たんぽぽ舎です。【TMM:No3659】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3659】

2019年5月29日(水)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.【声明】

   東電福島第一原発事故を忘れさせる目的は許されない

   原子力緊急事態宣言下の国で開かれる東京オリンピック

      (その2、了) 小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教

★2.炭酸ガス(CO2)は温暖化の主要原因ではない!

   原発マフィアの謀略だ!      浜島高治(神奈川県在住)

★3.カヌーで抗議&阻止行動、海保ゴムボート10艇による妨害

   5/25辺野古レポート

         千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★4.新聞より2つ

  ◆福島第一原発立地町に聖火

            (5月29日東京新聞朝刊3面より抜粋)

  ◆東海第二原発再稼働に警鐘 水戸で催し

   福島の避難者ら思い語る  (5月28日東京新聞【茨城】より)

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※明日です! 5/30(木)鎌倉孝夫さん講演会にご参加を!

 「朝米首脳会談〈合意ならず〉の背景と今後〜

  朝鮮半島の平和に向けて」

 お 話:鎌倉孝夫さん(経済学者・埼玉大学名誉教授)

 日 時:5月30日(木)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※6/3(月)学習会にご参加を!

 「電力容量市場と容量メカニズム」〜

  老朽化原発・石炭火力の経済的延命策か!?

 講 師:松久保 肇さん(原子力資料情報室事務局長、研究員)

日 時:6月3日(月)18時より21時 新ちょぼゼミ第28回

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円(学生400円)

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※6/5(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日 時:6月5日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

   とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第69回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:6月5日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

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┗■1.【声明】

 |  東電福島第一原発事故を忘れさせる目的は許されない

 |  原子力緊急事態宣言下の国で開かれる東京オリンピック

 |  (その2、了)

 └──── 小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教

3.棄民政策と復興政策

 発電所周辺でも、極度の悲劇が進行中です。事故当日、原子力緊急

事態宣言が発令され、強制避難の指示が拡大しました。

 突然、家族、仲間、隣人、恋人たちとの穏やかな日が断ち切られ、

避難所、仮設住宅、災害復興住宅や、みなし仮設住宅へ移らざるを得ま

せんでした。生活を丸ごと破壊され、絶望の底で自ら命を絶つ人も、

いまだに後を絶ちません。

 強制避難地域の外側にも、本来「放射線管理区域」にしなければいけ

ない汚染地帯が広大に生じています。区域内は本来、飲食も寝ることも

禁止です。ところが国は、緊急事態だとして、その汚染地帯に数百万人

の人を棄てたのです。

 被曝を避けるために、仕事を捨て、家族全員で避難した人もいます。

子どもと母親だけ避難した人もいますが、家庭崩壊が深刻です。汚染地

に残れば身体が傷つき、避難すれば心が潰れるのです。

 その上、国は、年間に20ミリシーベルトを越えない汚染地であれば

帰還するよう指示し、住宅補償を打ち切りました。

 福島では復興が何より大切だとされています。人は毎日、恐怖を抱え

ながらは生きられません。汚染を忘れてしまいたいし、国や自治体は

積極的に忘れてしまえと仕向けてきます。逆に、汚染や不安を口に

すれば、復興の邪魔だと非難されてしまうのです。

 1年間に20ミリシーベルトという被曝量は、「放射線業務従事者」に

対して初めて許した被曝の限度です。それを被曝からは何の利益も受け

ない人々に許してはいけません。

 とりわけ、フクシマ(第一原発)事故に何の責任もない赤ん坊や子ども

にまで、放射線業務従事者の基準を当てはめるなど、決してしてはなら

ないことです。

 子どもたちを被曝から守ることが、大人の最低限の責任です。

 国を筆頭とする加害者集団「原子力マフィア」の誰一人として責任を

取らないまま、逃げおおせようとすることを許してはなりません。

4.国威発揚の場としての五輪

 事故後7年半たっても「原子力緊急事態宣言」は解除されていません。

原子力緊急事態宣言」が今なお解除できず、本来の法令が反故にされた

ままであることを多くの国民は忘れさせられてしまっています。

 今大切なのは、「原子力緊急事態宣言」を一刻も早く解除できるよう

働くことであり、事故で苦しみ続けている人たちの救済こそ、最優先の

課題です。

 にもかかわらず、この国はオリンピックが大切だといっています。

 いつの時代、どこの世界もそうでしたが、内部に深刻な問題を抱える

時に権力が使うのはお祭り騒ぎでした。

 オリンピックもそのように利用されてきましたし、特にフクシマ(第一

原発)事故が続いている今、安倍政権にとっては東京オリンピックはそれ

以上ない宣伝になっています。

 フクシマを忘れさせるため、マスコミは今後ますますオリンピック熱

を流し、オリンピックに反対する輩は非国民だと言われる時が来る

でしょう。  

 罪のない人を棄民したままオリンピックが大切だという国なら、私は

喜んで非国民になろうと思います。

 原子力緊急事態宣言下の国で開かれる東京オリンピック

 それに参加する国や人々は、一方では被曝の危険を負いますが、

 一方では、加害者である国が、被害者を棄民したまま、フクシマ(第一

原発)事故をなかったものとするという国家犯罪に加担する役割を果た

すことになります。(了)

(2019年5月15日発行「People's News」No1682より抜粋)

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★9/22(日)たんぽぽ舎『30周年記念の集い』のご案内

  −命と大地を放射能から守れ−(仮題)

・記念講演『原発にしがみつく日本 なぜ? どうする?』

 講 師:小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教

・リレートーク参加ゲスト(順不同)

 熊本一規氏、山崎久隆氏、菅井益郎氏、安田節子氏、

 武藤類子氏、阿部功志氏、鴨下全生氏

 日 時:2019年9月22日(日)13時30分より16時45分

 会 場:「ベルサール神保町」たんぽぽ舎から徒歩5分

 第1部:記念講演、リレートーク

     たんぽぽ舎と「食品の放射能測定」の30年史など

第2部:懇親会(定員制)17時30分より

     ※会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

第1部の参加費:当日1200円、前売り1000円

 第2部の懇親会費 3500円

     (ただし、第1部と第2部共に参加される方は

      ◎当日参加の方は4200円、◎前売りの方は4000円)

 ※「名刺意見広告」にもご協力いただけると幸いです。

たんぽぽ舎の「30周年」を振り返り、引き続き『原発をなくす』

取り組みを前進させたいと思います。

 9/22(日)たんぽぽ舎『30周年記念の集い』へのご参加と、たんぽぽ舎

の活動へのご協力をさらにお願い致します。

 詳しいことは、たんぽぽ舎までお問い合わせ下さい。

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┗■2.炭酸ガス(CO2)は温暖化の主要原因ではない!

 |  原発マフィアの謀略だ!

 └──── 浜島高治(神奈川県在住)

日本経済新聞5/28夕刊より引用(※)

 「原発縮小 温暖化のリスク」IEA(国際エネルギー機関)が中長期

 報告書−CO2排出増加を警告、

 IEA事務局長「運転延長の訴え最優先」。

 ピロル事務局長は日本経済新聞の電話取材に応じ、「日米欧の政府に

運転期間延長を訴えることが私の最優先事項だ」、原発が縮小に向えば

「気候変動へ努力は失敗しかねない」とも述べた。引用おわり

・次に、『正しく知る地球温暖化−誤った地球温暖化論に惑わされない

ために:赤祖父俊一著、誠文堂新光社、2008.7発行』の紹介です。

 著者はアラスカ大学地球物理研究所々長の当事者で北極圏研究の

専門家。緩やかな寒冷期が終わり、温暖化しつつある。1910-1940年は

明確に温暖化した。

 「元米国副大統領・ノーベル平和賞受賞のアル・ゴアを救世主として

温暖化狂想曲で踊っており、報道はその調子を鼓舞して太鼓を叩いて

いる」。詳細な論旨展開と図があります。

英国の原発始まりでCO2と結び付けたようだとの指摘があります。

・当方の個人体験:大阪育ちの当方には、5月19日の関電本社抗議に続く

御堂筋デモは50年振りの事でした。

 縄文時代には、大阪一帯は東の生駒山の麓まで海でした。

 山裾の石切中学生の頃、畑を歩くと貝殻が落ちていました。記念碑も

ありました。電話の普及のために電電公社のビル建設が始った折、

土器が出てきました。社会の先生の指導で発掘しました。

 サラリーマンになって浜松にしばらく住みました。遠州灘から東海道

まで平地が続き、市役所付近から登りになり、古戦場の三方原台地に

続きます。西の端の「蜆塚町」に住みました。

 貝塚の遺跡、博物館があります。見学コースのガラス張りの中に、

魚貝類の積層が見えました。縄文時代炭酸ガス(CO2)の時代だった

のでしょうか?

・温暖化の要因には、コンクリート塊の都市の排熱、効率悪い原発

排熱、槌田敦(物理学者)さん指摘の「<水の大気循環による赤外線の

宇宙放出>のとどこおり」等、人間活動の弊害がいろいろあるでしょう。

(※)5/28日本経済新聞原発縮小 温暖化のリスク」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45347480Y9A520C1EAF000/ 

(※)5/28日本経済新聞「IEA事務局長」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45347510Y9A520C1EAF000/?n_cid=SPTMG053

 

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┗■3.カヌーで抗議&阻止行動、海保ゴムボート10艇による妨害

 |  5/25辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 5月25日(土) 天候:晴れ、朝から気温が高い。午前10時ごろから徐々

 に風が上がってきた。12時には沖の方で8m/秒とかなり強くなっている。

<大浦湾、K9護岸>

 朝一番、抗議船2隻に分乗してK9護岸に向かった。先に到着した班は

台船の入れ換えに間に合ったが、後の班は際どいタイミングで、台船が

接岸寸前で2名がフロートを越え阻止行動をおこなった。残りはフロート

の外での抗議行動になった。

辺野古、K8護岸>進捗約230m

 K8護岸は朝から時々根固め袋材を並べる作業、護岸の上部をユンボ

削る作業など遅々として行っていた。このような作業だとフロートを

越えるタイミングが難しい。

 しかし、午前中に一度は越えようと11時15分、阻止行動に踏み切った。

午後も同じような作業を繰り返し行っていたが、当然フロートを越え

抗議&阻止行動をおこなった。

 本日は土曜日で海保GBの数が10艇と多く、なかなか突破

出来なかった。このような日は精神的にはあまり良くない。

<工事用ゲート/K9護岸>

 大雑把な言い方ですが、この2つの搬入場所は現在、以下のように

住み分けられて使われいます。

 護岸を構成している材料は全て工事用ゲートから搬入されたものです。

例えば、砕石、捨て石、砂、根固め袋材、ミキサー車で運ばれたコンク

リートで被覆ブロック、消波ブロックは作られている。

 一方、K9護岸から搬入の赤土は海を埋め立てるだけのためのもので

あり、5月の連休前まで10トンダンプカーで36,000台分、工区「2」、

工区「2」−1に投下されている。

 今作られているK8護岸はK9護岸と同じように使われる。

*K8護岸前のフロート(オイルフェンス)前で“抗議船不屈”による

“不屈カフェ”がオープンした。おいしいコーヒーとケーキがあります。

 あなたもカヌーを漕ぎませんか。もちろん無料ですよ。

 週に1〜2度はオープンします。

 写真はこちらから

https://www.tanpoposya.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

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┗■4.新聞より2つ

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 ◆福島第一原発立地町に聖火

 2020年東京五輪聖火リレーが、東日本大震災で事故を起こした東京

電力福島第一原発が立地する福島県大熊町原発周辺の自治体で行われ

ることが28日、自治体関係者の話で分かった。

安倍晋三首相は五輪招致の際、第一原発の汚染水問題について「状況

はコントロールされている」と発言しており、原発事故からの復興を国

内外にアピールしたい考え。(後略)

          (5月29日東京新聞朝刊3面より抜粋)

※《事故情報編集部》より「ひとりごと」

 日本政府は、2020年東京オリンピックを利用して、「東電福島第一

 原発事故は解決した」とアピールするつもりらしい。

 だが、「原子力緊急事態宣言」は続いており、何も解決していない。

 ◆東海第二原発再稼働に警鐘 水戸で催し

  福島の避難者ら思い語る

 東京電力福島第一原発事故の影響や被災地の現状を聞き、日本原子力

発電東海第二原発東海村)の再稼働を考えるイベントが26日、水戸市

で開かれた。約100人が避難者や農家らの思いに聞き入った。

 JR職員の高井広一さん(38)は、福島第一原発から約15キロの福島県

南相馬市小高区から、社宅のあるひたちなか市に避難した。

 避難生活では東電からの賠償金をねたまれる雰囲気を感じたといい、

「避難者というだけで萎縮してしまい、原発避難は精神的に苦痛だ」と

訴えた。

 事故後に笠間市で農業を始めた涌井義郎さん(65)は、放射性物質

よる土壌汚染に悩まされ、風評被害で消費者離れが起きた経験を

語った。「原発には最悪の環境汚染の危険がある」と農業者としての

思いを口にした。

 イベントは、市民有志らでつくる「憲法のつどい」実行委員会が

主催した。福島の被災地を撮影している写真家飛田晋秀さんの講演も

あり、「より人口が多い茨城で事故が起きたら、もっと大変だ」と

東海第二原発の再稼働に警鐘を鳴らした。

               (5月28日東京新聞【茨城】より)

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