たんぽぽ舎です。【TMM:No3675】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3675】

2019年6月17日(月)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.東海第二原発への東電資金援助中止の申し入れについて

   6/24(月)東京電力新宿総支社宛要望書提出への賛同お願い

   東京電力はなぜ日本原電へ1900億円もの

   資金援助をするのですか?

       槌田春美 (「STOP!東電による日本原電資金援助」

            有志の会杉並)

★2.3・11以後、ほとんど発電しない日本原電へ

   「基本料金」1兆円支払いは電力会社の詐欺行為

   「基本料金」は発電して初めて発生するもの

   東電は債務超過の日本原電を精算へ(その2、了)

              小坂正則(脱原発大分ネットワーク)

★3.原発の安全性、報告に「3年間の議論の期間は譲れない」−

  新潟県「三つの検証」委員長・池内了氏…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                  金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

           (お問い合わせは主催者へ)

  ◆6/20-24インラサラ氏・スピーキングツアー

   「ベトナム原発輸入計画を中止しました!」

   24日(日)18:30より東京講演会(文京区区民会議室4Fホール)

★5.新聞・配信より2つ

  ◆川内原発、設置取り消し認めず 住民側の請求棄却

   福岡地裁「火山影響評価ガイド」が争点に

                 (6月17日毎日新聞より抜粋)

  ◆「完全撤回」求め200万人デモ=逃亡犯条例改正、

   政府トップが謝罪−香港

           (6月16日16:10配信「時事通信」より抜粋)

━━━━━━━ 

※6/24(月)学習会にご参加を!

 今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)

 講 師:天笠啓祐さん(市民バイオテクノロジー情報室代表)

 日 時:6月24日(月)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円   新ちょぼゼミ第29回

━━━━━━━ 

※6/30(日)緊急討論集会にご参加を!

 「特定重大事故等対処施設」問題と

 東京電力による日本原電への「1900億円援助」問題とは何か!

 講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:6月30日(日)13時30分より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:500円

 主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」070-6650-5549

協 力:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」、

    たんぽぽ舎講座会議、東京電力本店合同抗議

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.東海第二原発への東電資金援助中止の申し入れについて

 |  6/24(月)東京電力新宿総支社宛要望書提出への賛同お願い

 |  東京電力はなぜ日本原電へ1900億円もの

 |  資金援助をするのですか?

 └──── 槌田春美 (「STOP!東電による日本原電資金援助」

            有志の会杉並)

◎ 日頃より東海第二原発廃炉へ向けて心を寄せて頂いている皆様、

お疲れ様です。

 各地では、東電による日本原電への1900億円資金援助問題を受けて、

その中止を求める要請行動が行われております。

 たとえば、6月19日には、八王子の東電多摩総支社へ、日本原電への

1900億円資金援助をしないよう求める要請行動が行われます。

 千葉県でも「原発止めよう!東葛の会」が、6月10日付「東京電力

ホールディングスによる『東海第二原発』に関する日本原子力発電への

資金援助についての公開質問状」を提出しました。

 これらの動きに続き、私たちも6月24日、杉並、練馬、中野、新宿を

束ねる新宿総支社へ「STOP!東電による日本原電への資金援助」

申し入れ行動を行います。

  日時:6月24日(月)12:45集合

  場所:東京電力新宿総支社 練馬事務所(練馬区中村北1-12-7)

◎ ご賛同いただける方にはお名前を連ねて頂きたくお願い致します。

 賛同のメールを、要請行動のとりまとめをしてくださっている杉並区

議会議員けしば誠一さん宛、寄せていただくようお願い申し上げます。

 < seiichi@keshiba-shinjo.net >

 期間が短く恐縮ですが、賛同の締め切りを6月22日一杯とさせて頂き

たく、よろしくお願いいたします。

 また、当日参加いただける方はその旨もお名前とともにお書き下さい。

 頂いたお名前は、お名前(所属)もしくは お名前(○○区・市)の形で

申し入れ書の末尾に掲載させて頂きます。

 掲載を望まない方はその旨記してください。

多くの方のご賛同を是非よろしくお願いいたします。

┏┓ 

┗■2.3・11以後、ほとんど発電しない日本原電へ

 |  「基本料金」1兆円支払いは電力会社の詐欺行為

 |  「基本料金」は発電して初めて発生するもの

 |  東電は債務超過の日本原電を精算へ(その2、了)

 └──── 小坂正則(脱原発大分ネットワーク)

4.「基本料金」は発電して初めて発生するもの

 東電や関電はなぜ債務超過原発専門発電会社へ湯水のようにお金を

垂れ流すのでしょうか。

 それはこの会社を作った経過にその理由があります。1957年に政府

主導で「電源開発」という国策企業を政府は立ち上げたのですが、当時

原子力委員会正力松太郎委員長は原子力発電はこれからの有望事業の

可能性が大きいので民間主体で行いたいとして、政府と利権争いの結果

電事連主体で立ち上げた電事連主体の民間企業なのです。

 ですから持ち株比率も東電、関電と続き本土の9電力会社に電源開発

も含まれています。

 東電にとっては日本原電を潰せば、そのツケは自分たちに降りか

かって来るので、何とか電気料金で支えて、最後は政府に面倒を見て

もらいたいのです。

 しかし、この日本原電が例えばガス会社と仮定します。そのガス会社

は私の家にもガスを供給していたとします。この会社から次のような

請求書が来たら皆さんど思います。

 「当社のガス発生装置が故障して当分の間ガスを供給出来ませんの

で、皆さんからは基本料金だけ頂きます」という通知がきたような

ものです。

 すると、東電や関電は「いいですよ。それでは基本料金としてこれ

まで買った電気料金分を今まで道りにお支払いします」と言って、毎年

1千億円以上の金を8年間支払い続けて、その総額が1兆円になった

のです。そんなバカな話があるでしょうか。

 これがトヨタや日産の自分の子会社が赤字でも、資金提供して支える

ことはあり得ます。それが株主の利益にならないことであれば、株主

代表訴訟を起こされて、経営責任が問われるでしょう。東電や関電の

株主の皆さん、ぜひこの件について株主代表訴訟を起こしてください。

 ちなみに各電力会社の持ち株比率は東電が28%。関電が18.5%中部が

15%で、九電は1.5%です。九電は日本原電から電力供給は受けていな

いため、基本料金は支払っていません。

5.東電は債務超過の日本原電を精算へ

 東電、関電が債務保証をやめれば、その日に倒産する日本原電を

電力会社が、このまま支え続けることは、問題の先送りでしかなく、

先送りするごとに負債額は天文学的に増えるばかりです。

 現在日本原電を精算した場合、残る債務は数千億円あるでしょうが、

問題はは4原発廃炉費用です。

 仮に日本原電が計画している東海第二原発を20年延長できたとして

も、20年後には廃炉になるのですから、110万キロワット以外には発電

しないのですから、20年間で4機の廃炉費用を捻出することなど

不可能です。

 電力会社は1機の廃炉費用を500億円から800億円と見積もっています

が、実際には少なく見積もっても1千億円から2千億円と言われて

いるのです。それにかかる費用は5千億円から1兆円に近い廃炉費用

が必要になるのです。20年でそこまで稼げるのでしょうか。

6.発電した時と同額以上の基本料金を払う?

 東海第二原発は動く可能性は極端に少ないのですが、それでも動いたと

仮定しましょう。

 すると、この原発は1時間に110万kwhの発電を行います。その電気を

東電などにキロワット当たり12円で販売したとします。すると1時間に

1320万円の売り上げです。24時間で3億1680万円です。1年間で定期

検査に1ヵ月使うとして年間330日稼働するとします(実際には13ヵ月

で2ヵ月の定期検査ですが年間で1ヵ月とは随分甘く算出しました)

 1年間では1045億円の売り上げです。何と1ワットも発電していない

現在と同じ売り上げにしかならないのです。

 それでは電力会社が利益抜きの15円で買い取ってくれたとします。

こんな破格の買い取りなどあり得ませんが。すると年間売り上げが

1307億円です。社員の賃金が年間1人1千万円としたら116億円が

消えてしまいますし、その他の経費を差し引いたら、これまでと

ほとんど変わらない収支にしかならないのです。

 それではいくらで買ってもらえば企業として採算ベースに乗るの

でしょうか。1キロワット当たり20円で買い取ってもらうと、年間

1742億円になり、年間400億円くらいの収益が見込めるでしょう。

 しかし、それでも4機の廃炉費用は積み立てられないでしょうし、

そんな破格の値段で買い取ると、今度は電力自由化の中で激しい競争を

強いられている東電や関電の経営に重く負担がのし掛かるし、その分を

賄うために電気料金を値上げすれば、東京ガス大阪ガスに顧客を

奪われてしまう可能性が大きくなるのです。

 つまり東電や関電などは日本原電へ原発が発電した場合と同額か、

それ以上の金額を基本料金という名目で日本原電へ支払っているのです。

東電などが支払っている1千億円以上の「基本料金」という名の「原電

支援金」は東電への税金と消費者が支払う電気料金に含まれた不当な

お金の横流しなのです。

 しかし、日本原電は東電や関電に取っては金食い虫の重荷でしか

なく、どう転んでも遅かれ早かれ消えて行く運命のお荷物会社でしか

ないのです。ですから一日でも早く会社を精算することが唯一無二の

選択なのです。

 ではなぜ、東電などの電力会社は不当な無駄金を支払い続けるので

しょうか?それは「原子力ムラ」連中のなれ合いで、「最後は政府が

何とかしてくれる」と期待しているからでしょう。

 今回、私が計算した「売電価格を上回る基本料金」の異常さを

マスコミには追求してほしいものです。(了)

        (「つゆくさ通信」脱原発大分ネットワーク

         2019年5月20日発行No155より了承を得て転載)

┏┓ 

┗■3.原発の安全性、報告に「3年間の議論の期間は譲れない」−

 | 新潟県「三つの検証」委員長・池内了氏…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆原発の安全性、報告に「3年間の議論の期間は譲れない」−

  新潟県「三つの検証」委員長・池内了

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題を考える講演会が14日夜、新潟県

十日町市で開かれた。原発の安全性を巡る県独自の「三つの検証」を

とりまとめる総括委員会の池内了委員長(名古屋大名誉教授)が、2021

年までに最終報告を出す考えを改めて示し、「次の知事選で大事な争点

となるだろう。そのための判断材料を提供したい」と述べた。

 講演会は市民団体「十日町・津南地域自治研究所」が主催。会場の

十日町情報館に110人が集まった。

 池内氏は「県の取り組みは大きな意味を持つ」として、「東電福島

第一原発事故の原因」「原発事故が健康と生活に及ぼす影響」「重大

事故時の安全な避難の在り方」の三つの検証の中身を説明した。

 その上で委員長として「中途半端な報告を避けるためにも(21年まで

の)3年間の議論の期間は譲れない」と語った。(後略)

               (6月16日「新潟日報」より抜粋)

詳しくはこちらを

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190615476503.html

┏┓ 

┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |          (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆6/20-24インラサラ氏・スピーキングツアー

  「ベトナム原発輸入計画を中止しました!」

6月20日(木)辺野古訪問、沖縄講演会

  21日(金)福島交流会 22日(土)「日本平和学会in 福島」分科会

  24日(日)18:30より東京講演会(文京区区民会議室4Fホール)

共催:沖縄環境ネットワーク、沖縄大学吉井美知子研究室、

   原子力資料情報室、原発いらない福島の女たち、

   国際環境NGO FoE Japan、

   ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン

詳しくはこちらを

https://nonukesasiaforum.org/japan/archives/1506

連絡先:sdaisuke@rice.ocn.ne.jp

    (ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン)

 「原発輸出は非人道的である」とする日本政府への請願書に、

先住民族チャム人の文学者であるインラサラ氏ら626名が命がけで署名

しました。

 予定地とされたニントゥアン省は、相対的に貧しい地域でチャム人が

多く暮らしているところであり、福島や沖縄にもつながる「構造的

差別」のもとで強引に原発建設計画が進められていました。

┏┓ 

┗■5.新聞・配信より2つ

 └──── 

 ◆川内原発、設置取り消し認めず 住民側の請求棄却

  福岡地裁「火山影響評価ガイド」が争点に

 九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が新

規制基準に適合するとした原子力規制委員会の設置変更許可は違法とし

て、地元住民らが国を相手に許可取り消しを求めた行政訴訟で、福岡地

裁(倉沢守春裁判長)は17日、住民側の請求を棄却した。

 訴訟では、新規制基準に基づく火山の噴火リスク審査の指針として

規制委がまとめた「火山影響評価ガイド」の合理性が争点となった。

    (中略)

 2014年9月に設置変更許可を受けた川内原発は、周囲に5つの巨大

噴火の跡(カルデラ)がある。

 ガイドが噴火の時期や規模を予測できるとの前提で策定され、噴火

リスクを過小評価するなど不合理だとして2016年6月、鹿児島、福岡、

東京など10都県の33人が提訴していた。

 住民側は、最新の科学的知見に基づいても、噴火予測はできないと

する火山学者の意見を十分踏まえていないなどと主張。

 また、ガイドは原発から160キロ圏内の火山から火砕流が到達する

可能性があれば立地不適としているが、規制委は5つのカルデラ

巨大噴火を起こす可能性を過小評価していると訴えた。(後略)

               (6月17日毎日新聞より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://mainichi.jp/articles/20190617/k00/00m/040/080000c

 ◆「完全撤回」求め200万人デモ=逃亡犯条例改正、

  政府トップが謝罪−香港

 香港政府は改正の無期限延期を決めたが、参加者はあくまで「完全

撤回」を主張し、デモ隊の一部は立法会(議会)周辺の道路を

占拠した。(中略)

 香港の人口は約750万人で、4人に1人が参加した計算。(中略)

 参加者の多くが黒い服を着用し、政府や警察への「怒り」を表現。

 友人と参加した女子学生(17)は「同じ学生に暴力を振るった警察が

許せない。改正案も、完全撤廃されるまではまたいつ審議が始まるか

分からず、今の状態では納得できない」と話した。

          (6月16日16:10配信「時事通信」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190616-00000039-jij-cn

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり

  ます。

────────── 

たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

       新HP http://www.tanpoposya.com/

       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

   口座番号 00180-1-403856