たんぽぽ舎です。【TMM:No3666】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3666】

2019年6月6日(木)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.6/5(水)日本原電本店抗議と東電本店合同抗議に参加した

   首都圏の東海第二原発を止めよう 東電の1900億円支援やめよ

   白倉高雄 (「ひろば葛飾から」)

★2.バックフィットも特重5年猶予も厳格に実施して

   稼働原発を止めよ!

  福島第一原発事故を招いた規制行政の過ちを

   繰り返してはいけない

   原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その200

    木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★3.浜岡原発4市(御前崎、牧之原、掛川、菊川)対協、

  安全協定勉強会打ち切り 首長レベル総括なし…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.「自主避難も苦痛」原発訴訟原告訴え−新潟地裁で口頭弁論…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

   金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆朝鮮半島と日本に非核・平和の確立を!

   6/7(金)集会とデモ、日比谷野外音楽堂

   6/8(土)シンポジウム 星陵会館

★6.新聞より1つ

  ◆世の中は澄むと濁るとで大違い

   学はありたし、核はなくしたし  三木義一 (青山学院大学長)

         (5月30日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)

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※6/12(水)学習会にご参加を!

 「韓国大法院による元徴用工判決」

 「国際法に照らしてあり得ない」???

 お 話:矢野秀喜さん(日韓つながり直しキャンペーン事務局長)

 日 時:6月12日(水)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※6/15(土)山崎ゼミにご参加を!

 「特定重大事故等対処施設」問題と東電株主総会

 講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:6月15日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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┗■1.6/5(水)日本原電本店抗議と東電本店合同抗議に参加した

 |  首都圏の東海第二原発を止めよう 東電の1900億円支援やめよ

 └──── 白倉高雄 (「ひろば葛飾から」)

◎ 6月5日の日本原電本店抗議(17時)、東電本店(18時30分)の合同

抗議に参加した。

 ぶつかるほどに行き来するJR秋葉原駅を抜けて、ここと言われねば

それと知れない原電の入居ビル。迷って迷ってたどり着いた。

 分かってみれば6〜7分、覚悟の内とは言え、居所を移して姿も見せ

ない原電であってみれば「幽霊」。致し方ない。だが、れっきとした足

がある。発電しなくとも1兆円を手にし、親分・東電めんめんからカネ

も人も天下りしてビルを占有する会社です。

 原電は、東海第二原発の40年を超えた運転延長を当時1740億円と

言われている(現在3000億円)安全対策費を東電からの資金援助=

経理的基礎粉飾を丸呑みする原子力規制委員会のお墨付きを得て

クリアーした。

 そのカネは私たちの払う電力料金、税金。東電は福島第一原発事故

全被害者への賠償を横目に原電を支援する。このからくりを公認する

規制委、国。

 この国は、カネ・力(暴力)・ウソで国策を欲しいままにし、国民

の血を搾り取る。

 戦前、「天皇陛下万歳」「お国のために」と日本国民と植民地下の

人々を「総活躍」・総強制動員・徴兵し餓死させ、被ばくさせ、敗戦

させた。

◎ 民主主義、戦争抑止力を大義にそのまま米軍を沖縄と本土に居座

られせ、天皇以下安泰・責任不問。令和合唱、露骨に歴史に居直り、

憲法を廃棄する安倍政権の今がある。

 この国は無責任の幽霊、いや、正確でない。国・電力会社は、天皇

被災者に慰問する福島第一原子力発電所事故を起こした。

安全神話には足がある。被ばくを強制する「放射線副読本」を148万部

配布する。犯罪があり、犯人がいる。日本国の侵略戦争には足がある。

それをすべて、なかったことにする、偽る、無責任であり続ける、

それが、国策の正体。

◎ 東電本店ビルは国会通りに建つ。政府・政権通りに建つ。原電本店

前では、「○○出て来い」。社長を呼び捨てに声を出す。東電本店前も

怒りは同じ、常識の表出。

 東電の勝俣、武黒、武藤は強制起訴された犯罪人。氷山の一角。

東電は、有罪。2008年原発の敷地を超える高さの津波を試算し、故意に

土木学会に下駄を預けて対策をとらず事故を起こした。

 私たち市民は、告発、告訴する。声と心で叫ぶ。東電は責任をとれ、

被害者に賠償を急げ、高濃度放射能汚染水を海に垂れ流すな、柏崎刈羽

原発を再稼働するな、被ばく労働者のいのちを犠牲にするな、事故が

急速多数の小児甲状腺がんを発症させている、東海第二原発

動かすな・・・。

◎ 帰路、やはりぶつかるような人ごみのなか、その一人になって怒り

を溜める。すべての人に帰る場所はあるのだろうか。避難より除染を

国策にし、強制帰還させ、オリンピックを視野に、原子力非常事態

宣言の解除時期を値踏みする政権。

 現実を、歴史を、直視し、動こう。

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┗■2.バックフィットも特重5年猶予も厳格に実施して

 |  稼働原発を止めよ!

 | 福島第一原発事故を招いた規制行政の過ちを

 |  繰り返してはいけない

 |  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その200

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 

○川内・高浜・伊方・大飯・玄海の稼働は危険

 2013年7月に施行した「新規制基準」は、福島第一原発事故の検証を

しないまま、既存の原発の稼働を早める為に約8か月で策定された

不合理な基準であり、「世界最高水準」は大嘘だ。

 その「新規制基準」に基づき、例えば石橋克彦さんから「違法」と

まで指摘される緩やかに過ぎ合理性を欠く審査をして安易に合格とした

為、各現地住民が多くの稼働差止の訴訟を起こした。

 それでも、「社会通念上妥当」と「国と事業者にとって屈辱的である

と受け止められるべき」(佐藤暁、岩波科学5月号)非科学的判決に

擁護されて、今9基の原発が核のゴミを増やしながら稼働している。

総て本来稼働しては危険な原発だ。

 さらに、規制委は高浜・美浜・東海第二と稼働後40年以上の老朽原発

の運転延長・再稼働まで認め、「例外中の例外」を「当たり前」にして

しまう愚かな規制行政で多くのメディアからも叩かれた。

○大山噴火の新知見

 そんな中で、規制委として今まで同様には見過ごしにくい事態が

起こった。「その198」で書いた大山火山の新知見による高浜・大飯の

審査問題だ。火山灰の層厚が審査時の10cmでなく25cm近くと予想

されたのだ。

 そして、5月29日の定例会議で設計変更の命令を出す方針を決めた。

 例えば、時事通信は「関電3原発、設計変更命令へ=大山噴火の想定

引き上げ−規制委」

(時事:https://www.jiji.com/jc/article?k=2019052900924&g=soc

と報じた。

○バックフィット

 これは「新たな規制基準の既存の施設等への適用」でバックフィット

と呼ばれている。バックフィットは、「設置許可された原発に対して

遡って適用する法的仕組みは何もなかった。(国会事故調)」と、

福島第一原発事故が発生したことに対する反省から生まれた制度だ。

○すぐには稼働原発を止めないバックフィット?

 規制委が2015年11月に定めた「新たな規制基準のいわゆるバック

フィットの運用に関する基本的考え方」には、「当該規制基準を即時に

適用することもありうる」とか「当該規制基準を満足していない施設に

ついては、運転の前提条件を満たさないものと判断する」などの厳しい

文言がありながら、次のように対応時期に逃げ道を設けている。

・新たな規制基準を既存の施設等に適用する場合には、規制基準の

決定後一定の期間を確保した施行日を定めるか、又は、当該規制基準の

施行後の経過措置として当該規制基準に対応するために必要な期間を

設定することを基本とする。

・これらの期間は、原子力規制委員会が、当該規制基準の新設・変更の

安全上の重要性、被規制者が対応するために必要な期間等を総合的に

判断して、個別に設定する。>

 すなわち、新知見が出ても即時に原発を止めることをしないつもり

だ。これでは、「15m以上の津波」との新たな知見がありながら、

防潮堤対策を厳しく要求しなかった原子力安全・保安院と、工事費と

原発停止の不利益を恐れて防潮堤工事を先延ばしした東京電力と同じ

ではないか。福島第一原発事故大惨事を招いた過ちをまたまた繰り

返すことになる。

 なお、5月30日付けで原子力規制庁原子力規制部が「実用発電用

原子炉に関する審査業務の流れについて」

http://www.nsr.go.jp/data/000183859.pdf )をまとめている。

 この問題を、緩やかなバックフィットの先行事例にしてはいけない。

原子力規制委員会よ、稼働原発を止めてみよ

 過去に規制委が稼働原発を止めたことが全く無い。この大山の新知見

によるバックフィット問題にしても、特重の5年猶予問題にしても、

原子力規制委員会原発を即時に止めるべきであるのに、残念ながら

それを期待できない。

 強く直ちに原発止めろと訴えたい。

原子力規制委員会の点数稼ぎ?

 それにしても、原子力規制委員会は、4月24日の「特定重大事故等

対処施設の5年猶予」延期無し、5月29日の「大山新知見バック

フィット」命令方針、「リアルタイム線量測定システムの配置見直し」

断念など、原子力規制委員会が点数稼ぎの対応を見せている。

名誉挽回策あるいは選挙対策であろうか。

 一方で、私への5年に渡る傍聴拒否、東海第二の審査請求に対する

意見陳述引き伸ばし、危険なリラッキングの審査開始、核燃料施設・

特重施設の審査を継続している。引き続き厳しく監視して、総ての原発

を止めさせないといけない。

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┗■3.浜岡原発4市(御前崎、牧之原、掛川、菊川)対協、

 | 安全協定勉強会打ち切り 首長レベル総括なし…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.浜岡原発4市(御前崎、牧之原、掛川、菊川)対協、

安全協定勉強会打ち切り 首長レベル総括なし

  6/5(水) 7:51配信[アットエス]by 静岡新聞SBS

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000006-at_s-l22

2.原発事故時の避難体制強化を要望 福井の大飯、高浜巡り京都府知事

  6/5(水)15:48配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000120-kyodonews-soci

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┗■4.「自主避難も苦痛」原発訴訟原告訴え−新潟地裁で口頭弁論…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆「自主避難も苦痛」原発訴訟原告訴え−新潟地裁で口頭弁論

 東京電力福島第一原発事故で避難を強いられ精神的苦痛を受けたと

して、福島県から本県に避難した住民らが国と東電に損害賠償を求めた

集団訴訟の口頭弁論が5日、新潟地裁であった。原告側は、研究者が

原告全237世帯を調査したアンケートを基に、自主避難者も避難区域の

避難者と等しく精神的苦痛を受けていることを、改めて示した。

 アンケートは、宇都宮大准教授の高橋若菜氏(政治学)らが原告の

陳述書を基に、避難所での苦労などを調査した。

 この日の証人尋問で高橋氏は「自主避難であっても、人間関係を喪失

し、経済的苦境は免れない」と指摘。

 国の損害賠償に関する中間指針が、主に避難区域からの避難者を対象

にしていることなどから、「支援の再考が必要。この裁判で救済への道

が開かれることを願う」と述べた。

 また、「微量な被ばくであれば、がんのリスクは喫煙などよりも

低い」などとする東電に対し、高橋氏は「放射性物質は事故によって

一方的に広がったもの。喫煙と比較すること自体が間違っている」と

語気を強めた。

  (6月6日「新潟日報」より、紙面のみでネット上に掲載なし)

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆朝鮮半島と日本に非核・平和の確立を!

  6/7(金)集会とデモ、6/8(土)シンポジウム

 ・6月7日(金)18:30開会 サウンドデモ 19:30より

       日比谷野外音楽堂

 ・6月8日(土)13:30開会 16:30終了予定

       星陵会館 参加費1000円

 主 催:「朝鮮半島と日本に非核・平和の確立を!」

     市民連帯行動実行委員会

 連絡先:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

     FAX 03-3221-2558

 安倍政権は平和の流れを邪魔するな!

 加害の歴史を直視し、過去の清算を!

 日本軍「慰安婦」課題、徴用工課題の解決!

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┗■6.新聞より1つ

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 ◆世の中は澄むと濁るとで大違い

  学はありたし、核はなくしたし  三木義一 (青山学院大学長)

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い 刷毛(はけ)に毛があり、禿(はげ)に

毛はなし

 これは有名な戯れ句で文人や落語家たちがいろいろつくって遊んできたようだ

(竹内政明『名文どろぼう』文春新書)。

 ただ、世相や政治家を風刺したものが少ないのが気になる。

 そこで、風刺性がありそうなものを幾つかつくってみた。みなさんも

 頭の体操をして、面白いのができたら是非教えてほしい。

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い きぼう実現、大臣に

                 あいさつ失言、退陣へ

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い 風情に味あり、不正に色あり

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い 高額うれしや成功報酬、

  降格悲しや失敗責任

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い 背はより高く、税はより低く

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い 絶望するのは政治の腐敗

                 切望するのは政権交代

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い 消費に課税し、

  冗費(=国外遊興費など)に不課税

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い 維新の低俗、偉人の高潔

 ・世の中は澄むと濁るとで大違い 学はありたし、核はなくしたし

         (5月30日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)

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