たんぽぽ舎です。【TMM:No3695】地震と原発事故情報−7つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3695】

2019年7月10日(水)地震原発事故情報−

               7つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.3・11後、原子力村の非情さを痛感⇒

   ネットで原発記事を発信中

   たんぽぽ舎は東京の便利なところに事務所を持ち

   全国の運動に貢献している

            黒木和也(電力労働者、九州在住)

★2.経産大臣…「上関原発は新増設にあたる」と明言

   しかし「山口県中国電力がやってることに対して

   経産大臣には権限がない」と逃げる…6/19国会答弁

              山秋 真〔WAN(ウィメンズ

                 アクション ネットワーク)〕

★3.原子力規制委員会がリスクを矮小化していた

   青木美希著<地図から消される街―

  3.11後の「言ってはいけない真実」>から

   原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その203

    木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★4.山口・上関原発埋め立て免許延長不許可を県に申し入れ…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                   黒木和也 (宮崎県在住)

★5.カヌー隊、午前・午後…抗議&阻止行動

   7/9辺野古(安和)レポート

          千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★6.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆7/23より7/29中筋純さん写真展

   「流転−チェルノブイリと福島」

   会場:西東京市柳沢公民館

★7.新聞より2つ

  ◆原発、続く規制見直し 最新知見で備え強化

         (7月9日、日本経済新聞朝刊5面より抜粋)

  ◆セシウム短期間で日本近海へ 2011年福島第一原発事故で放出

   「20〜30年」覆し1年後に環流

              (7月8日毎日新聞夕刊より抜粋)

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┗■1.3・11後、原子力村の非情さを痛感⇒

 |  ネットで原発記事を発信中

 |  たんぽぽ舎は東京の便利なところに事務所を持ち

 |  全国の運動に貢献している

 └──── 黒木和也(電力労働者、九州在住)

◎ 私がたんぽぽ舎を知ったのは、東京電力労働者(火力発電所職場)の

木村真久さんに教えて頂いたこと、に始まった。

 そして、私が活発に反原発運動をするようになっていったのは、

たんぽぽ舎を知る10年くらい前の(20代前半)、九州電力の総評系少数

組合「全九電」宮崎の青年部で武谷三男の「原子力発電」<岩波新書

の学習会をしてからである。

 しかし、本当に反原発を真剣に取り組むようになっのは、1986年の

チェルノブイリ原発事故の後、半年後に宮崎で「広瀬隆さんの講演会」

を取り組み、講演内容に驚いたからです。

 2011年3月11日の東電福島第一原発事故は、私達の原発反対の運動の

力不足を、自分としては、大変申し訳ないような気持ちにさせた。

 11年6月に福岡市であった反原発集会に宮崎からバスを貸切参加した

中に、宮城県仙台市から母子、千葉県千葉市から母子が宮崎に避難して

いた方と知り合った。

 その仙台市から避難した方から、石巻市で反原発運動をされている、

日下さんを紹介して頂き7月に石巻市と女川町を案内して頂いた、テレ

ビで見るより強烈な衝撃を受けた。

 翌年は、福島県富岡町から、水戸市に避難している、木田さんに紹介

していただき、福島第一原発で東電の下請けで働いていたTさんに第一

原発の門のところまでや、人の住んでいない富岡町などを案内して

頂いた。(この時は、東北電力の元労働者にも声をかけ参加)

◎ 現地を、4ヵ月後、1年後に見て、東京電力原子力村の輩達の

非情さを強く強く考えた。

 事故直後から、毎日、ネットの原発関係の記事をチェックし、メール

で希望者に発信を続け、8年になる。

 6年前に、九州電力に別れをし、少しでも反原発脱原発が発展拡大

していく事を取り組んでいます。

◎ たんぽぽ舎は、東京の中でも、大変便利なところに事務所を持ち、

全国の反原発脱原発の運動に多大な貢献をしておられます、今後も、

その活動が強化・拡大すること、宮崎の地から祈念しています。

 9月22日の30周年記念集会には参加して、参加者の皆さんをはじめ、

全国から声を聞かせて頂き、学びたいと、思っています。

※《事故情報編集部》より

 黒木和也氏の文章は、「たんぽぽ舎30周年によせて」のメッセージ

 として3番目となります。

※たんぽぽ舎からのご案内

  ★ 9/22(日)たんぽぽ舎『30周年記念の集い』のご案内 ★

  −命と大地を放射能から守れ 原発やめよう みんなの想い−

・記念講演『原発にしがみつく日本 なぜ? どうする?』

     講師:小出裕章氏(元京都大学原子炉実験所助教

・リレートーク7名のゲスト

 日 時:2019年9月22日(日)13時30分より16時45分

 会 場:「ベルサール神保町」たんぽぽ舎から徒歩5分

 第1部:記念講演、リレートーク

     たんぽぽ舎と「食品の放射能測定」の30年史など

    第1部の参加費:当日1200円、前売り1000円

第2部:懇親会(定員・予約制、懇親会費別途)17時30分より

お問い合わせ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

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┗■2.経産大臣…「上関原発は新増設にあたる」と明言

 |  しかし「山口県中国電力がやってることに対して

 |  経産大臣には権限がない」と逃げる…6/19国会答弁

 └──── 山秋 真〔WAN(ウィメンズ

               アクション ネットワーク)〕

 いつも貴重な情報をありがとうございます。

 本日は私からもご案内をさせてください。

 既にご存知かもしれませんが、6月19日の国会審議で上関の原発計画

に関して重要な答弁がありました。

 現時点では原発の新増設・リプレイスはしないとし、上関原発は新増

設にあたる、と明言しながらも、山口県中国電力がやってることに対

して経済産業大臣には権限がない、と逃げる詭弁。

 一方で、「想定していない」新設の上関原発について、2011年度から

毎年約8000万円の電源立地地域対策交付金、2011年度から12年度には更

原子力発電施設等立地地域特別交付金として22億円が立地自治体に交

付され続けている矛盾。

 その質疑の該当部分を動画と書き起こしのセットでチームゼロネット

がネットにアップしました。お時間のあるときに是非以下のURLから

ご覧になってみてください。

websiteはこちら→ https://wan.or.jp/article/show/8426

(動画は約10分です)

 上関原発のための埋立免許は7月初めに期限を迎え、県は延長を許可

する公算が大きいと言われています。

 この国会答弁を広く拡散し、この問題について、もっと議論する状況

ができればと切に願う次第です。

 よろしければ、皆さまからもぜひ、まわりの方々へご案内ご拡散くだ

さいますと幸いです。

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┗■3.原子力規制委員会がリスクを矮小化していた

 |  青木美希著<地図から消される街―

 | 3.11後の「言ってはいけない真実」>から

 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その203

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 古い話ではあるが、本シリーズ<その35 2015年1月20日福島第一原発

がれき撤去作業によるコメ汚染を否定する田中委員長〜「科学的・技術

的」でなく「非科学的・政治的」規制委〜>を、より詳しく再確認させ

る本を見つけたので紹介する。

 朝日新聞社記者の青木美希さん著<地図から消される街―3.11後の

「言ってはいけない真実」>(講談社現代新書)の「第4章 官僚たち

の告白」だ。

 <「まだダメだ。帰るんじゃない」大気中へ、海へ、原発の建屋から

放射性物質が拡散されて続けている。>(安倍首相:「アンダーコント

ロール」の嘘)の2013年に「がれき撤去でコメ汚染」が起こった。

その時に「原子力規制委員会がリスクを矮小化」したのだ。

 以下に同書から引用して経緯を要約する。

○2013年8月13日 前日に作業員10人に社内基準以上の汚染が見つかる

○東電は10日程後に「汚染原因はがれき撤去の可能性が高い」と発表

○2013年8月19日東電が当初は4時間で計4兆ベクレルと見積り、平均

放出量は1時間1000万ベクレル(ふだんの10万倍)。

○学会誌「EnvironmentalScience&Technology」は、実測値から推計して

規制委が推計した放出量の3.6倍以上と結論。

○2014年1月原子力規制庁職員は「2013年8月19日のがれき撤去が原因

である蓋然性は高いと考えています。東電をしっかりハンドルすること

が不可欠だと思います」

○もっともだと考えた農水省職員たち。だがこの後、思いもよらない壁

に直面する。

 協力的だった規制庁の対応が一変したのである。1月中旬に田中俊一

原子力規制委員長に説明したところ、強く否定してきたということが

原因だった。

「委員長は、クロスコンタミ(混入)の可能性が高いのではないかと

強く言っています。

○資源エネルギー庁側は「農水省の調査結果から考えると、昨年(2013

年)8月の放射性物質の飛散しか(原因は)考えられないと思います。」

と、規制庁がコメに付いた原因を「わからない」としているのに驚いた

様子。

○東電社員は、がれき撤去とコメの汚染に関連がある可能性を認めた。

○「原因不明」は再稼働のため。1週間後の2014年7月30日午前9時半

に“秘密会議”が開かれた。

・復興庁、原子力規制庁、エネ庁、環境省、厚生労働省、農林水産省の

幹部を復興庁の会議室に集めて。

・規制庁は「これ以上の調査や検討は必要ない」と述べ、農水省は粉塵

を詳細に調べないとわからないだろう、と主張

・ここで、内閣府原子力被災者生活支援チーム(トップは経産省総括

審議官)が言った。「がれき撤去と基準値超過についてその要因を探す

のではなく、『これだけのことを検討してきたが、がれき撤去が原因で

あるとの結論は得られなかった』とするような言い方はできないでしょ

うか。また、その説明ぶりを各省庁で共有できませんか」

○ある官僚は筆者に、この”秘密会議”の狙いが、「避難指示の解除を

進め、賠償を打ち切り、東電を守るためだった」と打ち明けた。

 規制当局である田中俊一原子力規制委員長の意向から、官僚たちが

「結論は得られなかった」と偽りの説明をしたのだ。

 小児甲状腺がん多発について「現時点では甲状腺がんと被ばくとの

関連は認められない」と結論づけようとした県民健康調査と同様だ。

 初代原子力規制委員会委員長、現飯舘村復興アドバイザーがまたまた

どのような悪さをしているのだろう。また、官僚たちをしっかり監視

しないといけない。

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┗■4.山口・上関原発埋め立て免許延長不許可を県に申し入れ…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.山口・上関原発埋め立て免許延長不許可を県に申し入れ

  上関原発建設計画に反対する4つの住民団体

  7/9(火)19:37配信「tysテレビ山口」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190709-00000003-tysv-l35

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┗■5.カヌー隊、午前・午後…抗議&阻止行動

 |  7/9辺野古(安和)レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 7月9日(火) 天候:曇り雨模様、むし暑く気温高い。

一日中、ガット台船(輸送船)の出港に合わせて抗議&阻止行動をおこ

なった。

<午前>

・8時50分:安和に着くとダンプカーがフルに動いて、ベルトコンベヤ

から赤土を台船に送っている。

・9時:台船の喫水線付近まで赤土を積み出港が近いことがわかる。私た

ちはカヌーに乗って、阻止行動に向かう。桟橋の内側に回りガジガジに

ひもなどで網にむすび取り付く。

・9時40分:海上保安官が「船の近くは危険なのですぐに離れて下さ

い」などとスピーカーで警告しながら、海に飛び込んで私たちに迫って

くる。

・10時35分:1人、2人と剥がされ最後の1人が剥がされた。実に55分

粘ったことになる。

・10時45分:最初の台船が出港する。

・11時00分:2隻目の台船が接岸する。

<午後>

・3時30分:2隻目の台船が喫水線いっぱいに赤土を積み終えた。

私たちは午前と同じようなパターンで抗議&阻止行動を行なった。

午後もかなり善戦、約1時間15分粘って阻止した。

本日は合計2時間10分、通常日に台船5台のところを2台+アルファ

に抑えた。

その代償か、拘束から解放されたのは17時20分であった。

 安和から第二テントまで車で30分を戻り、カヌーを洗いライフジャ

ケットを洗い、私が部屋に戻ったのは19時20分。

 しかし充実した1日だったのでそれほどの疲れは感じない。

 明日もやるぞ!!

※写真「桟橋の中」と「7/8辺野古レポート」はこちらを

https://www.tanpoposya.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

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┗■6.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆7/23より7/29中筋純さん写真展

  「流転−チェルノブイリと福島」

日 時:2019年7月23日(火)より7月29日(月)

   9時より〜22時(初日13時より最終日16時)

会 場:西東京市柳沢公民館(西武新宿線西武柳沢駅南口より徒歩1分)

    無料

主 催:原発はいらない西東京集会実行委員会

     http://nonuke-ntyo.cocolog-nifty.com/

連絡先:柳田 Tel/Fax 042-461-3246

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┗■7.新聞より2つ

 └──── 

 ◆原発、続く規制見直し 最新知見で備え強化

 原子力規制委員会の検討チームが8日、「未知の活断層」への対策強

化を全国の原子力発電所に求める報告書案をまとめた。電力業界は再評

価に最大1年、追加工事が必要となれば最大7年超かかる見通しを示

す。津波や火山、テロ対策など新たな知見が得られるたびに規制は見直

されており、電力各社は対策を求められている。

 原発の規制は「原発周辺に存在する活断層による地震」と「未知の活

断層による地震」の2つに対する耐震性を求めている。

 今回、規制委は後者について従来より多くの地震データを使う評価方

式に改める。最新の知見をもとに未知の地震への備えを強化するため

だ。影響をもっとも受けそうなのが、九州電力の玄海原発(佐賀県)と

川内原発(鹿児島県)だ。 (後略)

       (7月9日、日本経済新聞朝刊5面より抜粋)

 ◆セシウム短期間で日本近海へ 2011年福島第一原発事故で放出

  「20〜30年」覆し1年後に環流

 2011年の東京電力福島第一原発事故で太平洋上に放出された放射性

セシウムは、これまでの想定よりも短いルートですでに日本近海に

戻ってきていたことが筑波大と海洋研究開発機構、金沢大の研究で

判明した。

 流れ出たセシウムは、時計回りの亜熱帯循環に乗って数10年かけて

日本近海に戻ってくると考えられていたが、1年後には近海で検出

された。(後略) (7月8日毎日新聞夕刊より抜粋)

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