

 具体的にやることは、大会ボランティアは、競技場や選手村など大会

関連施設において、案内、誘導、受付、運営のサポート。

 都市ボランティアは、空港や駅、観光地において、国内外からの観光

客の案内、誘導などを行います(明らかに不足している警備の補佐も。

(「7 オリンピックのための『テロ対策』参照」)。

6.野宿者・生活者が排除される

 オリンピック開催地で必ず起こっている人権侵害、それが大規模な

立ち退きと路上からの排除です。居住権・立ち退き問題センター(スイ

ス)は、2008北京五輪までの過去6回のオリンピックで200万人以上が

立ち退かされたと報告しています。

 2012ロンドン五輪では低所得層が集中する東ロンドンが再開発対象と

なり、零細の工場や商店、公営住宅が立ち退かされました。

 2016年リオ五輪ではファーベラと呼ばれるスラム街が治安悪化を口実

に次々と潰され、最終的に約7万7千人もの人々が住まいを奪われ

ました。

 大都市でなければ費用を賄えないほど肥大化したオリンピックは、

大規模開発を強行して起死回生を図りたい大都市が野心的に招致する

「排除の祭典」と化しています。 (その2)に続く

「オリンピック災害」おことわり連絡会編 頒価:500円

info@2020okotowa.link

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┗■3.福島第二廃炉 東電、再稼働にこだわり

 | 決断が遅すぎたとの批判は免れない…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.福島第二廃炉 東電、再稼働にこだわり

決断が遅すぎたとの批判は免れない

  7/31(水)20:01配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190731-00000081-jijc-biz

2.<福島第二原発廃炉

  「使用済み核燃料県外搬出」は口約束 実現の担保なく

  7/31(水)10:30配信「河北新報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190731-00000005-khks-pol

3.井原東洋一(長崎県被爆者手帳友の会会長)さん死去、

  被爆者ら悼む 被爆者の援護にとどまらず反原発など

  幅広い分野で活動

  7/31(水)14:28配信「西日本新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190731-00010014-nishinpc-soci

4.広瀬 隆「なぜ朝鮮戦争が起こったか」

  賠償を受けるべき強制連行被害者が切り捨てられてきたのは

  すべて東西冷戦による南北対立から始まった朝鮮戦争

  表裏一体になった出来事 朝鮮半島の戦後史を学べ

  7/31(水)16:00配信「AERA dot.」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190731-00000058-sasahi-kr

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┗■4.新聞より1つ

 └──── 

 ◆元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん

  (組織を)やめてしまうのは負け…吉原さん

  ヨットは逆風でも進む…前川さん

 吉原:自立分散型ネットワーク型組織がいい。それぞれが考えて連携

    しながらやっていけば、穏当で最適で正しい解決方法に

    つながる。(中略)

 前川:メディアが歯切れ悪くなり、権力に忖度(そんたく)する状況が

    出てくれば、国全体がおかしくなってしまう。 (後略)

            (8月1日東京新聞朝刊7面<親友対談

               しなやかな反骨>(3)より抜粋)

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