たんぽぽ舎です。【TMM:No3668】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3668】

2019年6月8日(土)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                         転送歓迎

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★1.福島で起こっている現実のひどさ

   この国は国民のことを全く考えていない

   5/26反原発自治体議員・市民連盟第9回定期総会

  記念講演(菅野清一さん川俣町議会議員)を聞いて

            工藤わかめ (たんぽぽ舎ボランティア)

★2.東電は日本原電(東海第二原発)への債務保証をするな!

  柏崎刈羽原発の再稼働認めない!規制委員会おかしいぞ!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

   原発事故避難者の住居を奪うな!

放射能汚染水止めろ!トリチウム汚染水を海へ捨てるな!

6/5 第69回東電本店合同抗議の報告

             渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.原発ゼロ法案の審議要求 野党集会、たなざらし批判…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)     

               黒木和也 (宮崎県在住)

★4.K8護岸により辺野古〜大浦湾の潮の流れが大きく変わる

   サンゴへの影響は大きいのではないか

   6/7辺野古レポート      

        千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★5.プレートの沈み込みが始まり…大西洋がなくなる!?

解明できない1755年「リスボン地震

警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その300

                島村英紀(地球物理学者)

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※6/12(水)学習会にご参加を!

 「韓国大法院による元徴用工判決」「国際法に照らしてあり得ない」???

 お 話:矢野秀喜さん(日韓つながり直しキャンペーン事務局長)

 日時:6月12日(水)19時より21時 

 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)  参加費:800円

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※6/15(土)山崎ゼミにご参加を! 

  「特定重大事故等対処施設」問題と東電株主総会

 講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)

 日時:6月15日(土)14時より17時 

 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)  参加費:800円

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┗■1.福島で起こっている現実のひどさ

 |  この国は国民のことを全く考えていない

 |  5/26反原発自治体議員・市民連盟第9回定期総会

 | 記念講演(菅野清一さん川俣町議会議員)を聞いて

 └──── 工藤わかめ (たんぽぽ舎ボランティア)

 5月26日(日)「スペースたんぽぽ」にて第9回反原発自治体議員・市民

連盟の総会の後、菅野清一さん(川俣町議会議員)による記念講演が行わ

れた。

 福島からのニュースは復興の掛け声のみが聞こえているが、菅野さんの

報告からは、その復興が実を伴わない、本当に県民のことを考えているの

かという中味のものであることが見えてきた。

 まずはその隠ぺい体質。事故後、その被ばく実態は住民に知らされず、

放置された。子供に対する健康調査は8月まで実施されなかった。

 しかも、福島県医科大学以外での診断は認められないという実態。作業

員の検査に対するマニュアル。「安全を強調する。個別相談は聞き流す」

貸与されたガイガーカウンターの数値はなぜか低くしかでない。

 除染事業は、国による除染は大手ゼネコン、市町村は地元企業。帰還困

難区域では行われなかった。

 粗飼料生産支援事業(デントコーン)22億円。88ベクレルが検出され、

さらに燃料費は自前となった。

 アンスリウム栽培支援、8億5千万。低温に弱く、冬場の燃料費が高く

なり採算が取れない。

 さらにはほとんど生徒のいない学校への支援。生徒は福島市から1時間

かけて通わされているような状態。来賓とマスコミだけがフィーバーして

いるような学校の式典。復興予算で作ったものは作っただけ、後は知らん

ぷり。赤字運営は自己責任の現実。

 菅野議員の軽妙な語り口につい笑ってしまったが、この現実の酷さにゾッ

とする。この国は国民のことを全く考えていない。福島で起こっている現

実は確実に次に私たちに起きる未来である。

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┗■2. 東電は日本原電(東海第二原発)への債務保証をするな!

 | 柏崎刈羽原発の再稼働認めない!規制委員会おかしいぞ!

 | 東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 |  原発事故避難者の住居を奪うな!

放射能汚染水止めろ!トリチウム汚染水を海へ捨てるな!

| 6/5 第69回東電本店合同抗議の報告

 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

〇時折、強風が吹く中、6月5日(水)17時から17時45分まで、「とめよう!

東海第二原発20年運転延長・再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動」日

本原電本店前(秋葉原近辺に移転:地下鉄銀座線「末広町」駅4番出口から

徒歩4分/JR秋葉原駅から徒歩7分)が、「とめよう!東海第二原発首都圏

連絡会」と「再稼働阻止全国ネットワーク」の共催で行われた。

参加者は約60人。

〇引き続き、東京電力本店前で「日本原電(東海第二原発)の債務保証をす

るな!東電は福島第一原発事故の責任をとれ!柏崎刈羽原発再稼働するな!

原発事故避難者の住居を奪うな!」のコールが鳴り響いた。多数のノボリ

旗と横断幕が、多くの人の協力で、東電に向けて掲げられた。

 呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、134の

賛同団体と共に、第69回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約75人。

〇まず、千葉県の男性から、本日開催された「なくそう公害! まもろう地

球環境!すべての被害者救済を」を掲げた第44回全国公害被害者総行動の

報告があった。東電福島事故被害者の9訴訟団:100人は、政府と東京電力

に被害の回復と補償を求めて交渉した。交渉では、東電福島第二原発の廃

炉、損害賠償の中間指針の見直し、裁判外紛争手続き(ADR)の和解案

拒否などの質問に対し、政府役人と東電社員は抽象的な答弁に終始し、全

く人間味のないものであった。特に、復興庁の役人は5人も出席していな

がら、答弁を拒む図々しい態度であった。全体を通じて、原発事故被害者

に親身に寄り添って行こうという使命感・責任感など全く感じられない

「政府と東京電力」の姿勢に怒りを覚えた。我々は、今後も事故被害者に

寄り添い、事故責任、賠償責任を果たせと、政府・東電に抗議の声を挙げ

続けよう。

 次に、「反原発自治体議員・市民連盟」と「民間規制委員会・東京」に

よる東電本店申し入れ行動が行われた。

 続いて、日本音楽協議会による音楽での抗議が行われた。前回に引き続

き、参加者が歌えるように歌詞カード配布と歌唱指導がなされた後、トラ

メガのマイクを参加者に回して一緒に歌うなどの新たな試みがなされた。

 最後に、ドンパン節と多摩川太鼓の演奏で締めくくり、19時45分に終了。

 カンパ活動を行い、28,067円が寄せられました。ご協力、ありがとうご

ざいます。

◎次回、第70回の東京電力本店合同抗議

日 時:7月3日(水)18時30分から19時45分

場 所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)

JR・地下鉄「新橋」駅徒歩5分、

地下鉄三田線「内幸町」駅徒歩3分

呼びかけ:「経産省前テントひろば」、「たんぽぽ舎」

引き続き賛同団体を募集中!

◎当日は前段で、「とめよう!東海第二原発20年運転延長・再稼働ゆるす

な!日本原電本店抗議行動」が、「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

と「再稼働阻止全国ネットワーク」)の共催で行われます。

日 時:7月3日(水)17時から17時45分

場 所:日本原電本店前(秋葉原近辺に移転:地下鉄銀座線「末広町」駅

4番出口から徒歩4分/JR秋葉原駅から徒歩7分)

 こちらにも、ぜひご参加下さい。

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┗■3.原発ゼロ法案の審議要求 野党集会、たなざらし批判…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.原発ゼロ法案の審議要求 野党集会、たなざらし批判

 6/7(金) 21:03配信共同通信

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190607-00000192-kyodonews-pol

2.<福島・中通り原発集団訴訟>住民側提案で和解勧告

 「消耗戦」心身ともに限界、苦渋の選択

 6/7(金) 18:24配信河北新報

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190607-00000021-khks-soci

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┗■4.K8護岸により辺野古−大浦湾の潮の流れが大きく変わる

 |  サンゴへの影響は大きいのではないか

 |  6/7辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 6月7日(金) 天候:晴れ、朝から27度Cむし暑い。海上は風があり(朝

8時松田ぬ浜で約8m/秒)波が高い。

<K9護岸>

カヌーチームは抗議船に乗り現場に急行したが、現場に到着した時はす

でに満載のランプウェイ台船が接岸していた。従って、阻止活動はできな

かった。15分位の差であったと思う。

<K8護岸>

報道によれば、来週月曜日(6月10日)よりK8護岸から赤土を搬入する。

本日はその準備を進めていた。

・ランプウェイ台船が護岸近くまで来て着岸の準備をしている。

・護岸の内側(台船が着岸する側=辺野古側から見て瀬嵩側)に被覆ブロック

を投下していた。

*カヌーチームは風が強いので阻止行動を断念した。

*沖縄防衛局、環境監視等委員会は「サンゴへの影響はない」と言ってい

るが、K8護岸250m(最終予定500mの半分)は辺野古〜大浦湾の潮の流れ

が大きく変わることによる影響は大きいのではないかと思う。

報道によれば

 「防衛局は環境監視委で、K8に土砂を積んだ台船を接岸する際、水深

の浅い海域で砂を巻き上げないよう、船と護岸をワイヤロープでつなぎ巻

き上げて接岸すると説明。委員から異論や反対はなく、水中の濁りのモニ

タリングを求める意見があった。」

環境監視委は単なる防衛局に追認する組織としか思えない。辺野古ぶるー

…安和(あわ)で1日に2度の粘り強い阻止行動

  

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┗■5.プレートの沈み込みが始まり…大西洋がなくなる!?

| 解明できない1755年「リスボン地震

| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その300

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 プレート・テクトニクスでは説明のつかない地震が世界でいくつか知ら

れている。

 1755年にポルトガルリスボンの沖に起きたリスボン地震もその仲間

だ。マグニチュード(M)8.5ー9.0の巨大地震で、大津波が首都リスボン

襲った。震源リスボンの南西約250キロの海底だった。

 地震の揺れや地割れによる被害に加えて、40分後に襲ってきた大津波

市街地を呑み込んで被害を拡げ、さらに火事が燃え広がって、ほとんどの

建物が廃墟になった。約6万人もの死者を生んだ欧州史上最大の自然災害

だった。

 ポルトガルは多くの教会を援助し、海外植民地にキリスト教を宣教して

きた。その首都リスボンが、万聖節というカトリックの祭日に地震に襲わ

れてしまったのだ。

 当時、地震とは自然現象というよりも神罰だと考えられていた。しかし、

なぜ祭日に地震に襲われて多くの聖堂もろとも町が破壊され、悪人だけで

はなくて善人も子供も、みんな死ななければならなかったのか。当時の

神学者や哲学者は途方に暮れた。

 この地震は欧州の政治や経済だけではなくて、哲学や思想にまで大きな

影響を及ぼした。地震の衝撃はヨーロッパの精神にも及んだのである。

 じつは、この地震がなぜ起きたのかは、現代でも解けないナゾなのだ。

 1969年になって、近くでまた地震が起きた。M7.8の大地震で、津波

起きて13人が死亡したほか、多くの負傷者を生んだ。同年に起きた世界最

大の地震だったが、1755年の地震よりも小さかった。

 ここはプレート・テクトニクスから見ると地震が起きそうもないところ

なのだ。大西洋の「ホースシュー深海平原」というところだ。なんの変哲

もない水深4800メートルの海底の大平原が拡がっている場所である。

 日本で巨大な地震を起こすのは、大陸プレートが海洋プレートと衝突し

て海洋プレートが地球の中に沈み込んでいる海溝(かいこう)である。と

ころが、この深海平原には、海溝はない。

 最近の研究で、この平らな平原の地下には、まわりよりも密度が高い物

質が隠れていることが分かった。これは海洋プレートが深いところで変質

したものだと考えられている。つまり、まわりより重いこの部分が、いず

れ沈み込んでプレートの衝突が起きるという学説が出された。

 この学説が正しければ、世界で初めて、目の前でプレートの沈み込みが

始まろうとしているのだ。1755年や1969年の地震は、その始まりを示して

いるのである。沈み込みが起きれば、大西洋は小さくなる。

 地球が生まれてから46億年、その間に少なくとも3回は大陸同士が集ま

って巨大な超大陸を作り、その後分裂していったことが分かっている。今

ポルトガル沖で見つかった「始まり」が、大西洋がなくなるという将来

の大事件につながるものかもしれない。

島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より6月7日の記事)

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