たんぽぽ舎です。【TMM:No3646】地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3646】

2019年5月14日(火)地震原発事故情報-

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.「子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!」

   「政府の被ばく隠しはゆるさない!」

   「今こそチェルノブイリ法日本版を!」

   5/11第12回新宿デモに参加して

   宮口高枝(脱被ばく実現ネット)

★2.5月13日毎日新聞朝刊1面:「処理水、長期保管も選択肢

   福島第一 政府、処分方法検討」

   同3面:「処理水迫る限界 タンク容量あと5年

  議論長期化は必至 WTO敗訴 重しに」

   トリチウムは体内被ばくで遺伝子を損傷します

  世界が注目して海洋放出は許されない状況です

   『記事の紹介と意見』    浜島高治(神奈川県在住)

★3.自主避難者「行き場ない」

  福島県支援打ち切り、家賃は2倍に…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

             (お問い合わせは主催者へ)

  ◆5/18(土)福島第一原発事故から8年~見えてきた被害の現実

   お話:満田夏花さん

   主催:さよなら原発品川アクション

  ◆5.18(土)被ばく学習会

   「『1ミリシーベルト』は政府・東電の約束」

   2人の講演 片岡輝美さん、温品惇一さん

  ◆元イスラエル兵士 ダニーネフセタイさんが語る

   6/1(土)「脱原発と平和」講演会と川越デモのお知らせ

   主催:さようなら原発川越の会

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※5/30(木)鎌倉孝夫さん講演会にご参加を!

 「朝米首脳会談〈合意ならず〉の背景と今後~

  朝鮮半島の平和に向けて」

 お 話:鎌倉孝夫さん(経済学者・埼玉大学名誉教授)

 日 時:5月30日(木)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※6/3(月)学習会にご参加を!

 「電力容量市場と容量メカニズム」~

  老朽化原発・石炭火力の経済的延命策か!?

 講 師:松久保 肇さん(原子力資料情報室事務局長、研究員)

日 時:6月3日(月)18時より21時 新ちょぼゼミ第28回

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円(学生400円)

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┗■1.「子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!」

 |  「政府の被ばく隠しはゆるさない!」

 |  「今こそチェルノブイリ法日本版を!」

 |  5/11第12回新宿デモに参加して

 └──── 宮口高枝(脱被ばく実現ネット)

 5月11日(土)脱被ばく実現ネット主催、第12回新宿デモ「子どもを

被ばくから守ろう!家族も自分も!」を開催。

 前回より多く、170人の参加者が一緒に歩き、沿道の人々に

訴えました!

 今回のテーマは、「政府の被ばく隠しはゆるさない!」「今こそ

チェルノブイリ法日本版を!」と、初めてのテーマも掲げました。

◎ 取材も多彩な方々が来て下さいました。

その中のお一人、東電福島第一原発事故直後から、埼玉県の廃校になった

高校に集団避難した双葉町の方々をボランティアしながら(映画「原発

町を追われて~避難民・双葉町の記録」監督)の、堀切さとみさんも

取材し、「レイバーネット」に素晴らしい紹介記事を掲載して下さい

ました。

下記が記事の一部です。

…5月11日午後1時。新宿アルタ前に、続々と人が集まってくる。

 「子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!」のスローガンで

すっかりお馴染みになった新宿デモ。

 この日で12回目だ。(主催は、「脱被ばく実現ネット」)

 オリンピックのチケット販売も開始され、復興キャンペーンに拍車が

かかる。

 4月10日には福島第一原発が立地する福島県大熊町が、ついに避難

指示を解除したが、本当にこれでいいのだろうか。

◎ 浪江町出身の元原発作業員・今野寿美雄さん(写真)がマイクを

握る。

…「福島第一原発が今どうなっているか話します。

事故後、ベントに使われた一、二号機の排気筒。この支柱が腐って倒れ

そうなので、20日から切断作業をすることになりました。

 今、作業員が模擬の排気筒を作り、150台のカメラを使ってリモコン

操作しながら解体作業の訓練をしています。

 私は東電本社に『行程に追われることなく慎重に作業させてほしい』と

要請しています。

放射能が拡散する可能性があり危険極まりない作業なのですが、やら

ないともっと大変なことになる」「そんな状態の中、でたらめな帰還

政策が続いています。

◎続きは「レイバーネット」のサイトでごらん下さい。

 → http://www.labornetjp.org/news/2019/0511shasin

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┗■2.5月13日毎日新聞朝刊1面:「処理水、長期保管も選択肢

 |  福島第一 政府、処分方法検討」

 |  同3面:「処理水迫る限界 タンク容量あと5年

 | 議論長期化は必至 WTO敗訴 重しに」

 |  トリチウムは体内被ばくで遺伝子を損傷します

 | 世界が注目して海洋放出は許されない状況です

 |  『記事の紹介と意見』

 └──── 浜島高治(神奈川県在住)

1.処理水…<汚染を浄化した処理水>の言葉のように、破壊した原子炉

燃料の冷却水、破損した建屋に流入してデブリに触れた地下水が放射性

元素を含むので、それらを除く処理をした後の水です。

<処理水>の語感では無害の印象ですが、放射能が残っています。

 とくに<トリチウム水>は化学的性質は通常の水と同じですので

これまでの濾過方法ではとり除けません。

 さらに昨年、除去されている筈のストロンチウム90等が排水基準値を

上回って残留していることが発覚しました。

 このような<処理水>が100万トンになり、2020年迄に137万トンしか

余裕がありません。福島第一原発の上空から写真で分かるように、この

汚染水を貯めるタンクで敷地が一杯になり、にっちもさっちもならなく

なっています。

2.通常の水が<軽水>です。水素原子2個と酸素原子1個の水分子の

集合体です。通常の水素原子の中心の原子核は、陽子1個と中性子1個

から成ります。

 水素原子核中性子が2個の場合の水素原子を重水素と言います。

その為、重水素と酸素原子からなる水を<重水>と言います。

 さらに、水素原子の原子核に3個の中性子がある場合をトリチウム

いい、トリチウムと酸素原子からなる水を<トリチウム水>といいます。

 重水もトリチウム水も重たい水です。

 トリチウム原子はさすがに不安定ですので、半減期12.3年のベータ崩壊

をします。放出される電子は弱いですが、体内被ばくで遺伝子を損傷

します。

 福島第一原発の湾内で調査のために小舟に乗っていたら、「剝き出しの

肌が焼けるようになった」という報告もあります。

3.世界は勿論、日本でも<処理しきれないトリチウム水>は放出(垂れ

流し)されてきました。いろいろな原因で<トリチウム水>が

発生します。

 カナダの東、首都トロント近く、オンタリオ湖に面して重水減速重水

冷却炉CANDU炉があります。重水素中性子を当てて制御します。

中性子2個の重水素が容易に中性子3個のトリチウムに変わります。

被害が報告されています。

 PWR(加圧水型)原子炉では、制御棒だけでは反応停止できないので、

原子番号5のホウ素Bを入れます。ホウ素Bに中性子が当たると、ヘリ

ウムHeとトリチウムができます。

 何が起きても不思議ではない福島第一原発では、「局所臨界核反応」を

避けるためにホウ素が投入されています。

 最も酷いのは核燃料がバラバラにされる六ケ所村等の再処理工場です。

福島第一原発の10倍以上が垂れ流しされています。

 英国のウインズケール、仏国のラ・アーグに面するベネルクス3国、

北欧3国の沿岸がトリチウム水にさらされて来たのです。

4.規制委員会の更田委員長は、「世界も日本もこれまで垂れ流し続けて

来たのだから、放出してなぜ悪い、さっさと海洋放出しろ」の姿勢です。

非常に「悪い態度」です。

5.アベ(安倍首相)が「アンダーコントロール under control」と何と

言おうとも、世界が注目して放出は許されない状況です。

 福島沿岸漁業者は、再開安全確認試験操業を続けて来ました。

 世界貿易機関WTOは、福島等8県産の日本からの水産物輸入を全面

禁止して来た韓国主張を認めました。

 韓国との関係はますます波高しです。

 世界にも日本にも大被害を起こしたのですから、「トリチウム水」に

ついてはまずは<長期保管>し、根本解決に世界に率先して取り組む

べきでしょう。

6.<処理水>検討される6つの処分方法

   (5/13毎日新聞朝刊1面より抜粋、「☆」は筆者の追加)

・海洋放出:希釈して海に放出。

・大気放出:水蒸気として大気に放出。

 ☆重い水分子ですから、重い雨が降ってきます。

  海から福島第一原発を望むと低い雲があることが報告されています。

・地下埋設:セメント等で固め、地下に埋める。

・地層注入:パイプラインで地下の地層に注入する。

電気分解トリチウム電気分解で水素化する。

 ☆?です。水を電気分解すると、陽極に酸素が、陰極に水素が

 発生します。トリチウムは重たい水素原子なので、残って濃縮される

 ことになります。

・長期保管:敷地内の貯蔵タンクで長期保管する。

7.<筆者の特別解説:

   放射能を出す元素量のとらえ方(放射性原子数の算定)>

放射能の強度・量を表す<ベクレル>の単位は、瞬間瞬間に放出される

放射能の数で、言わば<微分値>です。

 トリチウム対策を考える場合、これからまだベータ線を放出発生して

いないトリチウム原子の総数を考えなければなりません。

 即ち、積分値として算定します。半減期が12.3年ですので、福島第一

原発汚染水のトリチウム濃度400万ベクレル/リットルの総数は、4×10の

14乗個/リットルになります。

 軽水の分子数は3×10の25乗個/リットル、重水の分子数は4×10の

21乗個/リットルです。通常の水にも、1万分の1の重水が含まれて

います。

放射能被害が予想に反して大きいのは、放射性原子総数の捉え方にも

よるのでしょう。

 ※5月13日毎日新聞朝刊1面は下記をご参照下さい。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00000001-mai-soci

 ※5月13日毎日新聞朝刊3面は下記をご参照下さい。

https://mainichi.jp/articles/20190513/ddm/003/040/066000c?inb=ys

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┗■3.自主避難者「行き場ない」

 | 福島県支援打ち切り、家賃は2倍に…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.自主避難者「行き場ない」

  都内の国家公務員宿舎退去期限

  福島県支援打ち切り、家賃は2倍に

  5/13(月)12:00配信「河北新報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00000020-khks-pol

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆5/18(土)福島第一原発事故から8年~見えてきた被害の現実

 日 時:5月18日(土)午後2時~4時

 お 話:満田(みつた)夏(かん)花(な)さん(FoE Japan事務局長)

 場 所:品川区荏原第5区民集会所第1集会室

     (品川区二葉1-1-2/東急大井町線下神明駅徒歩2分)

 主 催:さよなら原発品川アクション

 連絡先:メール <nonukesshinagawa@yahoo.co.jp>

 電話 090-2433-0102(加藤)

 参加費:500円

 ◆5.18(土)被ばく学習会「『1ミリシーベルト』は政府・東電の約束」

 講 演:「モニタリングポストは私たちの権利」

     福島のモニタリングポスト2400台撤去計画を

     いかにして阻止してきたか?

  片岡輝美さん(モニタリングポストの継続配置を

         求める市民の会・共同代表)

  「『1ミリシーベルト』を空間線量で測るわけ」

   1ミリシーベルトを守れているか、ガラスバッジでは測れない!

   20ミリシーベルト帰還を強要する権限は誰にもない!

  温品(ぬくしな)惇一(放射線被ばくを学習する会・代表)

日 時:5月18日(土)午後1時開場 1時15分~5時15分

場 所:文京区アカデミー茗台・学習室A(7階)

    地下鉄丸の内線「茗荷谷」駅下車、「春日通り」改札を

    出て右折、春日通りを右へ徒歩8分、

    茗台中学校と同じビル隣りの入口から7階へ

     文京区春日2‐9‐5

主 催:放射線被ばくを学習する会 http://bit.ly/2vY8n5y 

申込先:メール <anti-hibaku@ab.auone-net.jp>

  電話:090-3577-4844(ぬくしな)

    懇親会:終了後、茗荷谷駅前で2,000円程度。

参加費:1000円  チラシPDF http://bit.ly/2E8cMHH

 ◆元イスラエル兵士 ダニーネフセタイさんが語る

  6/1(土)「脱原発と平和」講演会と川越デモのお知らせ

 日 時:6月1日(土)開場13:30 開演14:00

 講演時間約1時間30分

 会 場:ウェスタ川越1階多目的ホールBCD

(JR、東武東上線川越駅西口から真っ直ぐ歩いて5分)

 主 催:さようなら原発川越の会

詳しくは下記ブログをご覧下さい

https://blogs.yahoo.co.jp/sayonara_nukeskawagoe

 後 援:川越市 川越市教育委員会

 連絡先:田中重仁法律事務所(049-226-6171)

  ※入場無料。

  講演会終了後、16時からデモ行進をします。

  第43回川越さよなら原発パレード

  出発:ウェスタ川越(川越駅徒歩10分)

  ウォーキング:脇田町交差点~緑地公園(1時間位)

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

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☆《事故情報編集部》より

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 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

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