たんぽぽ舎です。【TMM:No3702】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3702】

2019年7月19日(金)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.2020年4月から原発稼働は電力会社の思いのまま?

   「新」新検査制度は、とんでもない制度…

   施行を許してはなりません     (連載1、5回の連載)

   原発運転に関わる検査が大幅に緩和される

   原発を最大24ヶ月まで連続運転できるようになる

              木原壯林(若狭の原発を考える会)

★2.来春3月4日あの山下俊一氏が法廷に呼び出される!

   原告内藤さんが必死に訴える姿に胸を打たれました

  弁護団総出の熱い反対弁論…内部被ばくや

   不溶性放射性微粒子について

   7/9第20回子ども脱被ばく裁判に参加

               宮口高枝(脱被ばく実現ネット)

★3.マーシャル諸島放射線量、今もチェルノブイリ

  福島より高く…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.規制委回答「不誠実だ」東電よりも尊大−柏崎市長が所感…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.新聞・配信より2つ

  ◆東京電力放射線量」実測値の1000倍で公表

   福島第一原発、単位を誤る

              (7月18日「福島民友」より)

  ◆核燃料取り出し装置が故障 福島第一原発、継ぎ手破断

              (7月18日「共同通信」より)

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※7/29(月)学習会にご参加を!

 「東日本大震災からの復興と人間の幸福」

 講 師:五十嵐敬喜さん(法政大学名誉教授)

 日 時:7月29日(月)18:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

     ・講師のお話は19時より  新ちょぼゼミ第31回

 参加費:800円

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※訂正1つあります。

 昨日発信の【TMM:No3702】の件名が間違っていました。

 正:【TMM:No3701】地震原発事故情報−6つの情報

 誤:【TMM:No3700】地震原発事故情報−4つの情報

おわびして訂正させていただきます。

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┗■1.2020年4月から原発稼働は電力会社の思いのまま?

 |  「新」新検査制度は、とんでもない制度…

 |  施行を許してはなりません     (連載1、5回の連載)

 |  原発運転に関わる検査が大幅に緩和される

 |  原発を最大24ヶ月まで連続運転できるようになる

 └──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)

目次紹介

《1》「新」新検査制度(健全性評価制度に基づく新検査制度)とは

どんなものか(概要)

《2》新検査制度の施行に至る経緯

   東電等の事故隠しが新検査制度導入の発端

《3》新検査制度の見本は米国にあります

《4》福島第一原発事故で中断された新検査制度が息を吹き返す

《5》「新」新検査制度…電力会社が定期検査をおこない、

   運転期間も決める

《6》「新」新検査制度は老朽原発の審査・認可に先取りされています

《7》原発は劣化していても、運転60年までの保安計画を

   提出すれば運転認可

《1》「新」新検査制度(健全性評価制度に基づく新検査制度)とは

どんなものか(概要)

イ.原発の機器・配管等が劣化(ひび割れの発生など)していても

交換・補修せずに、そのまま運転することを認めています。

ロ.従来13カ月ごとに行われていた「施設定期検査」に代わる「定期

事業者検査」では、例えば、電力会社が「劣化は24ヶ月以上経っても

深刻にはならない」と評価すれば、原発を最大24ヶ月まで連続運転

できます。

ハ.定期検査は「定期事業者検査」として電力会社が行い、原子力

規制委員会の合否判定(了解)を要しません。

ニ.原発を止めておこなっていた点検を減らし、運転しながらのオン

ライン検査を増やそうとしています。

 2020年4月から始まろうとしている健全性評価制度(注1)に基づく

新検査制度では、原発運転に関わる検査が大幅に緩和されようと

しています。

※注1 「健全性評価制度」による検査では、定期検査等で原子炉の

本体や冷却材等の高圧のかかる設備や機器に、亀裂などの欠陥が見つ

かった場合は、発生原因を推定し、設備を使い続けると一定期間後に

欠陥がどの程度進むかを予測し、安全性への影響を評価します。

その結果、安全上の基準すなわち「維持基準」を満たしていること

が確認できれば、欠陥部分の交換や補修をしなくても、監視の強化や

経過観察をおこないさえすれば、その設備を継続して使用することが

できます。

 従来は、欠陥部分を補修あるいは交換していました。

 ※チラシ作成者の意見;この制度では、「健全性評価」を科学的・

合理的な根拠に基づいて実施するとしていますが、健全性は当該装置の

特性や置かれた環境に大きく依存するため、現在科学技術では確実な

評価など不可能です。

 以下は、若狭連帯行動ネットワーク2019年5月16日発行の「若狭

ネット」第175号、その修正版(6月7日)および若狭ネット資料室長

・長沢啓行氏の講演を基に、来年4月施行予定の新検査制度について

まとめたものです。 (「連載2」に続く)

       (7月19日「京都の金曜行動で配布のチラシ」より)

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┗■2.来春3月4日あの山下俊一氏が法廷に呼び出される!

 |  原告内藤さんが必死に訴える姿に胸を打たれました

 | 弁護団総出の熱い反対弁論…内部被ばくや

 |  不溶性放射性微粒子について

 |  7/9第20回子ども脱被ばく裁判に参加

 └──── 宮口高枝(脱被ばく実現ネット)

 7月9日第20回子ども脱被ばく裁判に参加した。

 福島第一原発事故発生から、裁判に関わり、福島に何回通ったこと

でしょう。初めは大型バスを仕立てて、多くの仲間たちに呼びかけての

参加だった。

 福島駅から裁判所まで、横断幕を先頭にチラシを配布しながら商店街

を歩いた。今は、福島駅でチラシを配布後に裁判前講演会に向かう。

 今回、弁護団は内部被ばくや、不溶性放射性微粒子について論陣を

張った。膨大な内容で、弁護団総出の熱い反対弁論は圧巻でした。

 被告席を見つめ、傍聴席を見つめ、一生懸命に語る弁護団の反論内容

は膨大な資料に目を通し書き上げたものと理解しました。

 原告、内藤さんの陳述は、事故当時原発事故による放射能の影響を

理解していず、情報もない状況の中、無知により子どもたちに無用な

被ばくをさせてしまった後悔の念からか、陳述の声が何度も震え、消え

入りそうになりながらも、懸命に陳述され、この福島が安全なら国が

住んでほしい!息子は鼻出血をくりかえし、今は自律神経の病気を

病んでいる!と必死に訴える姿に胸を打たれました。

 それを聞く被告席の弁護団の方々の無表情は、感情を隠した目線で

前を向き宙を泳いでいる方がいました。

 弁護団は次回以降、証人尋問に入ると語りました。

 証人尋問は7人を申請した。(河野氏、河内氏、西尾氏、崎山氏、

井戸川氏、山下氏、鈴木氏)

 裁判所はそのうち4人の(河野氏、河内氏、山下氏、鈴木氏)証人

尋問は認め、他は保留。次回から主尋問、反対尋問が始まると報告が

ありました。

 この秋の子供脱被ばく裁判は熱い法廷になります!!

 「放射能は笑っていれば怖くない!」などと事故直後に福島県内を

講演して廻った確信犯・山下俊一氏を2020年3月4日(水)弁護団

尋問する。

 子どもたちの健康、命を脅かした山下俊一氏の行動は許しては

ならず、多くの傍聴者で傍聴席を埋め、子どもへの責任を果たす

判決を勝ち取りたい!

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┗■3.マーシャル諸島放射線量、今もチェルノブイリ

 | 福島より高く…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.マーシャル諸島放射線量、今もチェルノブイリや福島より高く

  60年前の核実験で残留

  7/18(木)11:00配信「CNN.co.jp」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190718-35140065-cnn-int

2.核燃料の中間貯蔵施設(青森県むつ市)を現地調査

規制委、審査終了見通せず

  7/18(木)12:58配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190718-00000087-kyodonews-soci

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┗■4.規制委回答「不誠実だ」東電よりも尊大−柏崎市長が所感…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆規制委回答「不誠実だ」東電よりも尊大−柏崎市長が所感

 新潟・山形地震発生後に東京電力柏崎刈羽原発に「異常あり」と

柏崎市などに誤って連絡した問題で、桜井市長は18日、原子力規制委

員会から17日に届いた回答書について「不誠実だ。今まで規制委の

方向性を支持してきただけに本当にがっかりした」とする所感を発表

した。

 東電の連絡ミスを巡っては、規制委員長や柏崎刈羽原子力規制事務

所長が重要視しないという趣旨の発言をした。

 市長は「納得できない」として、今回のミスが規制委の所掌事務で

あるかどうかなど3点について規制委に見解を求めたが、いずれも

明確な回答はなかった。

 市長は所感で「問いに対する答えになっていない。立地地域住民の

思いに寄り添わず、ある意味、東電よりも尊大、不誠実の感を抱く。

独立性の担保と独善は違うはずだ」と批判し、規制委の姿勢や在り方に

疑問を呈した。 (7月19日「新潟日報」より)

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┗■5.新聞・配信より2つ

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 ◆東京電力放射線量」実測値の1000倍で公表

  福島第一原発、単位を誤る

 東京電力は17日、福島第一原発の建屋6カ所で測定した滞留水移送

配管の放射線量について、ホームページ(HP)に掲載する際の単位

を誤り、2年4カ月にわたって実測値の1000倍の値を公表していたと

発表した。データの誤りは約5000カ所に上り、東電は同日までに正しい

単位に修正した。

 東電は2017年2月、6カ所のモニターを取り換え、放射線量の表示

単位がそれまでのミリシーベルトから1000分の1のマイクロシーベルト

に変わった。

 だが、公表する単位をミリシーベルトから変更し忘れ、マイクロ

シーベルトで測定した数字部分を今年5月分までの2年4カ月間、

HPに掲載していた。

 今月11日に社員が誤りに気付いた。東電によると、毎日6カ所の測定

データを調べる当直員は正しい単位で放射線量を把握しており、トラブ

ルがないことをは確認済みという。移送配管のモニターは漏えい検知の

ために設けられている。      (7月18日「福島民友」より)

 ◆核燃料取り出し装置が故障 福島第一原発、継ぎ手破断

 東京電力は18日、福島第一原発3号機の原子炉建屋にある使用済み

核燃料プールから燃料を取り出す「燃料取扱機」が故障したと発表

した。

 燃料を持ち上げたり、がれきを撤去したりする装置を動かすための

水圧ホースの継ぎ手が破断し、17日に水が約50リットル漏れ出たのが

確認された。

 東電は今月4日、3号機で燃料取り出し作業を約2カ月ぶりに

再開した。

 7月中に未使用燃料計21体を3回に分けて地上にある共用プールに

移す計画。

 既に14体の移送を終え、残り7体も既に燃料プールからの取り出しを

終え、輸送容器に詰める段階まで進んでいるため、計画に変更はないと

している。       (7月18日「共同通信」より)

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