たんぽぽ舎です。【TMM:No3652】地震と原発事故情報−7つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3652】

2019年5月21日(火)地震原発事故情報−

               7つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.「特重施設」問題について

   日本の原発メルトダウンが発生した時、放射性物質が大量に

   飛散する事を防止するための最も重要な設備

   中西正之(元燃焼炉設計技術者)

★2.老朽原発再稼働阻止、原発全廃の強い決意を

   関電と政府に突きつける

  5.19集会への御参加、ご支援、ありがとうございました

   750名の結集、御堂筋デモ

   「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」

         木原壯林(若狭の原発を考える会)

★3.茨城県鉾田(ほこた)市市長への申し入れ書

   6283名と署名に託された市民の心

   東海第二原発を動かさず子どもの未来を守る鉾田主婦の会

★4.「マスメディア改革のために」浅野健一氏の連載は、大歓迎

   横井泰夫(メールマガジン読者)

★5.「原発事故は人災。適切な賠償をしてもらいたい」

  浪江町集団訴訟の初公判…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★6.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆6/21(金)「再審・湖東記念病院事件と報道」

   人権と報道・連絡会定例会

   報告:秦融(はたとおる)中日新聞編集委員

★7.新聞より1つ

  ◆丸木位里・俊夫→アーサー・ビナード

   「原爆の図」主題は いのち

      (5月20日毎日新聞夕刊1面「特集ワイド」より抜粋)

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※5/30(木)鎌倉孝夫さん講演会にご参加を!

 「朝米首脳会談〈合意ならず〉の背景と今後〜

  朝鮮半島の平和に向けて」

 お 話:鎌倉孝夫さん(経済学者・埼玉大学名誉教授)

 日 時:5月30日(木)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※6/3(月)学習会にご参加を!

 「電力容量市場と容量メカニズム」〜

  老朽化原発・石炭火力の経済的延命策か!?

 講 師:松久保 肇さん(原子力資料情報室事務局長、研究員)

日 時:6月3日(月)18時より21時 新ちょぼゼミ第28回

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円(学生400円)

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┗■1.「特重施設」問題について

 |  日本の原発メルトダウンが発生した時、放射性物質が大量に

 |  飛散する事を防止するための最も重要な設備

 └──── 中西正之(元燃焼炉設計技術者)

◎ 2019年4月25日の多くの新聞の朝刊で、「テロ対策遅れ、原発停止へ

期限延長認めず 規制委方針 原子力規制委員会は24日、建設が遅れてい

原発のテロ対策施設について、設置期限に間に合わない原発に対し、

運転停止を求める方針を確認した。」との記事が掲載されています。

 この報道が有っても、アメリカやヨーロッパでは、原発に対するテロの

危険性は大きいが、日本の場合には今まで発生した事例から、テロ対策に

ついてはあまり大した問題とは思われなかったようです。

 しかし、「特重施設」(「特定重大事故等対処施設」)をこれまで原子力

規制委員会や電力会社がテロ対策設備と度々強調してきたのには、もっと

大きな理由が有ると思われます。

◎ 元々、シビアーアクシデントは、原子力規制委員会は過酷事故と呼ん

でいました。

 しかし、過酷事故という言葉は、国民を刺激しすぎるという事で、重大

事故に変更されました。

 そしてシビアーアクシデントとは、その本来の意味は beyond design

basis accident(設計基準外事故)です。

 商業用原発が建設されるようになった時、原子炉に実際にメルトダウン

が起きるとは考えられていませんでした。そのために、メルトダウン

起きた時に起こる不具合については、設計時には全く考慮されて

いませんでした。

 しかし、スリーマイル島原発チェルノブイリ原発メルトダウン

事故が発生し、原発の設計には、メルトダウン発生時の事を考慮した

対策が必要な事が分かりました。

 「特定重大事故等対処施設」とは、正確にはその対策の為の設備です。

 その中で、建設に膨大な金額と、長期の建設時間がかかる物が、「特定

重大事故等対処施設」です。これらの設備は、又日本の原発に何かの

理由で、メルトダウンが発生した時、放射性物質が大気中や海中に大量

に飛散する事を防止するための最も重要な設備です。

◎ 2001年9月11日にアメリカで同時多発テロ事件が発生しました。

 この事故を受けて、アメリカでテロ対策新基準として、秘密基準の

「B・5・b新基準」が策定されました。このアメリカでテロ対策新基準

は公開されていませんが、この中に第二制御室も含まれていると言われて

います。

 それらを参考にし、原子力規制委員会は、「特重施設」を「テロ対策

設備」と説明し、国民に秘密にして良い事にしました。

 そのために、原発の事故防止対策で、最も重要な「特定重大事故等

対処施設」がブラックボックスになってしまいました。

 今、「特定重大事故等対処施設」の公開を求め、現在の原発の再稼働が

如何に危険な状態なのかを明らかにできれば、現在再稼働している原発

運転を止める大きな力となると思われます。

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┗■2.老朽原発再稼働阻止、原発全廃の強い決意を

 |  関電と政府に突きつける

 | 5.19集会への御参加、ご支援、ありがとうございました

 |  750名の結集、御堂筋デモ

 └──── 「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」

        木原壯林(若狭の原発を考える会)

 5月19日の「5.19老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」は750名の

結集を得て、老朽原発再稼働阻止、原発全廃の強い決意を関西電力と政府

に突きつけることが出来ました。

 また、御堂筋デモでは、大阪市民、内外からの観光客、ご通行の皆さん

に、声を限りに「老朽原発再稼働阻止!、原発全廃!」を訴え、大きな

ご声援をいただきました。

 御参加いただいた皆様、ご賛同いただいた皆様、ご支援いただいた

皆様、有難うございました。

 「3.24老朽原発うごかすな!高浜全国集会」、「5.19老朽原発うごか

すな!関電包囲全国集会」の成果を拡大し、さらに大きな反原発運動を

波状的に展開して、老朽原発廃炉を実現しましょう!

先ずは、お礼申し上げます。 

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┗■3.茨城県鉾田(ほこた)市市長への申し入れ書

 |  6283名と署名に託された市民の心

 └──── 東海第二原発を動かさず子どもの未来を守る鉾田主婦の会

 鉾田市市長 岸田一夫 殿

 本日、1月31日に引き続き「東海第二原発を動かさず安心・安全な

暮らしを求める署名」をお渡しいたします。

2041名の署名です。前回と合わせると6283名です。市長にはこの6283名

と署名に託された市民の心を知っていただきたいと思います。

 署名をするとき、「家長だけでいいね」といって家族を代表して署名

してくれた方が多くおりました。また、「新聞折り込みの署名用紙に書い

て待っていた」「書いたけどどうしようか迷っていた、来てくれて

よかった」という方もいました。

 私たちの力不足で、まだまだ回収しきれてない現実を目の当たりに

しました。

 「東海第二原発はダメだよね」という多くの市民の声がまだまだ埋もれ

ていることを知っていただきたいのです。

 そうした重みを持った6283名です。しっかりと心で受けとめていただ

きたいと思います。

 この5カ月間、いろいろな事がありました。市民の皆様との触れ合いは

私たちの宝となりました。「こんな遠いところまで来てくれて」「寒い

から中に入りなさい」「原発はダメだよね、放射能は消えないから孫子

の代まで影響あるね」「もしもの時、逃げたってこの畑は持って

いけねーベ」「思っていてもなかなかできないこと、代表してやって

くれてありがたいよ」「若手畔畑にいるから、あのビニールハウスで

もらいなさい」などなど、あたたかい言葉をいただきました。

 反対に「原発で働いている人もいる」「難しい、わからないからでき

ないな」「反対なんだけど立場があって」「岸田市長は本当にやって

くれるかな」と言う声もありました。それも私たちにとっては貴重な

会話となりました。

 署名行動をはじめてすぐに、「手伝うよ」と言ってたくさん集めて

くれた人、人知れず集めて送ってくれた人々、その積み重ねが6283名に

なりました。

 署名行動を通して多くの市民と会話し、触れあえたことは私たちに

とって宝であり、貴重な経験となりました。市民の皆様の真心をいた

だいたと思います。

 岸田市長におかれましては、この6283名の署名の重みと汲みきれて

いない市民の声なき声を受けとめていただき、「東海第二原発の延長

稼働はやめよう」の声をあげて下さい。

 安全・安心こそがすべての行政に優先するのではないでしょうか。

様々なしがらみを捨てて、市民の命と健康を最優先に考えていただき

たいと思います。

 私たち「東海第二原発を動かさず子どもの未来を守る鉾田主婦の

会」は、多くの鉾田市民の皆様、そして主旨に賛同して署名を下さった

近隣の市町の皆様の真心に感謝し、人として恥じないよう生きていき

たいと思います。

 これまでご協力いただきましたすべての皆様に感謝を申しあげます。

ありがとうございました。  4月9日

  (「原発井戸端会議・神奈川ネットワーキングニュース」

   2019.5.15発行No.374より了承を得て転載)

※関連報道

 東海第二原発 再稼働反対署名6283人分に

 「主婦の会」が鉾田市長に提出 (4月10日東京新聞より見出し)

 詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201904/CK2019041002000155.html

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┗■4.「マスメディア改革のために」浅野健一氏の連載は、大歓迎

 └──── 横井泰夫(メールマガジン読者)

 「メルマガ編集部より今マスコミが悪い」(「マスメディア改革の

ために」浅野健一氏)の連載は、大歓迎です。

 東京新聞の「こちら特報部」の中に「本音のコラム」があり、

鎌田慧さん、山口さん、前川喜平さん等のコラムは人気があります。

 是非今回のマスコミ批判の連載を継続、掲載回数を増やすことを

期待します。

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┗■5.「原発事故は人災。適切な賠償をしてもらいたい」

 | 浪江町集団訴訟の初公判…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「原発事故は人災。適切な賠償をしてもらいたい」

浪江町集団訴訟の初公判

  国と東京電力を相手取り損害賠償を求めた裁判

  5/20(月)20:15配信「福島テレビ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000004-ftv-l07

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┗■6.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆6/21(金)「再審・湖東記念病院事件と報道」

  人権と報道・連絡会定例会

報 告:秦 融(はた・とおる)中日新聞編集委員

 日 時:6月21日(金)18時30分より

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:人権と報道・連絡会 事務局長 山際永三(映画監督)

     〒168-8691 東京都杉並南郵便局私書箱23号

      http://www.jca.apc.org/~jimporen/

 参加費:300円

 滋賀県の湖東記念病院で2003年に患者を殺害したとして、殺人罪

12年間服役した後、無実を訴えている元看護助手西山美香さんの再審

開始が最高裁で確定した。

 この事件では、中日新聞の秦融(はた・とおる)編集委員らが事件

について、「西山美香受刑者の手紙」「私は殺してません」などの記事を

連載した。

 秦氏らは捜査段階で取材した自社の記者にも取材し、有罪確定までの

報道が捜査情報だけで行われていたことを知った。

 西山さんの再審公判を巡る三者協議が4月23日、大津地裁で開かれ、

検察側は改めて有罪立証する方針を明らかにした。

 再審裁判では、権力によるでっち上げの構造が裁かれる。

 例会では秦氏が経緯を報告する。

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┗■7.新聞より1つ

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 ◆丸木位里・俊夫→アーサー・ビナード

  「原爆の図」主題は いのち

 被爆地の惨状を今の世に伝える画家、丸木位里、俊夫夫妻による連作

「原爆の図」。

 第1部「幽霊」から第15部「長崎」まで2人が32年間かけて完成

させた作品を、米国出身で広島市に暮らす詩人、アーサー・ビナード

さん(51)が、16場面に絵を再構成し、独自の物語を吹き込んで紙芝居

「ちっちゃい こえ」を完成させた。

 約20年前、埼玉県東松山市の丸木美術館で「原爆の図」に出会った

瞬間、大きな衝撃を受けたというビナードさん。

 「作品と何度も向き合う中で、絵の主題は『原爆』そのものではなく、

人間や動植物などすべての生き物の『いのち』そのものだと気付いた」

という。(後略) (5月20日毎日新聞夕刊1面「特集ワイド」より抜粋)

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